2014年の、広島東洋カープ、セントラルリーグの全144試合が終わりました。
セントラルリーグの、カープの公式戦が終わった、と言うだけで、カンジンカナメのペナントレースは9月26日の読売ジャイアンツ優勝で、とうに幕を閉じている。そこからはただ、クライマックスシリーズ進出を賭けた戦いのみに終始していた。良い事なのか悪い事なのかは未だに分からないまま。
しかしながら今年のセントラルリーグは、それこそカープ中心に回っていたと言っても過言ぢゃないくらいに、最後の最後まで、クライマックスシリーズ進出は阪神タイガースか広島東洋カープか、みたいな報道。挙げ句のはてには「負けられない戦い」とか何とか言うメディア報道が続いた。
煽りも正直鬱陶しかった。負けられない戦いがどうのとか。とうの昔に終わってるのに。もっと言ってしまえば、ペナントレースは最後の144試合全てが負けられない戦いのはず。その中で負けざるを得ない試合を何試合作るか、それを如何にして後々の糧にするかが勝負なのに、負けてるのに無駄に抗うわ、年を重ねても何の進歩もないわ、ではシーズンを勝ち抜けるわけがないんですよ。
監督就任時、カープイヤーブックにて「Aクラスとかクライマックスシリーズとかいうやつは去れ(表紙)」と豪語したのは誰あろう野村謙二郎監督本人のはず。当然ですよね。144試合もあってAクラス狙いとか、クライマックスシリーズ進出を争う、とかホント馬鹿げてますよ。
そして、今年もまた優勝を逃した。そして、野村謙二郎監督本人が「去れ」と言ってたクライマックスシリーズ進出争い。言ってしまえばまた今年も、残念ながらワンランク下の戦いになってしまいました。
「監督就任5年で2度もAクラスに入った」と書けば偉業っぽく聞こえるかも知れない。しかし、リーグ優勝絶対主義者から見れば「監督就任5年で2度のAクラスが限界だった」としか思えない。しかもそのAクラスは、最後の最後まで優勝を争って、そして最後に負けたAクラスじゃない。
ちょっと遅れて、ホークス優勝決定のシーンを録画で見た。松田の打球が飛んだ瞬間、膝まづいてしまったセカンドの原拓也、両脇を支えられて帰ってくる伊藤光、一点を見つめたまま動かない糸井の姿があまりにも強烈でした。いい試合だったけど、残りたった2試合で逃してしまったリーグ優勝。
勝手な考えだけど、あれが本来のリーグ戦であり、最後の最後まで優勝を争ったからこそ「次はCSでお返しする」と堂々と胸を張って言い切れるんではないでしょうか。負けても次がある、「残念ですがCSがあるから」などと言ってて、いつまでもリーグ優勝なんか出来んし、日本一もないですよ。
もちろん、森脇監督が一番悔しかったと思うけど、背筋を伸ばして、率先してナインを三塁後方に集めた。それだけ最後まで戦い抜いた選手一人一人が誇らしかったんでしょう。そしてあれが本来の「監督」の姿じゃないかな、とも思う。ホント、かっこよかったですよ。元からカッコいい人ですが。
これまでのカープの成績を考えるともの凄い好成績ではある。けども、これまでも優勝を目指してペナントレースを戦って来たわけだから、そして今年も優勝出来なかったんだから、例年通りの敗退。いくら最後に「頑張りました」とは言っても、優勝するかしないかで考えると負けは負け。
今年のカープは、昨年のメンバーからたいした補強もしなかった。昨年通りの戦いをすれば勝てると考えたんだろうな。けど昨年通り、終盤ギリギリになって全てが萎えてしまった。毎年のようにシーズン終盤に大失速。チーム全体に1シーズンを戦い抜く体力がないんだろうな、とは思います。
この辺りはチーム・球団全体が、故・三村敏之さんが監督をされてた頃からあまり変わってないような気もします。その当時は優勝争いの最中、勢い余って日本シリーズのチケット印刷の発注をかけた、みたいな笑い話とも取れる逸話もあったそうですが。
よく言われますが、クライマックスシリーズ進出によって「日本一になるチャンス」は残された、とされます。けど3位のまま日本一になったところで「日本一の3位チーム」と言う妙な肩書きがつくだけで「日本プロ野球界で最強」とはおこがましくて口に出来ませんよ。
ジャイアンツにも負け越して、タイガースにも負け越しているのに、さらにはセ・パ交流戦でも最下位に沈んでいるのに、何をもって「一番」とするのか。ぶっちゃけ、日本一への挑戦権は得たけれど内容は伴ってない、と言うような感じ。
ペナントレースは半年かけて144試合の予選をやってるわけじゃない。144試合は144試合で「優勝をかけた戦い」だったはず。選手は頑張ってくれたとは思いますが、周囲を取り巻くマスコミその他の環境が、それらをすっかり置き去りにしているような気もします。
もう一度、声を大にして。広島東洋カープは2014年セントラルリーグ3位です。優勝出来なかったんです。レギュラーシーズンで負けた悔しさは、クライマックスシリーズ如きでは晴らせません。
広島 野村監督 CSは本拠地開催ならずも誓った スポニチ
今季のレギュラーシーズン最終戦。広島は勝つか引き分けで球団初のCS本拠地開催を決めることができたが、マツダスタジアムを赤く染めたファンの願いは届かなかった。
先発の前田健は8回を10安打3失点。打線も5安打で1得点のみ。逆転負けで3位転落。試合後、前田健はベンチで動かず、じっとグラウンドを見つめ続けた。
試合後のセレモニーであいさつに立った野村監督は「きょうの試合、ぜひ勝って、マツダでCSを迎えたかったが、残念ながらこういう結果となり申し訳ありません」とファンに謝罪。その上で「CSではやってくれると思う。必ずマツダに帰ってくると信じて、頑張ってきます」と、日本シリーズ進出を誓っていた。
やれやれ・・・。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)
セントラルリーグの、カープの公式戦が終わった、と言うだけで、カンジンカナメのペナントレースは9月26日の読売ジャイアンツ優勝で、とうに幕を閉じている。そこからはただ、クライマックスシリーズ進出を賭けた戦いのみに終始していた。良い事なのか悪い事なのかは未だに分からないまま。
しかしながら今年のセントラルリーグは、それこそカープ中心に回っていたと言っても過言ぢゃないくらいに、最後の最後まで、クライマックスシリーズ進出は阪神タイガースか広島東洋カープか、みたいな報道。挙げ句のはてには「負けられない戦い」とか何とか言うメディア報道が続いた。
煽りも正直鬱陶しかった。負けられない戦いがどうのとか。とうの昔に終わってるのに。もっと言ってしまえば、ペナントレースは最後の144試合全てが負けられない戦いのはず。その中で負けざるを得ない試合を何試合作るか、それを如何にして後々の糧にするかが勝負なのに、負けてるのに無駄に抗うわ、年を重ねても何の進歩もないわ、ではシーズンを勝ち抜けるわけがないんですよ。
監督就任時、カープイヤーブックにて「Aクラスとかクライマックスシリーズとかいうやつは去れ(表紙)」と豪語したのは誰あろう野村謙二郎監督本人のはず。当然ですよね。144試合もあってAクラス狙いとか、クライマックスシリーズ進出を争う、とかホント馬鹿げてますよ。
そして、今年もまた優勝を逃した。そして、野村謙二郎監督本人が「去れ」と言ってたクライマックスシリーズ進出争い。言ってしまえばまた今年も、残念ながらワンランク下の戦いになってしまいました。
「監督就任5年で2度もAクラスに入った」と書けば偉業っぽく聞こえるかも知れない。しかし、リーグ優勝絶対主義者から見れば「監督就任5年で2度のAクラスが限界だった」としか思えない。しかもそのAクラスは、最後の最後まで優勝を争って、そして最後に負けたAクラスじゃない。
ちょっと遅れて、ホークス優勝決定のシーンを録画で見た。松田の打球が飛んだ瞬間、膝まづいてしまったセカンドの原拓也、両脇を支えられて帰ってくる伊藤光、一点を見つめたまま動かない糸井の姿があまりにも強烈でした。いい試合だったけど、残りたった2試合で逃してしまったリーグ優勝。
勝手な考えだけど、あれが本来のリーグ戦であり、最後の最後まで優勝を争ったからこそ「次はCSでお返しする」と堂々と胸を張って言い切れるんではないでしょうか。負けても次がある、「残念ですがCSがあるから」などと言ってて、いつまでもリーグ優勝なんか出来んし、日本一もないですよ。
もちろん、森脇監督が一番悔しかったと思うけど、背筋を伸ばして、率先してナインを三塁後方に集めた。それだけ最後まで戦い抜いた選手一人一人が誇らしかったんでしょう。そしてあれが本来の「監督」の姿じゃないかな、とも思う。ホント、かっこよかったですよ。元からカッコいい人ですが。
これまでのカープの成績を考えるともの凄い好成績ではある。けども、これまでも優勝を目指してペナントレースを戦って来たわけだから、そして今年も優勝出来なかったんだから、例年通りの敗退。いくら最後に「頑張りました」とは言っても、優勝するかしないかで考えると負けは負け。
今年のカープは、昨年のメンバーからたいした補強もしなかった。昨年通りの戦いをすれば勝てると考えたんだろうな。けど昨年通り、終盤ギリギリになって全てが萎えてしまった。毎年のようにシーズン終盤に大失速。チーム全体に1シーズンを戦い抜く体力がないんだろうな、とは思います。
この辺りはチーム・球団全体が、故・三村敏之さんが監督をされてた頃からあまり変わってないような気もします。その当時は優勝争いの最中、勢い余って日本シリーズのチケット印刷の発注をかけた、みたいな笑い話とも取れる逸話もあったそうですが。
よく言われますが、クライマックスシリーズ進出によって「日本一になるチャンス」は残された、とされます。けど3位のまま日本一になったところで「日本一の3位チーム」と言う妙な肩書きがつくだけで「日本プロ野球界で最強」とはおこがましくて口に出来ませんよ。
ジャイアンツにも負け越して、タイガースにも負け越しているのに、さらにはセ・パ交流戦でも最下位に沈んでいるのに、何をもって「一番」とするのか。ぶっちゃけ、日本一への挑戦権は得たけれど内容は伴ってない、と言うような感じ。
ペナントレースは半年かけて144試合の予選をやってるわけじゃない。144試合は144試合で「優勝をかけた戦い」だったはず。選手は頑張ってくれたとは思いますが、周囲を取り巻くマスコミその他の環境が、それらをすっかり置き去りにしているような気もします。
もう一度、声を大にして。広島東洋カープは2014年セントラルリーグ3位です。優勝出来なかったんです。レギュラーシーズンで負けた悔しさは、クライマックスシリーズ如きでは晴らせません。
広島 野村監督 CSは本拠地開催ならずも誓った スポニチ
今季のレギュラーシーズン最終戦。広島は勝つか引き分けで球団初のCS本拠地開催を決めることができたが、マツダスタジアムを赤く染めたファンの願いは届かなかった。
先発の前田健は8回を10安打3失点。打線も5安打で1得点のみ。逆転負けで3位転落。試合後、前田健はベンチで動かず、じっとグラウンドを見つめ続けた。
試合後のセレモニーであいさつに立った野村監督は「きょうの試合、ぜひ勝って、マツダでCSを迎えたかったが、残念ながらこういう結果となり申し訳ありません」とファンに謝罪。その上で「CSではやってくれると思う。必ずマツダに帰ってくると信じて、頑張ってきます」と、日本シリーズ進出を誓っていた。
やれやれ・・・。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


2014.10.07 / Top↑
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