8月2日 読売ジャイアンツ3-1広島東洋カープ


金曜日10安打6四死球で2点 土曜日8安打2四死球で1点。いつの間にか「破壊力」と言う点では、ジャイアンツを大きく上回ってしまったカープではあるけど、この週末に関しては全く別のチーム、と言うかジャイアンツに完全におつきあいしてしまってる。

ただそのお付き合いってのは、得点上の話だけであって、内容では完全に負けてる。

阿部慎之介がスターティングメンバーにいなかったり、村田修一が外されたりと、打線に未だに試行錯誤の見られるジャイアンツ。昨日は長野久義をスターティングメンバーから外した。前向きに捉えたら「夏休み」とも捉える事も出来ますが原辰徳監督の本心やいかに。

尤もうちには、アレコレ理由をつけて登板回避するクローザーがおるんで困ってるんですがね。新幹線移動で腰痛いって。じゃあ今まで何で関東遠征に出かけてたのかって話。まぁそれは置いといて。

とにかく1番バッターの出来がこれだけ影響した試合ってのもそうそうないと思います。

ジャイアンツ坂本勇人は4打数2安打1本塁打1得点。1回裏先頭バッターでちゃんと出塁している。そして2番橋本到の送りバント(結果的にはエラー)でセカンドまで進んでいる。ジャイアンツの先制点には繋がらなかったけど、初回の1、2番の仕事としては100点満点の仕事ですよ。

どっちかと言えば今のカープ、特に昨日のスターティングメンバーってのは、見た目3番打者が3人立て続けに並んでいるようなもの。フォアボールの数、送りバントの数、出塁率とかを考慮すると、3番・2番・1番のような感じにも見える。この打順を野村謙二郎監督はどうお考えなのか。

確かに丸佳浩の長打力を考えると、3番丸佳浩、4番ブラッド・エルドレッドがいいんだろうし、クリーンアップの打点に繋がるんだろうけど、1番打者の出塁率が一向に上がらないようでは、こう言った接戦を取れない元凶にならないか。1球目から何をしたいのか分からない空振りをされてもな。

シーズン序盤から、多少のイレギュラーやアクシデントはあったものの、ほぼ2~4番は固定されてる。それとは対照的に、丸佳浩が3番に固定されて以降、1番バッターは木村昇吾、梵英心、堂林翔太、鈴木誠也、田中広輔 菊池涼介、ライネル・ロサリオ、天谷宗一郎、小窪哲也、の延べ9人。

どこも固定出来ている、とは言い難い状況ではあるけど、延べ10人はあまりにも多すぎやせんかな。もちろんこれは、予告先発制度に翻弄されての結果なんだけど、そうやって右往左往している間に、上本博紀でがっちり固定出来ているタイガースにあっさりと抜かれてしまっている。

打順を試行錯誤する音はいい事だけど、未だに「これ」と言った核弾頭が決まらないのはいただけない。堂林翔太を何とかして起用したいのは分からないでもないけど、消去法的1番打者ではチームに何ももたらさないし、堂林翔太の為にもならない。起用するなら1番打者としての徹底教育を。

5回表の攻撃も問題っちゅうたら問題。

大瀬良大地のスリーベースヒットと堂林翔太の犠牲フライで1点先制した、まではいいけどその後がよくない。菊池涼介初球に手を出してショートフライ、丸佳浩は3球目を打ちに行ってショートゴロ。全力疾走をしてベースを一周してきた大瀬良大地を、少しは休まそう、と言う考えはなかったのか。

数字だけの問題ではあるけど、菊池涼介がツーストライク●ボールまで追い込まれた場合のn打率が0.300を切る。特にフルカウントともなると0.083と極端に悪くなる。出来ればここはもう少し打席の中で自分で考えて、できる限り粘って大瀬良大地を休ませて欲しかった。丸佳浩もしかり。

5回裏終了でグラウンド整備が入って、幾ばくかの時間が取れるイニングならまだしも、終わってすぐ投げなければいけない4回表。もう完全に積極打法が裏目に出てしまった。幸いにも点は取られなんだし、ドーム球場だから、と言うのもあるけど、あまりにも何も考えてなさ過ぎではなかろうか。

ワンアウトでランナーもなし。1点入ったところで仕切り直し。もう一点追加しよう、と言う場面を考えても、あまりにも淡白すぎる攻撃。淡白どころか雑にすら見えた。



広島 エルドレッドがブレーキ スポニチ

広島は打線が低調で接戦に敗れた。5回無死三塁から堂林の中犠飛で1点を先制。しかし、6回に3点を奪われて逆転されると、その後はチャンスもつくれなかった。

野村監督は「あの1点で勝ちきろうとは思っていない。追加点が欲しかった」と嘆いた。
 
なかでも4番のエルドレッドはこの2試合、9打数無安打と精彩を欠く。主砲の不振には指揮官も「これが何試合も続くようではいけない」と悩ましげだった。



ブラッド・エルドレッドだけが問題じゃない。その前後のつなぎすら満足い出来てないようでは追加点など入るわけがない。1点取ってその次を、もう一度腰を据えて取りに行かないと勝てる訳が無い。

競り合いの展開の中で「もう一点」への執念が足りてないから、あんな攻撃になる。ブラッド・エルドレッドだけがブレーキじゃない。みんな揃ってブレーキになってしまってる。そんな試合で勝てるかって。

バット振り回すだけが野球じゃないんだ。


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2014.08.03 / Top↑
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