ぽっと平日に休暇を戴いたので、ちょっくら的な感じで阪神鳴尾浜球場に出かけてきました。
元来「一軍はテレビで録画すれば見れるから」などと思っているので、自宅からはちょっと時間はかかりますが、近くにウエスタンリーグの試合が見れる球場があるのはヒジョーにありがたい話。
日程の都合によっては、阪神鳴尾浜球場なのに、カープが後攻の試合が見れたりとか、試合のやり繰りに柔軟性のあるのもウエスタンリーグの楽しみでもあります。なかなかない事ではありますが。
それとは何ら関係なく、とにかく天気もよさげだったので「個人的本拠地」阪神鳴尾浜球場へ。
カープとは何も関係ないやん、とかよく言われますが、昨年ナゴヤ球場で、2イニング連続2者連続デッドボールを出して散々野次られてたドラゴンズ濱田達郎が、一軍で今年大活躍を見せたり、背番号が36から70に追い詰められ(ドラゴンズの背番号70は「最後通告」)たにも拘らず、一軍でヒーローインタビューなんか受けてるのを見ると、やはり嬉しくなるものでございます。
もちろん根はカープ主義です。よそのチームだし、大きな声で応援はしません。しかしながらいずれはカープの前に立ちはだかるであろう選手を見つけるのも、また一興かとも考えます。

阪神武庫川駅。阪神梅田駅から乗った急行電車は、本線では数少なくなった「赤胴車」。武庫川線のワンマン電車は、いかにも阪神電車らしい無骨な面構えの、武庫川車輌製の「赤胴車」。

武庫川団地も、緑鮮やかな季節になりました。

で、球場に着いたのは10:30頃だったんですが、タイガースの選手がどこかで練習を終えて帰って来る所に遭遇しました。ピッチャー陣が鳴尾浜臨海公園野球場でアップするのは知ってたんですが。

誰にもサインを強請られないタイガースの選手というのを初めて見ました。もうそれだけの存在になってしまったのか吉見祐治。そう言えば試合でもあまり見なくなったような。

毎度お馴染み阪神鳴尾浜球場でござい。ずっと開門は09:00かと思ってたんですが、実は08:00だったんですな。最近知りました。だからと言ってそんな時間に来ようとは思いませんが。

この時間はビジターチーム、つまりはドラゴンズのバッティング練習中。グラブにボールを山盛りにして、精力的に指導して回る佐伯貴弘二軍監督。

サードの定位置付近では、中田亮二がノックの真っ最中。なかなか見事なグラブさばき。

その頃、タイガースベンチ前で水まきをしてた横田慎太郎。


11:40.両チームのバッティング練習終了。そんな中での会話。日高「最近、月刊ドラゴンズで恋愛相談やってるらしいっすね。読みましたよ」 小田「なんでお前がそんなもん読んでんねん・・・」。
スターティングメンバー
先攻:中日ドラゴンズ
1(左)赤坂
2(二)森越
3(中)古本
4(遊)高橋周
5(三)中田
6(一)福田
7(右)ゴメス
8(指)宋
9(捕)田中
投手:岩田
前日に山本昌さんの登板が予告されてはいましたが、さすがに先発マウンドではありませんでした。ただ小田幸平がしっかり帯同してたので、あとは「いつマウンドに上がるか」だけ。
後攻:阪神タイガース
1(二)荒木
2(三)西田
3(左)緒方
4(右)新井良
5(一)森田
6(指)陽川
7(遊)北條
8(捕)小宮山
9(中)横田
投手:岩貞



これも前日に、噂レベルでは足は出ていましたが、昨年の阪神タイガースドラフト1位指名岩貞祐太(横浜商科大学)が春季キャンプに発症した左肘痛も癒え、ようやくプロ入り初マウンド。どんなピッチングを見せてくれるか楽しみではあります。よい日に観戦出来ました。
審判

球審:須山祐多、一塁:梅木謙一、二塁:柳内遼平、三塁:今岡諒平
打者成績
1回表
赤坂 1‐2から4球目を打って左中間へヒット
森越 フルカウントから7球目を打ってラッキーセカンドゴロ
古本 1‐0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース0‐1ドラゴンズ
高橋周 1‐0から2球目を打ってファーストゴロダブルプレイ
●テンポよく投げ込むタイガース先発・岩貞祐太。しかしながらそのテンポがドラゴンズ打線に合ってしまったのか、赤坂和幸にヒットを打たれ、古本武尊にはタイムリーヒット。
●ラッキーセカンドゴロ、と書いてありますが、森田一成が弾いた打球がうまい具合にセカンド北條文也の前へ。とは言うものの、ほぼファースト専任とも思える森田一成にも、最近は多少綻びが見え隠れする。コンバートコンバートで外野をたらい回しなするよりも、誰ぞ一人指名出来ぬものか。
1回裏
荒木 0‐1から2球目を打ってファーストゴロ
西田 0‐2から3球目を打ってレフト前ヒット
緒方 0‐1から2球目を打ってレフトフライ
新井良 フルカウントから7球目を空振り三振
2回表
中田 2‐0から3球目を打ってピッチャーゴロ
福田 2‐2から8球目を空振り三振
ゴメス 1‐2から4球目を空振り三振
●立ち直ったか岩貞祐太。得意のスライダーで空振り三振2つ。ストレートのMaxは142km/hくらいでしたが、変化球とのコンビネーションさえ間違わなければ、そして長いイニングを投げる事が出来るスタミナが付けば、かなり手遅れたものの、一軍デビウはあるかも、などと。
2回裏
森田 1‐0から2球目、右足にデッドボール
陽川 2‐1から4球目を打ってセカンドフライ
北條 1‐2から5球目を打ってレフト前ヒット
小宮山 初球を打ってセカンドフライダブルプレイ
●小宮山慎二のダブルプレイ。タイミングは微妙ではありましたが、その前に内野手の頭を越えない打球しか打てなかった小宮山慎二が残念。梅野龍太郎の華々しい活躍が目を引きますが、他はみな二軍で結果を残せていない。キャッチャーの一軍基準が何かは未だに分かりませんが。
3回表
宋 0‐2から3球目を空振り三振
田中 初球を打ってセカンドゴロ
赤坂 2‐1から4球目を打ってサードゴロ
3回裏
横田 0‐2から3球目を空振り三振
荒木 0‐1から2球目を打ってレフト前ヒット
西田 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー
緒方 2‐2から5球目を見逃し三振
新井良 1‐2から5球目を空振り三振
4回表
タイガース選手交代
ピッチャー岩貞に代えて藤原
森越 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
古本 初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ
高橋周 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ
●言ったら悪いですが、本当に藤原正典に対する信用度は落ちてます。フォームをいろいろ模索しているようですが、せっかくよい背番号をもらっているのに、それこそ「殻を破れていない」。
●しかしながら結果的には、この試合タイガース投手陣で唯一の無失点ピッチング。とは言うものの、3ボール2ストライクになると100パーセントフォアボールになるのはどうしようもない。相変わらずよく分からないピッチャーではあります。タイガース首脳陣はどう使いたいのか。
4回裏
森田 2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ
陽川 1‐2から7球目を打ってセカンドフライ
北條 1‐1から3球目を打ってサードゴロ
5回表
中田 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
福田 2‐1から4球目を打ってライトフライ
ゴメス 2‐2から5球目を打ってレフト前ヒット
宋 フルカウントから6球目を打ってサードゴロダブルプレイ
5回裏
小宮山 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット
横田 1‐1から3球目を打ってファーストゴロセカンド封殺
荒木 1‐0から2球目を打ってショートフライ
西田 0‐1から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ
6回表
タイガース選手交代
ピッチャー藤原に代えて白仁田
田中 2‐2から5球目を見逃し三振
赤坂 1‐2から4球目を打ってライト前ヒット
森越 0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
古本 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
高橋周 フルカウントから9球目を打ってレフトへ犠牲フライ
タイガース0‐2ドラゴンズ
中田 0‐1から2球目を打ってライトへ2号スリーランホームラン
タイガース0‐5ドラゴンズ
福田 2‐1から4球目を打ってピッチャーゴロ
●一軍で登攀する機会も増え、多少なりとも大きく見え始めた白仁田寛和、ではありましたが、粘られてフォアボール、早いカウントから打ち込まれて、あっという間の5失点。何とか無失点で切り抜けた藤原正典が作った空気を半ば打ち壊してしまった。ちょっと残念な登坂になりました。
○体型に似合わず巧打者の中田亮二のホームラン。ほとんど見たことはありませんが、このバッティング、今のドラゴンズ一軍には必要ないんでしょうか。ちょっともったいない気がします。
6回裏
緒方の代打一二三 0‐2から3球目を空振り三振
新井良 1‐2から4球目を空振り三振
森田の代打中谷 初球を打ってセカンドフライ
7回表
タイガース選手交代
代打中谷がそのまま入ってファースト
代打一二三がそのまま入ってレフト
セカンド荒木がサード
サード西田がショート
ショート北條がセカンド
キャッチャー小宮山に代えて小豆畑
ピッチャー白仁田に代えて伊藤和
ゴメス 0‐1から2球目を打ってレフト前ヒット
宋の代打赤田 初球を打ってライトフライ
ゴメスの代走に岩崎
田中 2‐2から6球目を打ってライト前ヒット
赤坂 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
森越 2‐2から5球目を打って浅いライトフライ
古本 3‐1から5球目を選んで押し出しフォアボール
タイガース0‐6ドラゴンズ
高橋周 2‐2から5球目を打ってセカンドフライ
7回裏
ドラゴンズ選手交代
代走岩崎がそのまま入ってレフト
レフト赤坂がライト
陽川 1‐1から3球目を打ってセンターフライ
北條 フルカウントから9球目を打ってライト前ヒット
小豆畑 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
横田 3‐1から4球目を選んでフォアボール
荒木の代打阪口 0‐2から3球目を打ってショートゴロセカンド封殺のみ
タイガース1‐6ドラゴンズ
西田 フルカウントから8球目を打ってファーストゴロ
●粘りに粘って、ダブルプレイ崩れの間にようやく1点を返したタイガース、ではありますが、強打強打で強気の攻めの姿勢を貫くよりも、点差は開いてようが何だろうが、まず1点を取りにいく策を取ってもいいはず。ウエスタンリーグはまず「勉強の場」。
8回表
タイガース選手交代
代打阪口がそのまま入ってサード
中田 0‐2から3球目を打ってレフト前ヒット
福田 0‐2から3球目を打ってセカンドゴロ
岩崎 1‐2から5球目を打って右中間突破タイムリースリーベースヒット
タイガース1‐7ドラゴンズ
赤田 2‐2から5球目を空振り三振
田中 2‐1から4球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース1‐8ドラゴンズ
赤坂 2‐0から3球目を打ってレフト前ヒット
森越 1‐1から3球目を打ってレフト前ヒット
古本 初球を打ってセンター前2点タイムリーヒット
タイガース1‐10ドラゴンズ
高橋周 1‐0から2球目を打ってファーストフライ
○ドラゴンズのチャンステーマにもあるようなそれこそ「打て!打て!打て!打て!打って~打って~打ちまくれ!」と言わんばかりの猛攻。赤田龍一郎以外は全員、早いカウントから積極的に確実に、しかも無理に大きいのを狙わず流れるような攻撃。カープ一軍も見習いたいところであります。
8回裏
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー岩田に代えて山本昌さん
キャッチャー田中に代えてODA
一二三 0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
新井良 1‐0から2球目を打ってセンターフライ
中谷 2‐2から6球目を打ってショートフライ
陽川 初球を打って右中間へヒット
北條 1‐0から2球目を打ってレフトフライ
○前日から某所で予告されていた山本昌さんがこの回から登板。ドラゴンズの猛攻が続いたため、幾度かブルペンを出たり入ったりしてからの登板ではありましたが、ダイナミックなフォームは相変わらず。
○ここ数年毎年のように「復帰登板」が恒例になってはいますが、それでいて一軍でも成績を残してるんだから、こんな厄介なオッサンもそうそういません。
9回表
タイガース選手交代
ライト新井良に代えてピッチャー久保田
ショート西田がファースト
ファースト中谷がセンター
センター横田がライト
サード陽川がショート
ショート阪口がサード
中田 0‐2から3球目を打ってセンター前ヒット
福田 初球を打ってショート強襲内野安打
岩崎 3‐1から5球目を選んでフォアボール
赤田 2‐0から3球目を打って浅いレフトフライ
小田 0‐2から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース1‐11ドラゴンズ
赤坂 1‐1から3球目を打ってレフトへ犠牲フライ
タイガース1‐12ドラゴンズ
森越 0‐2から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース1‐13ドラゴンズ
古本 1‐1から3球目を打って左中間突破2点タイムリースリーベースヒット
タイガース1‐15ドラゴンズ
高橋周 1‐2から4球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース1‐16ドラゴンズ
中田 2‐1から4球目を打ってファーストゴロ
●タイガースこの試合2度目の大幅なポジションシャッフル、はいいんですが、ショート陽川尚将はちょっと意味不明。いわゆる適性検査かもしくはオプションみたいなもんなんだとは思いますが、無理強い感ありあり。そう言えば陽川尚将がショートで試合前守備練習をしてるのを見たことがない。ルーキーはまずひとつのポジションを極めるのが先ではないか、とは思います。器用貧乏量産はよくない。
●そして「敗戦処理」のピッチングも出来なかった久保田智之。もうただただ打ち込まれるばかり。登板予定は伝えられているはずですが、酷いを通り越して凄惨な光景。バックネット裏の支持率も現在ではかなり下がっているように見受けられます。5者連続失点ってのは立ち直りのきっかけにすらならないか。
9回裏
小豆畑 1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット
横田 フルカウントから7球目を空振り三振
阪口の代打清水 2‐0から3球目を打ってレフト前ヒット
西田の代打原口 0‐2から4球目を見逃し三振
一二三 2‐1から4球目を打ってセンターフライ

8、、9回と2イニングを投げ抜いた昌さん。最後はまるっきり「完投」。
中日 100 004 146 16 H20 E0
阪神 000 000 100 1 H8 E0
勝利投手:岩田慎司(8試合2勝3敗)
敗戦投手:岩貞祐太(1試合0勝1敗)
本塁打:[中日]中田2号スリーラン(6回表、白仁田から)

勝とうが負けようが、試合終了後の反省会、ボロ負けのタイガースは長かった(笑)。
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
中日ドラゴンズ
岩田 7 29 113 5 3 5 1 1
昌さん 2 10 33 4 0 2 0 0
阪神タイガース
岩貞 3 10 38 2 0 3 1 1
藤原 2 7 35 1 2 0 0 0
白仁田 1 7 32 3 1 1 4 4
伊藤和 2 16 59 8 3 1 5 5
久保田 1 10 33 6 1 0 6 6
ウエスタンリーグでのチーム防御率が、一時はホークスと互角に争える2点台だったタイガースも、いつの間にか3点台に突入。この試合の16自責点で、3.04から3.22と、一気に下がってきました。
よそのチーム事情ではありますし、もちろんカープにもいてますが「爆発的防御率」を残している選手が数名。年齢等もあろうとは思いますが、改善の余地がなければアレなのかなぁ、とも。
言うたら悪いですが、ホント久保田智之なんか、登板するたびに印象が薄くなって行ってます。良かった頃、以上に「すごかった頃」を知っているだけに、どうにかして再生できぬものか。
対するドラゴンズ打線。チーム打撃成績は悪くないんですが、如何せんチーム防御率が悪い。ただ、それを上回るだけの「マシンガン打線(どっかで聞いた)」が火を噴いた、と言う所でしょうか。


試合後、何がそんなに気に食わなかったのか、横田慎太郎を捕まえてかなり長い時間「指導」していた平田監督。横田慎太郎をどう育てたいのかは分かりませんが、まだ高卒ルーキー。とりあえずはのびのび打たせたほうがいいと思うんですがいかがでしょう。

平田監督とは対照的に試合後、スコアを書いたメモを片手に、素振りをしてる選手に声を掛けて回る佐伯貴弘監督。監督業1年目、何もかもが手探り状態かと思いますが、ドラゴンズにもいい選手は多いです。時間はかかるかもしれませんが、「強い選手」を育ててください。

お疲れ様でした。また来週、カープ戦でお逢いしませう。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。

元来「一軍はテレビで録画すれば見れるから」などと思っているので、自宅からはちょっと時間はかかりますが、近くにウエスタンリーグの試合が見れる球場があるのはヒジョーにありがたい話。
日程の都合によっては、阪神鳴尾浜球場なのに、カープが後攻の試合が見れたりとか、試合のやり繰りに柔軟性のあるのもウエスタンリーグの楽しみでもあります。なかなかない事ではありますが。
それとは何ら関係なく、とにかく天気もよさげだったので「個人的本拠地」阪神鳴尾浜球場へ。
カープとは何も関係ないやん、とかよく言われますが、昨年ナゴヤ球場で、2イニング連続2者連続デッドボールを出して散々野次られてたドラゴンズ濱田達郎が、一軍で今年大活躍を見せたり、背番号が36から70に追い詰められ(ドラゴンズの背番号70は「最後通告」)たにも拘らず、一軍でヒーローインタビューなんか受けてるのを見ると、やはり嬉しくなるものでございます。
もちろん根はカープ主義です。よそのチームだし、大きな声で応援はしません。しかしながらいずれはカープの前に立ちはだかるであろう選手を見つけるのも、また一興かとも考えます。


阪神武庫川駅。阪神梅田駅から乗った急行電車は、本線では数少なくなった「赤胴車」。武庫川線のワンマン電車は、いかにも阪神電車らしい無骨な面構えの、武庫川車輌製の「赤胴車」。


武庫川団地も、緑鮮やかな季節になりました。


で、球場に着いたのは10:30頃だったんですが、タイガースの選手がどこかで練習を終えて帰って来る所に遭遇しました。ピッチャー陣が鳴尾浜臨海公園野球場でアップするのは知ってたんですが。


誰にもサインを強請られないタイガースの選手というのを初めて見ました。もうそれだけの存在になってしまったのか吉見祐治。そう言えば試合でもあまり見なくなったような。


毎度お馴染み阪神鳴尾浜球場でござい。ずっと開門は09:00かと思ってたんですが、実は08:00だったんですな。最近知りました。だからと言ってそんな時間に来ようとは思いませんが。


この時間はビジターチーム、つまりはドラゴンズのバッティング練習中。グラブにボールを山盛りにして、精力的に指導して回る佐伯貴弘二軍監督。




サードの定位置付近では、中田亮二がノックの真っ最中。なかなか見事なグラブさばき。




その頃、タイガースベンチ前で水まきをしてた横田慎太郎。




11:40.両チームのバッティング練習終了。そんな中での会話。日高「最近、月刊ドラゴンズで恋愛相談やってるらしいっすね。読みましたよ」 小田「なんでお前がそんなもん読んでんねん・・・」。
スターティングメンバー
先攻:中日ドラゴンズ
1(左)赤坂
2(二)森越
3(中)古本
4(遊)高橋周
5(三)中田
6(一)福田
7(右)ゴメス
8(指)宋
9(捕)田中
投手:岩田
前日に山本昌さんの登板が予告されてはいましたが、さすがに先発マウンドではありませんでした。ただ小田幸平がしっかり帯同してたので、あとは「いつマウンドに上がるか」だけ。
後攻:阪神タイガース
1(二)荒木
2(三)西田
3(左)緒方
4(右)新井良
5(一)森田
6(指)陽川
7(遊)北條
8(捕)小宮山
9(中)横田
投手:岩貞









これも前日に、噂レベルでは足は出ていましたが、昨年の阪神タイガースドラフト1位指名岩貞祐太(横浜商科大学)が春季キャンプに発症した左肘痛も癒え、ようやくプロ入り初マウンド。どんなピッチングを見せてくれるか楽しみではあります。よい日に観戦出来ました。
審判

球審:須山祐多、一塁:梅木謙一、二塁:柳内遼平、三塁:今岡諒平
打者成績
1回表
赤坂 1‐2から4球目を打って左中間へヒット
森越 フルカウントから7球目を打ってラッキーセカンドゴロ
古本 1‐0から2球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース0‐1ドラゴンズ
高橋周 1‐0から2球目を打ってファーストゴロダブルプレイ
●テンポよく投げ込むタイガース先発・岩貞祐太。しかしながらそのテンポがドラゴンズ打線に合ってしまったのか、赤坂和幸にヒットを打たれ、古本武尊にはタイムリーヒット。
●ラッキーセカンドゴロ、と書いてありますが、森田一成が弾いた打球がうまい具合にセカンド北條文也の前へ。とは言うものの、ほぼファースト専任とも思える森田一成にも、最近は多少綻びが見え隠れする。コンバートコンバートで外野をたらい回しなするよりも、誰ぞ一人指名出来ぬものか。
1回裏
荒木 0‐1から2球目を打ってファーストゴロ
西田 0‐2から3球目を打ってレフト前ヒット
緒方 0‐1から2球目を打ってレフトフライ
新井良 フルカウントから7球目を空振り三振
2回表
中田 2‐0から3球目を打ってピッチャーゴロ
福田 2‐2から8球目を空振り三振
ゴメス 1‐2から4球目を空振り三振
●立ち直ったか岩貞祐太。得意のスライダーで空振り三振2つ。ストレートのMaxは142km/hくらいでしたが、変化球とのコンビネーションさえ間違わなければ、そして長いイニングを投げる事が出来るスタミナが付けば、かなり手遅れたものの、一軍デビウはあるかも、などと。
2回裏
森田 1‐0から2球目、右足にデッドボール
陽川 2‐1から4球目を打ってセカンドフライ
北條 1‐2から5球目を打ってレフト前ヒット
小宮山 初球を打ってセカンドフライダブルプレイ
●小宮山慎二のダブルプレイ。タイミングは微妙ではありましたが、その前に内野手の頭を越えない打球しか打てなかった小宮山慎二が残念。梅野龍太郎の華々しい活躍が目を引きますが、他はみな二軍で結果を残せていない。キャッチャーの一軍基準が何かは未だに分かりませんが。
3回表
宋 0‐2から3球目を空振り三振
田中 初球を打ってセカンドゴロ
赤坂 2‐1から4球目を打ってサードゴロ
3回裏
横田 0‐2から3球目を空振り三振
荒木 0‐1から2球目を打ってレフト前ヒット
西田 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー
緒方 2‐2から5球目を見逃し三振
新井良 1‐2から5球目を空振り三振
4回表
タイガース選手交代
ピッチャー岩貞に代えて藤原
森越 フルカウントから8球目を選んでフォアボール
古本 初球を打ってセカンドゴロダブルプレイ
高橋周 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ
●言ったら悪いですが、本当に藤原正典に対する信用度は落ちてます。フォームをいろいろ模索しているようですが、せっかくよい背番号をもらっているのに、それこそ「殻を破れていない」。
●しかしながら結果的には、この試合タイガース投手陣で唯一の無失点ピッチング。とは言うものの、3ボール2ストライクになると100パーセントフォアボールになるのはどうしようもない。相変わらずよく分からないピッチャーではあります。タイガース首脳陣はどう使いたいのか。
4回裏
森田 2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ
陽川 1‐2から7球目を打ってセカンドフライ
北條 1‐1から3球目を打ってサードゴロ
5回表
中田 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
福田 2‐1から4球目を打ってライトフライ
ゴメス 2‐2から5球目を打ってレフト前ヒット
宋 フルカウントから6球目を打ってサードゴロダブルプレイ
5回裏
小宮山 フルカウントから6球目を打ってライト前ヒット
横田 1‐1から3球目を打ってファーストゴロセカンド封殺
荒木 1‐0から2球目を打ってショートフライ
西田 0‐1から2球目を打ってキャッチャーファウルフライ
6回表
タイガース選手交代
ピッチャー藤原に代えて白仁田
田中 2‐2から5球目を見逃し三振
赤坂 1‐2から4球目を打ってライト前ヒット
森越 0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
古本 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
高橋周 フルカウントから9球目を打ってレフトへ犠牲フライ
タイガース0‐2ドラゴンズ
中田 0‐1から2球目を打ってライトへ2号スリーランホームラン
タイガース0‐5ドラゴンズ
福田 2‐1から4球目を打ってピッチャーゴロ
●一軍で登攀する機会も増え、多少なりとも大きく見え始めた白仁田寛和、ではありましたが、粘られてフォアボール、早いカウントから打ち込まれて、あっという間の5失点。何とか無失点で切り抜けた藤原正典が作った空気を半ば打ち壊してしまった。ちょっと残念な登坂になりました。
○体型に似合わず巧打者の中田亮二のホームラン。ほとんど見たことはありませんが、このバッティング、今のドラゴンズ一軍には必要ないんでしょうか。ちょっともったいない気がします。
6回裏
緒方の代打一二三 0‐2から3球目を空振り三振
新井良 1‐2から4球目を空振り三振
森田の代打中谷 初球を打ってセカンドフライ
7回表
タイガース選手交代
代打中谷がそのまま入ってファースト
代打一二三がそのまま入ってレフト
セカンド荒木がサード
サード西田がショート
ショート北條がセカンド
キャッチャー小宮山に代えて小豆畑
ピッチャー白仁田に代えて伊藤和
ゴメス 0‐1から2球目を打ってレフト前ヒット
宋の代打赤田 初球を打ってライトフライ
ゴメスの代走に岩崎
田中 2‐2から6球目を打ってライト前ヒット
赤坂 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
森越 2‐2から5球目を打って浅いライトフライ
古本 3‐1から5球目を選んで押し出しフォアボール
タイガース0‐6ドラゴンズ
高橋周 2‐2から5球目を打ってセカンドフライ
7回裏
ドラゴンズ選手交代
代走岩崎がそのまま入ってレフト
レフト赤坂がライト
陽川 1‐1から3球目を打ってセンターフライ
北條 フルカウントから9球目を打ってライト前ヒット
小豆畑 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
横田 3‐1から4球目を選んでフォアボール
荒木の代打阪口 0‐2から3球目を打ってショートゴロセカンド封殺のみ
タイガース1‐6ドラゴンズ
西田 フルカウントから8球目を打ってファーストゴロ
●粘りに粘って、ダブルプレイ崩れの間にようやく1点を返したタイガース、ではありますが、強打強打で強気の攻めの姿勢を貫くよりも、点差は開いてようが何だろうが、まず1点を取りにいく策を取ってもいいはず。ウエスタンリーグはまず「勉強の場」。
8回表
タイガース選手交代
代打阪口がそのまま入ってサード
中田 0‐2から3球目を打ってレフト前ヒット
福田 0‐2から3球目を打ってセカンドゴロ
岩崎 1‐2から5球目を打って右中間突破タイムリースリーベースヒット
タイガース1‐7ドラゴンズ
赤田 2‐2から5球目を空振り三振
田中 2‐1から4球目を打ってセンター前タイムリーヒット
タイガース1‐8ドラゴンズ
赤坂 2‐0から3球目を打ってレフト前ヒット
森越 1‐1から3球目を打ってレフト前ヒット
古本 初球を打ってセンター前2点タイムリーヒット
タイガース1‐10ドラゴンズ
高橋周 1‐0から2球目を打ってファーストフライ
○ドラゴンズのチャンステーマにもあるようなそれこそ「打て!打て!打て!打て!打って~打って~打ちまくれ!」と言わんばかりの猛攻。赤田龍一郎以外は全員、早いカウントから積極的に確実に、しかも無理に大きいのを狙わず流れるような攻撃。カープ一軍も見習いたいところであります。
8回裏
ドラゴンズ選手交代
ピッチャー岩田に代えて山本昌さん
キャッチャー田中に代えてODA
一二三 0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
新井良 1‐0から2球目を打ってセンターフライ
中谷 2‐2から6球目を打ってショートフライ
陽川 初球を打って右中間へヒット
北條 1‐0から2球目を打ってレフトフライ
○前日から某所で予告されていた山本昌さんがこの回から登板。ドラゴンズの猛攻が続いたため、幾度かブルペンを出たり入ったりしてからの登板ではありましたが、ダイナミックなフォームは相変わらず。
○ここ数年毎年のように「復帰登板」が恒例になってはいますが、それでいて一軍でも成績を残してるんだから、こんな厄介なオッサンもそうそういません。
9回表
タイガース選手交代
ライト新井良に代えてピッチャー久保田
ショート西田がファースト
ファースト中谷がセンター
センター横田がライト
サード陽川がショート
ショート阪口がサード
中田 0‐2から3球目を打ってセンター前ヒット
福田 初球を打ってショート強襲内野安打
岩崎 3‐1から5球目を選んでフォアボール
赤田 2‐0から3球目を打って浅いレフトフライ
小田 0‐2から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース1‐11ドラゴンズ
赤坂 1‐1から3球目を打ってレフトへ犠牲フライ
タイガース1‐12ドラゴンズ
森越 0‐2から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース1‐13ドラゴンズ
古本 1‐1から3球目を打って左中間突破2点タイムリースリーベースヒット
タイガース1‐15ドラゴンズ
高橋周 1‐2から4球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース1‐16ドラゴンズ
中田 2‐1から4球目を打ってファーストゴロ
●タイガースこの試合2度目の大幅なポジションシャッフル、はいいんですが、ショート陽川尚将はちょっと意味不明。いわゆる適性検査かもしくはオプションみたいなもんなんだとは思いますが、無理強い感ありあり。そう言えば陽川尚将がショートで試合前守備練習をしてるのを見たことがない。ルーキーはまずひとつのポジションを極めるのが先ではないか、とは思います。器用貧乏量産はよくない。
●そして「敗戦処理」のピッチングも出来なかった久保田智之。もうただただ打ち込まれるばかり。登板予定は伝えられているはずですが、酷いを通り越して凄惨な光景。バックネット裏の支持率も現在ではかなり下がっているように見受けられます。5者連続失点ってのは立ち直りのきっかけにすらならないか。
9回裏
小豆畑 1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット
横田 フルカウントから7球目を空振り三振
阪口の代打清水 2‐0から3球目を打ってレフト前ヒット
西田の代打原口 0‐2から4球目を見逃し三振
一二三 2‐1から4球目を打ってセンターフライ


8、、9回と2イニングを投げ抜いた昌さん。最後はまるっきり「完投」。
中日 100 004 146 16 H20 E0
阪神 000 000 100 1 H8 E0
勝利投手:岩田慎司(8試合2勝3敗)
敗戦投手:岩貞祐太(1試合0勝1敗)
本塁打:[中日]中田2号スリーラン(6回表、白仁田から)


勝とうが負けようが、試合終了後の反省会、ボロ負けのタイガースは長かった(笑)。
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
中日ドラゴンズ
岩田 7 29 113 5 3 5 1 1
昌さん 2 10 33 4 0 2 0 0
阪神タイガース
岩貞 3 10 38 2 0 3 1 1
藤原 2 7 35 1 2 0 0 0
白仁田 1 7 32 3 1 1 4 4
伊藤和 2 16 59 8 3 1 5 5
久保田 1 10 33 6 1 0 6 6
ウエスタンリーグでのチーム防御率が、一時はホークスと互角に争える2点台だったタイガースも、いつの間にか3点台に突入。この試合の16自責点で、3.04から3.22と、一気に下がってきました。
よそのチーム事情ではありますし、もちろんカープにもいてますが「爆発的防御率」を残している選手が数名。年齢等もあろうとは思いますが、改善の余地がなければアレなのかなぁ、とも。
言うたら悪いですが、ホント久保田智之なんか、登板するたびに印象が薄くなって行ってます。良かった頃、以上に「すごかった頃」を知っているだけに、どうにかして再生できぬものか。
対するドラゴンズ打線。チーム打撃成績は悪くないんですが、如何せんチーム防御率が悪い。ただ、それを上回るだけの「マシンガン打線(どっかで聞いた)」が火を噴いた、と言う所でしょうか。




試合後、何がそんなに気に食わなかったのか、横田慎太郎を捕まえてかなり長い時間「指導」していた平田監督。横田慎太郎をどう育てたいのかは分かりませんが、まだ高卒ルーキー。とりあえずはのびのび打たせたほうがいいと思うんですがいかがでしょう。


平田監督とは対照的に試合後、スコアを書いたメモを片手に、素振りをしてる選手に声を掛けて回る佐伯貴弘監督。監督業1年目、何もかもが手探り状態かと思いますが、ドラゴンズにもいい選手は多いです。時間はかかるかもしれませんが、「強い選手」を育ててください。

お疲れ様でした。また来週、カープ戦でお逢いしませう。
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2014.07.03 / Top↑
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