8月31日 中日ドラゴンズ4-6広島東洋カープ


土曜休日の定例「出場選手登録と抹消」。予告先発投手でもあるブライアン・バリントンと、練習には合流していた岩本貴裕が出場選手登録。そして抹消されたのはブラッド・エルドレッドと江草仁貴。

ブラッド・エルドレッドの抹消は大方の予想通り、ではあったとは思うけど、岩本貴裕昇格の為に、江草仁貴を抹消するとは思わなかった、と言うのが正直な印象。先発ピッチャーを中5日で回転させる事になると、ある程度リリーフピッチャーへの負担も大きくなる。

江草仁貴を抹消した事で、ブルペン待機は6人。そしてこのまま先発を中5日で回すとなると、野村祐輔、福井優也のいずれかが外れることになる。二人とも残しておくと無事中6日で回すことは出来るけどどうなるか。どのピッチャーも中6日で7回まで110~120球くらい投げてくれれば問題はないんですが、デュアンテ・ヒースが「100球肩」を露呈してしまった今、多少弱点は投手力になるっぽい。

しかし昨日のスターティングメンバーにはびっくりした。

1(左)鈴木誠
2(遊)田中
3(二)菊池
4(中)丸
5(三)梵
6(一)小窪
7(右)堂林
8(捕)會澤
9(投)バリントン

ブラッド・エルドレッドが外れたのはいいとしても、同じ右バッターばかりを並べるにしても、しかし外野はファイヤフォーメーション。ライネル・ロサリオを外してまで鈴木誠也を「レフト」で起用する意味合いがわからない。二軍ではたいがい、ショートかライト。丸佳浩のカバーがどれだけ行き届くか。

守備位置はもういいとして、鈴木誠也の1番はこれはもう「消去法」でしょう。敢えて言うなら「ゼロ番」。田中広輔以降の通常打順でどの程度点が取れるか。そしてここ5試合、17打席17打数2安打8三振のライネル・ロサリオすらも外しての「純和製打線」。

さらには、1番の鈴木誠也、広島東洋カープ第65代4番打者の丸佳浩、7番の堂林翔太。いずれも高校時代のバッティングセンスなどを買われてプロ入りした元ピッチャー。「鍛え抜かれた精鋭の技と力」とは言うけども、外国人選手に頼れない今こそが「力を発揮するとき」。

不安は払拭された。チーム12安打、全部シングルヒットで6打点。

このスターティングメンバーでそれこそ「一発を狙っていい」と言う打者は皆無だと思う。敢えて言うなら會澤翼。そんな一種のハンデをモノともしない、ものの見事な1・3塁のプレッシャー。

4回表、會澤翼のライト線へのヒットから、梵英心がのタイムリーヒットまで、間一度の満塁を挟んで、常に1塁と3塁にランナーがいる状況。打って走っての繰り返し。これだけで4点を奪った。

一発頼みで常に中心に外国人選手を据えてきた今シーズンのカープ。一発には頼れない、と言う意識が「一発に頼らない」バッティングにうまく意識を向けられた証拠だと思う。


しかしその會澤翼・・・・。



広島會澤、右大腿筋損傷で登録抹消へ

広島会沢翼捕手(26)が負傷交代した。3回無死一塁で右翼線安打を放った際、一塁ベースを蹴ったあたりで右太もも裏を負傷。緒方野手総合コーチに背負われてベンチに戻り、名古屋市内の病院で「右大腿(だいたい)筋損傷」と診断された。9月1日に出場選手登録を抹消され、ベテラン倉が再登録される見込み。会沢は今季中の復帰について「頑張りたいです」と力を込めた。



傷んでしまった。

ファーストを回って、さぁここからって時にもう目も当てられない。最初は抑えている所を見て「あぁ、ハムストリングか」などと思ってましたが、何やらややこしいと言うか重そうな事態になってます。

「頑張りたいです」とは言うけれど、足腰に負担のかかるポジション。まずは慌てず騒がず「完治」を目指していただきたい。特に患部が患部なだけに、何度となくやらかす可能性も無きにしも非ず。全治もあるけど、実際に試合に出て違和感なく動けるようになるまでどれくらいかかるか。

そして、休み明けのこの人も傷んだ。



広島バリントン4失点…右肘張りで抹消へ

広島ブライアン・バリントン投手(33)が5回途中4失点と試合を作れず、9月1日に出場選手登録を抹消されることが決まった。3点リードの5回2死から2四球を与え、一、二塁から5番ルナに同点3ランを献上。ここで右肘の違和感を訴えて降板した。

本人は「3回あたりから前腕の張りが強くなって、投げきれない状態になってしまった」と説明した。



リフレッシュ休暇明けのブライアン・バリントンではありましたが、本当にリフレッシュしただけ、だったのかな。これじゃあ10日間の「休み無駄」としか言いようがない。立ち上がりから制球も悪かったし。「3回あたりから」とは言ってますが、もしかしたら最初からよろしくなかったのかも。

しかし、あれだけ手当たり次第に獲得した外国人選手が3人しか使い物にならなくなる時が来るとは思わなかった。ただその分、日本人選手で戦えるはずだし、今がその時だと思う。いつまでも外国人選手に頼っているようでは、チームも球団自体も強くならない。

いくら練習しても「補強」の一言で外国人選手で抑えつけていても、いずれはこうなる。

先にも書いたけど、カープの選手は「鍛え抜かれた精鋭」でないといけないはず。それが70人近く、揃っているはず。もう残り30試合を切った。野村謙二郎監督は「日替わり打線」を示唆しているみたいではあるけど、昨日みたいな試合はそれこそたまたま、と考えたほうがいいと思う。

一軍ベンチだけでなく二軍でも「わしの出番じゃろ」と思っている選手はいくらでもいるはずだ。


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2014.09.01 / Top↑
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