9月20日 広島東洋カープ3-1横浜DeNAベイスターズ
昨日の大阪は雲行きも怪しく、日中は肌寒い一日、ではありましたが、広島は絶好の野球日和だったようで何よりでございました。ああいう天気を見てると、やっぱり野球ってのは外でやるもん観るもんだなぁ、何度と思った次第。そこでしかやれない試合、となるとドームでもいいとは思いますが。
特に天然芝の球場ってのはナイトゲームよりもデーゲームの方が映えますな。「緑輝くグランドに」とは言いますが、火を吐く好ゲームってのは緑輝くグラウンドの上で行われるもの。
その事を考えたら、昨日のカープ対ベイスターズは、優勝争い云々抜きで、いい試合だったと思います。ベイスターズ井納翔一、カープ福井優也、お互いヨッタヨタしながらも俗に言う「クオリティスタート」。あまりこの言葉自体は好きではないですが、先発ピッチャーであればこれくらい投げないと。
で、問題のカープの2番手は中崎翔太。まさか中田廉か、とは思ったけど、さすがにされだけ打ち込まれた中で「彼しかいない」とは言いつつも、これだけ競った展開であれば投入させ辛いだろう。出場選手登録は全く動きがなかったけど、ぶっちゃけ、出場選手登録したままベンチ入りから外すことも出来るし、入れていると思わせておいて完全休養を取らす事も出来る。とにかく休ませてやらんと。
その中崎翔太が会をまたいでの登板。本来ならここで小野淳平とかでもいいんだろうけど、中崎翔太が登板した、と言うかベンチが続投させた。本来なら1イニングずつで切ってもいいんだろうけど、そこまで篠田純平・小野淳平が信頼を得てないって事なんだろうか。
これがカープ首脳陣の、強いて言えば野村謙二郎監督のダメなところであり、就任以来何一つ変わってないところ。ビハインドの場面での「お試し」があるんなら、僅少差リードでの「お試し」があってもいいだろう。高卒ルーキーでもあるまいし、曲がりなりにも何年もプロ野球の世界にいるんだし。
福井優也が中7日で、大瀬良大地が中5日だった意味は分からない。もちろん入れ替えたらお互い中6日で投げれたんだろうけど、この辺りの事情は知る由もない。ただ6回7回まで先発ピッチャーに投げて欲しいのであれば、その次もしっかり用意しておかないと。
「調子のいいものからどんどん起用していく」のが野村謙二郎監督の心情なんだろうけど、今はその「調子のいいもの」が満足にいない状態だ。ならばなおさらしっかりと「登板計画」を立てておかないと。もちろん、先発ピッチャーを長いイニング、投げさせた上での「計画」であって欲しいんですが。
―――――それよりも何よりも気になったことが一つ。
2回裏が始まる前に、放送席でこんなやりとりがあった。異常なまでに煩わしかった。
実況・広島ホームテレビ榮真樹アナ:今日も超満員のMAZDA Zoom Zoomスタジアムです。北別府さんこのあたりもカープファンは逆転優勝を諦めてないですね。
解説のカープOB・北別府学氏:うーんまぁそんな方もいらっちゃると思いますが、ゲーム差とマジックを見るとね、なかなか厳しいものがありますが、ただまぁ、ファンとすれば優勝が全てぢゃないですから、2位でもいい、2位で終わってくれるのを願ってる方も多いとは思いますけどね。3位まで(クライマックスシリーズ進出の)権利はあるわけですから。
――――以下省略。
正直、北別府氏も日和ったと言うか腑抜けてしまったなぁ、と言う印象。そもそもまだペナントレースは終わってないのに、リーグ優勝も決まってないのに、何でいきなり2位の話しかせんのかね。
確かにゲーム差は開いてしまった、と言うよりも突き放されてしまったと言う方がいい。突き放されてしまったのは誰が悪いわけでもない、カープが弱いから負けたんですよ、突き放されたんですよ。
ゲーム差をつけられたからと言って「2位でいいや」的な考えは絶対にありえない。だいたいからして「○○でいい」と思ってたらその○○にすらなれないこともある。カープ首脳陣がどう考えてるか分からないけど、息を吹き返したタイガースに背中をツンツンされている。尻にも火がついている。
確かに追いつけない、追い抜けない数字かも知れないけど、最後まで優勝を考えて戦うのが「ペナントレース」の意義じゃないか。クライマックスシリーズ狙いで優勝を放棄してしまったら、それはもうペナントレースでも何でもない。現在2位であろうが3位であろうがそれは「消化試合」ですよ。
北別府氏が現役の頃は「絶対優勝」みたいなのがあってそれこそ「2位以下はクズ」みたいな風潮があったように思う。だから余計に優勝の価値が高かった。その高い価値を目指して、現役時代戦っていたOBが「2位でいいと思ってる人もいるはず」ってのはちょっと残念だった。
2位や3位ってのは、最後まで散々優勝を争って争って、そして落ちての結果でないといけない。144試合のペナントレースはけっして2位や3位を狙うもんじゃない。優勝を狙う為のものだ。
別に、チームのOBがファンを煽れ、と言ってるわけではない。ただ勝負の世界にいた人が(多分)テレビ受けを狙って言った言葉、だとしても何か残念と言うか何と言うか、ではあります。
観てるか観てないか分からないけど、カープOBの発言として選手はどう思うだろうね。そしてこれをすぐ横で聞いてた榮真樹アナウンサーの、本心はどうだったんだろう。
そもそも広島ホームテレビのカープ中継は「勝ちグセ」ってサブタイトルが付いてるのに。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)

昨日の大阪は雲行きも怪しく、日中は肌寒い一日、ではありましたが、広島は絶好の野球日和だったようで何よりでございました。ああいう天気を見てると、やっぱり野球ってのは外でやるもん観るもんだなぁ、何度と思った次第。そこでしかやれない試合、となるとドームでもいいとは思いますが。
特に天然芝の球場ってのはナイトゲームよりもデーゲームの方が映えますな。「緑輝くグランドに」とは言いますが、火を吐く好ゲームってのは緑輝くグラウンドの上で行われるもの。
その事を考えたら、昨日のカープ対ベイスターズは、優勝争い云々抜きで、いい試合だったと思います。ベイスターズ井納翔一、カープ福井優也、お互いヨッタヨタしながらも俗に言う「クオリティスタート」。あまりこの言葉自体は好きではないですが、先発ピッチャーであればこれくらい投げないと。
で、問題のカープの2番手は中崎翔太。まさか中田廉か、とは思ったけど、さすがにされだけ打ち込まれた中で「彼しかいない」とは言いつつも、これだけ競った展開であれば投入させ辛いだろう。出場選手登録は全く動きがなかったけど、ぶっちゃけ、出場選手登録したままベンチ入りから外すことも出来るし、入れていると思わせておいて完全休養を取らす事も出来る。とにかく休ませてやらんと。
その中崎翔太が会をまたいでの登板。本来ならここで小野淳平とかでもいいんだろうけど、中崎翔太が登板した、と言うかベンチが続投させた。本来なら1イニングずつで切ってもいいんだろうけど、そこまで篠田純平・小野淳平が信頼を得てないって事なんだろうか。
これがカープ首脳陣の、強いて言えば野村謙二郎監督のダメなところであり、就任以来何一つ変わってないところ。ビハインドの場面での「お試し」があるんなら、僅少差リードでの「お試し」があってもいいだろう。高卒ルーキーでもあるまいし、曲がりなりにも何年もプロ野球の世界にいるんだし。
福井優也が中7日で、大瀬良大地が中5日だった意味は分からない。もちろん入れ替えたらお互い中6日で投げれたんだろうけど、この辺りの事情は知る由もない。ただ6回7回まで先発ピッチャーに投げて欲しいのであれば、その次もしっかり用意しておかないと。
「調子のいいものからどんどん起用していく」のが野村謙二郎監督の心情なんだろうけど、今はその「調子のいいもの」が満足にいない状態だ。ならばなおさらしっかりと「登板計画」を立てておかないと。もちろん、先発ピッチャーを長いイニング、投げさせた上での「計画」であって欲しいんですが。
―――――それよりも何よりも気になったことが一つ。
2回裏が始まる前に、放送席でこんなやりとりがあった。異常なまでに煩わしかった。
実況・広島ホームテレビ榮真樹アナ:今日も超満員のMAZDA Zoom Zoomスタジアムです。北別府さんこのあたりもカープファンは逆転優勝を諦めてないですね。
解説のカープOB・北別府学氏:うーんまぁそんな方もいらっちゃると思いますが、ゲーム差とマジックを見るとね、なかなか厳しいものがありますが、ただまぁ、ファンとすれば優勝が全てぢゃないですから、2位でもいい、2位で終わってくれるのを願ってる方も多いとは思いますけどね。3位まで(クライマックスシリーズ進出の)権利はあるわけですから。
――――以下省略。
正直、北別府氏も日和ったと言うか腑抜けてしまったなぁ、と言う印象。そもそもまだペナントレースは終わってないのに、リーグ優勝も決まってないのに、何でいきなり2位の話しかせんのかね。
確かにゲーム差は開いてしまった、と言うよりも突き放されてしまったと言う方がいい。突き放されてしまったのは誰が悪いわけでもない、カープが弱いから負けたんですよ、突き放されたんですよ。
ゲーム差をつけられたからと言って「2位でいいや」的な考えは絶対にありえない。だいたいからして「○○でいい」と思ってたらその○○にすらなれないこともある。カープ首脳陣がどう考えてるか分からないけど、息を吹き返したタイガースに背中をツンツンされている。尻にも火がついている。
確かに追いつけない、追い抜けない数字かも知れないけど、最後まで優勝を考えて戦うのが「ペナントレース」の意義じゃないか。クライマックスシリーズ狙いで優勝を放棄してしまったら、それはもうペナントレースでも何でもない。現在2位であろうが3位であろうがそれは「消化試合」ですよ。
北別府氏が現役の頃は「絶対優勝」みたいなのがあってそれこそ「2位以下はクズ」みたいな風潮があったように思う。だから余計に優勝の価値が高かった。その高い価値を目指して、現役時代戦っていたOBが「2位でいいと思ってる人もいるはず」ってのはちょっと残念だった。
2位や3位ってのは、最後まで散々優勝を争って争って、そして落ちての結果でないといけない。144試合のペナントレースはけっして2位や3位を狙うもんじゃない。優勝を狙う為のものだ。
別に、チームのOBがファンを煽れ、と言ってるわけではない。ただ勝負の世界にいた人が(多分)テレビ受けを狙って言った言葉、だとしても何か残念と言うか何と言うか、ではあります。
観てるか観てないか分からないけど、カープOBの発言として選手はどう思うだろうね。そしてこれをすぐ横で聞いてた榮真樹アナウンサーの、本心はどうだったんだろう。
そもそも広島ホームテレビのカープ中継は「勝ちグセ」ってサブタイトルが付いてるのに。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


2014.09.21 / Top↑
| Home |