9月17日 広島東洋カープ7-9読売ジャイアンツ
もう完全に、前の記事の編集と動画アップロードその他で、この試合のテレビ観戦は、横目でチラチラ状態になってました。幸いにも昨日木曜日に、一軍の試合がなかったので見てたんですが。
あれやこれや言いながらも、ジャイアンツの底力を見せられたような気もしますよ。よく相撲などで土俵際での逆転勝利などを「二枚腰」などと言いますが、この試合に関しては3度リードされて3度追いついて逆転。二枚三枚どころか「四枚」の粘り腰。ここまでやられるとさすがに参りましたとしか。
けど、カープ首脳陣がそれを言ったらイカンよな。石井琢朗コーチ。
しかし強いチームは接戦に強い、とは言われるけど、本当にそうなんだろうな、と思わせる試合。1回裏に4点はもらえたけど、2回以降はその4点がまるっきりなかったような展開。2回表にカープは同じようにワイルドピッチとかやらかしてるけど、これなんかもうジャイアンツのプレッシャー。
デュアンテ・ヒースも、ボチボチぼろが出だしたかな。ボロというよりもストレートのコントロールの悪さ。ナックルカーブのキレの良さがクローズアップされているけど、来日初登板の対バファローズ戦、そしてJABA広島大会ではぶっちゃけ「こんなもの」だった。
2回表の連続フォアボール。ナックルカーブこそ際どいところをボール判定されたけど、あとのストレートはもう、どこに行くかわからない状態。ランナー二塁で力が入ってしまったんだろうけど。そして小林誠司に相対した時はもう、そのナックルカーブすらままならなくなっていた。
掘り出し物とかなんとか言われてるけど、やはり来るのが遅かった、と言わざるを得ないかな。勝負どころでこんなピッチングするんだし。辛うじて同点でマウンドを降りたけど、これじゃあ「仕事出来ました」とは言えない。いずれにしろ矢野謙次のタイムリーヒットが余計だった。
確かにジャイアンツ、けが人やら不調やらで、スターティングメンバーすらコロコロ変わるような状態が一時期あった。それは多分今もお変わってないんだと思うけど、その場その場のチーム状況を、原辰徳監督がしっかり把握し、その考えが選手に浸透している。そう言うふうに見える。
だから接戦にも強いチームが出来ている。重量打線が何かとクローズアップされるけど、影を潜めている。勝つ為にどうすればいいか、チーム全体で、高いレベルで考えている。カープも考えてるんだろうけど、これまで弱かったので、いざ高いレベルに放り込まれるとどうしていいかわからない。
だからひとつハマれば、それを繰り返し繰り返し使い続けて、選手が疲弊していく。
そして、投入する、信頼するリリーフ陣はことごとく炎上。あれだけ持て囃された「投手力」はどこへやら、いつの間にかジャイアンツどころかドラゴンズにもチーム防御率は追い越された。
中田廉なんざもう、明らかに疲労が蓄積している。ここまで出場選手登録抹消はなし。登板間隔に気を付けながら、気を使いながら投げさせてはいるけども、ベンチ入りメンバーから外れた形跡はない。
当然ベンチ入りから外れてないと言う事は、多かれ少なかれブルペンで準備はしているだろう。もうそう言うルーティンワークになっているんだろうけど、それだけでも疲労は溜まっていく。登板機会があろうがなかろうが、リリーフピッチャーはそう言うもんなんだろうな、とは思いますが。
これまで頑張ってきたんだから、もうひと踏ん張りしてくれ、と言うカープ首脳陣の思惑は分からないでもない。けど、過去4シーズン、野村謙二郎監督はそうやってリリーフピッチャーを潰してきた。プロ入りして初めて、1年間フルにベンチに入っているんだから、疲れがたまらないわけはないんだ。
それもこれも、こだわりすぎた結果、ではなかろうか。
どうでもいい話ですが、昨日18日のこの試合の記事において、ちょっと前の原辰徳監督のコメントとして「我慢と躊躇は根本的に違う。我慢は、時が来るまで力を温存する前向きな行為。躊躇は、自分と選手を信じられない恥ずべき行為だ」と言うのがあった。
今シーズンここまで、登板試合数15試合以下のリリーフピッチャーは池ノ内亮介1試合、今村猛17試合、上野弘文1試合、梅津智弘11試合、河内貴哉12試合、 西原圭大11試合、ザック・フィリップス9試合、横山竜士6試合と、これだけいる。あまりにも偏りすぎてはいないか。
外国人選手の出場選手登録の都合、ちょっとした間つなぎ、そんな出場選手登録が多すぎる。確かにピッチング内容が悪い等の理由もあろうけど、主力と思える選手に、いくらかの休息をとらす意味でも、もっともっと頻繁に、そして一定期間、リリーフピッチャーはベンチに置いておくべきだった。
例えば池ノ内亮介。7月15日に出場選手登録、27日に抹消。登板はたった1試合1イニング。その間の中田廉といえば5試合5回2/3登板。それまでの信頼度の問題、と言ってしまえばそれまでだけども、こんな起用法のどこが「全員で戦う」なんだ。ちゃんちゃらおかしいわ。
主力だから休ませる、そうじゃないから酷使する、ではないけども、みな主力ではないところから、実績を積み上げてそれこそ成り上がって行ってる。今村猛の話の際に持ち出した紀藤真琴なんかその典型ですよ。もちろんその裏には、当時のカープ首脳陣の「思い切り」があったと思いますが。
力をつけた、力を持った、と思うのであれば、その選手を中心に据えつつ、実績のない、もしくは数字の上がらない選手を躊躇なく使う。意味合いは大きく違うと思うけど「数字が上がってない、どうしよう」そう言う迷いの挙げ句、数字をあげてた選手を使って失敗、の繰り返し。
そのツケを、中田廉は払わされ続けている、ように思う。
誰か立て替えてやってくれぬか・・・・。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)
もう完全に、前の記事の編集と動画アップロードその他で、この試合のテレビ観戦は、横目でチラチラ状態になってました。幸いにも昨日木曜日に、一軍の試合がなかったので見てたんですが。
あれやこれや言いながらも、ジャイアンツの底力を見せられたような気もしますよ。よく相撲などで土俵際での逆転勝利などを「二枚腰」などと言いますが、この試合に関しては3度リードされて3度追いついて逆転。二枚三枚どころか「四枚」の粘り腰。ここまでやられるとさすがに参りましたとしか。
けど、カープ首脳陣がそれを言ったらイカンよな。石井琢朗コーチ。
しかし強いチームは接戦に強い、とは言われるけど、本当にそうなんだろうな、と思わせる試合。1回裏に4点はもらえたけど、2回以降はその4点がまるっきりなかったような展開。2回表にカープは同じようにワイルドピッチとかやらかしてるけど、これなんかもうジャイアンツのプレッシャー。
デュアンテ・ヒースも、ボチボチぼろが出だしたかな。ボロというよりもストレートのコントロールの悪さ。ナックルカーブのキレの良さがクローズアップされているけど、来日初登板の対バファローズ戦、そしてJABA広島大会ではぶっちゃけ「こんなもの」だった。
2回表の連続フォアボール。ナックルカーブこそ際どいところをボール判定されたけど、あとのストレートはもう、どこに行くかわからない状態。ランナー二塁で力が入ってしまったんだろうけど。そして小林誠司に相対した時はもう、そのナックルカーブすらままならなくなっていた。
掘り出し物とかなんとか言われてるけど、やはり来るのが遅かった、と言わざるを得ないかな。勝負どころでこんなピッチングするんだし。辛うじて同点でマウンドを降りたけど、これじゃあ「仕事出来ました」とは言えない。いずれにしろ矢野謙次のタイムリーヒットが余計だった。
確かにジャイアンツ、けが人やら不調やらで、スターティングメンバーすらコロコロ変わるような状態が一時期あった。それは多分今もお変わってないんだと思うけど、その場その場のチーム状況を、原辰徳監督がしっかり把握し、その考えが選手に浸透している。そう言うふうに見える。
だから接戦にも強いチームが出来ている。重量打線が何かとクローズアップされるけど、影を潜めている。勝つ為にどうすればいいか、チーム全体で、高いレベルで考えている。カープも考えてるんだろうけど、これまで弱かったので、いざ高いレベルに放り込まれるとどうしていいかわからない。
だからひとつハマれば、それを繰り返し繰り返し使い続けて、選手が疲弊していく。
そして、投入する、信頼するリリーフ陣はことごとく炎上。あれだけ持て囃された「投手力」はどこへやら、いつの間にかジャイアンツどころかドラゴンズにもチーム防御率は追い越された。
中田廉なんざもう、明らかに疲労が蓄積している。ここまで出場選手登録抹消はなし。登板間隔に気を付けながら、気を使いながら投げさせてはいるけども、ベンチ入りメンバーから外れた形跡はない。
当然ベンチ入りから外れてないと言う事は、多かれ少なかれブルペンで準備はしているだろう。もうそう言うルーティンワークになっているんだろうけど、それだけでも疲労は溜まっていく。登板機会があろうがなかろうが、リリーフピッチャーはそう言うもんなんだろうな、とは思いますが。
これまで頑張ってきたんだから、もうひと踏ん張りしてくれ、と言うカープ首脳陣の思惑は分からないでもない。けど、過去4シーズン、野村謙二郎監督はそうやってリリーフピッチャーを潰してきた。プロ入りして初めて、1年間フルにベンチに入っているんだから、疲れがたまらないわけはないんだ。
それもこれも、こだわりすぎた結果、ではなかろうか。
どうでもいい話ですが、昨日18日のこの試合の記事において、ちょっと前の原辰徳監督のコメントとして「我慢と躊躇は根本的に違う。我慢は、時が来るまで力を温存する前向きな行為。躊躇は、自分と選手を信じられない恥ずべき行為だ」と言うのがあった。
今シーズンここまで、登板試合数15試合以下のリリーフピッチャーは池ノ内亮介1試合、今村猛17試合、上野弘文1試合、梅津智弘11試合、河内貴哉12試合、 西原圭大11試合、ザック・フィリップス9試合、横山竜士6試合と、これだけいる。あまりにも偏りすぎてはいないか。
外国人選手の出場選手登録の都合、ちょっとした間つなぎ、そんな出場選手登録が多すぎる。確かにピッチング内容が悪い等の理由もあろうけど、主力と思える選手に、いくらかの休息をとらす意味でも、もっともっと頻繁に、そして一定期間、リリーフピッチャーはベンチに置いておくべきだった。
例えば池ノ内亮介。7月15日に出場選手登録、27日に抹消。登板はたった1試合1イニング。その間の中田廉といえば5試合5回2/3登板。それまでの信頼度の問題、と言ってしまえばそれまでだけども、こんな起用法のどこが「全員で戦う」なんだ。ちゃんちゃらおかしいわ。
主力だから休ませる、そうじゃないから酷使する、ではないけども、みな主力ではないところから、実績を積み上げてそれこそ成り上がって行ってる。今村猛の話の際に持ち出した紀藤真琴なんかその典型ですよ。もちろんその裏には、当時のカープ首脳陣の「思い切り」があったと思いますが。
力をつけた、力を持った、と思うのであれば、その選手を中心に据えつつ、実績のない、もしくは数字の上がらない選手を躊躇なく使う。意味合いは大きく違うと思うけど「数字が上がってない、どうしよう」そう言う迷いの挙げ句、数字をあげてた選手を使って失敗、の繰り返し。
そのツケを、中田廉は払わされ続けている、ように思う。
誰か立て替えてやってくれぬか・・・・。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


2014.09.19 / Top↑
ひが
とてもわかりやすくて、いい記事でした。
確かにGは一軍二軍のメンバーの入れ替えがうまいし、二軍で好調な選手を上ですぐに使いますよね。これって選手のやる気を刺激するだけかと思っていましたが、確かにブルペンやベテランの休息にもなります。こういう小さいことの積み重ねが去年や今年の9月以降の戦いの方の差にになっているのですね。
確かにGは一軍二軍のメンバーの入れ替えがうまいし、二軍で好調な選手を上ですぐに使いますよね。これって選手のやる気を刺激するだけかと思っていましたが、確かにブルペンやベテランの休息にもなります。こういう小さいことの積み重ねが去年や今年の9月以降の戦いの方の差にになっているのですね。
2014/09/20 Sat 08:44 URL [ Edit ]
苦行僧
コメントありがとうございます。
カープって「あの日良かったから、ここが良かったから」ってんで延々選手を使い続けて疲弊させて、最後の最後に失速、を繰り返してますからね。本当に終盤の戦いを見据えているのであれば、シーズン序盤から考えておかないと、とは思います。
カープって「あの日良かったから、ここが良かったから」ってんで延々選手を使い続けて疲弊させて、最後の最後に失速、を繰り返してますからね。本当に終盤の戦いを見据えているのであれば、シーズン序盤から考えておかないと、とは思います。
2014/09/20 Sat 13:20 URL [ Edit ]
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