7月23日、東京ドームでの第85回都市対抗野球大会2回戦、対ホンダ戦。大会初の延長タイブレーク(13回裏ホンダサヨナラ勝ち)以来の、JR西日本硬式野球部の試合の観戦になりました。

21日火曜日からチームは関西遠征。大阪ガスとパナソニックとの練習試合(予定として把握出来たのはこの2試合だけ)を経て、今回の「第27回JRグループ硬式野球大会」を迎えました。

そう言えば今年、と言うか今シーズン、幾度となくJR西日本の試合を観戦に行ってはいますが「勝ち試合を見たことがない」と言う事実。都市対抗予選や、日本選手権予選は勝ち進んでいるだけに、典型的な「内弁慶」。チーム自体が若いということもありますが、そろそろよそ慣れしないとね、などと。

ただ、先の都市対抗野球、対ホンダ戦を見ても分かる通り、実力はついてます。あとは精神論になってしまいますが「ここ一番の気合」ではないでしょうか。

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何をそんなに舞い上がっていたのか、会場でもあるほっともっとフィールド神戸に到着したのは朝7:00過ぎ。いくら試合開始が早いとは言え、こんな時間に開門しているはずがありません。しかし、これを見て頂いても分かる通り、大会期間中はホント好転に恵まれました。正直暑かったです。

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7:40頃になって、ぼちぼちJR九州の選手が出てきて、球場前でストレッチ等を始めました。

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開場は07:55。数える程のお客さんしかいません。日曜日なので、JR西日本本社からの方も来られるかと思いましたがそうでもなかったです。応援団等はあまり期待してませんでしたが(笑)。

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これまで通りJR西日本を応援するか、それとも「赤いチーム」を応援するか悩ましいところ。そもそも私が社会人野球を観戦するようになったのは、野球部の応援歌「鉄路轟轟」が素晴らしかったのであって。そう言えば応援団の公式サイトがあったはずなんですが、更新されなくなってしまいましたね。

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両チームの試合前のフィールディング練習は7分間。その間にどれだけのノックを打って、どれだけのボールをキャッチするか。短時間集中型のこの練習形態、一度プロ野球でも導入してみては。



スターティングメンバー
先攻:九州旅客鉄道株式会社
1(三)只隈祐貴 (直方高→北九州市立大)
2(二)田村亮  (郡山高→関西大→JR西日本)
3(右)藤島琢哉 (延岡工業高~九州東海大)
4(指)集和博 (鹿児島実業高)
5(捕)中野滋樹 (柳ケ浦高~東洋大)
6(一)東向誠 (上宮太子高校)
7(遊)田中マルシオ敬三 (柳川高~東京農大)
8(左)中田一機 (福岡大大濠高~九州共立大)
9(中)田中允信 (福岡工業高~東亜大学)
P:濱野雅慎 (神戸西高~国士舘大学)

後攻:西日本旅客鉄道株式会社
1(左)春原直登 (佐久長聖高~関東学院大)
2(三)田中勇次 (鳴門工高~明治大学)
3(指)辻 亮太 (京都外大西高~創価大)
4(中)杉本裕太郎 (徳島商高~青山学院大)
5(左)松野 光 (南陽工高~日本文理大)
6(二)石嵜健人(如水館高~近代工学部)
7(一)金丸俊 (国士舘高~関西国際大)
8(捕)原田廣大 (東大阪大柏原高~近畿大)
9(遊)安田直人 (明徳義塾高~拓殖大)
P:湧川雄貴 (中部商業~愛知産業大学)

打者成績
1回表
只隈     2‐2から7球目を打ってライトフライ
田村     1‐0から2球目を打ってショートフライ
藤島     フルカウントから8球目を打ってショートライナー

1回裏
春原     2‐1から4球目を打ってライト前ヒット
田中     初球をピッチャー前送りバント
_     初球を打ってピッチャーゴロ、セカンドランナー挟殺
杉本     初球を打ってセカンドフライ

2回表 ※動画ありません
_     1‐2から5球目を空振り三振
中野     1‐1から3球目を打ってレフト線ツーベースヒット
東向     1‐2から4球目を打ってセンターフライ
田中マルシオ 2‐2から6球目を見逃し三振

2回裏
松野     初球を打ってセンターフライ
石嵜     0‐1から2球目を打ってショート後方ポテンヒット
金丸     ストレートのフォアボール
原田     1‐1から3球目を打ってショートゴロセカンド封殺
安田     1‐2から4球目を打ってピッチャーゴロ

3回表
中田     0‐2から3球目を空振り三振
田中充    1‐2から4球目を打ってセンター前ヒット
次打者只隈の2球目に田中充セカンド盗塁成功
只隈     2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ
田村     0‐2から3球目を見逃し三振

3回裏
春原     1‐2から5球目を打ってショートライナー
田中     3‐1から5球目を打ってサードゴロ
_     2‐2から5球目を打ってライト前ヒット
杉本     フルカウントから6球目を打ってショートライナー

4回表
藤島     初球を打ってセンターオーバーホームラン
西日本0‐1九州
_     0‐1から2球目を打ってセカンドライナー
中野     3‐1から5球目を選んでフォアボール
東向     1‐0から球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ

4回裏
松野     0‐1から2球目を打ってショートフライ
石嵜     0‐1から2球目を打ってライトフライ
金丸     2‐0から3球目を打ってレフトフライ

5回表
田中マルシオ 1‐0から2球目を打ってレフト前ヒット
中田     0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット、一塁ランナーはサードへ
田中充   1‐0から2球目をファースト前スクイズ
西日本0‐2九州
只隈     3‐1から5球目を打ってサードファウルフライ
田村     1‐0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
西日本0‐3九州
藤島     2‐2から5球目を打ってサードゴロ

5回裏
原田     0‐1から2球目を打ってセンターフライ
安田     0‐2から3球目を打ってファーストファウルフライ
春原     1‐1から3球目を打ってファーストゴロ

6回表
_     3‐1から5球目を打ってライトフライ
中野     2‐2から5球目を打ってレフト前ヒット
東向     初球を打ってライトフライ 
田中マルシオ 0‐2から5球目を打ってレフトフライ

6回裏
九州選手交代

レフト中田に代えて石橋拓朗 (佐賀学園高~愛知学院大)

田中     0‐2から4球目を打ってセンター前ヒット
_     2‐2から6球目を空振り三振
杉本     0‐2から4球目を空振り三振
次打者松野の3球目に田中セカンド盗塁成功、さらに6球目にワイルドピッチでサードへ
松野     フルカウントから8球目を空振り三振しかし振り逃げ一塁セーフ、サードランナーホームイン
西日本1‐3九州
次打者石嵜の4球目に松野セカンド盗塁成功
石嵜     フルカウントから8球目を打ってレフトフライ

7回表
石橋     1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ
田中充    1‐1から3球目を打ってレフト前ヒット
次打者只隈の2球目に田中充セカンド盗塁成功
只隈     1‐2から5球目を空振り三振
田村     1‐2から4球目を空振り三振

7回裏
金丸     0‐2から3球目を空振り三振
原田     2‐2から5球目を打ってサードゴロ
安田     初球を打ってサードゴロ 

8回表
藤島     1‐2から4球目を打ってファーストライナー
_     3‐1から5球目を選んでフォアボール
代走に小瀬戸雄大(長崎日大高~九州共立大)
中野     初球を打ってサードゴロダブルプレイ

8回裏
春原     1‐1から3球目を打ってレフトフライ
田中     2‐2から7球目を打ってサードゴロ
辻      初球を打ってショートフライ

9回表
東向     初球を打って左中間へのスリーベースヒット
田中マルシオ フルカウントから7球目を選んでフォアボール
次打者石橋の初球に田中マルシオセカンド盗塁成功
石橋     1‐1から3球目を打ってライトへ犠牲フライ
西日本1‐4九州
田中充    初球を打ってサードライナーダブルプレイ

9回裏
杉本     1‐1から3球目を打ってサード内野安打
松野の代打亀井優輝(東洋大姫路高~関西国際大学) 1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット、杉本はサードへ
石嵜     2‐2から5球目を打ってサードゴロセカンド封殺、サードランナーホームイン
西日本2‐4九州
金丸     初球を打ってレフトフライ 
原田の代打高木智大(福岡大大濠高~法政大) フルから7球目を打ってレフトフライ

九 000 120 001 4 H9 E0
西 000 001 001 2 H6 E0

投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
九州旅客鉄道株式会社
濱野  9   35 123  6  1  3  2  2

西日本旅客鉄道株式会社
湧川  9   35 129  9  3  5  4  3



JR西日本・湧川雄貴、JR九州・濱野雅慎。両チームのエース同士の真っ向勝負は両投手とも完投。それ以上に両チームとも、スターティングメンバーからほとんど選手を入れ替えませんでした。

連戦になるであろう決勝戦に選手、特にピッチャーを総動員すべく、この試合の行方をエースに託した、というところでしょうか、そんな思惑以上にナイスゲームだったと思います。

スタミナ十分そうに見えるその体型からどんどん投げ込んで来る湧川投手。毎回のようにランナーは出すものの、決してかわすわけではないピッチングはまさにエースそのもの 。

かたや濱野投手も、ストレートでねじ伏せる事はせず、絶妙のコントロールで的を絞らせないピッチング。人によって見方は様々かと思いますが、これも白熱の投手戦ではないでしょうか。

エースってどんな存在か?と言うはなしになってしまいますが。

負けられない試合に登板するのも確かにエースかも知れません。それとはまた別に「ここはこうなる予定だから、すまんけどこの試合は締めて欲しい」と言う試合に登板するのもまたエース。

試合数をこなしたり、勝ち星を稼ぐばかりがエースじゃない。ここは頼む、と言う試合に(結果はどうあれ)投げてこそのエースではないかと考えます。成績よりも存在感、じゃないですかね。

結果は濱野投手に軍配が上がりましたが、決して湧川投手も負けてなかったと思います。

全国に名の知れた名門社会人チーム「門鉄局」の壁はやはり厚かった。しかし、壊せない壁ではないはず。ぜひとも日本選手権、決勝戦まで勝ち進んで、この試合の再現を。


その前に、まずは初戦の対日本生命戦。観戦に行きます。


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2014.10.28 / Top↑
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