さて、2つ前の記事で、今村猛の話を取り上げたら何の因果か、火曜日の対ホークス戦を完封勝鯉。まだまだ暑い中、完投はしんどいとは思いますが、今後のよい糧になればこれ幸いです。
そして火曜日の試合に勝って、ホークスのウエスタンリーグ優勝へのマジックナンバー6を阻止、ゲーム差を4.5に縮めたのを受けての、水曜日の試合です。
ゲーム差が8とかだったら何となくきついかなー、と言う感覚ですが、これが4あたりになると「ちょっと頑張ったら届くんじゃねーか?」と見てる側は思いますが、それが直接対決の真っ最中ともなると、余計にリキが入ります。一時ホークスとの差は6.5ゲームにまで開きましたからね。

平日水曜日。学生さんの夏休みも終わって、もうそんなに混み合う事もなかろう、てんで広島駅出立は07:51の岩国行普通電車。しかし昨日はド平日。電車は当たり前に混んでます。


いつも通り岩国駅で、向かい側の新山口行電車に乗り換えて由宇駅到着。地元のおばちゃんと、明らかにそうでない人が5対5。そうでない人はもちろん「目指せ終点・笠塚カープ練習場前」。

終点・笠塚カープ練習場前到着。もちろん途中の「老人福祉センター前」以降車内放送はなし。

メイングラウンドではないんがウォーミングアップ中。サブグラウンド横では松橋ブルペン捕手らが水撒き。ちなみに田村彰啓マネージャーは、クラブハウスの掃除に勤しんでました。

カープナインがウォーミングアップを終え、マイングラウンドでのバッティング練習と、サブグラウンドのピッチャー陣フィールディング練習に分かれる頃、ホークナインが柳井市内の宿舎より到着。


ここからだいたい私は、しばらくサブグラウンドのピッチャー陣に張り付いています。公開するほどの大したアレはなかなか撮れません。練習風景どうこうよりも、動きのある画像の撮影の「練習」と考えています。もちろん、わりかしネタ的な画像も撮れたりしますが、それはまた別の機会に。
ピッチャー陣のフィールディング練習がひと通り終わったのが11:00ちょっと前。この頃には野手陣のバッティング練習もおしまい。ここで私は食事に入ります。だから何だ、と言う話ですが。

そして野手陣のフィールディング練習が終わると、試合前の円陣、なんですが。


円陣の中央に進み出てきた岩本貴裕。ごく当たり前に声出しかと思えばさにあらず、やおらユニフォームを脱ぎ捨てる。しかも胸のあたりには、テーピングで施したであろうおおきなバッテン。さらには右乳首のあたりには「G」の文字が書いてあります(トリミングしてます)。


だいたいチーム内に一人か二人くらい「バカになれる選手」と言うのがいてるもんですが、まさか岩本貴裕がそっちに走れる選手とは思いませんでした(トリミングしてます)。

何か、吹っ切れた表情にも見えますがいかがでしょう。
スターティングメンバー
先攻:福岡ソフトバンクホークス
1(二)牧原
2(遊)高田
3(一)猪本
4(右)江川
5(三)李杜軒
6(捕)拓也
7(中)安田
8(左)真砂
9(投)大場
9月9日現在、0.372と言うとんでもない打率をたたき出している牧原大成を1番に据えたホークス打線。どこからでも、そして何でも出来る強力打線。
後攻:広島東洋カープ
1(遊)安部
2(三)東出
3(中)土生
4(左)エルドレッド
5(右)岩本
6(一)栗原
7(二)庄司
8(捕)白濱
9(投)篠田
ここ暫らく好調を維持出来ている土生翔平が3番。いろんな所でポジションが被りまくりの彼ではありますが、変に外国人選手に拘らず、それこそ打線に起爆剤が欲しいのなら、お試していいから昇格があってもいんじゃないかと思います。ちなみに、9月9日現在、打率は0.335。これは打席数こそ足りませんが、リーグ2位相当。いい時に昇格させてやらないと損をしますよ。
審判

球審:小石沢健[63]、一塁:梅木謙一[57]、三塁:柳内遼平[59]
公式記録員:伊藤亮
打者成績
1回表
牧原 1‐1から3球目を打ってサードゴロ
高田 2‐2から6球目を打ってショートゴロ
猪本 1‐0から2球目を打ってショートゴロ
1回裏
安部 初球を打ってライト前ヒット
東出 2‐1から4球目を打って左中間へヒット
土生 2‐2から5球目を空振り三振
エルドレッド 1‐1から3球目を打ってライトフライ
岩本 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
栗原 1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ
2回表
江川 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
李杜軒 フルカウントから7球目を打ってセンター前ヒット
拓也 1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ
安田 初球を打ってレフト前ヒット、しかしバックホームタッチアウト!

この頃、中村恭平と今村猛、そして岸本秀樹スコアラーらが由宇練習場を後にしました。
2回裏
庄司 1‐2から7球目を打ってセンター前ヒット
白濱 1‐0から3球目を打って左中間へヒット、庄司はサードへ
篠田 2‐2から5球目をサード前送りバント
安部 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
東出 初球を打ってレフトへ犠牲フライ
広島1-0福岡
土生 2‐0から3球目を打ってタイムリーエンタイトルツーベースヒット
広島2-0福岡
エルドレッド 3‐1から5球目を打ってライトフライ
○土生翔平の追加点となるエンタイトルツーベースヒット。最初は普通のライトフライにも見えたんですが、打球は伸びて伸びでフェンス際でバウンドしてスタンド入り。スタンド入りしなければ2点入ったのに、色んな意味でもったいない打球でした。ただ、調子よしをアピールするには良かったかも。
○そしてここまで2打席、ライトフライで凡退のブラッド・エルドレッドですが、アウトコースのボールをしかり捉えていたので、ひどい状態は徐々に脱出しつつある、とは思います。
3回表
カープ選手交代
サード東出に代えて美間
真砂 2‐2から6球目を打ってサードゴロ
大場 2‐2から5球目を打ってサードゴロ
牧原 初球を打ってレフト前ヒット
高田 フルカウントから6球目を空振り三振
3回裏
岩本 2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
栗原 1‐1から3球目を打ってレフト前ヒット
次打者庄司の初球にワイルドピッチ
庄司 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ
白濱 2‐2から6球目を空振り三振
篠田 2‐0から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
広島3-0福岡
安部 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
美間 2‐1から4球目を打ってショートゴロ
○エースってのはだいたい、打線がさっぱりだと「ワシが打ったる」と言わんばかりにホームランやタイムリーヒットを打ったりするもんです。これもまたひとつの「エースの証明」とも言えますがこの回の篠田純平はまさにそんな感じ。バントの構えから見事なまでのレフト前タイムリーヒット。


○打席に入る前には入念なイメージトレーニング。これも功を奏したのか(笑)。
4回表
猪本 1‐0から2球目を打ってレフトオーバーツーベースヒット
江川 2‐2から5球目を打ってショート強襲内野安打
李杜軒 1‐0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
広島3-1福岡
拓也 初球を打ってピッチャーゴロランナー挟殺ダブルプレイ、打者走者はセカンドへ
安田 2‐1から4球目を打ってファーストゴロ
○ものすごくややこしいダブルプレイ。まず拓也の打球はピッチャー篠田純平が処理、。まずは飛び出したサードランナーを三本間でタッチアウト、さらには二・三塁間でファーストランナーをタッチアウト、バッターランナーの拓也がセカンドに進んだものの、もう少し遅ければ「トリプルプレイ」。
4回裏
ホークス選手交代
ピッチャー大場に代えて巽
土生 2‐0から3球目を打ってセンターフライ
エルドレッド 2‐2から5球目を空振り三振
岩本 1‐2から5球目を空振り三振

○この頃、いつ由宇練習場入りしてたのか野村謙二郎監督がマツダスタジアムへ。おそらくブラッド・エルドレッドの状態を視察に訪れたんだと思いますが。もっと他の選手も見ないとダメですよ。
5回表
真砂 1‐2から5球目を打ってサードゴロ
巽 0‐2から3球目を空振り三振
牧原 1‐1から3球目を打ってショートゴロ
5回裏
栗原 フルカウントから6球目を打ってセカンドフライ
庄司 初球を打ってキャッチャーファウルフライ
白濱 1‐0から2球目を打ってファーストゴロ
6回表
カープ選手交代
ファースト栗原に代えてセンター下水流
センター土生がレフト
レフトエルドレッドがファースト
高田 1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット
猪本 1‐0から2球目を打ってサードファウルフライ
江川 1‐2から6球目を空振り三振
李杜軒 2‐0から3球目を打ってセカンドゴロ
○暫らくリリーフ調整だった篠田純平。先週から先発に復帰したようですが、それまでは適性検査みたいなものだったのか、それとも9月戦線に向けての心底調整だったのか、1失点こそあったものの、6月の完封劇を思わせるピッチング。しかしこれでもなぜ上からお呼びがかからないのか。
6回裏
篠田の代打中村憲 フルカウントから7球目を打ってライト前ヒット
安部 1‐1から3球目を打ってレフト線シングルヒット
美間 1‐0から2球目を一塁線へ送りバント
ホークス選手交代
ピッチャー巽に代えて嘉弥真
土生の代打廣瀬 2‐2から5球目を空振り三振
エルドレッド 3‐1から5球目を選んでフォアボール
岩本の代打迎 1‐2から5球目を打ってレフト前2点タイムリーヒット
広島5-1福岡
下水流 初球を打ってサードゴロ

○代打を出されてしまいましたが、ベンチに引っ込んで自分の用具を片付ける土生翔平の表情は穏やかそのもの。これもバッティング好調の一因なのか。ホント、早く一軍で見たい選手です。
7回表
カープ選手交代
代打迎に代えてピッチャー梅津
代打中村憲がそのまま入りセンター
代打廣瀬がそのまま入りレフト
拓也 1‐0から2球目を打ってライトフライ
安田 1‐0から2球目を打ってショートライナー安部ジャンピングキャッチ
真砂 2‐2から5球目を打ってレフト線ツーベースヒット
嘉弥真の代打亀澤 1‐1から3球目を打って中間突破タイムリースリーベースヒット
広島5-2福岡
カープ選手交代
ピッチャー梅津に代えて河内
牧原 1‐0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
広島5-3福岡
高田の代打勧野に対し、カープはピッチャーを河内から上野へ
勧野 2‐2から5球目を打ってサードゴロ
○ここ暫らく、あまりいい話の出てこないカープのリリーフ陣。一軍で投げている中田廉は毎日必死の形相で投げている。永川勝浩にも若干の疲れが見える。そんな時に本当なら、このイニングに投げた3人がしっかりせねばいかんとは思うんですが、ワンポイントすらままならない。
○確かに名前の知れた選手は多々います。しかし残念なことに、皆ピリッとしない。次の回に投げた横山竜士もここ暫らく、投げれば失点、と言う悪循環に陥ってしまっている。一軍も二軍も優勝争い正念場。こう不甲斐なくては登板予定(計画)だけでは済まなくなる可能性も。
7回裏
ホークス選手交代
代打亀澤ががそのまま入りセカンド
セカンド牧原がショート
代打勧野に代えてピッチャー星野
庄司 初球を打ってライト前ヒット
次打者白濱の初球前にボーク
ここで庄司の代走に上本
白濱 1‐1から3球目を送りバント失敗ファーストゴロ
中村憲 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
安部 0‐1から球目を打ってショートフライ
美間 1‐2から5球目を空振り三振
○白濱裕太の送りバント。しっかりと一塁線に、勢いを殺したバント、までは良かったんですが、ファースト猪本健太郎のチャージと「目で殺し」があまりにも素晴らしく、セカンドランナーは全く動けず。ここで1点が取れなかったのが後々に響いたような気もします。
8回表
カープ選手交代
代走上本がそのまま入りセカンド
猪本 フルカウントから6球目を打ってセンターオーバーソロホームラン
広島5-4福岡
カープ選手交代
ピッチャー上野に代えて横山
江川 1‐2から4球目を打ってレフト前ヒット
李杜軒 1‐2から5球目を打って左中間へヒット
ファーストランナーはサード、その間にバッターランナーはセカンドへ
江川の代走に宮崎
拓也 0‐1から2球目をファースト前スクイズバント
広島5-5福岡
安田 初球スクイズ敢行も足が打席から出ておりバッターアウト
真砂 2‐0から3球目を打ってセカンドフライ
●こんな事を言うと怒られるかも知れませんが、この試合でとことんついてなかったのがホークスの安田圭佑。タイムリーヒットかと思えばランナーがバックホームでタッチアウトになり、会心の当たりかと思えば安部友裕の好守に阻まれ、完璧なスクイズかと思いきや「足出てました」。
○上でも少し触れましたが、ホント横山竜士がピリッとしない。投げるボールが軽いと言うか何と言うか、簡単に捉えられてしまう。上野弘文のおかげでスリーアウト、つまりは1イニング投げることになってしまいましたが、結局自力で取ったアウトは真砂勇介のセカンドフライだけ。ちょっと深刻。
8回裏
ホークス選手交代
代走新崎がそのまま入りサード
代走宮崎がそのまま入りレフト
レフト真砂がライトへ
ピッチャー星野に代えて江尻
廣瀬 2‐2から5球目を空振り三振
エルドレッド 初球を打ってセンター前ヒット
エルドレッドの代走に鈴木将
次打者松本の3球目にパスボール
横山の代打松本 ストレートのフォアボール
下水流 1‐2から4球目を見逃し三振
上本 1‐0から2球目を打ってファーストフライ
9回表
カープ選手交代
代走鈴木将がセンター
センター下水流に代えて江草
代打松本がファースト
亀澤 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ
牧原 1‐1から3球目を打ってサードゴロ
江尻の代打山下 2‐2から5球目を打ってショートフライ


○どうでもいい話ですが、試合中盤から終盤にかけて、控えの選手は各自「俺を代打に出せ」と言わんばかりに、クラブハウスとベンチのあいだのスペースで素振りを始めますが、登録は右打者のはずの中村亘祐が何と「左」で素振りを開始。「スイッチキャッチャー」上村和裕を継承するのか?
9回裏
ホークス選手交代
代打山下がそのまま入りキャッチャー
キャッチャー拓也に代えて日高
白濱 1‐1から3球目を打ってファーストフライファウルフライ
中村憲の代打高橋 0‐1から2球目を打って左中間突破ツーベースヒット
安部 ストレートのフォアボール
美間 初球を打ってサードベース強襲サヨナラタイムリーヒット!
○初めて、由宇練習場で観れた「サヨナラ勝ち」にもかかわらず肝心の「打球がベースに当たる場面」を撮り損ねると言う致命的ミス。当たりが弱かったんで「サードゴロ」判断した故の失態・・・。
○とは言うものの、ここ暫らく外国人選手の調整で、割を食った感のある髙橋大樹と「由宇のサヨナラ男」美間優槻でもぎ取った勝鯉。ホークスの首位独走に待ったをかけるに相応しいサヨナラ勝ち。中堅あたりの選手がしっかりしないだけに、やはり頼みは「将来のクリーンアップ候補」かなぁ、などと。
○今シーズン、既に由宇練習場でサヨナラホームランを2本放っている美間優槻。まだ打率は0.259と目立ちませんが、今シーズンは7本塁打。着実に力は付けてきていると思います。
福岡 000 102 200 5 H12 E0
広島 021 002 001 6 H15 E0
勝利投手:江草仁貴(23試合1勝0敗1セーブ)
敗戦投手:日高亮(7試合1勝1敗)
本塁打:[福岡]猪本健太郎 16号(8回表 ソロ 上野弘文から)
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
福岡ソフトバンクホークス
大場 3 20 81 8 3 2 3 3
巽 2.1 9 34 2 0 0 2 2
嘉弥真 0.1 4 18 1 1 1 0 0
星野 1 5 17 1 1 0 0 0
江尻 1 5 16 1 1 2 0 0
日高 0.1 4 12 2 1 0 1 1
広島東洋カープ
篠田 6 23 84 6 0 3 1 1
梅津 0.2 4 12 2 0 0 2 2
河内 0 1 2 1 0 0 0 0
上野 0.1 2 11 1 0 0 1 1
横山 1 5 15 2 0 0 1 1
江草 1 3 12 0 0 0 0 0
9イニングながら4時間を超える(4時間9分)と言う「消耗戦」になってしまいましたが、チーム全体の課題でもある「リリーフ陣の手薄さ」を露呈してしまった試合になりました。
本来なら、もっともっと頻繁に入れ替えがあっていいはずのリリーフ陣、しかしながら中田廉や永川勝浩はほぼ出ずっぱりの状態。それもこれも、ここに来て踏ん張りきれない、二軍の若手中堅の影響なのかも知れません。頭数はいるんですが、ここに来て目立った結果を出せていない。
「起爆剤」と称して獲得したデュアンテ・ヒースが、期待通りの数字を残してまいますが、試合終盤の競り合いを凌ぐためには、そして来シーズンに向けて、先発よりもリリーフの強化は必須。
そんな中、左膝の検査で一時帰国していたザック・フィリップスが、今日11日に再来日。どの程度の負傷だったのか、そして検査結果はいかがなものだったのか、までは発表はないですが、投げれるとすればこれだけ大きな存在はない。キャム・ミコライオもいまいちシャキッとしてませんし。
―――――そして試合後のお見送り、なんですが。

これまでカープバスは、クラブハウスと三塁側ベンチの間の通路のところで選手を待ち構えていましたが、最近になってメイングラウンドとサブグラウンドを結ぶ通路に横付けされるようになりました。
何でも今年になって、カープファンの「暴走」が目にあまり、立ち入り禁止のところにまで足を踏み入れると言う始末。選手に被害が及んではならない、と言う事でこうなったんだとは思います。差し入れ程度は渡す事は出来るようですが、誰彼なしにサインをもらう、と言う行為は出来なくなりました。
かねてから「選手とファンの境界線が低い」由宇練習場ではありましたが、選手をまず「商品」として扱う広島東洋カープとしては当然の措置かと思います。好きな選手とお近づきになるにはいい球場ではありましたが、それが熱を帯びてしまうとどうしても「我先に」となる人が出てきてもおかしくない。
そう言う行為を未然に防ぐためにも、こうなるのは致し方ないことと思います。大野練習場でも、入ってはいけない所にまで入ってくる人は後を絶たない、と聞きます。ファンも、そして球団も、もう一度由宇練習場の在り方を考える時期に差し掛かっているんではないでしょうか。
試合中、チラッと小耳に挟んだけんですが、今週末、東京からアンガールズ山根と共に「カープ女子ツアー」が由宇に来るとか来ないとか。悪いことではないし、めったに来れない所だからはしゃぎたくもなるだろうとは思うけど「暴走」だけはせぬように。これだけは切に願います。
ここは「由宇球場」ではなく「由宇 練 習 場 」。まず選手ありきの場所なんですから。

そしてカープ選手のみなさん、最後まで熱い戦いを。そして、輝く空に感激のチャピオンフラッグを掲げるのは広島東洋カープか、それとも福岡ソフトバンクホークスか。ここから、一騎打ち、です。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

そして火曜日の試合に勝って、ホークスのウエスタンリーグ優勝へのマジックナンバー6を阻止、ゲーム差を4.5に縮めたのを受けての、水曜日の試合です。
ゲーム差が8とかだったら何となくきついかなー、と言う感覚ですが、これが4あたりになると「ちょっと頑張ったら届くんじゃねーか?」と見てる側は思いますが、それが直接対決の真っ最中ともなると、余計にリキが入ります。一時ホークスとの差は6.5ゲームにまで開きましたからね。


平日水曜日。学生さんの夏休みも終わって、もうそんなに混み合う事もなかろう、てんで広島駅出立は07:51の岩国行普通電車。しかし昨日はド平日。電車は当たり前に混んでます。




いつも通り岩国駅で、向かい側の新山口行電車に乗り換えて由宇駅到着。地元のおばちゃんと、明らかにそうでない人が5対5。そうでない人はもちろん「目指せ終点・笠塚カープ練習場前」。


終点・笠塚カープ練習場前到着。もちろん途中の「老人福祉センター前」以降車内放送はなし。


メイングラウンドではないんがウォーミングアップ中。サブグラウンド横では松橋ブルペン捕手らが水撒き。ちなみに田村彰啓マネージャーは、クラブハウスの掃除に勤しんでました。


カープナインがウォーミングアップを終え、マイングラウンドでのバッティング練習と、サブグラウンドのピッチャー陣フィールディング練習に分かれる頃、ホークナインが柳井市内の宿舎より到着。




ここからだいたい私は、しばらくサブグラウンドのピッチャー陣に張り付いています。公開するほどの大したアレはなかなか撮れません。練習風景どうこうよりも、動きのある画像の撮影の「練習」と考えています。もちろん、わりかしネタ的な画像も撮れたりしますが、それはまた別の機会に。
ピッチャー陣のフィールディング練習がひと通り終わったのが11:00ちょっと前。この頃には野手陣のバッティング練習もおしまい。ここで私は食事に入ります。だから何だ、と言う話ですが。

そして野手陣のフィールディング練習が終わると、試合前の円陣、なんですが。




円陣の中央に進み出てきた岩本貴裕。ごく当たり前に声出しかと思えばさにあらず、やおらユニフォームを脱ぎ捨てる。しかも胸のあたりには、テーピングで施したであろうおおきなバッテン。さらには右乳首のあたりには「G」の文字が書いてあります(トリミングしてます)。




だいたいチーム内に一人か二人くらい「バカになれる選手」と言うのがいてるもんですが、まさか岩本貴裕がそっちに走れる選手とは思いませんでした(トリミングしてます)。

何か、吹っ切れた表情にも見えますがいかがでしょう。
スターティングメンバー
先攻:福岡ソフトバンクホークス
1(二)牧原
2(遊)高田
3(一)猪本
4(右)江川
5(三)李杜軒
6(捕)拓也
7(中)安田
8(左)真砂
9(投)大場
9月9日現在、0.372と言うとんでもない打率をたたき出している牧原大成を1番に据えたホークス打線。どこからでも、そして何でも出来る強力打線。
後攻:広島東洋カープ
1(遊)安部
2(三)東出
3(中)土生
4(左)エルドレッド
5(右)岩本
6(一)栗原
7(二)庄司
8(捕)白濱
9(投)篠田
ここ暫らく好調を維持出来ている土生翔平が3番。いろんな所でポジションが被りまくりの彼ではありますが、変に外国人選手に拘らず、それこそ打線に起爆剤が欲しいのなら、お試していいから昇格があってもいんじゃないかと思います。ちなみに、9月9日現在、打率は0.335。これは打席数こそ足りませんが、リーグ2位相当。いい時に昇格させてやらないと損をしますよ。
審判

球審:小石沢健[63]、一塁:梅木謙一[57]、三塁:柳内遼平[59]
公式記録員:伊藤亮
打者成績
1回表
牧原 1‐1から3球目を打ってサードゴロ
高田 2‐2から6球目を打ってショートゴロ
猪本 1‐0から2球目を打ってショートゴロ
1回裏
安部 初球を打ってライト前ヒット
東出 2‐1から4球目を打って左中間へヒット
土生 2‐2から5球目を空振り三振
エルドレッド 1‐1から3球目を打ってライトフライ
岩本 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
栗原 1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ
2回表
江川 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
李杜軒 フルカウントから7球目を打ってセンター前ヒット
拓也 1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ
安田 初球を打ってレフト前ヒット、しかしバックホームタッチアウト!


この頃、中村恭平と今村猛、そして岸本秀樹スコアラーらが由宇練習場を後にしました。
2回裏
庄司 1‐2から7球目を打ってセンター前ヒット
白濱 1‐0から3球目を打って左中間へヒット、庄司はサードへ
篠田 2‐2から5球目をサード前送りバント
安部 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
東出 初球を打ってレフトへ犠牲フライ
広島1-0福岡
土生 2‐0から3球目を打ってタイムリーエンタイトルツーベースヒット
広島2-0福岡
エルドレッド 3‐1から5球目を打ってライトフライ
○土生翔平の追加点となるエンタイトルツーベースヒット。最初は普通のライトフライにも見えたんですが、打球は伸びて伸びでフェンス際でバウンドしてスタンド入り。スタンド入りしなければ2点入ったのに、色んな意味でもったいない打球でした。ただ、調子よしをアピールするには良かったかも。
○そしてここまで2打席、ライトフライで凡退のブラッド・エルドレッドですが、アウトコースのボールをしかり捉えていたので、ひどい状態は徐々に脱出しつつある、とは思います。
3回表
カープ選手交代
サード東出に代えて美間
真砂 2‐2から6球目を打ってサードゴロ
大場 2‐2から5球目を打ってサードゴロ
牧原 初球を打ってレフト前ヒット
高田 フルカウントから6球目を空振り三振
3回裏
岩本 2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
栗原 1‐1から3球目を打ってレフト前ヒット
次打者庄司の初球にワイルドピッチ
庄司 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ
白濱 2‐2から6球目を空振り三振
篠田 2‐0から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
広島3-0福岡
安部 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
美間 2‐1から4球目を打ってショートゴロ
○エースってのはだいたい、打線がさっぱりだと「ワシが打ったる」と言わんばかりにホームランやタイムリーヒットを打ったりするもんです。これもまたひとつの「エースの証明」とも言えますがこの回の篠田純平はまさにそんな感じ。バントの構えから見事なまでのレフト前タイムリーヒット。




○打席に入る前には入念なイメージトレーニング。これも功を奏したのか(笑)。
4回表
猪本 1‐0から2球目を打ってレフトオーバーツーベースヒット
江川 2‐2から5球目を打ってショート強襲内野安打
李杜軒 1‐0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
広島3-1福岡
拓也 初球を打ってピッチャーゴロランナー挟殺ダブルプレイ、打者走者はセカンドへ
安田 2‐1から4球目を打ってファーストゴロ
○ものすごくややこしいダブルプレイ。まず拓也の打球はピッチャー篠田純平が処理、。まずは飛び出したサードランナーを三本間でタッチアウト、さらには二・三塁間でファーストランナーをタッチアウト、バッターランナーの拓也がセカンドに進んだものの、もう少し遅ければ「トリプルプレイ」。
4回裏
ホークス選手交代
ピッチャー大場に代えて巽
土生 2‐0から3球目を打ってセンターフライ
エルドレッド 2‐2から5球目を空振り三振
岩本 1‐2から5球目を空振り三振


○この頃、いつ由宇練習場入りしてたのか野村謙二郎監督がマツダスタジアムへ。おそらくブラッド・エルドレッドの状態を視察に訪れたんだと思いますが。もっと他の選手も見ないとダメですよ。
5回表
真砂 1‐2から5球目を打ってサードゴロ
巽 0‐2から3球目を空振り三振
牧原 1‐1から3球目を打ってショートゴロ
5回裏
栗原 フルカウントから6球目を打ってセカンドフライ
庄司 初球を打ってキャッチャーファウルフライ
白濱 1‐0から2球目を打ってファーストゴロ
6回表
カープ選手交代
ファースト栗原に代えてセンター下水流
センター土生がレフト
レフトエルドレッドがファースト
高田 1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット
猪本 1‐0から2球目を打ってサードファウルフライ
江川 1‐2から6球目を空振り三振
李杜軒 2‐0から3球目を打ってセカンドゴロ
○暫らくリリーフ調整だった篠田純平。先週から先発に復帰したようですが、それまでは適性検査みたいなものだったのか、それとも9月戦線に向けての心底調整だったのか、1失点こそあったものの、6月の完封劇を思わせるピッチング。しかしこれでもなぜ上からお呼びがかからないのか。
6回裏
篠田の代打中村憲 フルカウントから7球目を打ってライト前ヒット
安部 1‐1から3球目を打ってレフト線シングルヒット
美間 1‐0から2球目を一塁線へ送りバント
ホークス選手交代
ピッチャー巽に代えて嘉弥真
土生の代打廣瀬 2‐2から5球目を空振り三振
エルドレッド 3‐1から5球目を選んでフォアボール
岩本の代打迎 1‐2から5球目を打ってレフト前2点タイムリーヒット
広島5-1福岡
下水流 初球を打ってサードゴロ


○代打を出されてしまいましたが、ベンチに引っ込んで自分の用具を片付ける土生翔平の表情は穏やかそのもの。これもバッティング好調の一因なのか。ホント、早く一軍で見たい選手です。
7回表
カープ選手交代
代打迎に代えてピッチャー梅津
代打中村憲がそのまま入りセンター
代打廣瀬がそのまま入りレフト
拓也 1‐0から2球目を打ってライトフライ
安田 1‐0から2球目を打ってショートライナー安部ジャンピングキャッチ
真砂 2‐2から5球目を打ってレフト線ツーベースヒット
嘉弥真の代打亀澤 1‐1から3球目を打って中間突破タイムリースリーベースヒット
広島5-2福岡
カープ選手交代
ピッチャー梅津に代えて河内
牧原 1‐0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
広島5-3福岡
高田の代打勧野に対し、カープはピッチャーを河内から上野へ
勧野 2‐2から5球目を打ってサードゴロ
○ここ暫らく、あまりいい話の出てこないカープのリリーフ陣。一軍で投げている中田廉は毎日必死の形相で投げている。永川勝浩にも若干の疲れが見える。そんな時に本当なら、このイニングに投げた3人がしっかりせねばいかんとは思うんですが、ワンポイントすらままならない。
○確かに名前の知れた選手は多々います。しかし残念なことに、皆ピリッとしない。次の回に投げた横山竜士もここ暫らく、投げれば失点、と言う悪循環に陥ってしまっている。一軍も二軍も優勝争い正念場。こう不甲斐なくては登板予定(計画)だけでは済まなくなる可能性も。
7回裏
ホークス選手交代
代打亀澤ががそのまま入りセカンド
セカンド牧原がショート
代打勧野に代えてピッチャー星野
庄司 初球を打ってライト前ヒット
次打者白濱の初球前にボーク
ここで庄司の代走に上本
白濱 1‐1から3球目を送りバント失敗ファーストゴロ
中村憲 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
安部 0‐1から球目を打ってショートフライ
美間 1‐2から5球目を空振り三振
○白濱裕太の送りバント。しっかりと一塁線に、勢いを殺したバント、までは良かったんですが、ファースト猪本健太郎のチャージと「目で殺し」があまりにも素晴らしく、セカンドランナーは全く動けず。ここで1点が取れなかったのが後々に響いたような気もします。
8回表
カープ選手交代
代走上本がそのまま入りセカンド
猪本 フルカウントから6球目を打ってセンターオーバーソロホームラン
広島5-4福岡
カープ選手交代
ピッチャー上野に代えて横山
江川 1‐2から4球目を打ってレフト前ヒット
李杜軒 1‐2から5球目を打って左中間へヒット
ファーストランナーはサード、その間にバッターランナーはセカンドへ
江川の代走に宮崎
拓也 0‐1から2球目をファースト前スクイズバント
広島5-5福岡
安田 初球スクイズ敢行も足が打席から出ておりバッターアウト
真砂 2‐0から3球目を打ってセカンドフライ
●こんな事を言うと怒られるかも知れませんが、この試合でとことんついてなかったのがホークスの安田圭佑。タイムリーヒットかと思えばランナーがバックホームでタッチアウトになり、会心の当たりかと思えば安部友裕の好守に阻まれ、完璧なスクイズかと思いきや「足出てました」。
○上でも少し触れましたが、ホント横山竜士がピリッとしない。投げるボールが軽いと言うか何と言うか、簡単に捉えられてしまう。上野弘文のおかげでスリーアウト、つまりは1イニング投げることになってしまいましたが、結局自力で取ったアウトは真砂勇介のセカンドフライだけ。ちょっと深刻。
8回裏
ホークス選手交代
代走新崎がそのまま入りサード
代走宮崎がそのまま入りレフト
レフト真砂がライトへ
ピッチャー星野に代えて江尻
廣瀬 2‐2から5球目を空振り三振
エルドレッド 初球を打ってセンター前ヒット
エルドレッドの代走に鈴木将
次打者松本の3球目にパスボール
横山の代打松本 ストレートのフォアボール
下水流 1‐2から4球目を見逃し三振
上本 1‐0から2球目を打ってファーストフライ
9回表
カープ選手交代
代走鈴木将がセンター
センター下水流に代えて江草
代打松本がファースト
亀澤 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ
牧原 1‐1から3球目を打ってサードゴロ
江尻の代打山下 2‐2から5球目を打ってショートフライ




○どうでもいい話ですが、試合中盤から終盤にかけて、控えの選手は各自「俺を代打に出せ」と言わんばかりに、クラブハウスとベンチのあいだのスペースで素振りを始めますが、登録は右打者のはずの中村亘祐が何と「左」で素振りを開始。「スイッチキャッチャー」上村和裕を継承するのか?
9回裏
ホークス選手交代
代打山下がそのまま入りキャッチャー
キャッチャー拓也に代えて日高
白濱 1‐1から3球目を打ってファーストフライファウルフライ
中村憲の代打高橋 0‐1から2球目を打って左中間突破ツーベースヒット
安部 ストレートのフォアボール
美間 初球を打ってサードベース強襲サヨナラタイムリーヒット!
○初めて、由宇練習場で観れた「サヨナラ勝ち」にもかかわらず肝心の「打球がベースに当たる場面」を撮り損ねると言う致命的ミス。当たりが弱かったんで「サードゴロ」判断した故の失態・・・。
○とは言うものの、ここ暫らく外国人選手の調整で、割を食った感のある髙橋大樹と「由宇のサヨナラ男」美間優槻でもぎ取った勝鯉。ホークスの首位独走に待ったをかけるに相応しいサヨナラ勝ち。中堅あたりの選手がしっかりしないだけに、やはり頼みは「将来のクリーンアップ候補」かなぁ、などと。
○今シーズン、既に由宇練習場でサヨナラホームランを2本放っている美間優槻。まだ打率は0.259と目立ちませんが、今シーズンは7本塁打。着実に力は付けてきていると思います。
福岡 000 102 200 5 H12 E0
広島 021 002 001 6 H15 E0
勝利投手:江草仁貴(23試合1勝0敗1セーブ)
敗戦投手:日高亮(7試合1勝1敗)
本塁打:[福岡]猪本健太郎 16号(8回表 ソロ 上野弘文から)
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
福岡ソフトバンクホークス
大場 3 20 81 8 3 2 3 3
巽 2.1 9 34 2 0 0 2 2
嘉弥真 0.1 4 18 1 1 1 0 0
星野 1 5 17 1 1 0 0 0
江尻 1 5 16 1 1 2 0 0
日高 0.1 4 12 2 1 0 1 1
広島東洋カープ
篠田 6 23 84 6 0 3 1 1
梅津 0.2 4 12 2 0 0 2 2
河内 0 1 2 1 0 0 0 0
上野 0.1 2 11 1 0 0 1 1
横山 1 5 15 2 0 0 1 1
江草 1 3 12 0 0 0 0 0
9イニングながら4時間を超える(4時間9分)と言う「消耗戦」になってしまいましたが、チーム全体の課題でもある「リリーフ陣の手薄さ」を露呈してしまった試合になりました。
本来なら、もっともっと頻繁に入れ替えがあっていいはずのリリーフ陣、しかしながら中田廉や永川勝浩はほぼ出ずっぱりの状態。それもこれも、ここに来て踏ん張りきれない、二軍の若手中堅の影響なのかも知れません。頭数はいるんですが、ここに来て目立った結果を出せていない。
「起爆剤」と称して獲得したデュアンテ・ヒースが、期待通りの数字を残してまいますが、試合終盤の競り合いを凌ぐためには、そして来シーズンに向けて、先発よりもリリーフの強化は必須。
そんな中、左膝の検査で一時帰国していたザック・フィリップスが、今日11日に再来日。どの程度の負傷だったのか、そして検査結果はいかがなものだったのか、までは発表はないですが、投げれるとすればこれだけ大きな存在はない。キャム・ミコライオもいまいちシャキッとしてませんし。
―――――そして試合後のお見送り、なんですが。


これまでカープバスは、クラブハウスと三塁側ベンチの間の通路のところで選手を待ち構えていましたが、最近になってメイングラウンドとサブグラウンドを結ぶ通路に横付けされるようになりました。
何でも今年になって、カープファンの「暴走」が目にあまり、立ち入り禁止のところにまで足を踏み入れると言う始末。選手に被害が及んではならない、と言う事でこうなったんだとは思います。差し入れ程度は渡す事は出来るようですが、誰彼なしにサインをもらう、と言う行為は出来なくなりました。
かねてから「選手とファンの境界線が低い」由宇練習場ではありましたが、選手をまず「商品」として扱う広島東洋カープとしては当然の措置かと思います。好きな選手とお近づきになるにはいい球場ではありましたが、それが熱を帯びてしまうとどうしても「我先に」となる人が出てきてもおかしくない。
そう言う行為を未然に防ぐためにも、こうなるのは致し方ないことと思います。大野練習場でも、入ってはいけない所にまで入ってくる人は後を絶たない、と聞きます。ファンも、そして球団も、もう一度由宇練習場の在り方を考える時期に差し掛かっているんではないでしょうか。
試合中、チラッと小耳に挟んだけんですが、今週末、東京からアンガールズ山根と共に「カープ女子ツアー」が由宇に来るとか来ないとか。悪いことではないし、めったに来れない所だからはしゃぎたくもなるだろうとは思うけど「暴走」だけはせぬように。これだけは切に願います。
ここは「由宇球場」ではなく「由宇 練 習 場 」。まず選手ありきの場所なんですから。

そしてカープ選手のみなさん、最後まで熱い戦いを。そして、輝く空に感激のチャピオンフラッグを掲げるのは広島東洋カープか、それとも福岡ソフトバンクホークスか。ここから、一騎打ち、です。
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2014.09.11 / Top↑
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