さて、7月9日の阪神鳴尾浜球場の「試合編」です。
この試合では試合のビデオ撮影を戦友に丸投げし(笑)、バックネット裏か定位置他からの画像撮影に専念しています。ごく一部だけ動画撮影はしていますが、あまり真面目に撮影してません(笑)。

試合開始前の円陣。声出しは「オールスターのキャッチャー」中村亘祐。

試合開始20分前のスタンドの様子。甲子園球場との親子ゲームとは言うものの、天候が思わしくなかったせいか客足は伸びず。それでも試合中盤にはそこそこ埋まりました。
スターティングメンバー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)鈴木誠
2(二)上本
3(中)迎
4(一)栗原
5(指)ロサリオ
6(右)下水流
7(左)高橋
8(捕)石原
9(三)美間
投手:中崎


●あまり投げる機会を見た覚えのない中崎翔太ではありますが、相変わらず下半身の脆弱さは否めない。個人的には小山伸一郎みたいな、スタミナ十分のセットアッパーになって欲しいんですが。
●そして、これは事前に両チームでの申し合わせではありますが、先発ピッチャーが分かっているので、ずらり並んだ右バッター。「打てて当たり前」とは言うものの、あまりいただけないな、とも。
後攻:阪神タイガース
1(三)西岡
2(中)柴田
3(右)伊藤隼
4(指)新井良
5(一)森田
6(遊)北條
7(左)中谷
8(捕)小宮山
9(二)荒木
投手:岩貞


○ルーキー岩貞祐太、中6日空けてのプロ入り2度目の登板。1番から9番まで右バッターを並べたカープ打線にどれだけ通用するか。特に栗原健太、ライネル・ロサリオ辺りにどれだけ対処できるか。と言うか初物に弱いカープ。大丈夫なんでしょうか。
審判

球審:小石澤健、一塁:山村裕也、二塁:芦原英智、三塁:梅木謙一
打者成績
1回表
鈴木誠 1‐2から5球目を打ってサードゴロ
上本 1‐1から3球目を打ってショートフライ
迎 1‐2から4球目を打ってライトフライ
1回裏
西岡 1‐0から2球目を打ってライトフライ
柴田 0‐1から2球目を打ってファーストゴロ
伊藤隼 2‐2から5球目を空振り三振
2回表
栗原 フルカウントから6球目を空振り三振
ロサリオ 1‐2から4球目を打ってセカンドフライ
下水流 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ
2回裏
新井良 2‐2から6球目を空振り三振

森田 1‐1から3球目を打ってレフトへホームラン
タイガース1‐0カープ
北條 初球を打ってセンターフライ
中谷 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
小宮山 フルカウントから6球目を空振り三振
○この日のタイガースのスタメンで、ホームランを打ってドヤ顔OKは森田一成と新井良太だけ。しかしながら鳴尾浜球場で活躍してもらっても困るのも事実。と言うかタイガース球団は森田一成をどう扱いたいのか。簡単に「ファーストは一発長打の外国人枠」と決めていいのか。
○それにしても、中谷将大が全く怖くなくなってしまったのは残念と言えば残念。この試合を終えたところで打率は0.181。一発どころかヒットすらまともに望めない状況。自称「鳴尾浜の不良中年」の皆さんからも酷評されている始末。いったいタイガースは彼をどう伸ばしたいのか。
3回表

高橋 1‐0から2球目を打ってレフト前ヒット
石原 ストレートのフォアボール
美間 1‐0から2球目をキャッチャー前送りバント、しかしサードフォースアウト
鈴木誠 0‐1から2球目を打ってライトフライ
上本 0‐2から3球目を打ってサードゴロ
3回裏
荒木 1‐2から4球目を打ってピッチャーのベースカバー遅れエラー
西岡 1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ
柴田 1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ
伊藤隼 2‐2から7球目を打ってレフトフライ
4回表
迎 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
栗原 初球を打ってショートフライ
次打者ロサリオの5球目前にボークでファーストランナー迎はセカンドへ
ロサリオ 2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ
下水流 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
高橋 初球を打ってサードライナー
4回裏
新井良 1‐1から3球目を打ってショートゴロエラー
森田 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
北條 1‐2から5球目を空振り三振
中谷 0‐2から3球目を空振り三振
5回表
石原 2‐1から4球目を打ってショートゴロ

美間 2‐2から5球目を打ってレフト前ヒット
鈴木誠 2‐0から3球目を打ってファーストフライ

次打者上本の2球目に美間セカンド盗塁成功
上本 2‐0から3球目を打ってレフトフライ
5回裏
小宮山 初球を打ってサードゴロ
荒木 2‐1から4球目を打ってピッチャーゴロ
西岡 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
6回表
タイガース選手交代
サード西岡に代えて陽川
ピッチャー岩貞に代えて西村
迎の代打中村憲 1‐1から3球目を打ってショートフライ
栗原 1‐2から4球目を打ってファーストフライ
ロサリオ 2‐2から5球目を打ってサードゴロ
6回裏
カープ選手交代
代打中村憲がライト
ライト下水流がセンター
柴田 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
伊藤隼 2‐0から3球目を打ってライトフライ
新井良 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロセカンド封殺
森田 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
北條 1‐1から3球目を打ってセンターフライ
7回表
タイガース選手交代
ライト伊藤隼に代えて田上
ピッチャー西村に代えて久保田
下水流 1‐2から5球目を空振り三振
高橋 ストレートのフォアボール
石原の代打東出 1‐1から球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
○出てくるピッチャー出てくるピッチャー、後ろから酷な声が聞こえてきましたが(笑)。久保田智之あたりはこんな所でえっちらおっちら投げている場合ではないし、まだまだ老け込む年齢でもない。安藤だ福原だ挙げ句の果てには中継ぎ強化ってんで建山義紀。ぼーっとしている場合ではない。
7回裏
カープ選手交代
ピッチャー中崎に代えて一岡


代打東出に代えてキャッチャー白濱
中谷 初球を打ってライトフライ
小宮山 フルカウントから8球目を打ってセカンドファウルフライ
荒木 1‐2から4球目を打ってピッチャーライナー
●一岡竜司の、おそらく連投テストかとは思います。二日連続で投げてみて、疲労度はどの程度残るか、痛めた右肩への影響はあるかどうか、を見定めるのが主目的なのかも。前日から続くMax142km/hはそれこそ「手探りと自重と試行錯誤の結果」かとも思ったり。
●ただ、見る限りは右肩痛が再発しそうなフォームではあると思うので、慎重にことを進めることに越したことはない。野村謙二郎監督が視察に訪れていたらしいですが、言わば「そこそこ」。期待はされているし戦力ではあると思いますが、まだプロ入り3年目。無理と油断は禁物。
8回表
タイガース選手交代
ピッチャー久保田に代えて山本
美間 1‐2から5球目を空振り三振


鈴木誠 初球を打ってレフトへ同点ホームラン
タイガース1‐1カープ
上本 初球を打ってセンターフライ
中村憲の代打鈴木将 1‐0から2球目を打ってライトフライ
8回裏
カープ選手交代
ピッチャー一岡に代えて中村恭
陽川 0‐1から2球目を打って左中間突破ツーベースヒット
柴田 0‐1から2球目をファースト前送りバント失敗サードフォースアウト
田上の代打狩野 3‐1から5球目を選んでフォアボール
新井良 フルカウントから6球目を空振り三振
森田の代打黒瀬 0‐2から3球目を見逃し三振
●何週間か前の、対ホークス戦のUstreamで、少しだけ気になっていた中村恭平のピッチングフォーム。前よりもしっかりと踏み込めるようになり、そして踏み込んだ右足をしっかり折ることが出来るようになっていました。以前は「腰を折るだけ」のようなフィー無ではありましたが。
●ストレートはMax144km/hは出ていましたが、まだ若干ばらつきがあるようなないような。ただ、新井良太を空振り三振(と言ってもファウルチップ)に斬って取ったストレートは素晴らしかった、それを常時投げることが出来るようになれば、もう一度一軍での登板機会があるかも、と思います。
●その前に、ここで中村恭平が登板するとは思いませんでした。やはり一部の話通り(笑)、翌日10日の雨天中止を見込んでの繰り上げ登板だったのか。そしてその予想通り10日の試合は朝08:15に中止が決定しましたが、それで割を食ってしまったのが梅津智弘、岩見優輝、ザック・フィリップス。
●そしてこの回の見所は栗原健太の送りバント処理。中村恭平のフォームに気を取られ、栗原健太がまともに写ってませんが、本来ファーストはこれくらい動いてもらわないと。ブラッド・エルドレッドも一生懸命やってくれてはいるけど、栗原健太のフィールディングを見てしまうと「まだまだだなぁ」と。
●だから余計に、バッティングが上向き加減にならないのが歯がゆい。個人的にはファーストのn守備固めで一軍ベンチ入りさせてもいいとすら思いますが、野村謙二郎監督にそこまでの余裕があるかどうか。そしれそれが実現したとしても、し栗原健太が守備だけで周囲が納得するか。
9回表
タイガース選手交代
ピッチャー山本に代えて小嶋
代打黒瀬がそのまま入りファースト
代打狩野に代えてセンターに横田
センター柴田がレフトへ
レフト中谷がライトへ
栗原 2‐2から6球目を空振り三振
ロサリオ 2‐2から6球目を空振り三振
下水流 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
9回裏
北條 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ
中谷 1‐1から3球目を打ってショート小フライ


小宮山の代打一二三 2‐1から4球目を打ってレフトへサヨナラホームラン

○ソロホームランの応酬になったこの試合の締めは、一二三慎太のサヨナラホームラン。ぶっちゃけ悔しいっつーたら悔しいんですが、彼もまた野手転向で苦労している選手のうちの一人。今シーズン当初は4晩も任されたものの、打率1割台(このホームランで0.180)と苦境の真っ只中。
○平田二軍監督がどういう意図で彼を四番に据えたのかは分かりませんが、練習とかを見てても、あまり貪欲さが感じられないのも確か。もっと必死になってバットを振らないと。
広島 000 000 010 1 H3 E2
阪神 010 000 001 2 H3 E0
勝利投手:小嶋達也
敗戦投手:中村恭平
本塁打:[広島]鈴木誠也(8回、山本翔也から)
[阪神]森田一成(2回、中崎翔太から) 一二三慎太(9回裏、中村恭平から)
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
広島東洋カープ
中崎 6 24 103 1 3 5 1 1
一岡 1 3 13 0 0 0 0 0
恭平 1.2 8 26 2 1 2 1 1
阪神タイガース
岩貞 5 20 78 2 3 1 0 0
西村 1 3 12 0 0 0 0 0
久保 1 3 13 0 1 1 0 0
山本 1 4 9 1 0 1 1 1
小嶋 1 3 18 0 0 0 0 0
タイガース先発岩貞祐太、カープ先発中崎翔太、ともにナイスピッチング。
中崎翔太は、ストレートが多くないリードの中、打ち取るところはしっかりと打ち取って、結局的には森田一成のホームランだけの1失点、どころか被安打1。
とにかく彼の場合は「まず体力」だと思います。やや太めの上半身に対して、かなり細めの下半身。ふくらはぎ辺りなんかもっとどっしりしててもいい。ストレートだけでなく、スライダーもいいものを持っているんだから、長いイニングを投げる事が出来るだけのスタミナが欲しいなぁ。
球団公式サイトの試合レポートには「ストレートで抑えられるようにならないと1軍では通用しない。」とありますが、ストレートの速さだけが若手投手の課題ではない。鍛えれば、そしてコツをつかめばストレートの球速はアップするだろうとは思いますが、しっかりとした変化球があってこそのストレート。
石原慶幸とのバッテリーでこれだけ投げれるのであれば、すぐにでも上に投げてもいい、かとは思います。打たれたら打たれたで、それはまた課題になるし、肥やしになる。大瀬良大地、九里亜蓮のルーキー2人がやや下降気味の今を乗り切るのは、由宇の暑さを知ってる彼なのかも。
そして岩貞祐太。フレッシュオールスターゲームにも選出されている彼の二度目の登板は、80球メドだったのか5イニングまでだったのか。いずれにしろ左肘への負担を考えての中6日と思いますが、こちらもまたシングルヒット2本に抑える完璧なピッチング。
右バッターがずらっと並んだ打線ではありましたが、ストレートのMaxは前回登板よりもアップして146km/h。前回同様キレにキレてたスライダーも二重丸。あとは体力偉大だとは思いますが、フレッシュオールスター明けの後半戦、一軍の先発ローテーションに食い込んでくる可能性も。
そして、どうでもいい話ですが、これを書いている人が「サヨナラホームラン」を見たのは、2008年7月27日、カープ対ベイスターズでの、スコット・シーボルのサヨナラ満塁ホームラン以来6年ぶり。
―――――以上、貧打戦レポートでした。
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この試合では試合のビデオ撮影を戦友に丸投げし(笑)、バックネット裏か定位置他からの画像撮影に専念しています。ごく一部だけ動画撮影はしていますが、あまり真面目に撮影してません(笑)。


試合開始前の円陣。声出しは「オールスターのキャッチャー」中村亘祐。


試合開始20分前のスタンドの様子。甲子園球場との親子ゲームとは言うものの、天候が思わしくなかったせいか客足は伸びず。それでも試合中盤にはそこそこ埋まりました。
スターティングメンバー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)鈴木誠
2(二)上本
3(中)迎
4(一)栗原
5(指)ロサリオ
6(右)下水流
7(左)高橋
8(捕)石原
9(三)美間
投手:中崎









●あまり投げる機会を見た覚えのない中崎翔太ではありますが、相変わらず下半身の脆弱さは否めない。個人的には小山伸一郎みたいな、スタミナ十分のセットアッパーになって欲しいんですが。
●そして、これは事前に両チームでの申し合わせではありますが、先発ピッチャーが分かっているので、ずらり並んだ右バッター。「打てて当たり前」とは言うものの、あまりいただけないな、とも。
後攻:阪神タイガース
1(三)西岡
2(中)柴田
3(右)伊藤隼
4(指)新井良
5(一)森田
6(遊)北條
7(左)中谷
8(捕)小宮山
9(二)荒木
投手:岩貞








○ルーキー岩貞祐太、中6日空けてのプロ入り2度目の登板。1番から9番まで右バッターを並べたカープ打線にどれだけ通用するか。特に栗原健太、ライネル・ロサリオ辺りにどれだけ対処できるか。と言うか初物に弱いカープ。大丈夫なんでしょうか。
審判


球審:小石澤健、一塁:山村裕也、二塁:芦原英智、三塁:梅木謙一
打者成績
1回表
鈴木誠 1‐2から5球目を打ってサードゴロ
上本 1‐1から3球目を打ってショートフライ
迎 1‐2から4球目を打ってライトフライ
1回裏
西岡 1‐0から2球目を打ってライトフライ
柴田 0‐1から2球目を打ってファーストゴロ
伊藤隼 2‐2から5球目を空振り三振
2回表
栗原 フルカウントから6球目を空振り三振
ロサリオ 1‐2から4球目を打ってセカンドフライ
下水流 フルカウントから6球目を打ってサードゴロ
2回裏
新井良 2‐2から6球目を空振り三振




森田 1‐1から3球目を打ってレフトへホームラン
タイガース1‐0カープ
北條 初球を打ってセンターフライ
中谷 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
小宮山 フルカウントから6球目を空振り三振
○この日のタイガースのスタメンで、ホームランを打ってドヤ顔OKは森田一成と新井良太だけ。しかしながら鳴尾浜球場で活躍してもらっても困るのも事実。と言うかタイガース球団は森田一成をどう扱いたいのか。簡単に「ファーストは一発長打の外国人枠」と決めていいのか。
○それにしても、中谷将大が全く怖くなくなってしまったのは残念と言えば残念。この試合を終えたところで打率は0.181。一発どころかヒットすらまともに望めない状況。自称「鳴尾浜の不良中年」の皆さんからも酷評されている始末。いったいタイガースは彼をどう伸ばしたいのか。
3回表



高橋 1‐0から2球目を打ってレフト前ヒット
石原 ストレートのフォアボール
美間 1‐0から2球目をキャッチャー前送りバント、しかしサードフォースアウト
鈴木誠 0‐1から2球目を打ってライトフライ
上本 0‐2から3球目を打ってサードゴロ
3回裏
荒木 1‐2から4球目を打ってピッチャーのベースカバー遅れエラー
西岡 1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ
柴田 1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ
伊藤隼 2‐2から7球目を打ってレフトフライ
4回表
迎 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
栗原 初球を打ってショートフライ
次打者ロサリオの5球目前にボークでファーストランナー迎はセカンドへ
ロサリオ 2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ
下水流 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
高橋 初球を打ってサードライナー
4回裏
新井良 1‐1から3球目を打ってショートゴロエラー
森田 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
北條 1‐2から5球目を空振り三振
中谷 0‐2から3球目を空振り三振
5回表
石原 2‐1から4球目を打ってショートゴロ



美間 2‐2から5球目を打ってレフト前ヒット
鈴木誠 2‐0から3球目を打ってファーストフライ


次打者上本の2球目に美間セカンド盗塁成功
上本 2‐0から3球目を打ってレフトフライ
5回裏
小宮山 初球を打ってサードゴロ
荒木 2‐1から4球目を打ってピッチャーゴロ
西岡 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
6回表
タイガース選手交代
サード西岡に代えて陽川
ピッチャー岩貞に代えて西村
迎の代打中村憲 1‐1から3球目を打ってショートフライ
栗原 1‐2から4球目を打ってファーストフライ
ロサリオ 2‐2から5球目を打ってサードゴロ
6回裏
カープ選手交代
代打中村憲がライト
ライト下水流がセンター
柴田 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
伊藤隼 2‐0から3球目を打ってライトフライ
新井良 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロセカンド封殺
森田 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
北條 1‐1から3球目を打ってセンターフライ
7回表
タイガース選手交代
ライト伊藤隼に代えて田上
ピッチャー西村に代えて久保田
下水流 1‐2から5球目を空振り三振
高橋 ストレートのフォアボール
石原の代打東出 1‐1から球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ
○出てくるピッチャー出てくるピッチャー、後ろから酷な声が聞こえてきましたが(笑)。久保田智之あたりはこんな所でえっちらおっちら投げている場合ではないし、まだまだ老け込む年齢でもない。安藤だ福原だ挙げ句の果てには中継ぎ強化ってんで建山義紀。ぼーっとしている場合ではない。
7回裏
カープ選手交代
ピッチャー中崎に代えて一岡





代打東出に代えてキャッチャー白濱
中谷 初球を打ってライトフライ
小宮山 フルカウントから8球目を打ってセカンドファウルフライ
荒木 1‐2から4球目を打ってピッチャーライナー
●一岡竜司の、おそらく連投テストかとは思います。二日連続で投げてみて、疲労度はどの程度残るか、痛めた右肩への影響はあるかどうか、を見定めるのが主目的なのかも。前日から続くMax142km/hはそれこそ「手探りと自重と試行錯誤の結果」かとも思ったり。
●ただ、見る限りは右肩痛が再発しそうなフォームではあると思うので、慎重にことを進めることに越したことはない。野村謙二郎監督が視察に訪れていたらしいですが、言わば「そこそこ」。期待はされているし戦力ではあると思いますが、まだプロ入り3年目。無理と油断は禁物。
8回表
タイガース選手交代
ピッチャー久保田に代えて山本
美間 1‐2から5球目を空振り三振





鈴木誠 初球を打ってレフトへ同点ホームラン
タイガース1‐1カープ
上本 初球を打ってセンターフライ
中村憲の代打鈴木将 1‐0から2球目を打ってライトフライ
8回裏
カープ選手交代
ピッチャー一岡に代えて中村恭
陽川 0‐1から2球目を打って左中間突破ツーベースヒット
柴田 0‐1から2球目をファースト前送りバント失敗サードフォースアウト
田上の代打狩野 3‐1から5球目を選んでフォアボール
新井良 フルカウントから6球目を空振り三振
森田の代打黒瀬 0‐2から3球目を見逃し三振
●何週間か前の、対ホークス戦のUstreamで、少しだけ気になっていた中村恭平のピッチングフォーム。前よりもしっかりと踏み込めるようになり、そして踏み込んだ右足をしっかり折ることが出来るようになっていました。以前は「腰を折るだけ」のようなフィー無ではありましたが。
●ストレートはMax144km/hは出ていましたが、まだ若干ばらつきがあるようなないような。ただ、新井良太を空振り三振(と言ってもファウルチップ)に斬って取ったストレートは素晴らしかった、それを常時投げることが出来るようになれば、もう一度一軍での登板機会があるかも、と思います。
●その前に、ここで中村恭平が登板するとは思いませんでした。やはり一部の話通り(笑)、翌日10日の雨天中止を見込んでの繰り上げ登板だったのか。そしてその予想通り10日の試合は朝08:15に中止が決定しましたが、それで割を食ってしまったのが梅津智弘、岩見優輝、ザック・フィリップス。
●そしてこの回の見所は栗原健太の送りバント処理。中村恭平のフォームに気を取られ、栗原健太がまともに写ってませんが、本来ファーストはこれくらい動いてもらわないと。ブラッド・エルドレッドも一生懸命やってくれてはいるけど、栗原健太のフィールディングを見てしまうと「まだまだだなぁ」と。
●だから余計に、バッティングが上向き加減にならないのが歯がゆい。個人的にはファーストのn守備固めで一軍ベンチ入りさせてもいいとすら思いますが、野村謙二郎監督にそこまでの余裕があるかどうか。そしれそれが実現したとしても、し栗原健太が守備だけで周囲が納得するか。
9回表
タイガース選手交代
ピッチャー山本に代えて小嶋
代打黒瀬がそのまま入りファースト
代打狩野に代えてセンターに横田
センター柴田がレフトへ
レフト中谷がライトへ
栗原 2‐2から6球目を空振り三振
ロサリオ 2‐2から6球目を空振り三振
下水流 フルカウントから6球目を打ってライトフライ
9回裏
北條 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ
中谷 1‐1から3球目を打ってショート小フライ




小宮山の代打一二三 2‐1から4球目を打ってレフトへサヨナラホームラン

○ソロホームランの応酬になったこの試合の締めは、一二三慎太のサヨナラホームラン。ぶっちゃけ悔しいっつーたら悔しいんですが、彼もまた野手転向で苦労している選手のうちの一人。今シーズン当初は4晩も任されたものの、打率1割台(このホームランで0.180)と苦境の真っ只中。
○平田二軍監督がどういう意図で彼を四番に据えたのかは分かりませんが、練習とかを見てても、あまり貪欲さが感じられないのも確か。もっと必死になってバットを振らないと。
広島 000 000 010 1 H3 E2
阪神 010 000 001 2 H3 E0
勝利投手:小嶋達也
敗戦投手:中村恭平
本塁打:[広島]鈴木誠也(8回、山本翔也から)
[阪神]森田一成(2回、中崎翔太から) 一二三慎太(9回裏、中村恭平から)
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
広島東洋カープ
中崎 6 24 103 1 3 5 1 1
一岡 1 3 13 0 0 0 0 0
恭平 1.2 8 26 2 1 2 1 1
阪神タイガース
岩貞 5 20 78 2 3 1 0 0
西村 1 3 12 0 0 0 0 0
久保 1 3 13 0 1 1 0 0
山本 1 4 9 1 0 1 1 1
小嶋 1 3 18 0 0 0 0 0
タイガース先発岩貞祐太、カープ先発中崎翔太、ともにナイスピッチング。
中崎翔太は、ストレートが多くないリードの中、打ち取るところはしっかりと打ち取って、結局的には森田一成のホームランだけの1失点、どころか被安打1。
とにかく彼の場合は「まず体力」だと思います。やや太めの上半身に対して、かなり細めの下半身。ふくらはぎ辺りなんかもっとどっしりしててもいい。ストレートだけでなく、スライダーもいいものを持っているんだから、長いイニングを投げる事が出来るだけのスタミナが欲しいなぁ。
球団公式サイトの試合レポートには「ストレートで抑えられるようにならないと1軍では通用しない。」とありますが、ストレートの速さだけが若手投手の課題ではない。鍛えれば、そしてコツをつかめばストレートの球速はアップするだろうとは思いますが、しっかりとした変化球があってこそのストレート。
石原慶幸とのバッテリーでこれだけ投げれるのであれば、すぐにでも上に投げてもいい、かとは思います。打たれたら打たれたで、それはまた課題になるし、肥やしになる。大瀬良大地、九里亜蓮のルーキー2人がやや下降気味の今を乗り切るのは、由宇の暑さを知ってる彼なのかも。
そして岩貞祐太。フレッシュオールスターゲームにも選出されている彼の二度目の登板は、80球メドだったのか5イニングまでだったのか。いずれにしろ左肘への負担を考えての中6日と思いますが、こちらもまたシングルヒット2本に抑える完璧なピッチング。
右バッターがずらっと並んだ打線ではありましたが、ストレートのMaxは前回登板よりもアップして146km/h。前回同様キレにキレてたスライダーも二重丸。あとは体力偉大だとは思いますが、フレッシュオールスター明けの後半戦、一軍の先発ローテーションに食い込んでくる可能性も。
そして、どうでもいい話ですが、これを書いている人が「サヨナラホームラン」を見たのは、2008年7月27日、カープ対ベイスターズでの、スコット・シーボルのサヨナラ満塁ホームラン以来6年ぶり。
―――――以上、貧打戦レポートでした。
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2014.07.11 / Top↑
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