9月12日 阪神タイガース8-2広島東洋カープ
昨年8月下旬、ジャイアンツに3つ叩かれ、一気に失速していったタイガース。かたやカープは、9月中旬にジャイアンツを3つ叩き、一気に駆け上がっていった印象があります。何にせよ「ジャイアンツ」が両チームのキーワードであり、何が何でも叩いておかなければいけない相手、ではありますが。
そして今年も同じような時期に、ジャイアンツとの対戦が組まれた両チーム。結果は揃いも揃って3連敗。あれだけ毎年毎年「ジャイアンツが~ジャイアンツが」と言ってる割には、肝心な所で星を落とす。そして当のジャイアンツは、落ちてきそうで落ちて来ない。
もっとも、落ちてくるのを待ってても無駄なんだから、自分らの手で引き摺り下ろさなければいけないのに、自ら放棄していると言うよりも、皆勝負どころと睨んでいた8月以降、もっと細かく言えば8月8日以降、ジャイアンツは3連敗がない。これが「強者の底力」というべきか。
そんな「底力」を見せつけられた後のタイガースとカープの試合、ではありますが。
「カード初戦勝てない病」が再発したのか、ジャイアンツにマジックナンバーが再点灯してしまったプレッシャーなのか、カープはいきなりぎこちない攻めになってしまった。
ノーアウト満塁で無得点。これまでに散々見てきた「ノーアウト満塁の大ピンチ」ではあるけど、その無得点の原因が「ピッチャーゴロ」ではどうしようもない。打って先制点を挙げて「勢い」をつけたかったんだろうけど、もう残り20試合を切った現状、1得点が糧になり、1失点が致命傷になる。
クリーンアップ、しかも四番打者なんだから、打ってどうにかしようという気持ちは分からないでもない。その為のクリーンアップなんだから。ただ、4番だからスクイズバントをやってはいけない、送りバントをやってはいけない、と言うルールはどこにもない。むしろその方が意表を突いてていい、とも。
ただ、野村謙二郎監督にそんな考えは微塵もないんだろう。「勝つために手段を選ばず」と言うけど、ここまで来たら、1点を取るのにキレイもキタナイもない。打って点が入れば、それはそれでイイ事んだろうけど、実際問題打ててないし、あれだけ色んな所から出ていたホームランが出なくなった。
先のジャイアンツ3連戦、3日に前橋でライネル・ロサリオが放った10号ホームラン以来、パタッと打てなくなってしまっている。そりゃ、ホームランばかりが得点源ではないし、出る事に越したことはないけども、もう丸々十日出てないってのも気持ち悪い話ですよ。
理想なのは、散々タイムリーヒットで得点を重ねておいて最後は「止めの一発」。これが一番効果的。4回裏のタイガースの攻撃はそれに限りなく近いものがあった。最後は藤浪晋太郎のツーベースヒットではあったけど、その場の空気をかっさらっていくには効果的な「一発」だった。
ただ、今のカープには望むべくもない攻撃。つなぐ意識はいいんだけど、それが断ち切られてしまうと、最小得点、もっと酷くなると1回表みたいに無得点で終わってしまう。少なくとも1回表の松山竜平には「ここで一発ワシが決めちゃるけぇ」みたいな我侭さが欲しかった。
栗原健太以降「和製大砲育成」に苦しんでいるカープ。岩本貴裕も松山竜平も確かに長距離砲「候補」かも知れないけども、まだまだ雰囲気がない。ブラッド・エルドレッドの空振りじゃないけども「当たれば」みたいなのがあまり感じられない。何かやってくれるかも、と言う空気がない。
唯一その雰囲気があった會澤翼は負傷で出場不能。松山竜平や岩本貴裕には「なら俺が」みたいな考えをもっともっと全面に押し出していい。二軍とは言え、試合前のベンチで上半身裸になれるくらいのバカができるんだから、その馬鹿さ加減をどうにかしてバットに乗せて欲しいと思う。
しかし両チームとも相当カリカリしてるな。
広島・菊池の死球きっかけに警告試合に デイリースポーツ
死球をきっかけに、警告試合となった。
阪神が6‐1とリードした五回、2死無走者から藤浪が菊池の胸に死球を与えた。
うずくまった菊池をしばらくは広島トレーナーらが手当てしていた。このとき、広島ベンチからの何らかの言葉に反応したのか、阪神の山田バッテリーコーチ、中西投手コーチらがホームベース付近に飛び出し、広島ベンチをにらみつける場面があった。三塁側からは広島・野村監督も登場し、球場内は一時、不穏な空気が漂い、審判員が「警告試合」を告げた。
その後、手当てを終えた菊池は一塁に歩き、続く丸の安打で一、三塁としたが、広島はこの回無得点に終わった。
当たった当たってない当てた当ててないはもうしゃーないとしても、中西清起投手コーチと山田勝彦バッテリーコーチの登場の仕方を見てるともうやる気満々。歩き方なんか完全に喧嘩腰。
おそらく緒方孝市コーチが何か言うて、それに反応して出て行ったんだとは思いますが、暗黒期を知っている元タイガースファンとしては、まさか山田勝彦が鉄砲玉的存在になっているとは思ってもみませんでした。あそこで緒方孝市コーチが出て行かなければ警告試合にはならなんだろうな。
ちなみに私は、とある事情により中西清起投手コーチは「大嫌い」です。
そして最後は「キャッチャー・中東直己」と言う謎采配。野村謙二郎監督からしたら「いざと言う時のお試し」のつもりだったんだろうけど、見てる側からしたら「捨てている」としか言いようがない起用。
キャッチャーが何人もいるのに、なぜわざわざ外野手登録の選手をキャッチャーで起用する必要があるのか。これはもう以前からアレしてる「ポジション軽視」以外のナニモノでもない。
負けたのはもうしゃーないし、点差がついてしまったのも致し方ない。しかしながら「ゲームセット」の声がかかるまでの1分1秒たりとも、勝負への執着心と闘争心は見せるべきではないだろうかね。結局最後まで出場機会のなかった倉義和は、このシーンを見ながら何を思ったろうな。
正直、試合結果以上に残念ですわ。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)
昨年8月下旬、ジャイアンツに3つ叩かれ、一気に失速していったタイガース。かたやカープは、9月中旬にジャイアンツを3つ叩き、一気に駆け上がっていった印象があります。何にせよ「ジャイアンツ」が両チームのキーワードであり、何が何でも叩いておかなければいけない相手、ではありますが。
そして今年も同じような時期に、ジャイアンツとの対戦が組まれた両チーム。結果は揃いも揃って3連敗。あれだけ毎年毎年「ジャイアンツが~ジャイアンツが」と言ってる割には、肝心な所で星を落とす。そして当のジャイアンツは、落ちてきそうで落ちて来ない。
もっとも、落ちてくるのを待ってても無駄なんだから、自分らの手で引き摺り下ろさなければいけないのに、自ら放棄していると言うよりも、皆勝負どころと睨んでいた8月以降、もっと細かく言えば8月8日以降、ジャイアンツは3連敗がない。これが「強者の底力」というべきか。
そんな「底力」を見せつけられた後のタイガースとカープの試合、ではありますが。
「カード初戦勝てない病」が再発したのか、ジャイアンツにマジックナンバーが再点灯してしまったプレッシャーなのか、カープはいきなりぎこちない攻めになってしまった。
ノーアウト満塁で無得点。これまでに散々見てきた「ノーアウト満塁の大ピンチ」ではあるけど、その無得点の原因が「ピッチャーゴロ」ではどうしようもない。打って先制点を挙げて「勢い」をつけたかったんだろうけど、もう残り20試合を切った現状、1得点が糧になり、1失点が致命傷になる。
クリーンアップ、しかも四番打者なんだから、打ってどうにかしようという気持ちは分からないでもない。その為のクリーンアップなんだから。ただ、4番だからスクイズバントをやってはいけない、送りバントをやってはいけない、と言うルールはどこにもない。むしろその方が意表を突いてていい、とも。
ただ、野村謙二郎監督にそんな考えは微塵もないんだろう。「勝つために手段を選ばず」と言うけど、ここまで来たら、1点を取るのにキレイもキタナイもない。打って点が入れば、それはそれでイイ事んだろうけど、実際問題打ててないし、あれだけ色んな所から出ていたホームランが出なくなった。
先のジャイアンツ3連戦、3日に前橋でライネル・ロサリオが放った10号ホームラン以来、パタッと打てなくなってしまっている。そりゃ、ホームランばかりが得点源ではないし、出る事に越したことはないけども、もう丸々十日出てないってのも気持ち悪い話ですよ。
理想なのは、散々タイムリーヒットで得点を重ねておいて最後は「止めの一発」。これが一番効果的。4回裏のタイガースの攻撃はそれに限りなく近いものがあった。最後は藤浪晋太郎のツーベースヒットではあったけど、その場の空気をかっさらっていくには効果的な「一発」だった。
ただ、今のカープには望むべくもない攻撃。つなぐ意識はいいんだけど、それが断ち切られてしまうと、最小得点、もっと酷くなると1回表みたいに無得点で終わってしまう。少なくとも1回表の松山竜平には「ここで一発ワシが決めちゃるけぇ」みたいな我侭さが欲しかった。
栗原健太以降「和製大砲育成」に苦しんでいるカープ。岩本貴裕も松山竜平も確かに長距離砲「候補」かも知れないけども、まだまだ雰囲気がない。ブラッド・エルドレッドの空振りじゃないけども「当たれば」みたいなのがあまり感じられない。何かやってくれるかも、と言う空気がない。
唯一その雰囲気があった會澤翼は負傷で出場不能。松山竜平や岩本貴裕には「なら俺が」みたいな考えをもっともっと全面に押し出していい。二軍とは言え、試合前のベンチで上半身裸になれるくらいのバカができるんだから、その馬鹿さ加減をどうにかしてバットに乗せて欲しいと思う。
しかし両チームとも相当カリカリしてるな。
広島・菊池の死球きっかけに警告試合に デイリースポーツ
死球をきっかけに、警告試合となった。
阪神が6‐1とリードした五回、2死無走者から藤浪が菊池の胸に死球を与えた。
うずくまった菊池をしばらくは広島トレーナーらが手当てしていた。このとき、広島ベンチからの何らかの言葉に反応したのか、阪神の山田バッテリーコーチ、中西投手コーチらがホームベース付近に飛び出し、広島ベンチをにらみつける場面があった。三塁側からは広島・野村監督も登場し、球場内は一時、不穏な空気が漂い、審判員が「警告試合」を告げた。
その後、手当てを終えた菊池は一塁に歩き、続く丸の安打で一、三塁としたが、広島はこの回無得点に終わった。
当たった当たってない当てた当ててないはもうしゃーないとしても、中西清起投手コーチと山田勝彦バッテリーコーチの登場の仕方を見てるともうやる気満々。歩き方なんか完全に喧嘩腰。
おそらく緒方孝市コーチが何か言うて、それに反応して出て行ったんだとは思いますが、暗黒期を知っている元タイガースファンとしては、まさか山田勝彦が鉄砲玉的存在になっているとは思ってもみませんでした。あそこで緒方孝市コーチが出て行かなければ警告試合にはならなんだろうな。
ちなみに私は、とある事情により中西清起投手コーチは「大嫌い」です。
そして最後は「キャッチャー・中東直己」と言う謎采配。野村謙二郎監督からしたら「いざと言う時のお試し」のつもりだったんだろうけど、見てる側からしたら「捨てている」としか言いようがない起用。
キャッチャーが何人もいるのに、なぜわざわざ外野手登録の選手をキャッチャーで起用する必要があるのか。これはもう以前からアレしてる「ポジション軽視」以外のナニモノでもない。
負けたのはもうしゃーないし、点差がついてしまったのも致し方ない。しかしながら「ゲームセット」の声がかかるまでの1分1秒たりとも、勝負への執着心と闘争心は見せるべきではないだろうかね。結局最後まで出場機会のなかった倉義和は、このシーンを見ながら何を思ったろうな。
正直、試合結果以上に残念ですわ。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


2014.09.13 / Top↑
| Home |