6月18日 広島東洋カープ6-1東北楽天ゴールデンイーグルス


13日に、右肩痛を発症「していた」石原慶幸に代わって出場選手登録された倉さんこと倉義和が、今シーズン初出場初スタメンマスク、と相成りました。13日に出場選手登録で、なぜすぐ起用せなんだのかは、あの監督の考えることが全く分からんのでアレですが、とにかく初スタメン。

どっかのネット記事では9連敗がまるっきり「キャッチャーが悪い」みたいな書き方をされてた。それこそ「石原慶幸を起用しないから」的な表現。それが絶対悪いわけじゃないんですよね。石原慶幸スタメンマスクでもボコられた試合もあるし、會澤翼で完封勝利した試合もある。

他にいろいろ要因はあるんですよね。まぁそれを言い出したらキリがないですが。

今シーズンのカープ二軍。遠征でもキャッチャーを3人胎動させることが多くなりました。倉義和をはじめ上村和裕、中村亘祐、磯村義孝、今は一軍にいる會澤翼。そして帯同している3人を1試合づつスタメンマスク。あまりにも酷い試合になったりした場合は途中交代もありますが、基本、最初から最後まで、先発マスクのキャッチャーが最後までピッチャーの面倒を見る形になっています。

むしろこれって当たり前のことなんですよ。飛び飛び日程になりがちなウエスタンリーグ。貴重な一試合は無駄に出来ない。だから一試合をまるまる任せることによってそれこそ「経験」を積ませる。倉さんにそれはあまり関係ないとは思いますが、若手キャッチャーが学ぶことは多かったはず。

どっちかといえば淡々とプレイする石原慶幸、白濱裕太に比べて、とにかくジェスチャーの多い倉義和、會澤翼。特に會澤翼なんか「ここ」と言う場面になったら、ピッチャーにボールを返す時でもいちいちボックスを外して、立ち上がってボールを返す。賛否両論あると思いますが、個人的には好み。

それに加えて倉さんの場合「腕を振れ」のジェスチャーがある。もちろん、他ののキャッチャーにもあるけども、倉さんのはただ「腕を振れ」だけの意味合いじゃないように思う。「思い切って投げて来い、あとの責任は取るから」みたいな、倉さん自身の覚悟というか、考えが見え隠れする。

これが野村祐輔にどう伝わったかは、どう届いたかは分からないけど、7回無四球1失点。リード云々以前の「キャッチャーの仕事」を見せてもらったような気がします。


そして、期待度大の高橋大樹の一軍初打席はレフトフライ。

「初打席」で未だに思い出すのは二つ。現在カープ二軍で打撃投手をやっている山本芳彦の打席。2006年7月17日、大雨の明治神宮球場での対スワローズ戦。試合の大勢も決した9回表の打席。

まるで大雨を切り裂くようなとてつもなく大きなレフトポール際への大ファウル。結局最後は三振と言う残念な結果には終わったけど、とんでもないデビューを飾ったように思います。

もう一つは、現在スコアラーをしてる田中彰の、バファローズからカープへ移籍後第一打席。

2008年7月26日の対ベイスターズ戦。代打・田中彰は、初球(だったように記憶しています)を思い切り振り抜いてフェンスギリギリへのセンターフライ。これまたとんでもない挨拶をする選手が来たもんだ、とは思いました。ただ、山本芳彦とは違って、カープでのプレイはこれだけに終わりましたが。

で、高橋大樹。最初の打席は今シーズン、彼がやってきたことが全て出たと思います。ボール球には手を出さず、微妙なボールはファウルで逃げる。そして打てるボールが来たら思い切りスイング。

川井進が初球を投じる前、思い切りほっぺたを膨らませてた。おそらく緊張はしてたんだろうな。そらぁ、これだけの大観衆の中でプレイするのは高校3年の甲子園大会以来だろうし、しかもプロ野球選手としての一軍初打席、緊張しないわけがないんですよ。その中でのあのレフトフライ。

凡退してベンチに帰ってくる時の大きな拍手。凡退して拍手にも賛否両論あると思いますが、あの拍手で、これまで高橋大樹を見たことがなかった人にも、強烈な印象を植え付けたと思いますよ。

そらぁ、ヒット、ホームランになればそれはそれで素晴らしいことだと思うし、特に今シーズンは既に2人のプロ初打席初ホームラン(エルネスト・メヒアは個人的にちょっと・・・)が出てるし、まさかとは思いましたが、そうもいきませんわなやっぱり。そこがやはり一軍なのかなぁ、と。

当の本人は、多分試合前収録だとは思いますが、インタビューで「自分はホームランバッターなので、しっかり長打を打てるようにがんばりたいなと思います。初球からガンガンいきたい」と言ってる。

プロ野球選手として1シーズンを過ごして、揉まれて揉まれて今シーズン、ホームラン王争いトップを走り続けてきた自身みたいなものが見えました。特に「自分はホームランバッター」なんかそう堂々と言い切れるものじゃない。それがシーズン序盤に4番に座ってたゆえに培われたものなのか。

そして一軍初出場の全打席を、ランナーがいる状態で迎えたのは、やはり持っているというべきなんでしょう。ただ、それをたまたま発揮できなかっただけ、の話。そしてそのフルスイングの心意気は、確実にブラッド・エルドレッドに伝わっていたし、ライネル・ロサリオにも伝わったと思います。

ヒットやホームランを打つだけが刺激じゃない、そのスタイルで打線に影響を及ぼす選手もいるはず。この試合では確実に、高橋大樹がその役割を担ってた。

彼が主人公になる日は、意外に近いかも知れません。


そして、先日先頭打者ホームランの天谷宗一郎、ベテランの倉さん、一軍初出場の高橋大樹。考え過ぎかも知れませんが、由宇カープが確実に、広島カープを鼓舞している、と思います。


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2014.06.19 / Top↑
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