9月7日 横浜DeNAベイスターズ11-4島東洋カープ


※6日土曜日の試合は省略します。見てるような見てないような試合だったゆえ。ただ、大瀬良大地のプロ初完投初完封は素晴らしい、とは思いましたが。それ以上は何も(笑)。


で、その大瀬良大地初完封の後を受けての九里亜蓮の先発、ではありましたが。

ぶっちゃけ、出場選手登録のタイミングも何やら怪しかったな。ブライアン・バリントンを抹消させるのは良かったけども、すぐに九里亜蓮を昇格させたのは何か意味があったんだろうか。

そう言えば4日のジャイアンツ戦、ちらっとだけではあるけど、ブルペンでピッチング練習をする九里亜蓮の姿が映し出された。幸いにも?登板はなかったものの、あのピッチング練習はリリーフの準備だったのか、先発調整の一環だったのか、今となっては謎のブルペンピッチング。

そこから考えたら「中3日」。どういう調整をしてきたのか分からないけども、九里亜蓮のボールは正直、まずかった。低めにコントロール出来てなかったし、変化球も満足に決まらなかった。

それでも、2回途中までは2失点でしのいでいた。しのぐのはあまり好きではないけど、まだ彼も1年目、多くを求めるのは酷な話だ。確かに期待のドラフト2位入団。ブライアン・バリントンに代えて昇格させたんだから、野村謙二郎監督の頭の中では「しっかり投げてもらわないと困る」なんだろうけど。

ただ、その時点でビハインドか、ってんなら話は別ですが、少なくとも3点はリードしている。ランナー1人残し、狭いスタジアムだから有り得なくはないけど、一発食らってもまだ1点差。なぜあそこで焦る必要があったのか。1点差なら「まだまだ」も状況だと思うんですが。

2回2/3で58球。確かに四苦八苦はしていた。けど、この切羽詰った時期に昇格を決めたんだから、カープ首脳陣も腹を括らないと、と言うかパッとしないブライアン・バリントンに一種の「見切り」をつけての、それこそ「腹を括って、腰を据えての昇格」ではなかったのか。

確かに、ピッチング内容は褒められたもんじゃない。ただ、その褒められた状態ではない中で、長いイニングを投げさせていい所を乱してやるのも、首脳陣、そして監督の仕事ではないのかな。

かたやベイスターズ中畑清監督。4失点した井納翔一を6回まで投げさせた。11勝しているピッチャーの責任、そして球数もあったと思いますが、ビハインドであれ何であれ、責任感を持たす為にも、経験の浅いピッチャーにはある程度投げさせないとダメだと思いますよ。

それこそ、4回以降、見違えるようなピッチングをするかも知れない。逆につけ込まれて、打ち込まれるかも知れない。けどそれも九里亜蓮の為だ。ルーキーピッチャーひとりのために試合を捨ててしまっていいのか、と言う声も飛んできそうですが、みなろくすっぽ経験がないんだ。

この上位争いこそが、今のチームの糧になってる。仮に4-1で勝って、九里亜蓮に勝ち星が付いたら、それはそれでええ事だし、負けたら負けたで反省材料にすればいい。負けていい戦いなどあるわけがないけども、それがその選手の「次へのステップ」になればいいんだ。

それにしてもそのあとの投手リレー、本当にこれで良かったのかな。

戸田隆矢が出てきて、中田廉が登板して、今井啓介が投げて、キャム・ミコライオがマウンドに上がって。メンツだけ見るとどう考えても現在考えられる、最高の投手リレーのはずなのに、なのにこのメンバーで10失点。しかも最後は永川勝浩。失点しなかったのはこの守護神だけ。

はなっから複数イニング投げさすのであれば、まず今井啓介でも良かったんじゃないか、とも思いますよ。立場的にはぶっちゃけ「敗戦処理用ロングリリーフ」かも知れんけど、こう言う場面(九里亜蓮降板)で登板させて「昇格」の機会を掴ませてやってもよかった。

シーズン前半は「困ったら中田廉」ではあったけど、ここしばらくは「困らなくてもまず戸田隆矢」。確かにいいボールは投げてるとは思いますが、もう少し考えてやれぬものか。

勝手にムキになって、先発ピッチャーを早い回に降板させて、磐石であるはずのリリーフ陣を投入して炎上惨敗。そうそう何回もあるもんじゃないけども、あった時のダメージは計り知れない。たとえ敗戦処理、ではあるけども戦力に変わりはない。本人が意気に感じる登板があってもいいだろうし。

「立場は分かっている」って皆言うけど、本当はそうじゃないんですよ。



野村監督「勢いを向こうに持っていかれた」 スポニチ

広島は4―1の3回2死一塁で先発の九里を降板させ、早めの継投策を選択したが、完全に裏目に出た。3番手の中田が7回に逆転を許し、後を受けた今井も火に油を注ぐ形となった。同一カード3連戦3連勝を逃し、野村監督は「勢いを向こうに持っていかれた」と悔しがった。

4―3の7回2死満塁、中田がこの日投じた47球目だった。外角高めの直球を石川に左前へ運ばれた。チーム最多の56試合目の登板だった中田は「また頑張ります」と言うしかなかった。4日までの巨人3連戦で3連敗を喫していた。3連勝して巻き返しへ弾みをつけたかっただけに、手痛い敗戦となった。



勢いを持って行かれたんじゃない。こっちから勝手に手放したんだよ。


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2014.09.07 / Top↑
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