広島小野3失点「疲れてキツい投球に」 日刊スポーツ

<広島3-4阪神>◇14日◇どらドラパーク米子

今季初先発した広島小野淳平投手(27)が、5回3失点で初黒星を喫した。1点リードの3回2死から2番大和にプロ初本塁打を許し、同点の4回1死では5番マートンに勝ち越しの左越えソロを浴びた。

なんとか試合を作ったが「反省する点はある。狙ったところにアバウトに行ってしまった。5回は疲れてキツい投球になってしまった。そういうところを反省しないといけない」と悔しさをにじませた。



一昨日の試合後の小野淳平に関する記事ですが。案の定みたいなコメントに終始してます。個人的には、投げた本人よりも、投げさせた首脳陣に責任の大半はあると思いますが。

ぶっちゃけこうなるのは見えてたんですよね。ただ漠然と、登板間隔を一週間空けたから先発出来るでしょ、みたいな安易な考え。6イニング7イニング投げ抜く事ってそんな簡単な事じゃない筈。

例えば今、ウエスタンリーグで先発ローテーションに入っている武内久士。カープ公式サイトの「登録メンバー」の所を見ると、ごくたまに三軍メンバーに名前を連ねてる。けどしっかり成績は残してる。

いわゆる「強化指定選手」ですよ。登板予定のない日は、大野練習場もしくは由宇練習場にこもってトレーニングをしてる。今必死こいて、先発ピッチャーとしての一本立ちのための練習をしてる。

クローザー候補とまで言われながら目立った成績を残せず、もがきながらようやく何とか道筋が見えてきた頃だと思う。ウエスタンリーグの投手成績ベスト10には出てきてないけど、防御率2.08は立派な数字ですよ。しかも今シーズンはお崩れしていない。これでなぜ二軍から推薦がいかんのか。

そう言う立場、と言ってしまえばそれまでだとは思います。結局野村謙二郎監督は「二軍は二軍」としか捉えてないんでしょうかね。たまに視察に来ても、自分の見たい選手だけ、て感じ。

本気で小野淳平を先発で起用したいんであれば、シーズン最初っからそれに見合ったトレーニングを課すべきだったんじゃないか。4月13日の対バファローズ戦で先発はしてたけど、お世辞にも好成績とは言えなかった。ただ「いないから」みたいな登板。案の定自責点はつかなかったものの出火。

青木高広とトレードする際、どう言う条件と経緯で小野淳平になったのかは分かりません。それこそ「便利屋稼業」を期待されてたんだろうけど、ただ投げてる、と言うだけであまり役には立ってない。

漠然と投げるだけのピッチャーは一軍にはいらない。一軍は優勝を争う所なのであって、お試しの場じゃない。お試しは二軍で。その二軍でも結果が出てないピッチャーは一軍で投げてはいけない。

何か個人攻撃みたいになってしまったけど、本当にカープ首脳陣が小野淳平を「便利屋」として使いたいのであれば、全ての面に於いて何もかも足りない。5イニング投げただけで「疲れた」て。

ドラフト下位指名大卒5年目27歳。氏名順位こそ違えど、武内久士と何となく被るところはある。年齢的には「中堅」と、一昨日の中継の中で言われてましたが、キャリアとしてはまだ5年目、トレーニング次第でまだまだどうにでもなる年齢だと思います。一つ下の背番号11のドライチしかり。

DSC_8658.jpg DSC_8660.jpg 
4月3日の由宇練習場。小林幹英コーチとダッシュを繰り返す戸田隆矢。その時のこれら画像には小林幹英コーチの言葉として「おらぁ、試合中に『休ませてください」って言うかぁ?」と言うのを載せましたが、まさしくこれ。試合後のコメントとは言え、試合中に「疲れた」とか思っちゃダメ。

一軍で登板する為にみな日々、こうやって「山篭り」をして、きついトレーニングをしてるんですよ。過去のカープのピッチャーはみな通って来た道。今セットアップでバリバリ投げてる中田廉も、由宇練習場下の駐車場から上までのダッシュで鍛えに鍛えられて、そして今があると思うんですよ。

_MG_1788.jpg
2年前の3月の画像。坂道ダッシュ休憩中の弦本悠希、齊藤悠葵、中村恭平、武内久士、中田廉。極端な話、この坂道を走りきったらそれこそ、一軍が見えてくるんだと思います。

小野淳平も、一度無心でここを走ってみるのもいいんじゃないでしょうか。

以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログへ
2014.05.16 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://kugyousou.net/tb.php/2142-413592b9