7月27日(日) 広島東洋カープ6-1阪神タイガース
前の記事を書きながら試合を見ながら、そして録画したものをもういっぺん見ながら、と言う「ながらながら」ではありますが、この試合を見てました。久しぶりに見ごたえのある試合になりました。
とにかく、カープ先発の福井優也。彼に尽きる。
これまでは、何をそんなに力を入れていたのか知らんけど、何をするにも表情はこわばっていた。マウンド上でキャッチャーのサインを覗き込む時も、キャッチャーから返ってくるボールを受け取るときも、肩の力が入りっぱなし。余裕のヨの字も感じられない、いっぱいいっぱいのマウンドさばき。
打たれればカッカして、フォアボールを出せば頭に血が上り、そしてあっさり失点、の繰り返し。自作自演とはよく言うけども「自滅自演」のピッチングの繰り返し。いつ切り捨てられてもおかしくないピッチングだった。野村謙二郎監督に「(次は)ないです」と実際切り捨てられるがごとく二軍落ち。
その間、一度だけ福井優也のピッチングを生で見る機会があった。6回2失点、被安打4ながら与四球5。もっとも、もう2か月近く前の試合だから何の参考にもなりませんが、よくぞここまで立ち直ったな、と。立ち直ったと言うよりも、テレビを見ている限りでは「丸くなったな」と。
1回表にあっさり先制はされてしまったけど、自滅じゃなかったのが良かったのかな。もしかしたら1回表、フォアボールフォアボール、そして長打食らって3失点、みたいな展開だったらまた違ったか。
ただ、この試合での福井優也は違った、どことなくではあるけども、終始実に穏やかな表情。憑き物が取れたと言えばいいのか、終始穏やかな表情。肩の力も抜けてたし。変に力んで力んでどこに行くかわからないようなピッチングもなかった。結果9回124球。上等ですよ。
ドラフト1位入団なんだから、ピッチャーとしての力はあるはず。ただそれをプロの世界に入ってどうコントロールしたらいいか分からなかっただけ、なのかも。そこに追い討ちをかけた野村謙二郎監督の「(次は)ないです」発言。1回表にダブルプレイを取る前から開き直りはあったんですよ。
2軍暮らし続いても…9回、福井コールに「うるっと来た」
スポニチ
広島の福井がルーキー時代の11年10月12日の横浜戦(マツダ)以来1019日ぶりの完投勝利に喜びをかみしめた。
「自分でもびっくり。(初回、ピンチを招き)もう終わったと思ったが、逆に開き直れた。ゲッツー取れたのが大きかった」。初回、1点を失いなおも1死一、三塁のピンチ。マートンを二ゴロ併殺に打ち取り波に乗った。
124球を投げ9回を9安打1失点。完投が3年ぶりなら白星も12年8月4日の阪神戦(マツダ)以来、722日ぶりだった。
今季も5月7日のヤクルト戦(神宮)で初登板初先発したが、5回6失点で敗戦投手となり2軍降格。この日、1軍登録され即先発でようやく結果を出した。「悔しい思いしかなかったが、我慢しながら一生懸命やってました。慢心せず、もっと活躍したいのできょうは50点」と今後にこだわる。
福井は10年に早大からドラフト1位で広島に入団。同期の日本ハム・斎藤佑、西武・大石とともに“早大ドラ1トリオ”と注目を集めた。だが、昨季は3人そろって未勝利に終わった。復活を期し、オフには3人で合同トレーニングも行ったが、福井のこの日の勝利が唯一の白星と苦難が続く。
このままでは終われない。そんな気持ちを後押しするように9回のマウンドに向かう際にはスタンドから「福井コール」が起こった。「うるっときた。うれしかった」。自らの負けん気に、ファンの声援も力に変え、先発ローテーション入りに名乗りを上げた。
まだ先発ローテーション5番目、6番目争いかも知れない。このまま行けばこの後はジャイアンツ、そしてタイガースと上位チーム相手の登板が続く。でき如何によっては格上げもあろうし、格下げもあろう。問題は次、そしてその次の登板ですよ。まだまだホッとしてられないのが現実。
ではあるけど、昨日の福井優也を引き出したのはやっぱり會澤翼だと思う。
キャッチャーは配球だなんだとか言われますが、まずはピッチャーの気持ちをいい方に鼓舞すること。サインを出しても100パーセント、その通りに来ることなんかなかなかないんだし、多少的はずれなボールが来ても「それくらいならまぁいいよ、ええボールが来てる」くらいに考えれないと。
あと、福井優也がヒーローインタビューで言ってたけど「テンポよく投げられた」。これものすごく重要だと思う。特にメンタル面に難があった福井優也には、いらん事を考えさせる暇を与えないほうがいい。その為には捕ってさっさとジェスチャーひとつでさとボールを返す會澤翼の方がいい。
当然そのテンポが相手チームにはまってしまった時の悲惨さはある。會澤翼にもその気配が無きにしも非ずだけど、それはもっともっとスターティングメンバーで出続けることによって改善される筈。
キャッチャーには経験が必要、とは誰しもが言う言葉ではあるけど、若かろうが何しようが、まず試合に出してもらわなければいけない。その為には、打席に立つ以上はある程度打てないと。
7月21日に石原慶幸が故障も癒えて出場選手登録されたけど、まだろくに打席に立たせてもらえてない。それどころかオールスター戦明け以降は會澤翼がスタメンマスクを張っている。やはり「守ってナンボ」のキャッチャーとは言え、0・270は打てないと、勝負になりませんからね。
負けん気の福井優也×強気の會澤翼、それこそ「起爆剤」になるか。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)
前の記事を書きながら試合を見ながら、そして録画したものをもういっぺん見ながら、と言う「ながらながら」ではありますが、この試合を見てました。久しぶりに見ごたえのある試合になりました。
とにかく、カープ先発の福井優也。彼に尽きる。
これまでは、何をそんなに力を入れていたのか知らんけど、何をするにも表情はこわばっていた。マウンド上でキャッチャーのサインを覗き込む時も、キャッチャーから返ってくるボールを受け取るときも、肩の力が入りっぱなし。余裕のヨの字も感じられない、いっぱいいっぱいのマウンドさばき。
打たれればカッカして、フォアボールを出せば頭に血が上り、そしてあっさり失点、の繰り返し。自作自演とはよく言うけども「自滅自演」のピッチングの繰り返し。いつ切り捨てられてもおかしくないピッチングだった。野村謙二郎監督に「(次は)ないです」と実際切り捨てられるがごとく二軍落ち。
その間、一度だけ福井優也のピッチングを生で見る機会があった。6回2失点、被安打4ながら与四球5。もっとも、もう2か月近く前の試合だから何の参考にもなりませんが、よくぞここまで立ち直ったな、と。立ち直ったと言うよりも、テレビを見ている限りでは「丸くなったな」と。
1回表にあっさり先制はされてしまったけど、自滅じゃなかったのが良かったのかな。もしかしたら1回表、フォアボールフォアボール、そして長打食らって3失点、みたいな展開だったらまた違ったか。
ただ、この試合での福井優也は違った、どことなくではあるけども、終始実に穏やかな表情。憑き物が取れたと言えばいいのか、終始穏やかな表情。肩の力も抜けてたし。変に力んで力んでどこに行くかわからないようなピッチングもなかった。結果9回124球。上等ですよ。
ドラフト1位入団なんだから、ピッチャーとしての力はあるはず。ただそれをプロの世界に入ってどうコントロールしたらいいか分からなかっただけ、なのかも。そこに追い討ちをかけた野村謙二郎監督の「(次は)ないです」発言。1回表にダブルプレイを取る前から開き直りはあったんですよ。
2軍暮らし続いても…9回、福井コールに「うるっと来た」
スポニチ
広島の福井がルーキー時代の11年10月12日の横浜戦(マツダ)以来1019日ぶりの完投勝利に喜びをかみしめた。
「自分でもびっくり。(初回、ピンチを招き)もう終わったと思ったが、逆に開き直れた。ゲッツー取れたのが大きかった」。初回、1点を失いなおも1死一、三塁のピンチ。マートンを二ゴロ併殺に打ち取り波に乗った。
124球を投げ9回を9安打1失点。完投が3年ぶりなら白星も12年8月4日の阪神戦(マツダ)以来、722日ぶりだった。
今季も5月7日のヤクルト戦(神宮)で初登板初先発したが、5回6失点で敗戦投手となり2軍降格。この日、1軍登録され即先発でようやく結果を出した。「悔しい思いしかなかったが、我慢しながら一生懸命やってました。慢心せず、もっと活躍したいのできょうは50点」と今後にこだわる。
福井は10年に早大からドラフト1位で広島に入団。同期の日本ハム・斎藤佑、西武・大石とともに“早大ドラ1トリオ”と注目を集めた。だが、昨季は3人そろって未勝利に終わった。復活を期し、オフには3人で合同トレーニングも行ったが、福井のこの日の勝利が唯一の白星と苦難が続く。
このままでは終われない。そんな気持ちを後押しするように9回のマウンドに向かう際にはスタンドから「福井コール」が起こった。「うるっときた。うれしかった」。自らの負けん気に、ファンの声援も力に変え、先発ローテーション入りに名乗りを上げた。
まだ先発ローテーション5番目、6番目争いかも知れない。このまま行けばこの後はジャイアンツ、そしてタイガースと上位チーム相手の登板が続く。でき如何によっては格上げもあろうし、格下げもあろう。問題は次、そしてその次の登板ですよ。まだまだホッとしてられないのが現実。
ではあるけど、昨日の福井優也を引き出したのはやっぱり會澤翼だと思う。
キャッチャーは配球だなんだとか言われますが、まずはピッチャーの気持ちをいい方に鼓舞すること。サインを出しても100パーセント、その通りに来ることなんかなかなかないんだし、多少的はずれなボールが来ても「それくらいならまぁいいよ、ええボールが来てる」くらいに考えれないと。
あと、福井優也がヒーローインタビューで言ってたけど「テンポよく投げられた」。これものすごく重要だと思う。特にメンタル面に難があった福井優也には、いらん事を考えさせる暇を与えないほうがいい。その為には捕ってさっさとジェスチャーひとつでさとボールを返す會澤翼の方がいい。
当然そのテンポが相手チームにはまってしまった時の悲惨さはある。會澤翼にもその気配が無きにしも非ずだけど、それはもっともっとスターティングメンバーで出続けることによって改善される筈。
キャッチャーには経験が必要、とは誰しもが言う言葉ではあるけど、若かろうが何しようが、まず試合に出してもらわなければいけない。その為には、打席に立つ以上はある程度打てないと。
7月21日に石原慶幸が故障も癒えて出場選手登録されたけど、まだろくに打席に立たせてもらえてない。それどころかオールスター戦明け以降は會澤翼がスタメンマスクを張っている。やはり「守ってナンボ」のキャッチャーとは言え、0・270は打てないと、勝負になりませんからね。
負けん気の福井優也×強気の會澤翼、それこそ「起爆剤」になるか。
そうだそうだと思われる方も、んなわけなかろーがヴォケナス!と思われる方も、とにかくクリック(笑)


2014.07.28 / Top↑
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