さて、広島から戻ってきて、粛々と23日の試合分のまとめをやってたら、いきなりのこんな記事。もうカープ球団からも正式に発表がありましたが、ショックでもあり、寂しい限りであります。
広島内田2軍監督退任へ 阪神が入閣検討

広島内田順三2軍監督(67)が今季限りで退任する意思を固めていることがこの日、分かった。ウエスタン・リーグ最終戦のソフトバンク戦後、全体ミーティングで「最終戦をもってカープを離れる。(2軍監督就任後の)3年間はキツいことを言ってきたけど、強いカープを作りたい、その一心だった」とナインに伝えた。今日24日、松田オーナーにシーズン報告を行った後、正式表明する見込み。
現役13年、指導者で32年、プロ1年目から45年連続でユニホームを着続けた。巨人の1軍打撃コーチ時代には元オリックス清原や元ヤンキース松井のよき相談役になり、広島打撃コーチ時代にも現阪神新井などを開花させた。今季も中崎や戸田、鈴木誠といった若手を1軍に送り出し、同時に高橋や美間を辛抱強く指導した。(以下省略。画像は23日、横山竜士投手のセレモニー後)
内田監督で何かと語られるのが、駒澤大学からヤクルトアトムズ(現在のスワローズ)に入団以来、一年たりともユニフォームを脱いだことがない、と言う事。常に現場で選手を見続け、指導して来られました。いくら野球好きとは言え、こんな人はもう出てこないでしょう。
1983年から2014年まで、ただひたすら広島と東京の往復の生活。そして行く先々で何らかの「成果」を残して次に移られている。多分指導者としてはそれこそ五つ星ではないでしょうか。

内田監督といえば、未だに打撃投手をされていた事。練習開始前に選手がストレッチを行なってる横で、山本芳彦二軍サブマネージャーや水本勝己コーチを相手にだいたい20~30球程度のキャッチボール。もうこの時点からしてニコニコしてる。指導者云々よりも、ただの野球好きのおっちゃん。
人手不足と言う現実的な問題もあると思いますが、それ以上に「これが私のルーティンワーク、これをやらんと試合が始まった気がせん」と言わんばかりに投げる投げる(画像は7月18日鳴尾浜球場)。


たまたまそう言う場面を目にするのが、阪神鳴尾浜球場だからこうなるのは致し方ないんですが、バッティング練習が始またらもうじっとしてられない。よそのチームだろうがなんだろうかバッティング論議。中谷将大や一二三慎太に進歩が見られない八木裕コーチとかは参考になったかな、などと。

カープのバッティング練習ではお馴染みだった「内田順三打撃投手」。元ピッチャーでもないのにコントロールミスが全くない。山本芳彦マネージャー(高校の時はピッチャー)や森笠繁打撃コーチなどは未だに「あー、ごめん!」とか言ってるのに、そのコントロールは素晴らしかった(笑)。

とにかくじっとしてない。バットを片手にバッティングゲージの後ろにいたと思ったら、誰彼なしに捕まえてフォームの指導、時には自らトスをあげたり。まるっきり、寝ている時でも泳いでいるとすら言われるサメの如く「わし、止まったら死んじゃうんよ」と言わんばかりに精力的に動き回ってた。
ただ、バットは持ってても、自ら内外野に向けてノックをする、と言う事はなかった。おそらく、落合博満氏が「俺、ピッチャーのことは分からないから」と言ったように、守備その他のことは分からないし、口出しはしない、と言う信念だったんだろう。この辺り「俺は打撃コーチだから」と発言する所以か。

試合開始前の円陣でも、各コーチが支持を与えているのを、数歩引いたところから見つめている姿が印象的だった。コーチの指示が終わったところで短く何かをいう程度。あまり前には出なかった。
この辺の行動を見るにつけ「分からない」と言う事もない筈はないけど、いらぬ口出しをするより、全部を各担当コーチに任せることによって、それぞれに責任を持たそう、と言う考えもあったのかな。
「監督はコーチも指導しなければいけない」と言う内容の事が、落合博満氏の著書いもあったけど、それに似た事を、二軍監督としての3年間、なさってこられたのかな、とも思います。
その3年間で、カープ二軍は本当に強くなりました。某新聞の記事で「一区切りつけたかった」とありましたが、「こうすれば選手は育つから、チームは強くなるから」と言うのをカープに植え付けてくれたものと思います。監督としての期間は3ネネしたが、これだけでももう十分だと思います。
本当にありがとうございました。
「お早うございます」って挨拶したら、見ず知らずの私にも必ず返してくれました。事実22日の由宇練習場でもそうでした。 も し 鳴尾浜に行くようなことになったらこれまで通り「内田 監 督 、お早うございます」って声かけましょうか。これまで通り「よっ!」てな感じで手を挙げてくれそうですが。
まだ「カープ二軍監督を辞任」ですから、今後の可能性はいくらでもあります。とりあえずカープのユニフォームとはお別れ。フェニックスリーグは水本オジキ勝己コーチが指揮を執るそうです。
まだまだカープ二軍には楽しみがあります。選手が育っていく楽しみのほかに「チームが勝っていく楽しみ」を今一度感じさせてくれた内田監督にはただただ、感謝しかありません。
ありがとうございました―――――。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
広島内田2軍監督退任へ 阪神が入閣検討

現役13年、指導者で32年、プロ1年目から45年連続でユニホームを着続けた。巨人の1軍打撃コーチ時代には元オリックス清原や元ヤンキース松井のよき相談役になり、広島打撃コーチ時代にも現阪神新井などを開花させた。今季も中崎や戸田、鈴木誠といった若手を1軍に送り出し、同時に高橋や美間を辛抱強く指導した。(以下省略。画像は23日、横山竜士投手のセレモニー後)
内田監督で何かと語られるのが、駒澤大学からヤクルトアトムズ(現在のスワローズ)に入団以来、一年たりともユニフォームを脱いだことがない、と言う事。常に現場で選手を見続け、指導して来られました。いくら野球好きとは言え、こんな人はもう出てこないでしょう。
1983年から2014年まで、ただひたすら広島と東京の往復の生活。そして行く先々で何らかの「成果」を残して次に移られている。多分指導者としてはそれこそ五つ星ではないでしょうか。



内田監督といえば、未だに打撃投手をされていた事。練習開始前に選手がストレッチを行なってる横で、山本芳彦二軍サブマネージャーや水本勝己コーチを相手にだいたい20~30球程度のキャッチボール。もうこの時点からしてニコニコしてる。指導者云々よりも、ただの野球好きのおっちゃん。
人手不足と言う現実的な問題もあると思いますが、それ以上に「これが私のルーティンワーク、これをやらんと試合が始まった気がせん」と言わんばかりに投げる投げる(画像は7月18日鳴尾浜球場)。




たまたまそう言う場面を目にするのが、阪神鳴尾浜球場だからこうなるのは致し方ないんですが、バッティング練習が始またらもうじっとしてられない。よそのチームだろうがなんだろうかバッティング論議。中谷将大や一二三慎太に進歩が見られない八木裕コーチとかは参考になったかな、などと。




カープのバッティング練習ではお馴染みだった「内田順三打撃投手」。元ピッチャーでもないのにコントロールミスが全くない。山本芳彦マネージャー(高校の時はピッチャー)や森笠繁打撃コーチなどは未だに「あー、ごめん!」とか言ってるのに、そのコントロールは素晴らしかった(笑)。



とにかくじっとしてない。バットを片手にバッティングゲージの後ろにいたと思ったら、誰彼なしに捕まえてフォームの指導、時には自らトスをあげたり。まるっきり、寝ている時でも泳いでいるとすら言われるサメの如く「わし、止まったら死んじゃうんよ」と言わんばかりに精力的に動き回ってた。
ただ、バットは持ってても、自ら内外野に向けてノックをする、と言う事はなかった。おそらく、落合博満氏が「俺、ピッチャーのことは分からないから」と言ったように、守備その他のことは分からないし、口出しはしない、と言う信念だったんだろう。この辺り「俺は打撃コーチだから」と発言する所以か。


試合開始前の円陣でも、各コーチが支持を与えているのを、数歩引いたところから見つめている姿が印象的だった。コーチの指示が終わったところで短く何かをいう程度。あまり前には出なかった。
この辺の行動を見るにつけ「分からない」と言う事もない筈はないけど、いらぬ口出しをするより、全部を各担当コーチに任せることによって、それぞれに責任を持たそう、と言う考えもあったのかな。
「監督はコーチも指導しなければいけない」と言う内容の事が、落合博満氏の著書いもあったけど、それに似た事を、二軍監督としての3年間、なさってこられたのかな、とも思います。
その3年間で、カープ二軍は本当に強くなりました。某新聞の記事で「一区切りつけたかった」とありましたが、「こうすれば選手は育つから、チームは強くなるから」と言うのをカープに植え付けてくれたものと思います。監督としての期間は3ネネしたが、これだけでももう十分だと思います。
本当にありがとうございました。
「お早うございます」って挨拶したら、見ず知らずの私にも必ず返してくれました。事実22日の由宇練習場でもそうでした。 も し 鳴尾浜に行くようなことになったらこれまで通り「内田 監 督 、お早うございます」って声かけましょうか。これまで通り「よっ!」てな感じで手を挙げてくれそうですが。
まだ「カープ二軍監督を辞任」ですから、今後の可能性はいくらでもあります。とりあえずカープのユニフォームとはお別れ。フェニックスリーグは水本オジキ勝己コーチが指揮を執るそうです。
まだまだカープ二軍には楽しみがあります。選手が育っていく楽しみのほかに「チームが勝っていく楽しみ」を今一度感じさせてくれた内田監督にはただただ、感謝しかありません。
ありがとうございました―――――。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。


2014.09.27 / Top↑
<<2014年のウエスタンリーグ他:観戦成績最終報告と言う名のリンク集 | Home |
それぞれの思いを一投一打に ウエスタンリーグ公式戦 広島東洋カープ対福岡ソフトバンクホークス 最終戦 試合編>>
| Home |