※しつこいようですが「午後」とは言うものの11:00以降の話です。

そして午前編の続きであります。

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午前編ではここで終了でした。ちょうどカープ選手のバッティング練習が本格化する時間。そしてバファローズ携帯サイト会員先行入場開始時間は通常11:20。おかもとカレーの仕込み時間(笑)。

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11;00になって「出て行け(笑)」と言われ、入場ゲートに戻った、までは良かったんですが、もうその時点でとんでもない列。ちなみにカープの一軍は広島、バファローズの一軍は札幌。それでも皆ここへ来る。遠くの一軍より近くの二軍、テレビじゃ見れないウエスタンリーグ、を実感。

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そして、バファローズ主催試合でのお楽しみは、バファローズの選手によるウェルカムハイタッチ。この日の「ご指名」はルーキー東明大貴と2年目の武田健吾。もっとも野手の場合、ここに出てくるということは、少なくともスターティングメンバーではない、と言う事なんですが。

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こうやって写真を撮ってますが、もちろんウェルカムハイタッチには参加しました。しかしありがたいことですよ。東明大貴は右投手。なのにその商売道具でハイタッチ。その商売道具にタダで触れる事が出来る機会なんだから大事にしないといけないと思います。ただのファンサービスじゃないです。

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あっち行ったりこっち行ったりはしてますが、ほぼ定位置確保。

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そして、絶対外してはいけないが「グリーンヒルホテル神戸岡本総 料理長自慢のおかもとのカレー」。これがないと神戸サブ球場に来た気がしません。

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で、ここでカレーをとるか、選手のフィールディング練習をとるか、という話にもなりますが、ほぼ100パーセント、バファローズの主催ゲームでは「カレー」になっています。

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両チームの先発バッテリー発表の頃にカープのフィールディング練習は終了、円陣を組みます。ここでは内田順三監督が多くを語ることはないようで、各コーチが主体になっています。この日の声だしは安部友裕。もうやってるとは思いますが、ライネル・ロサリオの声出しが見たいんですが(笑)。

その頃、バックネット裏スタンド最上段で始まったのは・・・・

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バファローズ奥浪鏡と松葉貴大のサイン会。

ウェルカムハイタッチ同様、土日祝のバファローズ主催ゲームでは恒例になっているのかな。そうそう行かないんでよく知らんのですが、この手のイベントはもっともっとウエスタンリーグでやったほうがいい。特に本拠地球場でやる場合は、手すきの選手もたくさんいるんだから、とは思います。

そう言えば恒例になった、広島フラワーフェスティバルの、カープ選手トークショウは、岩本貴裕、下水流昂、中村祐太の3人だったとか。例年は5人くらいが出演するこのイベント。さすがに9連戦ともなると、そうそう選手は提供できない、ということだったのかな。

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一時「○○顔」と言う表現が流行りましたが、敢えて言うなら松葉貴大は「前田健太顔」と言いますが、「量産型前田健太」といいますか、そう言う顔(笑)。

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無駄に長く人生を生きてきましたが、心底「朗らか」と言う顔ってこんなんなんだろうな、というのを奥浪鏡の笑顔を見て思いました。一軍に定着したら、ゆるキャラとして限定グッズを(笑)。



スターティングメンバー
先攻:広島東洋カープ
1(遊)安部
2(二)東出
3(中)天谷
4(左)ロサリオ
5(一)栗原
6(指)土生
7(捕)磯村
8(三)美間
9(右)鈴木誠
投手:中崎

出場予定
投:24 28 29 46 48 56 58 120
捕:40 61 64
内:2 5 51 52 59 60
外:25 43 44 49 50 69 99

○4月26日の対バファローズ戦(由宇練習場)で1イニングの復帰登板を果たした中崎翔太が、今度は先発のマウンドに。9連戦真っ只中で登板予定の人員不足を補うためだけの遠征帯同か、それとも「勝ちに行くため」の先発登板なのか見ものでした。

○そしてこの日の鈴木誠也、今度はライトでスターティングメンバー。まだ当分適性検査は続くものと思われますが、こういった適性検査は本来、二軍でやるものであって、一軍で「ちょっとやってみるか」的な軽いもんじゃんないんですよね。さて、今年来年でどれだけ固まるか。

後攻:オリックスバファローズ
1(中)吉田雄
2(三)縞田
3(指)谷
4(一)ベタンコート
5(左)竹原
6(捕)伏見
7(二)堤
8(遊)三ツ俣
9(右)深江
投手:近藤

出場予定
投:36 40 48 50 58 59 69 118
捕:23 37 115
内:1 30 33 38 44 54 61 106
外:00 10 24 25 53 56 68 99

●ここ2年、一軍で満足な結果を残せていない近藤一樹。二軍では別格のピッチングを見せるだけに、さっさと一軍へ、と言いたいところですが、ハイレベルの戦いをしているバファローズ一軍の投手陣、どこに入り込めるか、が問題。「どこでもいいから」と割り切れるかどうか。

審判
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球審:須山祐多、一塁:今岡諒平、三塁梅木謙一 公式記録員:貞比良広

打者成績
1回表
安部     1‐2から5球目を空振り三振
東出     初球を打ってショートライナー 
天谷     フルカウントから球目を打って右中間へヒット
次打者ロサリオの5球目に天谷セカンド盗塁失敗

1回裏
吉田雄    2‐2から5球目を打ってショートゴロ
縞田     1‐0から2球目を打ってショートフライ
谷      フルカウントから6球目を打ってレフトフライ

○谷佳知の打球。何という事のないフライ。ショート鈴木誠也かレフトのライネル・ロサリオか、てな打球ではありましたが、ライネル・ロサリオが突っ込んできてキャッチ。しかしやっぱり危なっかしい。

○復帰2戦目登板の中崎翔太の第1球は、この日の最速144km/h。おそらく組立云々を度外視して倉さんがサインを出したんだとは思います。そしてこのMaxが全てではありませんが、それこそ先発ピッチャーとして、最先のいい立ち上がりだったのではないかと思います。

2回表
ロサリオ   1‐1から3球目を打ってセカンドゴロ
栗原     フルカウントから7球目を選んでフォアボール
土生     2‐2から5球目を打ってファーストゴロセカンド封殺
磯村     0‐2から4球目を打ってセカンドゴロ

2回裏
ベタンコート フルカウントから7球目を打ってサードゴロ
竹原     2‐2から5球目を打ってセカンドゴロ
伏見     0‐2から3球目を打ってサードゴロ

3回表
美間     1‐2から4球目を空振り三振
鈴木誠    1‐0から2球目を打ってライトファウルフライ
安部     2‐1から4球目を打ってセカンドゴロ

3回裏
堤      初球を打ってショートゴロ 
三ツ俣    2‐2から6球目を打ってサードフライ
深江     1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ

4回表
東出     0‐1から2球目を打ってピッチャーゴロ
天谷     フルカウントから7球目を空振り三振
ロサリオ   2‐0から3球目を打ってサードゴロ

4回裏
吉田雄    1‐0から2球目を打ってセカンドゴロ
縞田     ストレートのフォアボール
谷      初球を打ってショート内野安打
ベタンコート 3‐1から5球目を打ってショートフライ

竹原     フルカウントから9球目を打ってサードゴロ

○ファースト、サード、たまにセカンドを守ってみたりと、ちょっとした「便利屋」扱いされてそうな美間勇気ですが、そのごつい体躯に似合わず、どのポジションでも平均的にこなす優れ物。

○最後のサードゴロも、無理にキャッチしにいかず、まずは止める事を考えたのか、小さくスライディングしてからのキャッチ、そしてスローイング。「敵将」スタジアムDJのケチャップさんすらうならせるナイスフィールディング。もしかしたら彼もまた「天才」なんでしょうか。

○そしてこの回で中崎翔太は降板。目安がイニングか球数だったのかは分かりませんが、4イニング55球。ちょっと多いかな程度の球数なので、あとはどれだけ長いイニングを投げることができるか。

5回表
栗原     2‐1から4球目を打ってレフト線ツーベースヒット
土生     1‐0から2球目を打ってファーストゴロ、栗原がサードタッチアウト
磯村     初球を打ってセカンドフライ 
美間     3‐1から5球目を打ってライトフライ

●あまりにも二軍で見慣れてしまい、本当にメジャーリーガーなのかと思ってしまうユニエスキー・ベタンコートではありますが、このイニングはナイスプレイひとつ。強烈なファーストゴロながら、近藤一樹ほかのベースカバーが間に合わないと判断したのか、サードで栗原をタッチアウトに。

●ファーストってどの球団でもそれこそ「強打の助っ人外国人選手」を据える傾向にありますが、こういったプレイは誰しもが見習わないと。各9ポジション、けっして「打ってくれればそれでOK」なポジションはひとつもないはず。もっとファースト専任のスペシャリストが出てこないかな。

5回裏
カープ選手交代
ピッチャー中崎から西原

伏見     0‐1から2球目を打ってショートゴロ
堤      フルカウントから8球目を打ってセンターフライ
三ツ俣    2‐1から4球目を打ってライトフライ

6回表
鈴木誠    2‐0から3球目を打ってセンター前ヒット

安部     0‐1から2球目をピッチャー前送りバント
東出     1‐1から3球目を打ってセンター前タイムリーヒット
守備乱れる間に東出はセカンドへ
バファローズ0‐1カープ
天谷     2‐0から3球目を打ってセカンドゴロ、東出はサードへ
ロサリオ   1‐1から3球目を打ってレフト前タイムリーヒット
バファローズ0‐2カープ
栗原     1‐0から2球目を打ってライトフライ

●安部友裕のピッチャー前への送りバント、前進するのが少し遅れたか、ファーストのユニエスキー・ベタンコートは、送球の邪魔になっちゃいかん、と言う事なのか、いきなり一塁手前付近で「土下座(と言っていいのかどうか)」。これもある種の好判断。多分誰にも真似出来ませんわ。

○それが巧を奏したのか、東出輝裕のセンター前先制タイムリーヒット。セカンド後方で返球やらがもたついている間に、東出輝裕はしっかりセカンドへ。もう膝の心配はなさそうです。

6回裏
深江     1‐2から4球目を打ってセカンドゴロ
吉田雄    2‐2から5球目を打ってセンター前ヒット
縞田     初球を打ってサードゴロダブルプレイ

7回表
バファローズ選手交代
ピッチャー近藤から甲藤

土生     2‐0から3球目を打ってセンター前ヒット
次打者磯村の初球にワイルドピッチで土生は一気にサードへ
磯村     ストレートのフォアボール
磯村の代走に中村憲
次打者美間の初球にワイルドピッチでサードランナー土生生還
バファローズ0‐3カープ
美間     1‐1から3球目をファースト前送りバント
鈴木誠    フルカウントから7球目を打ってセンター前タイムリーヒット
バファローズ0‐4カープ

バファローズ選手交代
ピッチャー甲藤から大山

次打者安部の2球目前に鈴木誠誘い出されてセカンドタッチアウト
安部     1‐2から球目を打ってピッチャーゴロ

●もうキャッチャー伏見寅威がひどいひどい。ワイルドピッチ2つであっさり失点。投げた方も悪いっちゅうたら悪いですが、ソレをカバーしてやれない事には、ピッチャーも安心して低めに投げられないし、ピッチャーから信頼してもらえないのでは?この回、伏見寅威に自責点1。

●けっして狭くないと思う神戸サブ球場のファウルグラウンドではありますが、その本拠地球場でファーストからサードまで行かれるミスを犯してては、ナンボ打とうが一軍ではキャッチャーとしては出場させてもらえない。やはりキャッチャー練習が人工芝の上では無理な話なのか。

7回裏
カープ選手交代
代走中村憲に代えてキャッチャー倉
ピッチャー西原から河内

谷      1‐2から4球目を打ってライトフライ
ベタンコート フルカウントから6球目を見逃し三振
竹原     2‐2から5球目を打ってショートフライ

8回表
バファローズ選手交代
ピッチャー大山から塚原


東出の代打高橋 1‐2から4球目を打ってレフトへ第7号ホームラン
バファローズ0‐5カープ
天谷     初球を打ってセカンドゴロ 
ロサリオ   初球を打ってライトフライ
栗原     2‐2から5球目を打ってレフトフライ

○2試合スターティングメンバーを外れた、どころか代打出場すらなかった高橋大樹が代打で登場。たまっていた鬱憤を晴らすかの如くの第7号ソロホームラン。やはり少し休ませるのが良かったのかな、とも思います。大きく育てるがゆえのフル出場もいいですが、たまには息抜きでも。

○いずれはカープ打線の中軸を担うであろう選手。一軍で頭を抱えながら試合に出てるよりも、練習に没頭しながら試合に出場出来る二軍にいた方がまだいいし、リーグ戦があるとは言え、若い選手が考えながら試合に出る事が出来るのがウエスタンリーグ。みーんななやんでおーきくなった!

8回裏
カープ選手交代
ピッチャー河内から岩見
代打高橋に代えてセカンド庄司
レフトロサリオに代えて鈴木将

伏見     1‐0から2球目を打ってセンター前ヒット
代走に丸毛
堤      フルカウントから10球目を打ってセカンドフライ
三ツ俣    初球を打ってライトフライ
深江の代打武田 初球を打ってサードゴロ

9回表
バファローズ選手交代
代打武田がそのままライト
代走丸毛に代えてキャッチャー若月
ピッチャー塚原に代えて柴田

土生     0‐1から2球目を打ってセンターフライ

倉      初球を打って左中間へ第1号ソロホームラン
バファローズ0‐6カープ
美間  フルカウントから7球目を打ってライト前ヒット
鈴木誠  1‐1から3球目を打ってセカンドゴロダブルプレイ

○倉さんの今シーズン第1号ホームラン。たまたまなのか狙ってたのか、初球からフルスイング。結果はどうあれ、これもまたベテランが見せる「打席での姿勢」ではないかと思います。

9回裏
カープ選手交代
ピッチャー岩見に代えてフィリップス

吉田雄の代打宮崎 フルカウントから10球目を選んでフォアボール
縞田     1‐2から5球目を空振り三振
谷      2‐2から5球目を空振り三振
ベタンコート 1‐1から3球目を打ってセンター前ヒット
代走に西川
竹原     1‐2から6球目を打ってサードファウルフライ

○ちょっと球数は要しましたが、、そしてセーブこそ付きませんでしたがザック・フィリップスは15試合16イニング無失点。外国人選手の出場枠の都合、とは言うものの、黙々と「来たるべき日への準備」は進んでます。キャム・ミコライオの産休云々関係なく、今すぐにでも一軍へ。

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ドローの試合でも一応はやりますが、やっぱり試合に勝ってのハイタッチはいいものです。

由宇 000 002 211 6 H10 E0
神戸 000 000 000 0 H4  E0
勝利投手:西原圭大(4試合2勝0敗)
敗戦投手:近藤一樹(5試合1勝3敗)
本塁打:[広島]高橋7号ソロ(8回表、塚原から) 倉1号ソロ(9回表、柴田から)

投手成績
(左から投球イニング数、対戦打者数、投球数、被安打数、与四死球、奪三振数、失点、自責点)
広島東洋カープ
中崎  4   14  55  1  1  0  0  0
西原  2    6  23  1  0  0  0  0
河内  1    3  15  0  0  0  0  0
岩見  1    4  14  1  0  0  0  0
フィリ 1    5  29  1  1  0  0  0

オリックスバファローズ
近藤  6   23  85  5  1  3  2  2
甲藤  0.1  4  17  2  0  0  2  2
大山  0.2  1   4  0  0  0  0  0
塚原  1    4  11  1  0  0  1  1
柴田  1    4  13  2  0  0  1  1



フォアボールも少なくエラーもなく、点数以上に引き締まった試合。多少ワイルドピッチもありましたが、こういうのんがそれこそ「火を吐く好ゲーム」ではないかな、と思った次第。もっとも、前日前々日の試合がいろんな意味で凄まじかったため、余計に引き締まって見えたのかも知れません。

切り出しはしませでしたが、やはり目を見張ったのは栗原健太のファースト守備。小さなワンバウンドの送球をすくい上げること数度。これがあるとないとではやはり大違い。ちょっとでも間違ったらランナーがセカンドに進んでしまうだけに、これを見るだけでも十分。

特に最近、ファーストの守備に就くことの多い中村憲。いわゆる身長と出場機会の増加を狙ってのファーストかと思いますが、打つだけでなく「ゴールデングラブ賞3度受賞」のその守備力も、見習うべきところは多いはず。フィールディング練習中はついてまわってもいんじゃないでしょうか。

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この三連戦は結局1勝1敗1分の完全なる痛み分けとなりました。


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2014.05.06 / Top↑
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