動画編集をしたり、観戦した試合の内容をまとめながらも、セ・パ交流戦はテレビで見てます。ただし、ほとんど録画ばっかりなので、試合結果やらを全部踏まえてのテレビ観戦ですが。

しかし内弁慶ですな。

プロ野球で「内弁慶」って言葉を使う時って、ほとんどは日本シリーズの場合くらいしかないと思ってたんですが、こんな時期に遭遇するとは思ってもみませんでした。しかもカープで(笑)。

今年のセ・パ交流戦は何をどう考えたのか、パシフィックリーグ本拠地でピッチャーが打席に立ち、セントラルリーグ主催試合で指名打者制と言う、何となく不可解なスターティングメンバー。

NPB始め球団側は「飽きが来ないように」といろいろ思案をした結果なんだろうけど、見る側からすると奇をてらったようにしか見えないんですよね。この辺りの捉え方は多々あると思いますが。

で、パシフィックリーグ主催試合から始まった今年のセ・パ交流戦。言わばセントラルリーグは、戦い慣れた戦術で試合に臨めるはずが、カープはいきなり福岡ドームとほっともっと神戸で4連敗。

某コーチは、セントラルリーグ公式戦終了後、東京→福岡→神戸と、地元広島を通過する移動がどうのこうの、と言ってましたが、シーズンが始まる遥か前から判ってた日程に、今更ながら愚痴ってもしゃあないんですよね。東京や博多みたいに、言わば新幹線の起点終点ぢゃないんだから。

ここまでセ・パ交流戦6試合て8つ。チーム成績全体を考えると、48試合で32個なので明らかに増えてる。送球ミス捕球ミス、よくまぁこれで2勝4敗で済んでるわ、レベル。

もちろん、記録にならないミスも多々ある。打球判断ミス、クッションボールの処理、送球エラーにしても、「それくらい捕ったれよ」てのもあったりする。些細なミスなんだろうし、全部が全部失点に繋がってるわけではないけども、普段から防いでおかないと、いざと言う時にえらい目に遇う。

普段からっていつよ?ってやっぱり試合前の練習ですよ。

一軍の試合前練習ってほとんど観る事がないし(そもそも一軍の試合を生で観てない)、移動移動で時間も取れないとは思いますが、バッティングに期待して、あの外国人3人続きのオーダーを組んでいるのであれば、バッティングを重視しているのであれば、最低限の守備だけはやってもらいたい。

特に、外野フェンスに当たって跳ね返ってくるボールの処理方法やらその他。試合前のフィールディング練習で確認もしてるんだろうけど、その他にも野手のバッティング練習で観察出来ぬものか。

試合前のバッティング練習を、選手はどう捉えてるのか解りません。皆気持ちよく打ってはいますが、そしてキャンプでは「柵越え○本」とかで記事にもなってますが、試合前練習ともなるとそうもいかない。打球がフェンス手前でお辞儀したり、外野の定位置まで飛ばない打球も無きにしも非ず。

それこそ、濡れた天然芝やウォーニングゾーンでワンバウンドして変な方向に転がる打球もよくある。そう言う打球を自分で見ながら、捕球のイメージは出来ぬものか。「あぁ、あの辺に当たったらああ言うバウンドするんだな」とか、試合中の強い打球ではないにしろ、想像くらいは出来るだろう。

どんなq打球もノーバウンドでキャッチ出来ればそれはそれでたいした技能だとは思いますが、そんな選手は各球団に1~2人しかいないのが現実。特にどの球団も外野手は「打てばいい」的な、守備軽視の傾向が強まってますからね。これだけボールの飛ぶ飛ばないでもめてるのに(笑)。

捕れるはずのボールが処理出来ない、打球に対する判断と一歩目が遅いってのは、「彼」を二軍で見た人なら、百も承知どころか一万くらい知ってるはず。それで未だに苦労してるのが現在ウエスタンリーグのホームラン王でもある高橋大樹。先日の対福井ミラクルエレファンツ戦でもやらかした。

「やらかした」とは書いたけど、それはあくまで、育成がまず目的の(勝負もかかってますけどね)二軍の選手だから「やらかした」程度で住むのであって、それを一軍でやってしまうとそれこそ「何やっとんなら!ボケェ!」て話になる。そのミス一つが試合を左右することもあるんですよ。

その分打ってくれればいいから、と目を瞑る首脳陣もいるけど、必要最低限の守備すらままならぬ選手を、勝負の場に出す方がおかしいんですよ。1エラーで失点してしまったとしても、その1点を自力で返そうと思ったらホームランしかない。ホームランは期待できる選手ではあるけど、そう出ない。

しつこいようですが、一軍は育成の場じゃない。勝負のばであり「一投一打が勝負の全て」なんですよ。育成は一軍でやっちゃいけないのは、サード守備で懲りているはずなんだか理解してないのか。

幸い、外国人3人とも、バッティングは好調ですよ。カープで外国人野手が3人、スターティングメンバーに名を連ねているのは初めてのことだそうでして。それだけ駐米スカウトの眼力が優れてるんだろうな、とは思います。と言うかようやくはまって来たのかな、とも。

その反面、守備位置はどう考えても無茶。少なくともファーストはキラ・カアイフエ、レフトはブラッド・エルドレッドでいい。もっとも「まだまし」程度ですが、それをわざわざ崩してしまうから、戦いのリズムが壊れる。ライトにいたものをレフトに持ってきたところで、大して変わるわけじゃないんですよ。

セ・パ交流戦に入ったからって、変に肩に力が入ってしまってるんじゃないか。もちろんそれは過去のセ・パ交流戦の成績が酷いからそうなってしまうんだろうけど、今のチームの成績を考えて、もっと落ち着いた戦い方が出来ぬものか。やはり野村謙二郎監督は、自身が言うように「勢い」だけなのか。

勢いもいいけど、その中で「これ」と言う策をしっかり持ってもらわないと、このあと一気に崩れてくる可能性もある。打ててないからって、外国人選手3人を続けて並べて「超攻撃型オーダー」もいいけど、それこそ打線の起爆剤にしたんだろうけど、ともすれば別の所で「自爆剤」になりかねない。

「ここから巻き返しを図る」とは言うけども、その為にはそこまでの反省も絶対に必要になる。いつまでも勢いで勝てていけるほど、144試合は甘くないはずだ。そしてそれを一番よく知っているのは、1996年に不動のレギュラーだった野村謙二郎であり緒方孝市のはず。

緩んだ試合もいいけども(良くないけども)、ツケはいずれどこかで来る。締めるところは今のうちに締めておかないと。肝心な所で「ポロッ」てやってしまっても取り返しがつかないんですよ。


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2014.05.28 / Top↑
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