日中、東大阪市の花園セントラルスタジアムに行ってまして。帰ってきてまず、カープとベイスターズの試合の録画を観てました。つまりは「テレビの一軍よりナマの二軍」と言うわけなんですが(笑)。
筒香嘉智に一発喰らう前から、それこそ1回裏からずっと、前田健太の表情は浮かない顔だった。マウンドに上がると周囲と相談して決めた以上「万全」だったんだろうけど、ボールは嘘をついてない。テレビでも言ってたけど、ホームランを打たれたあと、右腕をブラブラさせる仕草も気になる。
意図したものなのかそうでないのか、石原慶幸が構えたミットと全然違う所に行くボールも少なくなかった。3回裏、中村紀洋と相対した時も、頭近くの飛んでもない所に行ったかと思えば、最後は結果オーライの内角高めで空振り三振。右腕をコントロール出来てないのは明白ですよ。
故障明けマエケン初黒星「結果…すべて」
広島前田健太投手(26)が5回7安打4失点(自責点3)で今季初黒星(2勝)を喫した。
前回先発した12日中日戦は右肘の張りを訴えて5回無失点で緊急降板。慎重に患部の状態を見極め、中7日を空けてマウンドに立った。「慎重に入ったけど、結果だけがすべてなので」。2回、先頭の5番筒香の先制弾を浴びるなど2失点。5回2死二、三塁でも4番中村に左中間2点二塁打を許し、87球で降板した。
患部の状態に関しては、「痛いとかはなかった。前回の投げ終わりよりは全然いい」と問題なしを強調した。
「問題なし」を強調するのはいいですが、登板した内容に大問題が残っているのであって。結局その問題を半ばうやむやにしたままでの登板。キャッチボールやブルペンでのピッチングでチェックしたつもりなんだろうけど、実戦のマウンドは全く違うってことじゃないですかね。
前田健太の人の子ですから、打たれることもあるでしょう。けどその打たれ方は「轟沈」に近いものがある。5回4失点で「轟沈」と言われる前田健太も辛いかも知れんけど「エース」である以上、
それと、こんな事を本来言ってはダメなんだろうけど、5回表に、前田健太が自らヒットを打った。打席に立ったがゆえの、プロ野球選手としての本能的にバットが出たんだろうけど、あれもその後のピッチングに悪影響を及ぼしてないか。事実、5回裏にさらに2失点してるんだし。
広島今村2回3失点で2軍降格決定
広島今村猛投手(23)の2軍降格が決まった。
4点ビハインドの6回から登板し、6番バルディリスに左翼席上段までソロを運ばれるなど、2回を4安打1四球で3失点。試合後、野村監督は「今村は落とします。期待して上げたけど、本来の状態じゃない」と説明した。今村は不振のため開幕2軍スタート。4月6日に今季1軍初昇格を果たしたが、登板5試合のうち3試合で失点し、防御率は9・00と苦しんだ。
「期待して上げた」とは言うけども、二軍から一軍へどう言う報告と推薦が行ったのか解らないけども、時期尚早なのは明白だった。昇格して初登板、いきなりホームラン二発くらった時点で再考すべきだったんですよ。昨日の試合でも「楽な場面で」と言う親心だったんだろうけど、それも無に帰した。
いくら「二軍で内容が良かったから」とは言っても、一軍に昇格したら何もかもが違う。そもそもキャッチャーからして違うんだし。いい内容を表現出来るキャッチャーを一緒に昇格させないと、と思うのは私だけだろうか。何となくではありますが、石原慶幸のリードでは限界もありそうな。
ただ今村猛にしてみればもう「結果を出さないと」で頭がいっぱいなんだろうな。相手バッターと戦えてない。ベンチの視線と戦ってるような感じ。マウンド上の立ち姿もなんとなく精気が感じられんし、正直、無理に一軍のマウンドに上げる時期でもないと思うんですよ。
それこそ「敗戦処理」で投げさすくらいなら、置いとく必要はない。本気で今村猛に期待するのであれば、二軍でヒットを一本も打たれないような状況になってからの昇格でもいい。それまでに試したいピッチャーはいくらでもいるんだし、今は今村猛にこだわっている場合でもないし拘わる必要もない。
むしろあれだけボコられて野村謙二郎監督もスッキリしただろうし、踏ん切りもついただろう。一軍で戦うには、二軍で明確に成績を残してる選手を使うべきなんですよ。昇格させたいピッチャーはいくらでもいる。今はどんどん選手を入れ替えていい時期のはず。ピッチャーも野手も。
それと、西原圭大も少し休ませるか。ドラフト1位~4位が揃って開幕一軍。ここまでは良かった。ただやはり、まいちに毎日ブルペン入りすることの大変さ、を今身に沁みて感じているはず。ただならぬ緊張感もあろうし、いくら社会人出とは言え、プロ野球のプレッシャーはただものではなかろうし。
開幕して4週間近く。ひと通り対戦もホーム・ビジターともに終わる頃。まだまだそう暑くなる時期じゃないから、肉体的疲れはないだろうとは思うけど、精神的疲労はいくらかあるだろう。
「野球で生計を立てるんだから、そんなのんきなことは言ってられぬ。」とは言うけども、まだまだ新人だ。今後10年15年、野球で飯を食っていくには、多少なりとも立ち止まることも必要だ。
この辺りのコントロールが、今の一軍首脳陣に出来るかどうか。いつまでも昔ながらの脳筋みたいな考え方では、いずれは失速する。失速する前に、自分達でスピードをコントロールすることも大事だ。イケイケドンドンで144試合を走り抜けれるほど、ペナントレースは甘くないはずだ。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
筒香嘉智に一発喰らう前から、それこそ1回裏からずっと、前田健太の表情は浮かない顔だった。マウンドに上がると周囲と相談して決めた以上「万全」だったんだろうけど、ボールは嘘をついてない。テレビでも言ってたけど、ホームランを打たれたあと、右腕をブラブラさせる仕草も気になる。
意図したものなのかそうでないのか、石原慶幸が構えたミットと全然違う所に行くボールも少なくなかった。3回裏、中村紀洋と相対した時も、頭近くの飛んでもない所に行ったかと思えば、最後は結果オーライの内角高めで空振り三振。右腕をコントロール出来てないのは明白ですよ。
故障明けマエケン初黒星「結果…すべて」
広島前田健太投手(26)が5回7安打4失点(自責点3)で今季初黒星(2勝)を喫した。
前回先発した12日中日戦は右肘の張りを訴えて5回無失点で緊急降板。慎重に患部の状態を見極め、中7日を空けてマウンドに立った。「慎重に入ったけど、結果だけがすべてなので」。2回、先頭の5番筒香の先制弾を浴びるなど2失点。5回2死二、三塁でも4番中村に左中間2点二塁打を許し、87球で降板した。
患部の状態に関しては、「痛いとかはなかった。前回の投げ終わりよりは全然いい」と問題なしを強調した。
「問題なし」を強調するのはいいですが、登板した内容に大問題が残っているのであって。結局その問題を半ばうやむやにしたままでの登板。キャッチボールやブルペンでのピッチングでチェックしたつもりなんだろうけど、実戦のマウンドは全く違うってことじゃないですかね。
前田健太の人の子ですから、打たれることもあるでしょう。けどその打たれ方は「轟沈」に近いものがある。5回4失点で「轟沈」と言われる前田健太も辛いかも知れんけど「エース」である以上、
それと、こんな事を本来言ってはダメなんだろうけど、5回表に、前田健太が自らヒットを打った。打席に立ったがゆえの、プロ野球選手としての本能的にバットが出たんだろうけど、あれもその後のピッチングに悪影響を及ぼしてないか。事実、5回裏にさらに2失点してるんだし。
広島今村2回3失点で2軍降格決定
広島今村猛投手(23)の2軍降格が決まった。
4点ビハインドの6回から登板し、6番バルディリスに左翼席上段までソロを運ばれるなど、2回を4安打1四球で3失点。試合後、野村監督は「今村は落とします。期待して上げたけど、本来の状態じゃない」と説明した。今村は不振のため開幕2軍スタート。4月6日に今季1軍初昇格を果たしたが、登板5試合のうち3試合で失点し、防御率は9・00と苦しんだ。
「期待して上げた」とは言うけども、二軍から一軍へどう言う報告と推薦が行ったのか解らないけども、時期尚早なのは明白だった。昇格して初登板、いきなりホームラン二発くらった時点で再考すべきだったんですよ。昨日の試合でも「楽な場面で」と言う親心だったんだろうけど、それも無に帰した。
いくら「二軍で内容が良かったから」とは言っても、一軍に昇格したら何もかもが違う。そもそもキャッチャーからして違うんだし。いい内容を表現出来るキャッチャーを一緒に昇格させないと、と思うのは私だけだろうか。何となくではありますが、石原慶幸のリードでは限界もありそうな。
ただ今村猛にしてみればもう「結果を出さないと」で頭がいっぱいなんだろうな。相手バッターと戦えてない。ベンチの視線と戦ってるような感じ。マウンド上の立ち姿もなんとなく精気が感じられんし、正直、無理に一軍のマウンドに上げる時期でもないと思うんですよ。
それこそ「敗戦処理」で投げさすくらいなら、置いとく必要はない。本気で今村猛に期待するのであれば、二軍でヒットを一本も打たれないような状況になってからの昇格でもいい。それまでに試したいピッチャーはいくらでもいるんだし、今は今村猛にこだわっている場合でもないし拘わる必要もない。
むしろあれだけボコられて野村謙二郎監督もスッキリしただろうし、踏ん切りもついただろう。一軍で戦うには、二軍で明確に成績を残してる選手を使うべきなんですよ。昇格させたいピッチャーはいくらでもいる。今はどんどん選手を入れ替えていい時期のはず。ピッチャーも野手も。
それと、西原圭大も少し休ませるか。ドラフト1位~4位が揃って開幕一軍。ここまでは良かった。ただやはり、まいちに毎日ブルペン入りすることの大変さ、を今身に沁みて感じているはず。ただならぬ緊張感もあろうし、いくら社会人出とは言え、プロ野球のプレッシャーはただものではなかろうし。
開幕して4週間近く。ひと通り対戦もホーム・ビジターともに終わる頃。まだまだそう暑くなる時期じゃないから、肉体的疲れはないだろうとは思うけど、精神的疲労はいくらかあるだろう。
「野球で生計を立てるんだから、そんなのんきなことは言ってられぬ。」とは言うけども、まだまだ新人だ。今後10年15年、野球で飯を食っていくには、多少なりとも立ち止まることも必要だ。
この辺りのコントロールが、今の一軍首脳陣に出来るかどうか。いつまでも昔ながらの脳筋みたいな考え方では、いずれは失速する。失速する前に、自分達でスピードをコントロールすることも大事だ。イケイケドンドンで144試合を走り抜けれるほど、ペナントレースは甘くないはずだ。
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2014.04.21 / Top↑
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