
戸田 初白星、浮上への道 読売新聞夕刊 アットカープ
シーズン当初は記録的なペースで快走した広島も、先発陣にへばりが出て失速感は否めない。だが、前半戦最後となった16日のDeNA戦で一筋の光が見えた。今季2度目の先発でプロ初勝利を挙げた3年目の左腕、戸田隆矢だ。
最速147キロの速球を軸に、強打のDeNA打線を四回まで、5奪三振の無失点に抑え、四回の打席では安打も放った。勝利投手の権利がかかった五回は「慎重になりすぎた」とストライクを取りにいった変化球を打たれて同点3ランに。それでも、その裏、味方が勝ち越して白星を手にした。「本当にうれしい」。母圭子さんさんにウィニングボールを手渡し、喜びを分かち合った。
神戸市出身。甲子園のマウンドには立てなかったが、鹿児島・樟南高では2年時からエースを担い、2012年ドラフト3位で広島に入団した。昨年はウエスタンリーグで8勝をマーク。
二軍で調整中の春先から「もっと食べろよ」と他球団の編成担当者に声をかけられ、こまめに食べる努力を続けた。入団時に比べると3キロ増えたというが、それでも1メートル81で71キロしかない。線の細さは窮地でもしっかり腕が振れる精神面の強さで補っている。
チーム浮上のカギに野村監督が挙げるのが、投手陣の「新しい力」だ。雨でエースの前田健太のローテーションがずれ、巡ってきたワンチャンスをもモノにした21歳の戸田。背番号「53」が、23年ぶりのリーグ制覇への救世主となれるか。
先日、プロ入り初勝鯉を挙げた戸田隆矢が、読売新聞大阪版夕刊でも取り上げられてました。
しかし相変わらず細いですなぁ。身長・体重のバランスを考えると問題なしとは思いますが、プロ野球選手の体格を考えると、まだまだ細い。少なくとも、13cm身長の低い私と体重が変わらないのはいただけない。とりあえずは苦言を呈しておきましょう。もっと食え(笑)。
とは言うものの、あれだけのトレーニングを行っておきながら、入団以来3kgしか増えてないってのは、元から太りにくい体質ではあるのかな。それでいて147km/hのストレート。
「精神面の強さで補っている」と、えらい漠然とした言葉で括られてはいるけど、食う食わないはまず置いといて「それだけの練習をしてきたんだから、投げれないはずがない」と言う自信か。
で「投手陣の新しい力」とは言うけども、まだまだ使うべき選手はいくらでもいる(またこの話)。
野村謙二郎監督の頭の中では「まだまだ満足な結果の得られるリリーフ左腕がいない」という結果、戸田隆矢をリリーフで使ってたんだろうと思う。けど本来、リリーフ左腕はもっと他にいるはずですよ。由宇練習場に行けば、サブグラウンドでんくを受けているピッチャーの半部以上が左ですよ。
利き腕の左右で対戦するバッターを選ぶのも、作戦としてはいいかも知れないけども、それで満足な結果を得られないのであれば、いっそ「逆転の発想」があってもいいんじゃないか、とも思います。
特に先発をするピッチャーは、バッターの左右関係なしに対戦するんだし、その考えをそのままリリーフピッチャーに当てはめる事も出来るはず。出来ないはずがないんですよ。
特に二軍の場合、遠征に帯同させるピッチャーは限られている。少ない人数でやりくりしている以上、やむを得ず右対左、左対右の場面も出てくる。そんな時に「ピッチャーがいないから」って試合放棄、しないでしょ。そう言う場面で登板させての「成長」ではないでしょうかね。
今後、戸田隆矢が先発ローテーションい残れる可能性、どの程度あるのかは分かりません。まだまだピッチャーはいますから。個人的には先発5番目、6番目は入れ替り立ち替りでいいと思います。
戸田隆矢はまだその輪の中にいます。しかしその中でしっかり結果を起こしていけば、4番目、3番目に上がれる可能性も無きにしも非ず。特に大卒ルーキーの二人の「先」がまだまだ不透明な現状、戸田隆矢が先発ローテーションに食い込んでくるのは非常に楽しみ、であります。
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2014.07.23 / Top↑
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