ほぼ二週間ぶりの観戦となりますウエスタンリーグ公式戦。
仕事のシフトがすっかり「夜型」になってしまい、迂闊に休日も取れない様相。昼間に野球観戦をしてそのまま仕事、はなかなかキツイ年齢ゆえに(笑)、ここまで空いてしまった次第であります。
本当は週に一試合程度、カープに拘らずどのカードでもいいから観戦したいんですけどね。
そして昨日から広島東洋カープは、阪神タイガースとの3連戦に臨みます。3日、4日は阪神甲子園球場、5日は阪神鳴尾浜球場。さらに4日はスカイAで、5日はGAORAでの生中継。全試合テレビ中継をやらないのかは謎ではありますが、その分甲子園球場に見に鯉、と言う事なんでしょう。

てなわけで、通勤ラッシュを掻い潜って、やってきました阪神甲子園球場。先客約1名。


改めて、阪神甲子園球場一周。二十歳前後の頃、ここで警備員のアルバイト(つまりは全日警)をやってましたが、その当時を偲ばせるものは何一つ残っていません。27年前ですからね。そう言えば「甲子園歴史館」も未だに入った事はありません。チケットがあれば割引は利くようですが。

千円札を握りしめて、11:30の当日券発売開始を待ちます。

甲子園球場でのウエスタンリーグ公式戦では恒例になっている、選手のお出迎え。この日は左から山本翔也、歳内宏明、田上健一、横田慎太郎。しかしここにいると言う事は、スターティングメンバーではない、と言う悲劇。そう言えば未だにこれに参加した事ありません。

入場して定位置確保、とほぼ同時に、カープのバッティング練習が終わります。打球からの危険回避の意味合いもあるかとは思いますが、ほぼバックネット裏しか解放しないゆえ、もう少し早い時間から入場出来ないかなぁ、とは思います。もっともその分、鳴尾浜に鯉、と言う事だと思いますが。

いちいち一塁側まで廻るのが面倒くさいのが一軍本拠地球場の難点。そもそももっと自分で動け、と言う話。ただバッティング練習が終わるとカープの選手は一旦引っ込んでしまいますからね。

守備練習前のひととき。野村祐輔は木曜日の先発でしょうか。


両チーム守備練習の合間には、いろんな選手同士の「密談」が見られることがあります。この日の密談はベテランキャッチャー、倉義和と藤井彰人。キャッチャーミットの話をしているのか、はたまた野球とは全く関係のない阪神百貨店の海藻についての話なのか(んなこたーない)。

試合前の円陣。声出しは美間優槻。


そして、甲子園球場他、阪神鳴尾浜球場以外でのタイガース主催試合に欠かせないのがキー太。やっぱり球団のマスコットは「かわいさ」が絶対条件(笑)。

ビデオ係の戸田隆矢もスタンバイオッケー。まもなく試合開始です。
スターティングメンバー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)安部
2(二)東出
3(中)天谷
4(指)ロサリオ
5(右)岩本
6(一)中村憲
7(左)高橋
8(捕)磯村
9(三)美間
投手:福井
栗原健太不在(帯同はもちろんしてます)にも拘らず、異常なまでに重量感を感じる打線。ライネル・ロサリオが入るだけでも十分の威圧感。あくまでも機能すれば、の話ですが。
後攻:阪神タイガース
1(中)柴田
2(二)北條
3(遊)西田
4(右)伊藤隼
5(一)森田
6(三)陽川
7(左)中谷
8(指)一二三
9(捕)小豆畑
投手:白仁田
よくあるオーダーですが、何故に森田一成ではなく伊藤隼太が4番なのかよくわかりません。尤も、指名打者制を考えると、打線のど真ん中は5番バッター、と言う考え(?)に落ち着くのか。
審判

球審梅木謙一、一塁小石澤健、二塁芦原英智、三塁須山祐多
打者成績
1回表
安部 1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ
東出 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー
天谷 1‐0から2球目を打ってショート後方レフト前ヒット
ロサリオ 3‐1から5球目を選んでフォアボール
岩本 初球を打ってライト前2点タイムリーヒット
タイガース0‐2カープ
中村憲 2‐2から6球目を打ってセンターフライ
高橋 1‐2から4球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース0‐3カープ
磯村 0‐2から4球目を打ってファーストライナー
●たったひとつの捕球エラーで怒濤のように崩れていく白仁田弘和。よその事は言えないけど、たかがエラーと割り切れ、ないんでしょうね。これをクリアしない限り一本立ちは難しいか。
○そしてここ暫らく爆発する時はとどまる事を知らないカープ打線。決して大降りする事なく、捉えられるボールを打ち損なう事なく弾き返す。よい練習が出来ている証拠ではないでしょうか。
1回裏
柴田 3‐1から5球目を選んでフォアボール
北條 1‐2から5球目にデッドボール
西田 初球を三塁線へ送りバント
伊藤隼 初球を打ってセカンドゴロ、サードランナーホームイン
タイガース1‐3カープ
森田 2‐0から3球目を打ってセカンドゴロタイムリートンネル
タイガース2‐3カープ
次打者陽川の初球に森田盗塁失敗
○いきなり「らしさ全開」な福井優也。尽く磯村嘉孝の構えたところて違うところにボールが行く。ボールの走りもよくない。この後イニングを重ねて行きはしますが、ランナー二人はデフォルト状態。野手が掛ける声は耳に入っているのかどうか。メンタル面は未だ改善されず、か。
●そして森田一成のセカンド盗塁失敗。磯村嘉孝のキャッチミスを突こうとしたんだろうけど、如何せん脚が遅すぎる。これだけは如何ともしがたい。無理する事はなかったかと思いますが。
2回表
美間 2‐2から5球目を打ってファーストライナー
安部 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ
東出 2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ
2回裏
陽川 0‐1から球目を打ってショートゴロ
中谷 2‐2から5球目を打ってファーストライナー
一二三 1‐2から4球目を空振り三振
●ファウルだったので最後まで打球を追えなかったんですが、中谷雅弘が3球目に打ったファウルが、タイガースベンチの誰かの左肩付近を直撃。背番号3○と見えたので、もしかしたらキャッチャーの小宮山慎二あたりでしょうか。ちょっと心配。大事に至らなければいいんですが。
3回表
天谷 2‐2から5球目を打ってライト前ヒット
ロサリオ 1‐0から2球目を打ってライト前ヒット、天谷はサードへ
岩本 2‐2から5球目を打って左中間へ2点タイムリーツーベースヒット
タイガース2‐5カープ
しかし岩本セカンドオーバーランか何かでタッチアウト
中村憲 1‐0から2球目を打っててライトオーバースリーベースヒット
高橋 1‐2から5球目を打ってレフトへ犠牲フライ
タイガース2‐6カープ
磯村 初球を打ってセカンドゴロ
○今日のスターティングメンバーを考えるに、ドカンと一発を期待出来る選手もいますが、まず出塁してチャンスメイク出来る選手もまた多いのも事実。チーム打率0.264はダテじゃない。
○規定打席未到達ながら、打率0.358と高水準をキープ出来ている中村憲。とにかく186cmの上背がありながら、これだけのスピードで走れる選手もなかなかいない。何とか生かしたいな。
3回裏
小豆畑の代打岡崎 2‐2から9球目を打ってサードゴロ
柴田 3‐1から5球目を打ってセカンドフライ
北條 3‐1から5球目を選んでフォアボール
西田 1‐0から2球目を打ってライト前ヒット
伊藤隼 1‐1から2球目を打ってサードファウルフライ
4回表
タイガース選手交代
代打岡崎がそのままキャッチャー
ピッチャー白仁田に代えて小嶋
美間 初球を打ってセンターフライ
安部 2‐2から5球目を打ってショート内野安打
東出 0‐1から2球目を打ってショートゴロ、安部はセカンドへ
天谷 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
4回裏
森田 1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット
陽川 フルカウントから球目を選んでフォアボール
中谷 フルカウントから球目を空振り三振
一二三 0‐から球目を見逃し三振
岡崎 フルカウントから6球目を打ってサードファウルフライ
5回表
タイガース選手交代
ピッチャー小嶋に代えて山本
ロサリオ 0‐1から2球目を打ってレフト前ヒット
岩本 0‐2から4球目を打ってレフトフライ
中村憲 0‐2から3球目を打ってレフトフライ
高橋 2‐1から4球目を打ってショートゴロ
5回裏
柴田 1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット
北條 フルカウントから8球目を打ってレフト前ヒット、柴田はサードへ
西田 1‐2から4球目を空振り三振
伊藤隼 1‐0から2球目を打ってレフトへ犠牲フライ
タイガース3‐6カープ
森田 BSFK 1‐2から4球目を空振り三振
6回表
タイガース選手交代
ピッチャー山本に代えて久保田
磯村 2‐2から5球目を打ってライト前ヒット
美間 初球をピッチャー前送りバント
安部 0‐1から2球目を打ってライト前ヒット
次打者東出の6球目に安部セカンド盗塁成功
東出 フルカウントから球9目を空振り三振
天谷 1‐2から4球目を打って左中間へ2点タイムリーヒット
タイガース3‐8カープ
次打者ロサリオの2球目に天谷セカンド盗塁失敗
○上位打線だけでなく、下位打線でのランナーでも、我慢して進めればちゃんと得点として見返りが来る、と言う典型的な例だと思います。どれだけ点差がついてても、ウエスタンリーグはまず「選手育成の場」。送りバントは一発で決めれるようにならないと。
6回裏
陽川 1‐1から3球目を打ってセンターフライ
中谷 1‐1から3球目を打ってショートゴロ
一二三の代打横田 フルカウントから9球目を選んでフォアボール
岡崎 初球を打ってセンターフライ
○福井優也この回で降板。「ロッカイサンシッテンノナニガイカンノデスカ」とは言うものの、114球も費やしているようでは。まぁコントロールハラバラでもそれだけ投げられれば御の字か。
○と言うか、そのスタミナだけを活かす起用法はないものでしょうか。そうなれば一軍での敗戦処理と言う事になりそうですが、しかしながら今の内容だと、それ以上が望める気配がない。
7回表
タイガース選手交代
ピッチャー久保田に代えて藤原
ロサリオ 3‐1から5球目を選んでフォアボール
岩本 初球デッドボール
中村憲 2‐2から5球目を打ってファーストゴロセカンド封殺
高橋 0‐1から2球目を打ってレフトオーバー2点タイムリーツーベースヒット
タイガース3‐10カープ
磯村 フルカウントから6球目を打ってセカンドライナーダブルプレイ
●久しぶりに見た藤原○とは、えらく左腕を下げたフォームでのマウンド。しかしまだ調整段階なのか、コントロールが全く定まらない。そもそもサイドスローに向いてる体の回転なのか。安易に腕を下げるだけではどうしようもないのは、前例をたくさん見てるだけに慎重にならざるを得ない。
7回裏
カープ選手交代
セカンド東出に代えてショート鈴木誠
ショート安部がセカンド
ピッチャー福井に代えて江草
柴田の代打原口 2‐2から5球目を打ってセンターフライ
北條 1‐2から4球目を見逃し三振
西田 2‐2から7球目を打ってレフトフライ
○この回から江草仁貴が登板。彼の持ち味でもあるテンポの良さとボールのキレが戻って来ました。何気にリリーフの運用に四苦八苦しているカープ。手術明けの病み上がりとは言え、ストレートのMaxはスコアボード表示で142km/h。一軍戦列復帰は以外にも早く来そうな気がします。
8回表
タイガース選手交代
代打原口がキャッチャー
指名打者横田がセンター
キャッチャー岡崎に代えてピッチャー島本
美間 初球を打ってライトフライ
安部 0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
鈴木誠 0‐1から2球目を打ってセンターフライ
天谷の代打迎 初球を打ってレフト線へタイムリーツーベースヒット
タイガース3‐11カープ
ロサリオ 0‐2から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース3‐12カープ
しかしロサリオセカンドタッチアウト
○この試合で2打席、初球から打ちに行った美間優欟。しかしながらいずれの打球もただ漠然と手を出したわけではなく、しっかりとスイングして打ちに行った結果。決して内容は悪くないです。
○そしてライネル・ロサリオのセカンドタッチアウト。決して暴走ではなく、レフト中谷将大が処理をもたつく間の走塁。とりあえず積極性は買います。この辺りの判断はもっともっと学ばないと。
8回裏
カープ選手交代
代打迎がそのまま入りセンター
ピッチャー江草に代えて河内
伊藤隼 フルカウントから6球目を空振り三振
森田 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ
陽川 フルカウントから7球目を打ってレフト前ヒット
中谷 2‐2から5球目を打ってライトフライ
○二軍では打者の左右に拘らず、1イニングを任される事もある河内貴哉。ボール球が目立ちましたが、何とか打たそう、とする磯村嘉孝苦心のリードの表れか、とも思います。
9回表
岩本 1‐1から3球目を打ってピッチャーゴロ
中村憲 2‐2から5球目を打ってピッチャーゴロ
高橋 0‐1から2球目を打ってライト前ヒット
磯村 フルカウントから6球目を打ってサードファウルフライ
9回裏
カープ選手交代
ピッチャー河内に代えて横山
横田 0‐2から3球目を空振り三振
島本の代打阪口 0‐2から3球目を空振り三振
原口の代打田上 フルカウントから6球目を空振り三振

広島 302 002 220 12 H17 E1
阪神 200 010 000 3 H5 E1
勝利投手:福井優也(9試合4勝2敗)
敗戦投手:白仁田寛和(8試合1勝2敗)
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
広島東洋カープ
福井 6 27 114 4 5 3 3 2
江草 1 3 17 0 0 1 0 0
河内 1 4 26 1 0 1 0 0
横山 1 3 12 0 0 3 0 0
阪神タイガース
白仁田 3 17 62 7 1 0 6 4
小嶋 1 4 14 1 0 0 0 0
山本 1 4 13 1 0 0 0 0
久保田 1 5 24 3 0 1 2 2
藤原 1 4 19 1 2 0 2 2
島本 2 9 25 4 0 0 2 2
この日の試合を圧勝で終えたカープ二軍は、イースタンリーグ、ウエスタンリーグを通じで30勝一番乗り。30勝16敗の貯金14。勝率0.652と、圧倒的な数字を残しています。とは言うものの1ゲーム差で、この日試合のなかったホークスが迫っています。ゆえにこの三連戦は落とせません。
しかしながら攻撃陣の方は今のところ不安らしい不安は無し。
天谷3安打2打点
ロサ3安打1打点
岩本2安打4打点
高橋3安打4打点
間に挟まれている中村憲も見事なスリーベースヒットで場内を沸かせ、無安打で終わった美間優槻も送りバントでアシスト。代打で出てきた迎祐一郎も一球で結果を残し、集中力の高さを見せ、切れ目のない攻撃を見せてくれています。これだけ打ちまくれば翌日が怖いんですが(笑)。
その中でも目立つのはやはり高橋大樹。ウエスタンリーグ本塁打王は変わりませんが、レフト方向だけでなくライト方向にも強い打球が飛ぶようになったこと。一時は0.200を切るか、みたいな打率ではありましたが、何かひとつコツを掴んだか。かと言って左方向への強い打球も忘れてない。
「せめて」と言う個人的希望の数字はあえて伏せますが、確実性が出てきたのは良い事。ライネル・ロサリオの急激なバッティングの進歩で、下位打線を打つことも多くなってますが、その分気楽に打席には立てると思います。そして自分でいろいろ考えながらバッティングが出来ると思います。
なかなか目立ちませんが、同級生の美間優槻も、既に4号ホームランを放ち、16打点と勝負強さを発揮し、頭角を現しています。そして鈴木誠也は既に昨年と今年、一軍も体験しました。
いずれはこの三人そのまんま、一軍公式戦で見れるはず。皆主力候補です。今シーズンとは言いません。あと2シーズンくらい徹底的に自らを鍛えて、来るべき日に備えていただきたいと思います。
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仕事のシフトがすっかり「夜型」になってしまい、迂闊に休日も取れない様相。昼間に野球観戦をしてそのまま仕事、はなかなかキツイ年齢ゆえに(笑)、ここまで空いてしまった次第であります。
本当は週に一試合程度、カープに拘らずどのカードでもいいから観戦したいんですけどね。
そして昨日から広島東洋カープは、阪神タイガースとの3連戦に臨みます。3日、4日は阪神甲子園球場、5日は阪神鳴尾浜球場。さらに4日はスカイAで、5日はGAORAでの生中継。全試合テレビ中継をやらないのかは謎ではありますが、その分甲子園球場に見に鯉、と言う事なんでしょう。

てなわけで、通勤ラッシュを掻い潜って、やってきました阪神甲子園球場。先客約1名。






改めて、阪神甲子園球場一周。二十歳前後の頃、ここで警備員のアルバイト(つまりは全日警)をやってましたが、その当時を偲ばせるものは何一つ残っていません。27年前ですからね。そう言えば「甲子園歴史館」も未だに入った事はありません。チケットがあれば割引は利くようですが。

千円札を握りしめて、11:30の当日券発売開始を待ちます。


甲子園球場でのウエスタンリーグ公式戦では恒例になっている、選手のお出迎え。この日は左から山本翔也、歳内宏明、田上健一、横田慎太郎。しかしここにいると言う事は、スターティングメンバーではない、と言う悲劇。そう言えば未だにこれに参加した事ありません。

入場して定位置確保、とほぼ同時に、カープのバッティング練習が終わります。打球からの危険回避の意味合いもあるかとは思いますが、ほぼバックネット裏しか解放しないゆえ、もう少し早い時間から入場出来ないかなぁ、とは思います。もっともその分、鳴尾浜に鯉、と言う事だと思いますが。


いちいち一塁側まで廻るのが面倒くさいのが一軍本拠地球場の難点。そもそももっと自分で動け、と言う話。ただバッティング練習が終わるとカープの選手は一旦引っ込んでしまいますからね。


守備練習前のひととき。野村祐輔は木曜日の先発でしょうか。




両チーム守備練習の合間には、いろんな選手同士の「密談」が見られることがあります。この日の密談はベテランキャッチャー、倉義和と藤井彰人。キャッチャーミットの話をしているのか、はたまた野球とは全く関係のない阪神百貨店の海藻についての話なのか(んなこたーない)。


試合前の円陣。声出しは美間優槻。






そして、甲子園球場他、阪神鳴尾浜球場以外でのタイガース主催試合に欠かせないのがキー太。やっぱり球団のマスコットは「かわいさ」が絶対条件(笑)。


ビデオ係の戸田隆矢もスタンバイオッケー。まもなく試合開始です。
スターティングメンバー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)安部
2(二)東出
3(中)天谷
4(指)ロサリオ
5(右)岩本
6(一)中村憲
7(左)高橋
8(捕)磯村
9(三)美間
投手:福井
栗原健太不在(帯同はもちろんしてます)にも拘らず、異常なまでに重量感を感じる打線。ライネル・ロサリオが入るだけでも十分の威圧感。あくまでも機能すれば、の話ですが。
後攻:阪神タイガース
1(中)柴田
2(二)北條
3(遊)西田
4(右)伊藤隼
5(一)森田
6(三)陽川
7(左)中谷
8(指)一二三
9(捕)小豆畑
投手:白仁田
よくあるオーダーですが、何故に森田一成ではなく伊藤隼太が4番なのかよくわかりません。尤も、指名打者制を考えると、打線のど真ん中は5番バッター、と言う考え(?)に落ち着くのか。
審判

球審梅木謙一、一塁小石澤健、二塁芦原英智、三塁須山祐多
打者成績
1回表
安部 1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ
東出 1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ捕球エラー
天谷 1‐0から2球目を打ってショート後方レフト前ヒット
ロサリオ 3‐1から5球目を選んでフォアボール
岩本 初球を打ってライト前2点タイムリーヒット
タイガース0‐2カープ
中村憲 2‐2から6球目を打ってセンターフライ
高橋 1‐2から4球目を打ってライト前タイムリーヒット
タイガース0‐3カープ
磯村 0‐2から4球目を打ってファーストライナー
●たったひとつの捕球エラーで怒濤のように崩れていく白仁田弘和。よその事は言えないけど、たかがエラーと割り切れ、ないんでしょうね。これをクリアしない限り一本立ちは難しいか。
○そしてここ暫らく爆発する時はとどまる事を知らないカープ打線。決して大降りする事なく、捉えられるボールを打ち損なう事なく弾き返す。よい練習が出来ている証拠ではないでしょうか。
1回裏
柴田 3‐1から5球目を選んでフォアボール
北條 1‐2から5球目にデッドボール
西田 初球を三塁線へ送りバント
伊藤隼 初球を打ってセカンドゴロ、サードランナーホームイン
タイガース1‐3カープ
森田 2‐0から3球目を打ってセカンドゴロタイムリートンネル
タイガース2‐3カープ
次打者陽川の初球に森田盗塁失敗
○いきなり「らしさ全開」な福井優也。尽く磯村嘉孝の構えたところて違うところにボールが行く。ボールの走りもよくない。この後イニングを重ねて行きはしますが、ランナー二人はデフォルト状態。野手が掛ける声は耳に入っているのかどうか。メンタル面は未だ改善されず、か。
●そして森田一成のセカンド盗塁失敗。磯村嘉孝のキャッチミスを突こうとしたんだろうけど、如何せん脚が遅すぎる。これだけは如何ともしがたい。無理する事はなかったかと思いますが。
2回表
美間 2‐2から5球目を打ってファーストライナー
安部 2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ
東出 2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ
2回裏
陽川 0‐1から球目を打ってショートゴロ
中谷 2‐2から5球目を打ってファーストライナー
一二三 1‐2から4球目を空振り三振
●ファウルだったので最後まで打球を追えなかったんですが、中谷雅弘が3球目に打ったファウルが、タイガースベンチの誰かの左肩付近を直撃。背番号3○と見えたので、もしかしたらキャッチャーの小宮山慎二あたりでしょうか。ちょっと心配。大事に至らなければいいんですが。
3回表
天谷 2‐2から5球目を打ってライト前ヒット
ロサリオ 1‐0から2球目を打ってライト前ヒット、天谷はサードへ
岩本 2‐2から5球目を打って左中間へ2点タイムリーツーベースヒット
タイガース2‐5カープ
しかし岩本セカンドオーバーランか何かでタッチアウト
中村憲 1‐0から2球目を打っててライトオーバースリーベースヒット
高橋 1‐2から5球目を打ってレフトへ犠牲フライ
タイガース2‐6カープ
磯村 初球を打ってセカンドゴロ
○今日のスターティングメンバーを考えるに、ドカンと一発を期待出来る選手もいますが、まず出塁してチャンスメイク出来る選手もまた多いのも事実。チーム打率0.264はダテじゃない。
○規定打席未到達ながら、打率0.358と高水準をキープ出来ている中村憲。とにかく186cmの上背がありながら、これだけのスピードで走れる選手もなかなかいない。何とか生かしたいな。
3回裏
小豆畑の代打岡崎 2‐2から9球目を打ってサードゴロ
柴田 3‐1から5球目を打ってセカンドフライ
北條 3‐1から5球目を選んでフォアボール
西田 1‐0から2球目を打ってライト前ヒット
伊藤隼 1‐1から2球目を打ってサードファウルフライ
4回表
タイガース選手交代
代打岡崎がそのままキャッチャー
ピッチャー白仁田に代えて小嶋
美間 初球を打ってセンターフライ
安部 2‐2から5球目を打ってショート内野安打
東出 0‐1から2球目を打ってショートゴロ、安部はセカンドへ
天谷 フルカウントから6球目を打ってセカンドゴロ
4回裏
森田 1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット
陽川 フルカウントから球目を選んでフォアボール
中谷 フルカウントから球目を空振り三振
一二三 0‐から球目を見逃し三振
岡崎 フルカウントから6球目を打ってサードファウルフライ
5回表
タイガース選手交代
ピッチャー小嶋に代えて山本
ロサリオ 0‐1から2球目を打ってレフト前ヒット
岩本 0‐2から4球目を打ってレフトフライ
中村憲 0‐2から3球目を打ってレフトフライ
高橋 2‐1から4球目を打ってショートゴロ
5回裏
柴田 1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット
北條 フルカウントから8球目を打ってレフト前ヒット、柴田はサードへ
西田 1‐2から4球目を空振り三振
伊藤隼 1‐0から2球目を打ってレフトへ犠牲フライ
タイガース3‐6カープ
森田 BSFK 1‐2から4球目を空振り三振
6回表
タイガース選手交代
ピッチャー山本に代えて久保田
磯村 2‐2から5球目を打ってライト前ヒット
美間 初球をピッチャー前送りバント
安部 0‐1から2球目を打ってライト前ヒット
次打者東出の6球目に安部セカンド盗塁成功
東出 フルカウントから球9目を空振り三振
天谷 1‐2から4球目を打って左中間へ2点タイムリーヒット
タイガース3‐8カープ
次打者ロサリオの2球目に天谷セカンド盗塁失敗
○上位打線だけでなく、下位打線でのランナーでも、我慢して進めればちゃんと得点として見返りが来る、と言う典型的な例だと思います。どれだけ点差がついてても、ウエスタンリーグはまず「選手育成の場」。送りバントは一発で決めれるようにならないと。
6回裏
陽川 1‐1から3球目を打ってセンターフライ
中谷 1‐1から3球目を打ってショートゴロ
一二三の代打横田 フルカウントから9球目を選んでフォアボール
岡崎 初球を打ってセンターフライ
○福井優也この回で降板。「ロッカイサンシッテンノナニガイカンノデスカ」とは言うものの、114球も費やしているようでは。まぁコントロールハラバラでもそれだけ投げられれば御の字か。
○と言うか、そのスタミナだけを活かす起用法はないものでしょうか。そうなれば一軍での敗戦処理と言う事になりそうですが、しかしながら今の内容だと、それ以上が望める気配がない。
7回表
タイガース選手交代
ピッチャー久保田に代えて藤原
ロサリオ 3‐1から5球目を選んでフォアボール
岩本 初球デッドボール
中村憲 2‐2から5球目を打ってファーストゴロセカンド封殺
高橋 0‐1から2球目を打ってレフトオーバー2点タイムリーツーベースヒット
タイガース3‐10カープ
磯村 フルカウントから6球目を打ってセカンドライナーダブルプレイ
●久しぶりに見た藤原○とは、えらく左腕を下げたフォームでのマウンド。しかしまだ調整段階なのか、コントロールが全く定まらない。そもそもサイドスローに向いてる体の回転なのか。安易に腕を下げるだけではどうしようもないのは、前例をたくさん見てるだけに慎重にならざるを得ない。
7回裏
カープ選手交代
セカンド東出に代えてショート鈴木誠
ショート安部がセカンド
ピッチャー福井に代えて江草
柴田の代打原口 2‐2から5球目を打ってセンターフライ
北條 1‐2から4球目を見逃し三振
西田 2‐2から7球目を打ってレフトフライ
○この回から江草仁貴が登板。彼の持ち味でもあるテンポの良さとボールのキレが戻って来ました。何気にリリーフの運用に四苦八苦しているカープ。手術明けの病み上がりとは言え、ストレートのMaxはスコアボード表示で142km/h。一軍戦列復帰は以外にも早く来そうな気がします。
8回表
タイガース選手交代
代打原口がキャッチャー
指名打者横田がセンター
キャッチャー岡崎に代えてピッチャー島本
美間 初球を打ってライトフライ
安部 0‐1から2球目を打ってセンター前ヒット
鈴木誠 0‐1から2球目を打ってセンターフライ
天谷の代打迎 初球を打ってレフト線へタイムリーツーベースヒット
タイガース3‐11カープ
ロサリオ 0‐2から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
タイガース3‐12カープ
しかしロサリオセカンドタッチアウト
○この試合で2打席、初球から打ちに行った美間優欟。しかしながらいずれの打球もただ漠然と手を出したわけではなく、しっかりとスイングして打ちに行った結果。決して内容は悪くないです。
○そしてライネル・ロサリオのセカンドタッチアウト。決して暴走ではなく、レフト中谷将大が処理をもたつく間の走塁。とりあえず積極性は買います。この辺りの判断はもっともっと学ばないと。
8回裏
カープ選手交代
代打迎がそのまま入りセンター
ピッチャー江草に代えて河内
伊藤隼 フルカウントから6球目を空振り三振
森田 フルカウントから7球目を打ってセカンドゴロ
陽川 フルカウントから7球目を打ってレフト前ヒット
中谷 2‐2から5球目を打ってライトフライ
○二軍では打者の左右に拘らず、1イニングを任される事もある河内貴哉。ボール球が目立ちましたが、何とか打たそう、とする磯村嘉孝苦心のリードの表れか、とも思います。
9回表
岩本 1‐1から3球目を打ってピッチャーゴロ
中村憲 2‐2から5球目を打ってピッチャーゴロ
高橋 0‐1から2球目を打ってライト前ヒット
磯村 フルカウントから6球目を打ってサードファウルフライ
9回裏
カープ選手交代
ピッチャー河内に代えて横山
横田 0‐2から3球目を空振り三振
島本の代打阪口 0‐2から3球目を空振り三振
原口の代打田上 フルカウントから6球目を空振り三振

広島 302 002 220 12 H17 E1
阪神 200 010 000 3 H5 E1
勝利投手:福井優也(9試合4勝2敗)
敗戦投手:白仁田寛和(8試合1勝2敗)
投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
広島東洋カープ
福井 6 27 114 4 5 3 3 2
江草 1 3 17 0 0 1 0 0
河内 1 4 26 1 0 1 0 0
横山 1 3 12 0 0 3 0 0
阪神タイガース
白仁田 3 17 62 7 1 0 6 4
小嶋 1 4 14 1 0 0 0 0
山本 1 4 13 1 0 0 0 0
久保田 1 5 24 3 0 1 2 2
藤原 1 4 19 1 2 0 2 2
島本 2 9 25 4 0 0 2 2
この日の試合を圧勝で終えたカープ二軍は、イースタンリーグ、ウエスタンリーグを通じで30勝一番乗り。30勝16敗の貯金14。勝率0.652と、圧倒的な数字を残しています。とは言うものの1ゲーム差で、この日試合のなかったホークスが迫っています。ゆえにこの三連戦は落とせません。
しかしながら攻撃陣の方は今のところ不安らしい不安は無し。
天谷3安打2打点
ロサ3安打1打点
岩本2安打4打点
高橋3安打4打点
間に挟まれている中村憲も見事なスリーベースヒットで場内を沸かせ、無安打で終わった美間優槻も送りバントでアシスト。代打で出てきた迎祐一郎も一球で結果を残し、集中力の高さを見せ、切れ目のない攻撃を見せてくれています。これだけ打ちまくれば翌日が怖いんですが(笑)。
その中でも目立つのはやはり高橋大樹。ウエスタンリーグ本塁打王は変わりませんが、レフト方向だけでなくライト方向にも強い打球が飛ぶようになったこと。一時は0.200を切るか、みたいな打率ではありましたが、何かひとつコツを掴んだか。かと言って左方向への強い打球も忘れてない。
「せめて」と言う個人的希望の数字はあえて伏せますが、確実性が出てきたのは良い事。ライネル・ロサリオの急激なバッティングの進歩で、下位打線を打つことも多くなってますが、その分気楽に打席には立てると思います。そして自分でいろいろ考えながらバッティングが出来ると思います。
なかなか目立ちませんが、同級生の美間優槻も、既に4号ホームランを放ち、16打点と勝負強さを発揮し、頭角を現しています。そして鈴木誠也は既に昨年と今年、一軍も体験しました。
いずれはこの三人そのまんま、一軍公式戦で見れるはず。皆主力候補です。今シーズンとは言いません。あと2シーズンくらい徹底的に自らを鍛えて、来るべき日に備えていただきたいと思います。
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2014.06.04 / Top↑
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