5月14日 広島東洋カープ3-4阪神タイガース


この試合、Jスポーツ1とサンテレビで中継をやってました。試合序盤はメシ食いながらサンテレビ。途中からはJスポーツで見てたんですが。我が家は晩飯が早いので、こういう事はままあります。

しかしサンテレビのスタッフも大変ですな。生中継はなかったですが、前日13日の日中には既に米子入りしてたそうで。「どこにでも来るマリサポ」とは言いますが、最近はサンテレビもどこにでも来るようで。映像まではどうか知りませんが、神宮球場に福本豊氏がいたりしてますからね。

しかしごくたまにあるのが「残念な解説陣」。福本豊氏はサンテレビ専属ではないのでアレですが、問題だった(と言う程ではないでしょうけど)のは、既往解説席に座ってた中田良弘(元タイガース)。

1回表、前日5打数ノーヒット3三振に終わったマウロ・ゴメスの打席の際。解説の中田良弘、「昨日は石原にうまく攻められましたからねえ(要約)」と宣われた。一体どこ見てたんだろうなぁ。

前日13日のスタメンマスクは會澤翼。これはどこの新聞にも載ってたはず。当然評論家契約をしているデイリースポーツにも載ってるはずなのに、見てなかったのか読んでなかったのか。

もしかしたらこんなレベルだから、ABC朝日放送とか、何かあったら全国に出て行かなければいけないような所には呼ばれないのかも。もちろん現役時代の知名度もあろうかと思いますが、選手の出自や昨日の試合内容、ちょっと資料を見れば分かるようなコトを知らない解説者ってのはなー。

まぁそんなローカルテレビ局はまぁいいとして。

カープの先発は小野淳平。誰が提言したのか分かりませんが、リリーフ待機からの異動。しかしながら、やっぱり、どれだけ間隔を空けようが調整しようが小野淳平は小野淳平でしかなかった。

先週、大瀬良大地を5回1/3、81球で降板、もしかしたら中5日で米子に備えるのか、そして中6日で対ジャイアンツ初戦に篠田純平をぶつけるかと思いきや、わざわざリリーフ待機の小野淳平先発。

しかもその前々日に、ここまで先発調整をしてきた戸田隆矢と、リリーフの西原圭大を昇格させた。そこまで野村謙二郎監督、もっと言えば一軍首脳陣が小野淳平先発に拘った理由は何だったんだろう。もっとも、考えるまでもなく、小野淳平の先発起用はもうないと思います。他にいっぱいいるし。

で、小野淳平。

1回表からボールがどこに行くかわからない。キャッチャーの石原慶幸が構えた所に行く気配がない。よく小野淳平を表現する時に「投げっぷりがいい」とは言われますが、それだけで抑えてる。

選球眼のいい鳥谷敬を見逃し三振に斬って取ったのは良かったけども、ほんとたまたま。Jスポーツで解説(とは言っても中身は広島テレビ)で解説をやってた山本浩二氏も閉口してた。

「投げっぷりがいい」てのは、たいして特徴のないピッチャーを表現するのにぴったりの言葉、とは思いますが、本当に昨日の小野淳平はヨレヨレの乱気流だった、よく5回3失点で済みましたよ。つか、今月に入って冷え切ってるタイガース打線相手に3失点は、とても御の字とも言えない。

そして、5回3失点とは言いますが、けっして先発ピッチャーの仕事をした、とは言えない。4点5点取っての3失点ならともかく、実際カープはそこまでに1点しか取れてないんだし。ホームランを打たれたらしゃーない、とは言いますが、防ぐ手段もなかったわけではないんだし。

そもそも防げるようなピッチングではなかったですけどね。ぶっちゃけ、戸田隆矢をリリーフ待機に回してまで先発させるほどの内容ではなかった。1回表の先頭バッターにいきなりフォアボールでは、失点するしないに関わらず、見てるこっちが白けてしまうんですよ。

そしてその後、戸田隆矢2イニング、西原圭大1イニングならまだしも、西原圭大を3イニング投げさせた。「長いイニングを」と言ってたのは戸田隆矢ではなく西原圭大だったのか、とちょっとびっくり。もしかしたらこの辺も、無理やり小野淳平を先発に持ってきたが故の「ひずみ」なんだろうなぁ。

何だかんだ言っても、先発ピッチャーは先発ピッチャー、リリーフピッチャーはリリーフピッチャーですよ。間隔を空けたからって、先発で結果を出せるほど、調整は簡単じゃないと思いますよ。誰しもが佐々岡真司になれるわけじゃないんですよ。それを試すのは一軍の試合ですべきことじゃない。

ローテーションの谷間は、篠田純平がはまったことによって、ここまでなかった。その篠田純平を休ませる為に、代わりの先発ピッチャーどころか、リリーフピッチャーを持ってきてしまった事が失敗。


打つ方もこの2試合、湿ってますな。火曜日も勝った勝ったとは言うものの、11安打で2点。この試合も、立ち上がりに「3球で1点」をとって以降音無しの状態。むしろその1点は、タイガースバッテリーにはなかったことにされてる。火曜日ダブルプレイ3つ、昨日もダブルプレイ3つ。

1点差ゲームになるかならないかの見極めはなかなか難しいかとは思いますが、試合中盤から終盤の1点差(リード、ビハインドいずれにしても)の場面は、絶対にイケイケドンドンで点数は取れない。

で、最後。一発があるマウロ・ゴメスにたいして前進守備はないわ。ツーアウトなんだし、あの位置なら丸佳浩であれば普通に走ってキャッチ出来るだろう。特に1番打者や2番打者じゃない、一発のある4番打者だ。どこまで飛ばされても不思議じゃない。むしろフェンス際で済んで良かったくらい。


まぁ、地方遠征2試合、1勝1敗なら痛み分け、でいいんじゃないですか。


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2014.05.15 / Top↑
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