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そう言えば第二次戦力外通告の期間って、日本シリーズ終了の翌日が期限に設定されています。それでも各球団一斉に(でもないですが)28日火曜日に発表が相次ぎました。しかも今現在、日本シリーズを戦っているタイガースからも、湯舟敏郎二軍投手コーチ退団の話とか。

日本シリーズを戦いながらも来シーズンを見据える。「チーム」と「球団」に分ければ作業は比較的楽かと思いますが、これら二者がほぼ一体化しているカープはうまく出来るかどうか心配です。



梅津ら戦力外=プロ野球・広島 時事ドットコム

広島は28日、梅津智弘投手、上村和裕捕手、松本高明内野手、迎祐一郎外野手と来季の契約を結ばないと発表した。久本祐一投手は11月に左肘手術を受ける予定で、来季は育成契約となる。

球団は、迎に担当未定のコーチ補佐、松本に球団スタッフ入りを打診した。梅津は現役続行を希望している。



松本高明といえばもう、昨年3月23日、雁の巣球場での対ホークス戦の試合前のアクシデント、をまず最初に取り上げなければいけない、かと思います。これ抜きには語れませんよねぇ。

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当日10:40頃には、ごく当たり前フィールディング練習に勤しんでました。

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その後は上本崇司を相手にティーバッティング。

しかしながら事故はその役1時間後。両チームのバッティング練習が終わり、試合直前の全体守備練習にn入った頃でした。突然ショート定位置付近で、左足首を押さえたままうずくまる松本高明。最初は捻挫か何かやっちゃったかな、とは思いましたが、自体はそれ以上に重大でした。

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前田智徳が神宮球場でアキレス腱断裂の重傷を負った際、ショートを守っていた池山隆寛は「ブチッという音が聞こえた」と証言していますが、内野スタンドからショート定位置付近では聞こえるはずもありませんでした。ただ、続々と集まってくる野手陣の姿に、尋常ならざる空気を感じました。

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さすがに一人で歩ける状態ではないらしく、森笠繁コーチにおんぶされてベンチへ。そして森笠コーチがベンチに消える直前に発したひと言「アキレス腱」。前年に指を骨折して、シーズンの半分近くを棒に振ってしまってただけに「またか」の印象は拭えませんでした。


しかし約半年後。もうそろそろウエスタンリーグ公式戦も終わり、と言う季節になって、松本高明は実戦復帰を果たしました。結果は空振り三振に終わってしまいましたがここから、首位を走るホークスを追い上げる、カープ二軍の怒涛の快進撃が始まった、と言っても過言ではありませんでした。

この日から、9月18日まで、2試合の雨天中止をはさんで8連勝。これが昨シーズンのカープ二軍の「最後の輝き」でもありました。19日以降、1引き分けをはさんで4連敗。一気に優勝争いから転落してしまい、最終的にはホークスに4ゲーム差をつけられての2位フィニッシュ。

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その連勝中、試合前の円陣で最後に中心にいるのは常に松本高明でした。徹底的に縁起担ぎをしたんでしょう。画像は9月中旬、阪神鳴尾浜球場での対タイガース戦。左画像は9月14日(阪神2-10広島)、右画像は15日(降雨ノーゲーム)でしたが、表情を見る限り、気力の充実を感じました。

彼の「全盛期」と言えばいつ頃になるのかな。出場試合数が多かったのは2005年あたり。松本高明が1番セカンド、オリックスバファローズから移籍してきた山崎浩司を2番ショート、と言う試合もあり「これで数年二遊間は大丈夫かな」とも思ったものです。東出輝裕がまだ外野やったりの時期。

マーティ・ブラウンが監督に就任し、東出・梵で二遊間を固定しだしたあたりから、徐々に出場試合数も減少、ここ3シーズンは一軍昇格すらもなくなり、さらには菊池涼介と言う今となっては)大物新人も加入。一軍に居場所はなくなってしまったようにも思います。後輩も続々、入団してましたし。

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そして約1年経過した今年の9月23日、由宇練習場での最終戦では最後のスターティングメンバー。結果は1打数ノーヒット1フォアボールで途中交代。試合後にはどことなく晴れやかな表情の松本高明の姿が見られました。この時点では通達はなかったかも知れません。ただ彼の表情はそうでした。

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今となってはよう何も言いません。おそらくこの時点で、梅津智弘も松本高明も、ある程度覚悟は出来ていたんでしょう。誰かに向けてのふたり揃っての記念撮影。そう言えば松本高明も、東京からご両親が来られれました。多分「最後になるかも知れない」みたいな話はしてたんでしょうね。

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そして、ご家族をグラウンドレベルに呼び寄せての、バックスクリーンを背に記念撮影。実質これが、私の撮影した「広島東洋カープ 背番号45 松本高明」の最後になってしまいました。


記事中では「球団スタッフ入りを打診」とありますが、マネージャーという話も聞こえてきてます。

この時期、各球団では次々に戦力外通告がなされ、12球団合同トライアウトでもお呼びがかからないまま、球界を去らざるを得ない選手が出てきます。そんな中でも、形はどうあれプロ野球に関わる仕事を続ける機会があるだけでも、十分に幸せなことと思います。いわばプロ野球界の輪廻転生。

選手ではなくなりますたが、今後のご多幸を祈らずにはおれません。


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2014.10.31 / Top↑
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