6月12日 埼玉西武ライオンズ5-4広島東洋カープ
ライオンズ先発の牧田和久。相変わらずグワッときてグンッとボールが飛んでくるアンダースロー。アンダースローのピッチャーってどっちかと言えば「しなやかなフォーム」と言う印象もあるけど、彼のフォームは明らかに「力強さ」がある。変則ピッチャー、とあっさり片付けられるもんじゃない。
そんなピッチャーに対して、カープが打った手ってのは「1番・レフト・ライネル・ロサリオ」。
何か考えがあったのかそれともただ奇をてらっただけなのか。「何か変えないと」と言いながら「今は我慢」と両極端にも思えるコメントを残している野村謙二郎監督。チーム以上に迷走しているのか。何となく一昨年のペナントレース開幕第三戦にあった「1番・ライト・會澤翼」に似た虚脱感。
中国新聞によると「起爆剤として期待した」とは言うが、本来長打を期待されている筈なのに、ランナーを返す仕事をしなければいけない人を、ランナーとして帰る人に仕立て上げること自体が無理。
先制点を取って、投手力で逃げ切るのが今シーズンのカープの「シーズン序盤の戦い方」だったはずが、リリーフ陣の半ば崩壊で、スターティングメンバーまで崩壊してしまっているのか。
それ以上に「何かを変えないと」と言ってた割には、昇格してきたのは久本祐一とライネル・ロサリオ。悪いとは言わないけど、何かありきたりというか、予想通り」と言う人もおられるんではなかろうか。
相変わらずコメントに「流れ」と言う言葉を多用する野村謙二郎監督。それこそ「流れ」で二人の昇格を決めたのかとすら思うような「通常運転」感。久本祐一は2イニング、しっかり投げてくれたし、ライネル・ロサリオも得点には絡んだけど、結局連敗を止めるような 「 流 れ 」 にはならなかった。
たった1試合で変わるような流れであればとっくに変わってる、とは思います。だから小手先だけのスターティングメンバー弄りなんざやめたほうがいいんじゃないでしょうかね。
ホームラン2発で点は取ったけど、これが本来「思い出さなければいけない」カープの野球」ではないはず。一発のある外国人選手を1番打者に据えた所で思い出せる訳がない。むしろどんどん忘却の彼方へと消えてしまっていってる。だから昨日の試合も、同点に追いつきながらも負けたんですよ。
映画「デトロイト・メタル・シティ」じゃないですけど「わしらが見たかったカープ野球は、こんな野球じゃない」みたいな。点差をつけられれば付けられるほど、負ければ負けるほど、ムキになって打力に頼ってしまう。その果てに外国人選手を取っ替えひっかえ。これまでと何も変わってない。
そしてこれ。
頼みの中田も打たれた…広島 久々接戦も手薄な救援に泣く
スポニチ
ついに連敗脱出か…?鯉党の淡い希望が芽生えかけた8回、今季獅子奮迅の快投を続けてきた広島の中田が痛すぎる適時打を浴び接戦を落とした。
3点を追う8回に菊池の適時三塁打や松山のソロ本塁打が飛び出し同点に追いつくと、その裏登板したのは今季防御率0.59と非の打ちどころがない投球を続けてきた中田。球威のある直球で押すピッチングが持ち味だが、この日は多投した変化球の制球が甘く、金子侑に決勝の適時二塁打を浴びた。
チームが好調だった5月まで中田とともに勝ちパターンを担っていた一岡、永川勝が離脱し、中田にかかる負担が倍増。8試合ぶりに喫した失点は手痛い決勝点となった。前日までの6連敗と違い試合終盤まで競る展開には持ち込んだものの、手薄になったリリーフ陣が勝敗を分けることになった。
何を以て「手薄な救援陣」と言われているのか分からないけども、ここまで中田廉・一岡竜司・永川勝浩・キャム・ミコライオを勝ち試合、もしくは接戦に集中して投入してきたばかりに、他の投手陣を試す機会をなくしてしまってる。勝ちたい考えは理解出来るけど、投手起用の柔軟性に欠けた。
俗に言う「勝ちパターン」それはそれで大事にしていい。けどそれにも「オプション」があっていいはずなんだ。一岡竜司のところに梅津智弘を入れてみてもいいだろう。リリーフの一番手が久本祐一でもいいだろう。守備にオプションを求める割に、リリーフピッチャーにオプションがない。
この試合も今村猛、久本祐一、はよく投げてくれたと思いますよ。しっかり「試合にしてくれた」と思いますよ。ただ、同点に追いついたところで「さぁ中田廉でっ!」と意気込んでしまったのが失敗。
最後の最後で「何も変わらないところ」を見せてしまったベンチの采配負け。
「瓦解」は食い止められたかも知れないけど、連敗は止まらない。それこそ記憶喪失状態なら、思い出すまで相手チームに思いっきりボッコボコに叩きのめされればいい。「耐えて勝つ」と古葉竹識監督は言ったけど、今のカープは勝つ云々の前に耐えなければいけないし、我慢しなければいけない。
―――――と思いますよぉ。
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ライオンズ先発の牧田和久。相変わらずグワッときてグンッとボールが飛んでくるアンダースロー。アンダースローのピッチャーってどっちかと言えば「しなやかなフォーム」と言う印象もあるけど、彼のフォームは明らかに「力強さ」がある。変則ピッチャー、とあっさり片付けられるもんじゃない。
そんなピッチャーに対して、カープが打った手ってのは「1番・レフト・ライネル・ロサリオ」。
何か考えがあったのかそれともただ奇をてらっただけなのか。「何か変えないと」と言いながら「今は我慢」と両極端にも思えるコメントを残している野村謙二郎監督。チーム以上に迷走しているのか。何となく一昨年のペナントレース開幕第三戦にあった「1番・ライト・會澤翼」に似た虚脱感。
中国新聞によると「起爆剤として期待した」とは言うが、本来長打を期待されている筈なのに、ランナーを返す仕事をしなければいけない人を、ランナーとして帰る人に仕立て上げること自体が無理。
先制点を取って、投手力で逃げ切るのが今シーズンのカープの「シーズン序盤の戦い方」だったはずが、リリーフ陣の半ば崩壊で、スターティングメンバーまで崩壊してしまっているのか。
それ以上に「何かを変えないと」と言ってた割には、昇格してきたのは久本祐一とライネル・ロサリオ。悪いとは言わないけど、何かありきたりというか、予想通り」と言う人もおられるんではなかろうか。
相変わらずコメントに「流れ」と言う言葉を多用する野村謙二郎監督。それこそ「流れ」で二人の昇格を決めたのかとすら思うような「通常運転」感。久本祐一は2イニング、しっかり投げてくれたし、ライネル・ロサリオも得点には絡んだけど、結局連敗を止めるような 「 流 れ 」 にはならなかった。
たった1試合で変わるような流れであればとっくに変わってる、とは思います。だから小手先だけのスターティングメンバー弄りなんざやめたほうがいいんじゃないでしょうかね。
ホームラン2発で点は取ったけど、これが本来「思い出さなければいけない」カープの野球」ではないはず。一発のある外国人選手を1番打者に据えた所で思い出せる訳がない。むしろどんどん忘却の彼方へと消えてしまっていってる。だから昨日の試合も、同点に追いつきながらも負けたんですよ。
映画「デトロイト・メタル・シティ」じゃないですけど「わしらが見たかったカープ野球は、こんな野球じゃない」みたいな。点差をつけられれば付けられるほど、負ければ負けるほど、ムキになって打力に頼ってしまう。その果てに外国人選手を取っ替えひっかえ。これまでと何も変わってない。
そしてこれ。
頼みの中田も打たれた…広島 久々接戦も手薄な救援に泣く
スポニチ
ついに連敗脱出か…?鯉党の淡い希望が芽生えかけた8回、今季獅子奮迅の快投を続けてきた広島の中田が痛すぎる適時打を浴び接戦を落とした。
3点を追う8回に菊池の適時三塁打や松山のソロ本塁打が飛び出し同点に追いつくと、その裏登板したのは今季防御率0.59と非の打ちどころがない投球を続けてきた中田。球威のある直球で押すピッチングが持ち味だが、この日は多投した変化球の制球が甘く、金子侑に決勝の適時二塁打を浴びた。
チームが好調だった5月まで中田とともに勝ちパターンを担っていた一岡、永川勝が離脱し、中田にかかる負担が倍増。8試合ぶりに喫した失点は手痛い決勝点となった。前日までの6連敗と違い試合終盤まで競る展開には持ち込んだものの、手薄になったリリーフ陣が勝敗を分けることになった。
何を以て「手薄な救援陣」と言われているのか分からないけども、ここまで中田廉・一岡竜司・永川勝浩・キャム・ミコライオを勝ち試合、もしくは接戦に集中して投入してきたばかりに、他の投手陣を試す機会をなくしてしまってる。勝ちたい考えは理解出来るけど、投手起用の柔軟性に欠けた。
俗に言う「勝ちパターン」それはそれで大事にしていい。けどそれにも「オプション」があっていいはずなんだ。一岡竜司のところに梅津智弘を入れてみてもいいだろう。リリーフの一番手が久本祐一でもいいだろう。守備にオプションを求める割に、リリーフピッチャーにオプションがない。
この試合も今村猛、久本祐一、はよく投げてくれたと思いますよ。しっかり「試合にしてくれた」と思いますよ。ただ、同点に追いついたところで「さぁ中田廉でっ!」と意気込んでしまったのが失敗。
最後の最後で「何も変わらないところ」を見せてしまったベンチの采配負け。
「瓦解」は食い止められたかも知れないけど、連敗は止まらない。それこそ記憶喪失状態なら、思い出すまで相手チームに思いっきりボッコボコに叩きのめされればいい。「耐えて勝つ」と古葉竹識監督は言ったけど、今のカープは勝つ云々の前に耐えなければいけないし、我慢しなければいけない。
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2014.06.13 / Top↑
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