さて、甲子園球場連戦二日目、でございます。
ぼちぼち九州や四国地方は梅雨入り。近畿地方の天気予報も思わしくなく昼から雨。結局予報とは異なり、夕刻からの雨となりましたが、帰宅後ニュースを見たら案の定近畿地方も梅雨入り。
もっとも、甲子園球場の絶対的守護神・阪神エンゲーズがいてくれれば、多少の小雨だろうが何だろうが全て安泰だとは思うんですが。敵は毎年やってくる梅雨ですから何とも言えません。

現地到着は前日同様10:20頃。球場に着く頃には多少日も射してくる事もありました。しかし相変わらず「正面」の撮影しにくい球場ですなぁ。雰囲気もなんもあったもんじゃない(笑)。

相変わらず気持ちだけは無駄にはやってます。先週土曜日の対ジャイアンツ(ファーム交流戦)は11:00当日券発売開始だったそうですが、対カープ戦ともなるとそうもいかないようで。

しかし相変わらず甲子園球場の周囲ってのは本当に狭いですえぇ。入場券売場の柵を一部撤去しておかないと、周辺住民の方が通れないという不便。駅から一番近い場所とは言え、大改装時に入場券売場の位置を東西どちらかにずらすわけにはいかなかったんでしょうか。

手荷物検査場設置への道、と言うか手順(笑)。ウエスタンリーグとは言え、ビン類カン類の持ち込みは禁止となっています。ちなみに阪神甲子園球場は、ペットボトルは持ち込み可です。

入場待ちが増えるわけでもなく、11:30予定通り開門。この試合ではスカイAで生中継もあり、ビデオ撮影をするつもりはなかったので、この後バックネット裏最前列で観戦することにしました。
故にこの試合に関する動画はありません。何卒ご了承ください。

座席確保に躍起になって、完全にスルーしてしまった「選手お出迎え」。最初は原口文仁、横田慎太郎(?)もいたはずなんですが、残っていたのは岩崎優と渡辺亮だけでした。

ここからはもちろん、カープの守備練習見学になるわけですが。あまりにもカープキャッチャー陣が、外野からのバックホームを逸らすため、業を煮やした岡崎太一がバックアップに座るハメに。しかし幸か不幸か、この後カープキャッチャー陣がボールを逸らす事はありませんでした(笑)。


そしてそのあとに出てくるのはキー太君。猫系の動物は表情筋がないとも言われていますが、キー太君はとにかく表情が豊かでサービス精神旺盛。バックネット裏から差し出されるボールやら何やら、ひとつひとつに丁寧にサインをして回ってました。かく言う私もとある所にサインを頂きました。


そしてこの日の試合前のイベント一つ。「阪神タイガース5月度月間最優秀選手選手賞」の表彰がありました。受賞したのは北條史也。しかし最前列に陣取ってしまったがために、まともに見えないという悲劇。これはこの日最大の失策でした。どんな小さな賞であれ、野球でもらった賞。目指せ一軍!
スターティングメンバー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)安部
2(二)庄司
3(中)天谷
4(左)ロサリオ
5(一)岩本
6(指)栗原
7(右)高橋
8(捕)上村
9(三)鈴木誠
投手:戸田
○ライネル・ロサリオをレフトに入れると言う、色んな意味でのドキドキワクワクスターティングメンバー。むしろアメリカンノック並みにレフトを狙い打ちして頂きたいたいんですがどうでしょう。
後攻:阪神タイガース
1(二)北條
2(一)黒瀬
3(右)狩野
4(三)陽川
5(指)高山
6(中)中谷
7(遊)西田
8(捕)小宮山
9(左)一二三
投手:歳内
●前日とは打って変わってスターティングメンバーをほぼ総入れ替えしてきたタイガース。陽川尚将4番ってのは、どの当たりを見越しているのか。そして中谷将大の守備位置はこの日はセンター。
審判

球審小石澤健、一塁芦原英智、二塁須山祐多、三塁梅木謙一
打者成績
1回表
安部 フルカウントから球目を打ってセカンドゴロ
庄司 3‐1から5球目を打ってセカンドゴロ
天谷 フルカウントから6球目を打ってショートフライ
●立ち上がりからボール先行のピッチングの歳内宏明。無理に打ちにいかず、じっくり見て行っても良かったとは思います。ただ、まずは球数を投げさせる、と言う面ではいくらか貢献出来たか。
1回裏
北條 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
黒瀬 フルカウントから8球目を打ってライトポール際へ第1号ホームラン
タイガース2‐0カープ
狩野 0‐2から3球目を打ってショートフライ
陽川 初球を打ってサードゴロ
高山 2‐2から7球目を打ってファーストフライ
○歳内宏明以上に不安定だったのが戸田隆矢。ボール、ボールで困ってストライクを無理に欲しがったところで黒瀬春樹にライトポール横へ先制のツーランホームランを打たれた。
2回表
ロサリオ 初球を打ってライトフライ
岩本 2‐1から4球目を打ってレフト前ヒット

栗原 1‐2から4球目を見逃し三振
高橋 2‐1から4球目を打ってサードゴロ
○迷路から抜け出せそうで抜け出せない栗原健太。まだ何かしらインコースの見極めに難があるのか、たいして体に近いボールでもないのに、かなり大げさな見逃し方。これが治らない限りは一軍は遠いものかと思われます。ごくたまにいい打球が左方向に飛んではいるんですけどね。
2回裏
中谷 0‐2から3球目を打ってセカンドゴロ
西田 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
小宮山 初球を打ってショートゴロ
3回表

右上村 3‐1から5球目を打ってファーストライナー

鈴木誠 2‐1から4球目を打ってファーストファウルフライ
安部 0‐1から2球目を打ってセカンドゴロ
○右ピッチャーの歳内宏明が先発にもかかわらず、右打席に入った上村和裕。やはりまだ左打席は練習段階の域を出ないのか。スイッチヒッター復帰までにはもう少し時間がかかるのかな。
3回裏
一二三 1‐2から4球目を打ってレフト前ヒット
北條 1‐1から3球目をピッチャー前送りバント
黒瀬 初球デッドボール
狩野 初球を打ってレフト前ヒット

陽川 0‐2から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース3‐0カープ
高山 2‐1から4球目を打ってサードゴロダブルプレイ
4回表

庄司 1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット


天谷 3‐1から5球目を打ってライトスタンドへ第2号ホームラン
タイガース3‐2カープ
ロサリオ 1‐1から3球目を打ってセンターフライ
岩本 2‐2から6球目を打ってサードライナー
栗原 1‐0から2球目を打ってレフト前ヒット
高橋 1‐0から2球目を打ってショートゴロ
○家に帰っていて「答え合わせ」ついでに録画を見てたんですが「まさかまさかのホームラン」ってこれまた失礼な。誰にだって三線をする可能性はあるんだし、ホームランを打つ可能性もあるんだ。
4回裏
中谷 初球を打ってセカンドゴロ
西田 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
小宮山 1‐2から4球目を打ってセンターフライ
一二三 0‐1から2球目を打ってレフトフライ、ロサリオものすごいランニングキャッチ

○レフトフライと書いてありますが、実際にライネル・ロサリオがキャッチしたのは左中間のかなりセンター寄り。この後も二つほどランニングキャッチがありますが、今日の試合はホントよく走りました。これまでは走りすらしなかyたので、やはり一軍で犯したミスが多少は気になってはいるのかな。

○そしてコントロールの定まらない戸田隆矢。これあ西田直斗の打席でのひとコマですが、もう頭の上を通過するようなボール。上村和裕はキャッチャー装備でサードをやってるようなもの。
5回表
右上村 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ
鈴木誠 初球を打ってサードのグラブを弾くツーベースヒット
安部 フルカウントから7球目を打ってファーストゴロ、鈴木誠はサードへ

庄司 0‐2から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース3‐3カープ
天谷 ストレートのフォアボール
ロサリオ 0‐1から2球目を打ってファーストゴロ

ネクストバッターズサークルにいるライネル・ロサリオにカメラを向けてみました。この画像は連写したうちの何枚かではあく、明らかにこっち見てます(笑)。事実、合図を送ったら返してきました。
5回裏
北條 1‐2から4球目を空振り三振
黒瀬 2‐2から6球目を打ってセカンドゴロ
狩野 2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
陽川 0‐2から3球目を空振り三振

そしてカープのスコアラー席には山本芳彦打撃投手と野村祐輔。なんでも野村祐輔はウエスタンリーグ公式戦で甲子園球場に来るのは初めてとかで、何やら山本芳彦と延々話し込んでました。話の内容は伝え聞きましたが、ちょっとまずいのでここではあえて伏せます(笑)。
6回表
タイガース選手交代
ピッチャー歳内に代えて西村
岩本 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
栗原 2‐2から5球目を打ってファーストファウルフライ
高橋 3‐1から5球目を選んでフォアボール

上村 0‐1から2球目を打ってセカンドフライ

6回表最後のバッターが、キャッチャーの上村和裕ってことで、準備の時間ががかかります。その間戸田隆矢のキャッチボール相手に出てきたのは誰あろう迎祐一郎。しかも左手にはめているのはキャッチャーミットではなくファーストミット。しかも明らかにおっかなびっくり。ポロリもありました。
6回裏
高山 1‐1から3球目を打ってサードゴロ
中谷 1‐2から6球目を打ってライトフライ
西田 1‐2から4球目を打ってレフトフライ、またロサリオランニングキャッチ
○前へ後ろへ左へ右へ。本当に狙われたようにレフトに打球が飛んで行きましたが、まるで一歩目が遅いのをカバーするかの如くのランニングキャッチ。あとはこの日なかったクッションボールの処理。打つ方の実力は実証済みなだけに、とにかく最低限の守備だけは、なんとかお願いします。
7回表
タイガース選手交代
ピッチャー西村に代えて小嶋
鈴木誠 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ、北條ナイスキャッチ
安部 1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ

庄司 1‐2から4球目を打ってレフト前ヒット
天谷 1‐1から3球目を打ってライト前ヒット
ロサリオ フルカウントから7球目を空振り三振


そして再び、ネクストバッターズサークルのライネル・ロサリオ。バックネット裏最前列のお客さんはもう皆分かっているのか、皆カメラを向け、ライネル・ロサリオもポーズ作ってます。いいよもう今日は打つ方はさっぱりやったけど、守る方が素晴らしかったし。ただし打球には気を付けような(笑)。
7回裏
カープ選手交代
ピッチャー戸田に代えて今村
キャッチャー上村に代えて倉
小宮山 1‐1から3球目を打ってショートゴロ
一二三 1‐2から5球目を打ってファーストファウルフライ
北條 3‐1から5球目を選んでフォアボール
黒瀬 初球デッドボール
狩野の代打伊藤隼 1‐0から2球目を打ってレフトフライ

この回から今村猛登板。ストレートのMax148km/h、出てたのはいいけども、何となく突っ立ったフォーム、と言う印象。右足の蹴りが少ないからそう見えるのかも。コントロールもまだちょっとバラバラ。ストレートの球速ばかりが基準ではありませんが、当分はこれで行くんかな、とも。
8回表
タイガース選手交代
代打伊藤隼がそのままライト
岩本 0‐1から2球目を打ってセカンドゴロ
タイガース選手交代
ピッチャー小嶋から渡辺
栗原 1‐0から2球目を打ってライトフライ
高橋 初球を打ってセカンドフライ
8回裏
陽川 1‐2から5球目を打ってサードゴロ
高山の代打柴田 初球を打ってライトフライ
中谷 0‐2から3球目を見逃し三振
9回表
タイガース選手交代
ピッチャー渡辺に代えて玉置
倉 2‐2から6球目を打ってサードゴロ
鈴木誠 1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット
安部 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
庄司 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー

天谷 2‐2から5球目を打ってセンター前2点タイムリーヒット
タイガース3‐5カープ
ロサリオ フルカウントから7球目を打ってサードゴロも、ファーストの足が離れた!
タイガース選手交代
ピッチャー玉置に代えて山本
岩本 1‐1から3球目を打ってピッチャー強襲ゴロ、サードランナー生還
タイガース3‐6カープ

栗原 2‐2から7球目を打って右中間突破2点タイムリーツーベースヒット
タイガース3‐8カープ
栗原の代走に中村憲
高橋 1‐0から2球目を打ってサードゴロ
9回裏
カープ選手交代
ピッチャー今村からフィリップス
レフトロサリオに代えてサード美間
サード鈴木誠がライト
ライト高橋がレフト
西田 初球を打ってセンター前ヒット
小宮山の代打原口 フルカウントから7球目を打ってライト前ヒット
一二三 2‐1から4球目を打ってショートゴロ
北條 0‐2から3球目を空振り三振


久しぶりに試合中、写真だけ撮ってました。相変わらず上達の気配は全くありません(笑)。

2試合続けての圧勝!
広島 000 210 005 8 H11 E0
阪神 201 000 000 3 H7 E2
勝利投手:今村猛 12試合2勝0敗3S
敗戦投手:玉置隆 19試合0勝2敗2S
本塁打:[タイガース]黒瀬春樹1号(2ラン 1回裏戸田隆矢から)
[カープ]天谷宗一郎2号(2ラン 4回表歳内宏明から)
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
広島東洋カープ
戸田_ 6 25 97 5 3 2 3 3
今村_ 2 8 25 0 2 1 0 0
フイリ 1 4 15 1 0 1 0 0
阪神タイガース
歳内 5 21 80 6 2 1 3 3
西村 1 4 18 0 1 0 0 0
小嶋 1.1 6 24 2 0 1 0 0
渡辺 0.2 2 3 0 0 0 0 0
玉置 0.1 6 29 2 1 0 5 1
山本 0.2 3 12 1 0 0 0 0

試合後、スカイA中継用の「ヒーローインタビューを受ける4打数3安打1打点の庄司隼人。ライネル・ロサリオがまるで自身もインタビューを受けてるような感じで立っていますが、本当に立っていただけ。よく考えたら通訳のアンドリュー・ギルバートがいてない(笑)。
そのインタビューが終わるや、ライネル・ロサリオは声援に応えてこのポーズ。よほどお気に入りなんでしょうか。この右腕に期待している人は本当に多いです。だからもっと守備を頑張って下さい。この試合みたいなプレイを連発してたら必ず評価も変わると思います。
帰宅後、スカイAの録画を見ながら(他にもいろいろやってましたが)これを編集してました。中継中事あるごとに「カープの一軍みたい」とかそんな話が幾度となく出てきてました。
確かに天谷宗一郎、栗原健太、倉義和、試合には出ませんでしたが東出輝裕、つい先日まで一軍にいたライネル・ロサリオ。一軍で聞いた名前が続々と出場してます。違和感はあるかもしれませんが。彼らが二軍にいるにもかかわらず、今のカープは上位争いを展開、出来ています。
誰某が復活すればチームは浮上する、と言う話をどこのチームでもよく聞きますが、正直今の様子だと誰を上げても一軍では使ってもらえないような気がします。あれだけ頑張ってる庄司隼人がたった1打席で「こっち」に帰って来ざるをえなかったくらいなんだし(と割り切りました)。
ならば、ベテランも若手も、一緒くたにして、常にいい準備をして、常に好調を維持していくしかない。一軍にも、キャリアの長いベテランもいるし、ぶっちゃけ3年目の若手もいます。二軍にも、15年目の内野手ももいれば、高卒2年目の選手がスターティングメンバーに名を連ねてもいます。
むしろ今現在の状況が、一軍二軍のあり方としては一番いいのではないでしょうか。若手ばっかりの二軍でも、ベテランばっかりの一軍でもない。年功序列ではないですが、ベテランが蓄積したものをチーム全体で若手に受け継いでいく。東出輝裕の打撃指導なんかその典型。
そして二軍には内田順三さんという、それこそカープの宝みたいな方が監督をされています。長い長いコーチ歴を礎に選手だけでなくコーチも育成しようとしています。キャッチャーノックはアレですが。
今年は是非とも、内田順三二軍監督の胴上げが見たいです。都合により生観戦出来ないかも知れませんが(笑)「広島東洋カープ二軍、ウエスタンリーグ優勝」の報がみたいです。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
ぼちぼち九州や四国地方は梅雨入り。近畿地方の天気予報も思わしくなく昼から雨。結局予報とは異なり、夕刻からの雨となりましたが、帰宅後ニュースを見たら案の定近畿地方も梅雨入り。
もっとも、甲子園球場の絶対的守護神・阪神エンゲーズがいてくれれば、多少の小雨だろうが何だろうが全て安泰だとは思うんですが。敵は毎年やってくる梅雨ですから何とも言えません。

現地到着は前日同様10:20頃。球場に着く頃には多少日も射してくる事もありました。しかし相変わらず「正面」の撮影しにくい球場ですなぁ。雰囲気もなんもあったもんじゃない(笑)。

相変わらず気持ちだけは無駄にはやってます。先週土曜日の対ジャイアンツ(ファーム交流戦)は11:00当日券発売開始だったそうですが、対カープ戦ともなるとそうもいかないようで。


しかし相変わらず甲子園球場の周囲ってのは本当に狭いですえぇ。入場券売場の柵を一部撤去しておかないと、周辺住民の方が通れないという不便。駅から一番近い場所とは言え、大改装時に入場券売場の位置を東西どちらかにずらすわけにはいかなかったんでしょうか。


手荷物検査場設置への道、と言うか手順(笑)。ウエスタンリーグとは言え、ビン類カン類の持ち込みは禁止となっています。ちなみに阪神甲子園球場は、ペットボトルは持ち込み可です。

入場待ちが増えるわけでもなく、11:30予定通り開門。この試合ではスカイAで生中継もあり、ビデオ撮影をするつもりはなかったので、この後バックネット裏最前列で観戦することにしました。
故にこの試合に関する動画はありません。何卒ご了承ください。

座席確保に躍起になって、完全にスルーしてしまった「選手お出迎え」。最初は原口文仁、横田慎太郎(?)もいたはずなんですが、残っていたのは岩崎優と渡辺亮だけでした。


ここからはもちろん、カープの守備練習見学になるわけですが。あまりにもカープキャッチャー陣が、外野からのバックホームを逸らすため、業を煮やした岡崎太一がバックアップに座るハメに。しかし幸か不幸か、この後カープキャッチャー陣がボールを逸らす事はありませんでした(笑)。








そしてそのあとに出てくるのはキー太君。猫系の動物は表情筋がないとも言われていますが、キー太君はとにかく表情が豊かでサービス精神旺盛。バックネット裏から差し出されるボールやら何やら、ひとつひとつに丁寧にサインをして回ってました。かく言う私もとある所にサインを頂きました。






そしてこの日の試合前のイベント一つ。「阪神タイガース5月度月間最優秀選手選手賞」の表彰がありました。受賞したのは北條史也。しかし最前列に陣取ってしまったがために、まともに見えないという悲劇。これはこの日最大の失策でした。どんな小さな賞であれ、野球でもらった賞。目指せ一軍!
スターティングメンバー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)安部
2(二)庄司
3(中)天谷
4(左)ロサリオ
5(一)岩本
6(指)栗原
7(右)高橋
8(捕)上村
9(三)鈴木誠
投手:戸田
○ライネル・ロサリオをレフトに入れると言う、色んな意味でのドキドキワクワクスターティングメンバー。むしろアメリカンノック並みにレフトを狙い打ちして頂きたいたいんですがどうでしょう。
後攻:阪神タイガース
1(二)北條
2(一)黒瀬
3(右)狩野
4(三)陽川
5(指)高山
6(中)中谷
7(遊)西田
8(捕)小宮山
9(左)一二三
投手:歳内
●前日とは打って変わってスターティングメンバーをほぼ総入れ替えしてきたタイガース。陽川尚将4番ってのは、どの当たりを見越しているのか。そして中谷将大の守備位置はこの日はセンター。
審判

球審小石澤健、一塁芦原英智、二塁須山祐多、三塁梅木謙一
打者成績
1回表
安部 フルカウントから球目を打ってセカンドゴロ
庄司 3‐1から5球目を打ってセカンドゴロ
天谷 フルカウントから6球目を打ってショートフライ
●立ち上がりからボール先行のピッチングの歳内宏明。無理に打ちにいかず、じっくり見て行っても良かったとは思います。ただ、まずは球数を投げさせる、と言う面ではいくらか貢献出来たか。
1回裏
北條 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
黒瀬 フルカウントから8球目を打ってライトポール際へ第1号ホームラン
タイガース2‐0カープ
狩野 0‐2から3球目を打ってショートフライ
陽川 初球を打ってサードゴロ
高山 2‐2から7球目を打ってファーストフライ
○歳内宏明以上に不安定だったのが戸田隆矢。ボール、ボールで困ってストライクを無理に欲しがったところで黒瀬春樹にライトポール横へ先制のツーランホームランを打たれた。
2回表
ロサリオ 初球を打ってライトフライ
岩本 2‐1から4球目を打ってレフト前ヒット


栗原 1‐2から4球目を見逃し三振
高橋 2‐1から4球目を打ってサードゴロ
○迷路から抜け出せそうで抜け出せない栗原健太。まだ何かしらインコースの見極めに難があるのか、たいして体に近いボールでもないのに、かなり大げさな見逃し方。これが治らない限りは一軍は遠いものかと思われます。ごくたまにいい打球が左方向に飛んではいるんですけどね。
2回裏
中谷 0‐2から3球目を打ってセカンドゴロ
西田 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
小宮山 初球を打ってショートゴロ
3回表


右上村 3‐1から5球目を打ってファーストライナー


鈴木誠 2‐1から4球目を打ってファーストファウルフライ
安部 0‐1から2球目を打ってセカンドゴロ
○右ピッチャーの歳内宏明が先発にもかかわらず、右打席に入った上村和裕。やはりまだ左打席は練習段階の域を出ないのか。スイッチヒッター復帰までにはもう少し時間がかかるのかな。
3回裏
一二三 1‐2から4球目を打ってレフト前ヒット
北條 1‐1から3球目をピッチャー前送りバント
黒瀬 初球デッドボール
狩野 初球を打ってレフト前ヒット


陽川 0‐2から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース3‐0カープ
高山 2‐1から4球目を打ってサードゴロダブルプレイ
4回表


庄司 1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット




天谷 3‐1から5球目を打ってライトスタンドへ第2号ホームラン
タイガース3‐2カープ
ロサリオ 1‐1から3球目を打ってセンターフライ
岩本 2‐2から6球目を打ってサードライナー
栗原 1‐0から2球目を打ってレフト前ヒット
高橋 1‐0から2球目を打ってショートゴロ
○家に帰っていて「答え合わせ」ついでに録画を見てたんですが「まさかまさかのホームラン」ってこれまた失礼な。誰にだって三線をする可能性はあるんだし、ホームランを打つ可能性もあるんだ。
4回裏
中谷 初球を打ってセカンドゴロ
西田 フルカウントから7球目を選んでフォアボール
小宮山 1‐2から4球目を打ってセンターフライ
一二三 0‐1から2球目を打ってレフトフライ、ロサリオものすごいランニングキャッチ


○レフトフライと書いてありますが、実際にライネル・ロサリオがキャッチしたのは左中間のかなりセンター寄り。この後も二つほどランニングキャッチがありますが、今日の試合はホントよく走りました。これまでは走りすらしなかyたので、やはり一軍で犯したミスが多少は気になってはいるのかな。


○そしてコントロールの定まらない戸田隆矢。これあ西田直斗の打席でのひとコマですが、もう頭の上を通過するようなボール。上村和裕はキャッチャー装備でサードをやってるようなもの。
5回表
右上村 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ
鈴木誠 初球を打ってサードのグラブを弾くツーベースヒット
安部 フルカウントから7球目を打ってファーストゴロ、鈴木誠はサードへ


庄司 0‐2から3球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース3‐3カープ
天谷 ストレートのフォアボール
ロサリオ 0‐1から2球目を打ってファーストゴロ


ネクストバッターズサークルにいるライネル・ロサリオにカメラを向けてみました。この画像は連写したうちの何枚かではあく、明らかにこっち見てます(笑)。事実、合図を送ったら返してきました。
5回裏
北條 1‐2から4球目を空振り三振
黒瀬 2‐2から6球目を打ってセカンドゴロ
狩野 2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
陽川 0‐2から3球目を空振り三振


そしてカープのスコアラー席には山本芳彦打撃投手と野村祐輔。なんでも野村祐輔はウエスタンリーグ公式戦で甲子園球場に来るのは初めてとかで、何やら山本芳彦と延々話し込んでました。話の内容は伝え聞きましたが、ちょっとまずいのでここではあえて伏せます(笑)。
6回表
タイガース選手交代
ピッチャー歳内に代えて西村
岩本 フルカウントから6球目を打ってセンターフライ
栗原 2‐2から5球目を打ってファーストファウルフライ
高橋 3‐1から5球目を選んでフォアボール


上村 0‐1から2球目を打ってセカンドフライ






6回表最後のバッターが、キャッチャーの上村和裕ってことで、準備の時間ががかかります。その間戸田隆矢のキャッチボール相手に出てきたのは誰あろう迎祐一郎。しかも左手にはめているのはキャッチャーミットではなくファーストミット。しかも明らかにおっかなびっくり。ポロリもありました。
6回裏
高山 1‐1から3球目を打ってサードゴロ
中谷 1‐2から6球目を打ってライトフライ
西田 1‐2から4球目を打ってレフトフライ、またロサリオランニングキャッチ
○前へ後ろへ左へ右へ。本当に狙われたようにレフトに打球が飛んで行きましたが、まるで一歩目が遅いのをカバーするかの如くのランニングキャッチ。あとはこの日なかったクッションボールの処理。打つ方の実力は実証済みなだけに、とにかく最低限の守備だけは、なんとかお願いします。
7回表
タイガース選手交代
ピッチャー西村に代えて小嶋
鈴木誠 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ、北條ナイスキャッチ
安部 1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ


庄司 1‐2から4球目を打ってレフト前ヒット
天谷 1‐1から3球目を打ってライト前ヒット
ロサリオ フルカウントから7球目を空振り三振




そして再び、ネクストバッターズサークルのライネル・ロサリオ。バックネット裏最前列のお客さんはもう皆分かっているのか、皆カメラを向け、ライネル・ロサリオもポーズ作ってます。いいよもう今日は打つ方はさっぱりやったけど、守る方が素晴らしかったし。ただし打球には気を付けような(笑)。
7回裏
カープ選手交代
ピッチャー戸田に代えて今村
キャッチャー上村に代えて倉
小宮山 1‐1から3球目を打ってショートゴロ
一二三 1‐2から5球目を打ってファーストファウルフライ
北條 3‐1から5球目を選んでフォアボール
黒瀬 初球デッドボール
狩野の代打伊藤隼 1‐0から2球目を打ってレフトフライ




この回から今村猛登板。ストレートのMax148km/h、出てたのはいいけども、何となく突っ立ったフォーム、と言う印象。右足の蹴りが少ないからそう見えるのかも。コントロールもまだちょっとバラバラ。ストレートの球速ばかりが基準ではありませんが、当分はこれで行くんかな、とも。
8回表
タイガース選手交代
代打伊藤隼がそのままライト
岩本 0‐1から2球目を打ってセカンドゴロ
タイガース選手交代
ピッチャー小嶋から渡辺
栗原 1‐0から2球目を打ってライトフライ
高橋 初球を打ってセカンドフライ
8回裏
陽川 1‐2から5球目を打ってサードゴロ
高山の代打柴田 初球を打ってライトフライ
中谷 0‐2から3球目を見逃し三振
9回表
タイガース選手交代
ピッチャー渡辺に代えて玉置
倉 2‐2から6球目を打ってサードゴロ
鈴木誠 1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット
安部 フルカウントから6球目を選んでフォアボール
庄司 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー


天谷 2‐2から5球目を打ってセンター前2点タイムリーヒット
タイガース3‐5カープ
ロサリオ フルカウントから7球目を打ってサードゴロも、ファーストの足が離れた!
タイガース選手交代
ピッチャー玉置に代えて山本
岩本 1‐1から3球目を打ってピッチャー強襲ゴロ、サードランナー生還
タイガース3‐6カープ


栗原 2‐2から7球目を打って右中間突破2点タイムリーツーベースヒット
タイガース3‐8カープ
栗原の代走に中村憲
高橋 1‐0から2球目を打ってサードゴロ
9回裏
カープ選手交代
ピッチャー今村からフィリップス
レフトロサリオに代えてサード美間
サード鈴木誠がライト
ライト高橋がレフト
西田 初球を打ってセンター前ヒット
小宮山の代打原口 フルカウントから7球目を打ってライト前ヒット
一二三 2‐1から4球目を打ってショートゴロ
北條 0‐2から3球目を空振り三振




久しぶりに試合中、写真だけ撮ってました。相変わらず上達の気配は全くありません(笑)。

2試合続けての圧勝!
広島 000 210 005 8 H11 E0
阪神 201 000 000 3 H7 E2
勝利投手:今村猛 12試合2勝0敗3S
敗戦投手:玉置隆 19試合0勝2敗2S
本塁打:[タイガース]黒瀬春樹1号(2ラン 1回裏戸田隆矢から)
[カープ]天谷宗一郎2号(2ラン 4回表歳内宏明から)
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
広島東洋カープ
戸田_ 6 25 97 5 3 2 3 3
今村_ 2 8 25 0 2 1 0 0
フイリ 1 4 15 1 0 1 0 0
阪神タイガース
歳内 5 21 80 6 2 1 3 3
西村 1 4 18 0 1 0 0 0
小嶋 1.1 6 24 2 0 1 0 0
渡辺 0.2 2 3 0 0 0 0 0
玉置 0.1 6 29 2 1 0 5 1
山本 0.2 3 12 1 0 0 0 0

試合後、スカイA中継用の「ヒーローインタビューを受ける4打数3安打1打点の庄司隼人。ライネル・ロサリオがまるで自身もインタビューを受けてるような感じで立っていますが、本当に立っていただけ。よく考えたら通訳のアンドリュー・ギルバートがいてない(笑)。



そのインタビューが終わるや、ライネル・ロサリオは声援に応えてこのポーズ。よほどお気に入りなんでしょうか。この右腕に期待している人は本当に多いです。だからもっと守備を頑張って下さい。この試合みたいなプレイを連発してたら必ず評価も変わると思います。
帰宅後、スカイAの録画を見ながら(他にもいろいろやってましたが)これを編集してました。中継中事あるごとに「カープの一軍みたい」とかそんな話が幾度となく出てきてました。
確かに天谷宗一郎、栗原健太、倉義和、試合には出ませんでしたが東出輝裕、つい先日まで一軍にいたライネル・ロサリオ。一軍で聞いた名前が続々と出場してます。違和感はあるかもしれませんが。彼らが二軍にいるにもかかわらず、今のカープは上位争いを展開、出来ています。
誰某が復活すればチームは浮上する、と言う話をどこのチームでもよく聞きますが、正直今の様子だと誰を上げても一軍では使ってもらえないような気がします。あれだけ頑張ってる庄司隼人がたった1打席で「こっち」に帰って来ざるをえなかったくらいなんだし(と割り切りました)。
ならば、ベテランも若手も、一緒くたにして、常にいい準備をして、常に好調を維持していくしかない。一軍にも、キャリアの長いベテランもいるし、ぶっちゃけ3年目の若手もいます。二軍にも、15年目の内野手ももいれば、高卒2年目の選手がスターティングメンバーに名を連ねてもいます。
むしろ今現在の状況が、一軍二軍のあり方としては一番いいのではないでしょうか。若手ばっかりの二軍でも、ベテランばっかりの一軍でもない。年功序列ではないですが、ベテランが蓄積したものをチーム全体で若手に受け継いでいく。東出輝裕の打撃指導なんかその典型。
そして二軍には内田順三さんという、それこそカープの宝みたいな方が監督をされています。長い長いコーチ歴を礎に選手だけでなくコーチも育成しようとしています。キャッチャーノックはアレですが。
今年は是非とも、内田順三二軍監督の胴上げが見たいです。都合により生観戦出来ないかも知れませんが(笑)「広島東洋カープ二軍、ウエスタンリーグ優勝」の報がみたいです。
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2014.06.05 / Top↑
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