5月13日 広島東洋カープ2-1阪神タイガース
月曜日から火曜日にかけて、カープ内で多少の「人事異動」がありました。
鈴木誠也、河内貴哉が出場選手登録抹消、代わって登録されたのが戸田隆矢、西原圭大。新聞記事曰く「長いイニングを投げられるピッチャーの昇格」という条件だったそうですが。
しかしそこで戸田隆矢昇格ですか?って話。ウエスタンリーグの序盤こそリリーフがありましたが、ここ暫くはずっと先発。5月7日雁の巣球場での対ホークス戦では、141球3失点完投。
14日に先発登板したとしても、中6日で休養十分だと思うんですが、14日の先発はそこまでリリーフ待機だった小野淳平がリリーフ登板から中6日での先発。この辺の選手起用が分からない。
少し前には調整登板と称して、九里亜蓮をリリーフ登板させたりして、何となく投手起用が怪しかった。日曜日の試合でも、梅津智弘3イニング、河内貴哉2イニングと言う、少し考えられない投手リレーで、小野淳平の登板を回避させた。梅津智弘も河内貴哉もよく投げてくれたとは思いますが。
そうまでしてリリーフ待機だったピッチャーを先発に回したいのであれば、それこそ調整登板があっても良かったんじゃないか、と思うんです。それだけ小野淳平の先発登板が大事なのか。
そんなんならまだ、戸田隆矢を先発させたほうが良かったろうし、もっと言えば篠田純平を登録抹消させなくても良かったんじゃないか。そもそも連戦連戦でもないんだし、今週は5試合なんだし。
まぁ何にしろ、小野淳平が完封勝鯉でもしてくれたら、余計な考え方はせんでいいんですが、先発ピッチャーとして、まだまだそこまで信頼のおけるピッチャーでもないし、先発の経験がないとは言えませんが、一軍でも二軍でも、実績らしい実績は残ってない。はっきり言って未知数ですよ。
それよりも何よりも昨日の九里亜蓮。
球場のすぐ裏にある中学校出身だとか。そして8年前に行われた対ドラゴンズ戦で、ボールボーイをやってたとか。そんな子がこうやって、プロのユニフォームを着て地元に帰ってくるのはええ事。
そもそも純粋に鳥取県「出身」の野球選手ってのがあまり思い浮かばないですね。加藤伸一、足立亘、川口和久、くらいかなぁ。何かカープ絡みばっかりですが。そしていつ頃からかは分かりませんが、暫らく鳥取県出身のプロ野球選手がいてなかったとか。
そして、初バッテリーを組んだ會澤翼と、しっかり試合を作ってくれました。いまいち制球の定まらなかった九里亜蓮。必死こいてセービングする會澤翼。初バッテリーと言う事で若干の不安もありましたがどうしてどうして、上々じゃないですか7回4被安打1失点。これ以上何を求めるのか。
鳥谷敬の2フォアボールはもうしゃーないとしても、続くマウロ・ゴメスとマット・マートンを計6打席で1安打に抑え切ったのが良かったですよ。つか、マット・マートンはまだ腹痛かったんじゃないか。
しかし残念なのは、このバッテリーに勝ちをつけさせてやれなかったこと。ピッチャーの九里亜蓮もそうだし、今シーズン初スタメンマスクの會澤翼にも「勝ち星」と言う自信をつけさせたかった。
内容は十分、勝ち投手の内容だった。會澤翼にも自信になったろうし、野村謙二郎監督も、會澤翼をキャッチャーで使える、と思ったはずだ。と言うか思わなければいかんはず。
石原慶幸と組ますのもいい、白濱裕太にリードを託すのもいいだろう。いいピッチャーは誰がリードしても一緒(逆もまたあり)とは言いますが、今一番張り切っていると思われる會澤翼の出番が、もっともっと増えてもいいんじゃないかと思いますよ。身長よりはるかに低い打率よりは。
そして中田廉かなぁ。
この前の対スワローズ戦で失点はしてしまったものの、後遺症は全くなし。どころかまた何かひとつスイッチが入ったか。以前にも増してマウンド上での佇まいが大きく見えるんだ。ほんと頼もしい。
もしかしたらこの試合で1いにイングくらいは戸田隆矢が投げるかな、とも思ったけど、そして本来は小野淳平が1異寝具くらいは投げてもおかしくはない展開ではあったけど、今シーズン8回目の複数イニングもラクラク(と言う内容ではなかったかも知れませんが)。
最後の新井貴浩を見逃し三振に斬って取った渾身のストレート、しびれましたよ。昨年までの中田廉なら、キャッチャーがあの辺に構えたボール、どこに行くかわからなかったのに。選手が成績をつくり、そして成績が選手をさらにレベルアップする、と言ういい見本。もう自信満々じゃないですかね。
ザック・フィリップスの来日初勝鯉も忘れちゃいけない。
ウエスタンリーグを通算していいのかどうかは分からないけど、来日以降公式戦19試合20イニング連続無失点でようやくの一軍初勝鯉。リリーフの勝ち星って、どっちかと言えば転がり込んでくるもんなんだとは思いますが、ここまで中田廉、永川勝浩、一岡竜司がねじ伏せてきた結果。
誰に勝ち星がついてもいいんですよね。勝ちは勝ちなんだから。
この試合、本当に面白かった。個人的には今シーズン今のところ一番の試合。
ひとつだけ残念なのは、22:00で録画が終了してたのを気づかなかったことくらい。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
月曜日から火曜日にかけて、カープ内で多少の「人事異動」がありました。
鈴木誠也、河内貴哉が出場選手登録抹消、代わって登録されたのが戸田隆矢、西原圭大。新聞記事曰く「長いイニングを投げられるピッチャーの昇格」という条件だったそうですが。
しかしそこで戸田隆矢昇格ですか?って話。ウエスタンリーグの序盤こそリリーフがありましたが、ここ暫くはずっと先発。5月7日雁の巣球場での対ホークス戦では、141球3失点完投。
14日に先発登板したとしても、中6日で休養十分だと思うんですが、14日の先発はそこまでリリーフ待機だった小野淳平がリリーフ登板から中6日での先発。この辺の選手起用が分からない。
少し前には調整登板と称して、九里亜蓮をリリーフ登板させたりして、何となく投手起用が怪しかった。日曜日の試合でも、梅津智弘3イニング、河内貴哉2イニングと言う、少し考えられない投手リレーで、小野淳平の登板を回避させた。梅津智弘も河内貴哉もよく投げてくれたとは思いますが。
そうまでしてリリーフ待機だったピッチャーを先発に回したいのであれば、それこそ調整登板があっても良かったんじゃないか、と思うんです。それだけ小野淳平の先発登板が大事なのか。
そんなんならまだ、戸田隆矢を先発させたほうが良かったろうし、もっと言えば篠田純平を登録抹消させなくても良かったんじゃないか。そもそも連戦連戦でもないんだし、今週は5試合なんだし。
まぁ何にしろ、小野淳平が完封勝鯉でもしてくれたら、余計な考え方はせんでいいんですが、先発ピッチャーとして、まだまだそこまで信頼のおけるピッチャーでもないし、先発の経験がないとは言えませんが、一軍でも二軍でも、実績らしい実績は残ってない。はっきり言って未知数ですよ。
それよりも何よりも昨日の九里亜蓮。
球場のすぐ裏にある中学校出身だとか。そして8年前に行われた対ドラゴンズ戦で、ボールボーイをやってたとか。そんな子がこうやって、プロのユニフォームを着て地元に帰ってくるのはええ事。
そもそも純粋に鳥取県「出身」の野球選手ってのがあまり思い浮かばないですね。加藤伸一、足立亘、川口和久、くらいかなぁ。何かカープ絡みばっかりですが。そしていつ頃からかは分かりませんが、暫らく鳥取県出身のプロ野球選手がいてなかったとか。
そして、初バッテリーを組んだ會澤翼と、しっかり試合を作ってくれました。いまいち制球の定まらなかった九里亜蓮。必死こいてセービングする會澤翼。初バッテリーと言う事で若干の不安もありましたがどうしてどうして、上々じゃないですか7回4被安打1失点。これ以上何を求めるのか。
鳥谷敬の2フォアボールはもうしゃーないとしても、続くマウロ・ゴメスとマット・マートンを計6打席で1安打に抑え切ったのが良かったですよ。つか、マット・マートンはまだ腹痛かったんじゃないか。
しかし残念なのは、このバッテリーに勝ちをつけさせてやれなかったこと。ピッチャーの九里亜蓮もそうだし、今シーズン初スタメンマスクの會澤翼にも「勝ち星」と言う自信をつけさせたかった。
内容は十分、勝ち投手の内容だった。會澤翼にも自信になったろうし、野村謙二郎監督も、會澤翼をキャッチャーで使える、と思ったはずだ。と言うか思わなければいかんはず。
石原慶幸と組ますのもいい、白濱裕太にリードを託すのもいいだろう。いいピッチャーは誰がリードしても一緒(逆もまたあり)とは言いますが、今一番張り切っていると思われる會澤翼の出番が、もっともっと増えてもいいんじゃないかと思いますよ。身長よりはるかに低い打率よりは。
そして中田廉かなぁ。
この前の対スワローズ戦で失点はしてしまったものの、後遺症は全くなし。どころかまた何かひとつスイッチが入ったか。以前にも増してマウンド上での佇まいが大きく見えるんだ。ほんと頼もしい。
もしかしたらこの試合で1いにイングくらいは戸田隆矢が投げるかな、とも思ったけど、そして本来は小野淳平が1異寝具くらいは投げてもおかしくはない展開ではあったけど、今シーズン8回目の複数イニングもラクラク(と言う内容ではなかったかも知れませんが)。
最後の新井貴浩を見逃し三振に斬って取った渾身のストレート、しびれましたよ。昨年までの中田廉なら、キャッチャーがあの辺に構えたボール、どこに行くかわからなかったのに。選手が成績をつくり、そして成績が選手をさらにレベルアップする、と言ういい見本。もう自信満々じゃないですかね。
ザック・フィリップスの来日初勝鯉も忘れちゃいけない。
ウエスタンリーグを通算していいのかどうかは分からないけど、来日以降公式戦19試合20イニング連続無失点でようやくの一軍初勝鯉。リリーフの勝ち星って、どっちかと言えば転がり込んでくるもんなんだとは思いますが、ここまで中田廉、永川勝浩、一岡竜司がねじ伏せてきた結果。
誰に勝ち星がついてもいいんですよね。勝ちは勝ちなんだから。
この試合、本当に面白かった。個人的には今シーズン今のところ一番の試合。
ひとつだけ残念なのは、22:00で録画が終了してたのを気づかなかったことくらい。
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2014.05.14 / Top↑
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