※以下、鉄分が充満しています。



広島地区に新型車両を大規模投入へ 「227系」276両製造
鉄道新聞抜粋

JR西日本は18日、広島地区向けに、新型車両「227系」を投入すると発表した。

○広島らしさを象徴する「赤色」デザイン
室内・室外とも、広島らしさを象徴する親しみを感じさせる「赤色」を基調とした色調となる。投入される路線は、広島地区の山陽本線、呉線、可部線。投入車両数は276両(3両編成×64本、2両編成×42本)となる。

従来の保安装置「ATS」の機能に加えて様々な運転支援機能を実現できる「新保安システム」を搭載するほか、速度計・圧力計等の運転台計器類を液晶画面にて表示させる装置を新たに採用する。

また、脱線等の異常を検知した際に、自動的に緊急停止したり近隣の列車を止める「車両異常挙動検知装置」を取付けている。先頭車には、先頭車同士が連結した際も連結箇所への転落を防止するホロを取付けている。

車内のも「赤」を基調とし、吊手や手スリはオレンジ色調。室内灯にはLED照明を採用している。大型袖仕切りの採用や手スリ・荷物棚端部の曲線化により車内の安全性を向上している。この「227系」は2014年度に43両が投入される予定で、2018年度までに計276両が投入完了する予定となっている。



画像等はリンク先を見ていただくとして、先頭車両にも転落防止幌が設置されているということで、雰囲気的には、昨年より北陸本線に投入され始めた交直流電車521系3次車に近いものがあります。

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先日、越前市で福井ミラクルエレファンツ対広島東洋カープの試合を見た帰りに、武生駅で撮影した521系3次車。正面両側に見えるのが転落防止幌ですが、これだけでだいぶごつく見えます。

JR西日本広島支社ってのは、未だに「国鉄広島」と言われるくらいに国鉄型車両の宝庫。今でも主力車両は115系電車であります。223系電車の近畿地区いわゆる「アーバンネットワーク」の新快速電車への大量投入で、いずれはJR西日本のフラグシップ的存在だった221系電車が回されるのかと思いきや、直接新型車両を投入することになるとは思いもよりませんでした。

昨年4月に、223軽電車が2両、下関総合車両所広島支所を中心にして数日間試運転をした事が話題になりましたが、その際に収集したデータが今回の227系電車に生かされているのでしょう。

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(右上105系は可部線 三滝駅付近、その他は呉線 坂~水尻間で撮影)

広島支所には2013年4月現在、103系、105系、113系、115系、計197両の旧国鉄電車が配置されていますが、山陽本線瀬野~八本松間の急勾配を走れるのが、抑速ブレーキを装備した115系のみと言う事で、車両運用に製薬がありましたが、これを解消する意味もあるんでしょう。

徐々にとは言いますが、最終的には276両ですか。4年かけて276両ということは、もしかしたら広島地区だけではなく、下関総合車両所本所の車両も含まれているのかも知れません。

本所には233両もの電車があるので、それを置き換えるには両数が足りない。227系を広島に投入後、状態のいい115系等は下関本所に転属、となるのかも知れません。

そうなれば「国鉄下関」となりますが。

いずれにしろ、ようやく国鉄広島から「JR広島」になる日も近いのか。

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新車投入はいいんですが、カープ電車は2018年以降どうなるんでしょうかね。

ステンレスボディの上からの全面ラッピング車になったりするのか、もしかして真っ赤に塗装するのか、それともカープ電車のためだけに115系を4両存置させるのか。興味深い所ではあります。


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2014.06.21 / Top↑
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