5月9日 広島東洋カープ3-1中日ドラゴンズ


まず試合前に、一番よろしくないパターンで出場選手登録抹消が決まりました。



堂林 右手薬指骨折で出場選手登録抹消 デイリースポーツ

広島の堂林翔太内野手が9日、右手薬指の骨折で出場選手登録を抹消された。8日にヤクルト8回戦(神宮)で九回に右前打を放った際に痛めた模様。患部が腫れ、痛みも引かないことから一夜明けたこの日、広島市内の病院で診察し、「右手薬指中節骨基部骨折」で固定4週間、プレー再開まで6、7週間の見込みと診断された。

堂林は6試合連続安打中と調子を上げていたところだった。野村監督は「せっかくはまってきたのに」と残念そうな表情。代わりに鈴木誠也内野手が昇格する。



しかしこうも簡単に監督自らが「残念」と言ってしまうのはどうなんでしょう。それはさて置き。

「薬指中節骨基部」とまぁ難しく書いてありますが、いろいろ調べた結果、つまりは薬指の第三関節と付け根の間の骨だそうでして。ヒットを打った際に、とありますが、最終打席の当たり損ねみたいな打球のどこで痛めたのか。それだけ阿部健太のボールに力があったのか。

とは言え、折れてしまったもんはしゃーないから、しっかり治せ、としか。

そして昇格してきたのが、まだ病み上がりに近い鈴木誠也てのは気が早いなぁ。

教育リーグ中の3月11日に右足首じん帯断裂、ゴールデンウィーク前の4月25日に復帰して約二週間12試合。まだ四位運転に近い状態だろうに、昨日の試合(対タイガース:由宇練習場)中に呼び出されてタクシーで離脱。昼間に骨折が発覚して「呼んでくれ」てなことになったんでしょうね。

どう言う理由で鈴木誠也になったんだろう。右の内野手だからか、外野と兼ねる事が出来るからか。いずれの理由にしても、鈴木誠也はまだまだ時期尚早かとも運ですがいかがでしょう。

内野手なら小窪哲也なり上本崇司がいる。田中広輔もいれば木村昇吾もいる。昇格させるなら外野手だけでもいいと思うんですけどえ。mっと言えば鈴木誠也はまだまだ外野なのか内野なのか、適性検査の真っ最中。打てればいいとは言いますが、それだけで一軍選手は務まらない。


プレイ再開まで6~7週間ですか。その間にあらゆる選手を起用すればいい。美間優槻や庄司隼人でもいい。彼らもウエスタンリーグでサードを守ってきてる。むしろ鈴木誠也はショートだったし。

堂林翔太の数字をそのまま埋める事が出来る選手はいませんよ、堂林翔太がふたりいるわけじゃないんだし。ただ、他の方法で埋めようと思ったら幾らでも埋める事が出来るはず。それをやってきて、明確に数字として現れているのが現在の由宇カープの順位、じゃないでしょうかね。

誰を昇格させて使ったところで「実績がない」で切り捨てるのは簡単ですよ。ただ、二軍で数字を挙げている選手には、一軍で結果を残す機会をやってもいい、と思うんですよ。それが今の野村謙二郎監督には、そう言う気配すら感じられない。これが悲しいし情けないんですよ。

もう、10日ごとで3~4人を交代で起用してもいい。それが出来るポジションが一つ空いたんだ。サードが出来る選手全員の目の色が変わるのであれば、それはそれでチームに好影響を与えるんじゃないですかね。それがチームの底上げと活性化につながるんじゃないですかね。

で、ここに名前が出た選手は奇しくも「高校生の頃はピッチャー」だった。誰の結果に味をしめてこうなったのか分かりませんし、これがドラフト会議の高校生指名で成功なのかは分かりませんが、ホークスで10年目を迎える江川智晃を見てると、完全に一本立ちさせるのにはそれ位かかるのかな。

そしてその鈴木誠也。彼もまだまだ「養成中」の身。

スターティングメンバーに名前を連ねたのはいいけど、守備位置は、4月26日に代打出場でそのまま守備に就いただけのサード。一応1捕殺を記録しているので、守備機会はあったんですが。野村謙二郎監督にしてみれば、堂林翔太の代わり、と言う考え方なんだろうけど、ちょっと無茶。

そんな状態でのサード守備だっただけに、ちょっと舞い上がってたか、5回表の荒木雅博の打席での打球処理。前にこぼしたのはいいけど、真横にセカンドランナーが来ていたにもかかわらず、ファーストに送球した。周りが見えてなかったんだろうな。この辺り小窪哲也が指示してやってもよかろうに。

何を買っていきなり1番に据えたのかは解らない。おそらく2~5番の打順は弄りたくない、と考えたんだとは思いますが、まだまだ負傷から復帰して間なしの状態で、もっと気楽な打順はなかったか。

そして、本人も気負ってたんだろうな。ブサイクなヘッドスライディングふたつ。

気魄を見せるのは悪いこっちゃないとは思いますが、自分で防げるケガは防ぐべき。しかも右足首の靭帯断裂から帰ってきて間がない。またやらかさない、とは限らない。せっかく順調に復帰してきても、同じようなケガをしてしまっては元も子もない。

相変わらず、際どいタイミングで駆け抜けるときにセーフのジェスチャーをする菊池涼介もいるけど、このあたりもしっかりコーチ陣が戒めないといけないはず。いつまで経っても「しっかり走りましたセーフになりましたよっしゃよっしゃ」ではいずれ大怪我をする。

いくら毛足の長い人工芝が増えて来ようが、その下がコンクリートなのは変わらない。変につまづいてコケて後頭部でも打ってしまってはどうしようもない。振り返りながらセーフのジェスチャーをして、足首でもひねろうもんならそれこそ「何やっとんなら!」となりかねない。

守備走塁、何にしろ「雑」はよろしくないですよ。


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2014.05.10 / Top↑
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