昨日、ほっともっとフィールド神戸でのセ・パ交流戦をほっぽり出して、福井ミラクルエレファンツ対カープ二軍の「BCリーグ公式戦」を観戦に行ってきました。期せずしてポリシーに反する「近くの一軍より遠くの二軍」になってしまったんですが、これはこれでまぁしゃーないな、と思ってます。(笑)。
で、試合が行われる「福井県越前市 丹南総合公園野球場」
観戦に行く1ヶ月以上前から、ネット上でいろいろと情報を仕入れてはいましたが、如何せん昨年9月にオープンしたばかりの球場なので、Google MAPの航空写真にも、Yahoo!地図のそれにも、球場の影も形もない(笑)。それどころかまだ造成中状態なので何もない状態(笑)。
もちろん越前市の公式サイトには地図も出てはいるんですが、あまりにも曖昧。ならば、次に自分がいつ行く事になるか分かりませんし、次に誰が行くか分かりませんが、一応道しるべみたいなのは作っておかなければいけない、と言う使命感にさいなまれました。

まずはJR大阪駅。ここから新快速電車なり、快速電車で北陸本線方面を目指します。当然特急「サンダーバード」に乗車してもいいんですが、まず目指す武生駅到着時刻に大差がないんですよね。
福井県ってのは大阪府から見ると中途半端な距離なのか、高速バスは3往復しかありません。その分JRの特急電車が充実はしていますが、北陸方面に向かういわゆる下りの特急電車は、07:09が一番列車。あと30分くらい早く出発するのがあればなぁ、と。

私がこの日乗車したのは、05:55発の長浜行快速電車。早朝は快速電車しかありませんが、日中は敦賀駅までは新快速電車もあります。いつの間にか福井県も近くに、そして便利になりました。

終点の長浜駅で、まずは近江塩津行に乗り換えます。先の快速電車で、京都駅乗り換えから湖西線経由、と言う手もありますが、最終的に武生駅に辿り着くのは同じ時刻な上、こちらの方が電車内でしっかり寝る事が出来ます。何だかんだ言っても早朝出立は、辛くはないですがキツイです(笑)。

余呉駅停車中。水鏡が美しい季節になりました。一度時間をかけて撮って回りたいものです。

長浜駅からは乗り換えが増えます。まずは湖北の要衝・近江塩津駅。ここから乗車するのは、08:13に近江今津駅を発車した福井駅行普通電車。ここまで来ればもう福井県はすぐそこです。

左:金沢行特急「しらさぎ」右:大阪行特急「サンダーバード」。ほんの数分の待ち時間ながら、ビュンビュン特急電車が行き交います。あわよくば寝台特急「トワイライトエクスプレス」なども。

長駆大阪駅から敦賀駅までは「関西ワンディパス」が使用出来ますが、敦賀駅から先、武生駅までは範囲外。事前に車掌氏なり駅の窓口で、敦賀~武生間の乗車券を購入しておく必要があります。

初めて福井鉄道に乗りに来て以来、約10年ぶりくらいの北陸本線武生駅。当時はまだ「福井県武生市」でしたが、2005年10月に、今立郡今立町と合併して「越前市」となりました。

駅前通りを少し北に歩いて、福井鉄道福武線越前武生駅に到着。2010年3月に旧名「武生新」駅から改称されました。福井鉄道本社のある西武生駅も「北府(きたご)駅」に改称されています。


福井鉄道には、2005年に廃止になった、名鉄岐阜市内線から移籍してきた車両も多数見受けられますが、この日乗ったのは福井鉄道オリジナルの200形。狭い固定クロスシートながら冷房完備という、豪華なのかそうでないのかよくわからない車両。ホームが元名鉄車両に合わせて低くされているので、乗降用のステップが出てきます。いずれこの不便も解消されるとは思いますが。

越前武生駅から3つ目。家久駅で下車します。以前来たときは、大正時代そのままの古びたローカル駅でしたが、昨年、雰囲気はそのままに大改装されました。
さてここからは「歩き」になります。

家久駅の横を川が流れています。これが県道188号線。その橋を渡ってただひたすら直進すると、県道28号線との交差点「吉野小学校」に着きます。球場周辺には供食設備がまだない(飲料の自動販売機も未整備)ので、ここで何かしら買っていくのも良いかと思います。

吉野小学校交差点を渡ると、「本保町案内図」が見えてきます、その奥が吉野小学校。ここを右折します。この辺り田んぼが広がり、とても野球場があるとは思えません。とにかく長閑。

そのまままっすぐ行くと、右手にややわかりにくいですが「吉野郵便局」があるので、そこを今度は左に曲がります。左に曲がると今度は緩やかに右カーブを描いた道路があるので、そこを道なりに。

そして、田んぼの角を左に曲がると、建設中に体育館が見えます。その向こう側が球場。

おおよそ家久駅から歩くこと20分、丹南総合公園野球場到着!

到着したのは開門45分前でしたが、既に入口付近では屋台その他の準備が進行中。どんな試合であれ、やはり地方で行われるプロ野球の試合は「お祭り」でないとあきません。

球場の外に設けられているテントは選手の控え室でした。そして球場前の駐車場は関係者専用。カープの選手バスと用具運搬用トラックが停めてありました。何とものどかな光景。
そして試合開始2時間前の11:00開門。

定位置確保!と言って躍起になるほど早く来なくても良かったみたいですが(笑)。ご覧のように内野は土、外野は天然芝。バックスクリーン後方に山があるという、何とものどかな球場。画像はありませんが、すぐ東側に多目的グラウンドもあります。

両翼100m、センター122m。スコアボードは全面磁気反転式。スピードガンはありませんが「BSO」表示になっています。球場サイズとしては十分ではないでしょうか。

座席は、一塁側ベンチ~バックネット裏~三塁側ベンチ間は背もたれのない独立型のシート。それ以外は全面芝生席。内野スタンドで1500人、外野芝生席で2000人収容とか。kろえなら十分ウエスタンリーグ等も開催出来ると思います。ホントいい球場だと思います。

照明塔は内外野合計6基。ナイトゲームは開催可能でしょう。しかしバックスクリーン後ろは山、ライト後方は水田と言う本当にのどかな景色の中にある野球場。

のどかついでではありますが、球場前の道路の向こう側にも、水田と麦畑が続いています。

個人的に嬉しかったのは、バックネットを支える目立つ柱等がなく、ライトからレフトまで全面見渡せたこと、またバックネットの塗装が黒塗りだったので、動画撮影に支障がなかったこと。ナゴヤ球場みたいに、変に銀色に塗られていると、ピッチャーの動きが見えにくい場合もありまするゆえ。
―――――とまぁ、初めて(でもないか)の土地での野球場、ってのもなかなかオツなものでございます。まだ出来て1年も経過していません、まだまだ周辺の設備も整ってはいませんが、この球場がまた、BCリーグがさらに根付くための礎となれば、それはそれでいい事だと思います。
ちょっときつかったですが、日帰り出来ない事はない距離です。そしてある程度BCリーグの試合進行の方法も把握出来ました。またいずれ、機会があれば訪れてみたい球場です。
で、試合が行われる「福井県越前市 丹南総合公園野球場」
観戦に行く1ヶ月以上前から、ネット上でいろいろと情報を仕入れてはいましたが、如何せん昨年9月にオープンしたばかりの球場なので、Google MAPの航空写真にも、Yahoo!地図のそれにも、球場の影も形もない(笑)。それどころかまだ造成中状態なので何もない状態(笑)。
もちろん越前市の公式サイトには地図も出てはいるんですが、あまりにも曖昧。ならば、次に自分がいつ行く事になるか分かりませんし、次に誰が行くか分かりませんが、一応道しるべみたいなのは作っておかなければいけない、と言う使命感にさいなまれました。

まずはJR大阪駅。ここから新快速電車なり、快速電車で北陸本線方面を目指します。当然特急「サンダーバード」に乗車してもいいんですが、まず目指す武生駅到着時刻に大差がないんですよね。
福井県ってのは大阪府から見ると中途半端な距離なのか、高速バスは3往復しかありません。その分JRの特急電車が充実はしていますが、北陸方面に向かういわゆる下りの特急電車は、07:09が一番列車。あと30分くらい早く出発するのがあればなぁ、と。

私がこの日乗車したのは、05:55発の長浜行快速電車。早朝は快速電車しかありませんが、日中は敦賀駅までは新快速電車もあります。いつの間にか福井県も近くに、そして便利になりました。

終点の長浜駅で、まずは近江塩津行に乗り換えます。先の快速電車で、京都駅乗り換えから湖西線経由、と言う手もありますが、最終的に武生駅に辿り着くのは同じ時刻な上、こちらの方が電車内でしっかり寝る事が出来ます。何だかんだ言っても早朝出立は、辛くはないですがキツイです(笑)。

余呉駅停車中。水鏡が美しい季節になりました。一度時間をかけて撮って回りたいものです。


長浜駅からは乗り換えが増えます。まずは湖北の要衝・近江塩津駅。ここから乗車するのは、08:13に近江今津駅を発車した福井駅行普通電車。ここまで来ればもう福井県はすぐそこです。


左:金沢行特急「しらさぎ」右:大阪行特急「サンダーバード」。ほんの数分の待ち時間ながら、ビュンビュン特急電車が行き交います。あわよくば寝台特急「トワイライトエクスプレス」なども。

長駆大阪駅から敦賀駅までは「関西ワンディパス」が使用出来ますが、敦賀駅から先、武生駅までは範囲外。事前に車掌氏なり駅の窓口で、敦賀~武生間の乗車券を購入しておく必要があります。


初めて福井鉄道に乗りに来て以来、約10年ぶりくらいの北陸本線武生駅。当時はまだ「福井県武生市」でしたが、2005年10月に、今立郡今立町と合併して「越前市」となりました。


駅前通りを少し北に歩いて、福井鉄道福武線越前武生駅に到着。2010年3月に旧名「武生新」駅から改称されました。福井鉄道本社のある西武生駅も「北府(きたご)駅」に改称されています。




福井鉄道には、2005年に廃止になった、名鉄岐阜市内線から移籍してきた車両も多数見受けられますが、この日乗ったのは福井鉄道オリジナルの200形。狭い固定クロスシートながら冷房完備という、豪華なのかそうでないのかよくわからない車両。ホームが元名鉄車両に合わせて低くされているので、乗降用のステップが出てきます。いずれこの不便も解消されるとは思いますが。


越前武生駅から3つ目。家久駅で下車します。以前来たときは、大正時代そのままの古びたローカル駅でしたが、昨年、雰囲気はそのままに大改装されました。
さてここからは「歩き」になります。


家久駅の横を川が流れています。これが県道188号線。その橋を渡ってただひたすら直進すると、県道28号線との交差点「吉野小学校」に着きます。球場周辺には供食設備がまだない(飲料の自動販売機も未整備)ので、ここで何かしら買っていくのも良いかと思います。


吉野小学校交差点を渡ると、「本保町案内図」が見えてきます、その奥が吉野小学校。ここを右折します。この辺り田んぼが広がり、とても野球場があるとは思えません。とにかく長閑。


そのまままっすぐ行くと、右手にややわかりにくいですが「吉野郵便局」があるので、そこを今度は左に曲がります。左に曲がると今度は緩やかに右カーブを描いた道路があるので、そこを道なりに。


そして、田んぼの角を左に曲がると、建設中に体育館が見えます。その向こう側が球場。

おおよそ家久駅から歩くこと20分、丹南総合公園野球場到着!


到着したのは開門45分前でしたが、既に入口付近では屋台その他の準備が進行中。どんな試合であれ、やはり地方で行われるプロ野球の試合は「お祭り」でないとあきません。


球場の外に設けられているテントは選手の控え室でした。そして球場前の駐車場は関係者専用。カープの選手バスと用具運搬用トラックが停めてありました。何とものどかな光景。
そして試合開始2時間前の11:00開門。

定位置確保!と言って躍起になるほど早く来なくても良かったみたいですが(笑)。ご覧のように内野は土、外野は天然芝。バックスクリーン後方に山があるという、何とものどかな球場。画像はありませんが、すぐ東側に多目的グラウンドもあります。


両翼100m、センター122m。スコアボードは全面磁気反転式。スピードガンはありませんが「BSO」表示になっています。球場サイズとしては十分ではないでしょうか。


座席は、一塁側ベンチ~バックネット裏~三塁側ベンチ間は背もたれのない独立型のシート。それ以外は全面芝生席。内野スタンドで1500人、外野芝生席で2000人収容とか。kろえなら十分ウエスタンリーグ等も開催出来ると思います。ホントいい球場だと思います。


照明塔は内外野合計6基。ナイトゲームは開催可能でしょう。しかしバックスクリーン後ろは山、ライト後方は水田と言う本当にのどかな景色の中にある野球場。

のどかついでではありますが、球場前の道路の向こう側にも、水田と麦畑が続いています。

個人的に嬉しかったのは、バックネットを支える目立つ柱等がなく、ライトからレフトまで全面見渡せたこと、またバックネットの塗装が黒塗りだったので、動画撮影に支障がなかったこと。ナゴヤ球場みたいに、変に銀色に塗られていると、ピッチャーの動きが見えにくい場合もありまするゆえ。
―――――とまぁ、初めて(でもないか)の土地での野球場、ってのもなかなかオツなものでございます。まだ出来て1年も経過していません、まだまだ周辺の設備も整ってはいませんが、この球場がまた、BCリーグがさらに根付くための礎となれば、それはそれでいい事だと思います。
ちょっときつかったですが、日帰り出来ない事はない距離です。そしてある程度BCリーグの試合進行の方法も把握出来ました。またいずれ、機会があれば訪れてみたい球場です。
2014.05.25 / Top↑
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