クライマックスシリーズファーストステージ第二戦 阪神タイガース0-0広島東洋カープ


最後まで勝てなかったですな。

もうあれこれ言ったところで「この後」はないんだからしゃーないんですが、今シーズン、繋いでた人を「出る人」にし、返すべき人を「つなぐ人」にしてしまったのが最大の原因じゃないですかね。

紆余曲折あったけども、2番3番を固定し続けたことで、昨年の数字よりも上回った。それを最後の最後に崩してしまった。クライマックスシリーズだからってんで、変に肩に力を入れてしまったのが最大の敗因。これじゃお得意の勢いも出ないし、試合のリズムも作れやしない。

7回表のワンアウト満塁。バッティングに期待をしてスターティングメンバーに入れた鈴木誠也ではあったけども、やっぱり荷は重すぎた感もある。タイガースの内野は前進守備。それにまんまと引っかかってしまった。いくら一軍にいるからとは言え、重圧を背負わせすぎたわ。


それ以前に、所詮はセントラルリーグ3位だった、てぇことですよ。

日本シリーズはセントラルリーグ優勝を決めて初めて語ることが出来るんだ。3位から日本一なんかおこがましいし馬鹿げてる。もっともっと、1000歩譲って「クライマックスシリーズ」をマツダスタジアムでやりたい」と思うのであれば、セ・リーグ優勝すればいいだけの話じゃないですかね。

今シーズン「勝たなければいけない試合」ってのはいくつかあったと思う。それをことごとく落としてきたから3位なのであって。そんなチームがこの土壇場に来て勝てる訳が無い。



今季限りの野村監督 残した課題は

広島はCSファーストステージで2連敗し、今季の戦いが終了。今季限りで退任する野村監督は「ここぞという場面でのあと1本、ここぞという試合で勝ち切ることに期待したい」と来年以降の課題を口にした。

レギュラーシーズンは残り2戦で1試合でも勝てば2位が決まるという状況まで持ち込みながら、2連敗で3位。CSでも1勝もできず、14年の戦いが終わった。

首位・巨人に1ゲーム差に迫り臨んだ9月2日からの天王山で3連敗したことが巨人独走を許してしまった最大の要因とも振り返っていた指揮官。勝負どころでの手痛い敗戦が目立つ1年だった。それでも「146試合戦ってよく頑張ってくれた。前半いいスタートを切ったことが印象に残っている」と今季の戦いぶりを称えた。



最後まで「課題」はクリア出来なかった。

ブラッド・エルドレッドを中心に、確かに得点力は上がった。ただ、それに頼り切ってしまった風もある。チームの雰囲気も良かった。ツイッターのタイムラインに流れてくる選手の画像、けっして暗い表情はなかった。ただ、その中に緊張感はあったか。俺が決めてやるんだという決意はあったか。

去年今年で、ポストシーズンの重圧を感じる事は出来たはずだ。ただ、今のカープにはそれをバットに乗せるだけの実力はまだない。どうやって重圧を力に変えたらいいか分からなかったんだろう。

一番いいのは野村謙二郎監督がビシッと締めるところは締めてくれれば、とは思ったけど、残念ながらそれはなかった。それどころか選手のいい雰囲気に溶け込もうとしてた。悪いことではないとは思うけど、監督らしさはなかったな。キャンプ中の、松山竜平にコブラツイストをかけてる場面とか。

野球の実力は大幅にアップした。万年5位のチームを曲がりなりにもここまで引き上げたんだから、その功績は称えようと思う。しかしながらそこにメンタル面は残念ながら付いて来なかった。練習で補えるものではないとは思うけど、まだ選手に「俺はこれだけやった」と言う自信が感じられない。

来シーズン、誰が一軍監督に就任するかは分からない。一部報道では「一両日中に就任要請」と言う記事も出てるけど、もう一度性根を入れて猛練習に目覚めてみるのもいいんじゃないか、と思う。練習に「これでいい」は絶対になりえないんだし。ただ、ぶっ壊れてもらっても困りますが。

ちなみに

昨日10月12日って何の日かって話なんですが、広島東洋カープ・野村謙二郎「選手」の引退試合の日(2005年)。そして9年経ってまた、ユニフォームを脱ぐことになりましたな。何の因果やら。


とにかく野村謙二郎「さん」、しばらく身も心も頭も休めてちょーだいな。


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2014.10.13 / Top↑
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