広島 首位 独走

と言う、カープにはここ暫らく縁がなかった言葉ばかりが新聞紙上を賑わせたり、テレビ中継の中でも繰り返される。もっとも例年、ゴールデンウィークまではよくある話かと思う。もしかしたら今年のこれも、その一環なのかも知れない。

今、勝ってるからと言って「カープは強い」とは思いたくはない。ペナントレースがそれこそ4月終了なら、とかそんなありえない条件であれば、強いと胸張って言えるのかも知れんけど、まだまだペナントレースは序盤に過ぎない。それこそ「勢い」だけなのかも知れない。

打てる選手をどんどん使って、抑えれるピッチャーを惜しみなく使う。それで勝って行く事は確かに楽しい。しかしなbがら、休ませる時に休ませる采配、と言うか選手の使い方をしないと、いずれ選手も消耗する。そういう用兵が出来るかどうかで「今後」も大きく変わってくるものと思う。

九里亜蓮が降板、と言うか九里亜蓮に代打を送って以降、永川勝浩・一岡竜司・西原圭大の投手リレーで終わっている。ベンチも、これだけ点差が開くとは思ってなかったろうし、ブルペンで準備していたからかも知れんけど、言わば逃げ切りのピッチャーをこの点差で投入せねばならないだろうか。

肩を作っていたであろう、永川勝浩い関しては致し方ないにしても、一岡竜司は休ませて、西原圭大を2イニング登板させるなりしても良かったはず。万が一、詰められそうになればキャム・ミコライオがいるんだし。つくづく、久本祐一を出場施主登録抹消した意味合いがわからない。

当の久本祐一は、ナゴヤ球場のブルペンで体力が有り余っているのか、腕立て伏せまでやってましたけどね。それこそ「こんなの相手に投げれてられるか」って感じで(笑)。

現在、出場選手登録をされているピッチャーは12人。リリーフ投手の多少の入れ替えはあれど、ペナントレース開幕から以降見事に3連投がない。もちろん移動日関係なしに、ものの見事に「2日連投」で止まっている。それだけうまく投手が運用出来ているとは思いますが。

それでもやはり「もう一枚」が足りないことによって、投げなくてもいいと思われるピッチャーがマウンドに上がらざるを得なくなっている。点差が開いた開けられた展開での「お試しピッチャー枠」がやはり欲しいとは思う。よくやってるとは思うけど、まだまだ「完璧に勝つ」時期ではない。

今いる12人が疲弊した時「さぁ誰を昇格させる?」みたいなことになった時に「人海戦術」では追いつかなくなる時がこないとも限らない。現状、二軍でいいピッチャーを使ってみて、どこが一軍レベルに通用して、どこが通用しないのか、を見極める為の枠にしてもいい。

ホームランばっかり絵師y家店が取れてないとは言え、今は本当に打線に勢いがある。そんな状態だと得てしてピッチャーが崩壊してたりもしますが、そういう気配もない。もっと言えばブルペンにも尋常ならざる緊張感も漂っていよう。その雰囲気に馴染ませておく意味でも、もう一人欲しい。


そして先発の九里亜蓮。

個人的に、実際のピッチング内容はともかくとして、こうやってグイグイ力で押してくるように見えるピッチングフォームのピッチャーは大好きです。どちらかといえばスマートなフォームの大瀬良大地よりも、九里亜蓮のやや荒っぽいとも思えるフォーム。人によっては変則に見えるらしいですが。

ドラフト1位、特に大卒・社会人出のピッチャーは「出来て当たり前、やって当たり前」なんですよね。ここ暫らくの野村祐輔しかり、よそで言えばジャイアンツ菅野智之しかり。

しかしながら2位以下の選手も、1位以上の可能性を秘めている。スワローズの小川泰弘しかり、ドラゴンズ又吉克樹しかり。そう言えばかの黒田博樹も澤崎俊和に続くドラフト2位だった。

いいんですよ。最初は「力投型」で。そこで抑えてピッチングを覚え、打たれて野球の怖さを覚え。やたらと「伸びしろ」みたいな言葉を使われることも多いですが、ドラフト下位に行けば行くほど、伸びしろと言う名の可能性は広がっている、とすら思いますよ。

こんな事を言ってはアレですが、ここ20年のカープの大学・社会人出のドラフト1位選手が、毎年のようにレギュラーを張っている、また常に一軍にいる、と言う例が殆んどない。梵英心は怪我に悩まされ、永川勝浩は干されたような時期もあった。山内泰幸も澤崎俊和も、10年持たず尻すぼみ。

ドラフト会議の変遷もありますが、2位以下の選手の方が成績を残しているようにも思える。大瀬良大地と九里亜蓮がこれにハマるかどうか、は今のところ分かりませんが、他がいい切磋琢磨して、良い関係を保ちながら、カープのチカラになっていただきたいと思います。


そして、まずは4月の先発ローテーションに「谷間」は結局なかった。、と言う結果に落ち着きつつある。やや落ちると思われていた5人目6人目も、篠田純平が間に合った、だけでなく充実した内容を見せ、九里亜蓮が紆余曲折ありながらも、成績では一歩抜きん出た。

あとはこの6人にいかに無理させず、休ませるときは休ませるか。まだアレコレ大それた考えをする時期でもない。貯金は8もある。日曜日に負けても7つの勝ち越し。ありえない数字ではある。

これを本当に「貯金と捉えるだけの余裕」が野村謙二郎監督にあるかどうか。今の戦力ではまずありえないとは思いますが、来週全敗でも1つの勝ち越し。カードひとつずつ負け越してもまだまだ勝ち越している。勝ち進む事に越したことはないけど、負ける事を恐れぬ覚悟が野村謙二郎監督にあるか。

そらぁ、現状を考えると、敗けたらバッシング喰らうかも知れませんが、今までの成績を考えると、勝っている方が不思議なですよ。勝ちに不思議の勝ちあり、と某老は言うてますが、ホント今のところはその通りですよ。これだけポンポンホームランが出るのも不思議だし。

もっとも、来月にはボールが完全に入れ替わる「らしい」のでどうなるか分かりませんが。

まだまだ、本当の戦いは先ですよ。今はまだまだ浮つく時期でもないですよ。


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2014.04.20 / Top↑
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