試合の前に、続報と言うか。



マエケン 20日DeNA戦先発へ 登録抹消せず スポニチ

右肘の張りを訴えていた広島の前田健は出場選手登録を外れることなく、中7日で20日のDeNA戦(横浜)に先発する見込みとなった。

この日はマツダスタジアムで2日連続のキャッチボールを行い、約20メートルの距離で強めに20球を投げて状態を確認。「けっこう力を入れて投げられた。試合に向けて準備したい」と話し、野村監督も「大丈夫みたい」と語った。18日にブルペン入りを予定する。右腕は12日の中日戦で5回に緊急降板し、右上腕三頭筋付着部炎が判明していた。

マエケンがブルペン入り「1試合投げきるまでは不安」 スポニチ

広島の前田が18日、右肘の張りを訴えて降板した12日の中日戦(マツダ)以降初めてブルペン入りし、先発予定の20日のDeNA戦(横浜)へ向けて調整した。状態は回復してきているというものの「試合になれば力も入るし、1試合投げきるまでは不安」と慎重な口ぶりだった。

投球練習を見守った山内投手コーチは「球数も力加減もいつも通り」とし、肘をかばって投げる様子も「特になかった」と話した。



結局、キャッチボールとブルペン投球だけで日曜日の先発が決まった、と言うより決まってしまった。これが下剤の前田健太に対するカープ首脳陣の「絶対的信頼」なんだろうけど、当の本人は「試合になれば力も入る」と言ってる。もちろんその通りなんだけど、キャッチボールやブルペン投球を繰り返すくらいなら、いっその事それこそ「調整登板」もありだったんじゃないか、とは思います。

いたずらにキャッチボールで「様子見」ばかりやってても、いずれ出る結果は同じなんだし。

ただ、今のカープ投手陣、とくにリリーフ陣の成績を見てると、無理に「1試合投げきる」ことは考えなくていいと思う。完投云々よりもまず5回でいい。その後は当日の様子を見て、などと手探りなことはせんでいい。ビシッとラインを引くのもコーチや 「 監 督 」 その仕事ですよ。

それこそ二軍みたいに、びっしりと登板予定を決めてもいい。もちろん土曜日の選手起用ありきだけども、前田健太一人の為にほかの選手を犠牲にするわけにはいかないし。そしてその中心になるであろうピッチャーは、今のところ中田廉以外には考えられない。

7試合11回1/3登板防御率ゼロ奪三振8。さすがにリリーフ待機なので、投手成績に名前は出てこないけど、堂々たる成績ですよ。おそらくセントラルリーグの中では1、2を争うセットアッパーじゃないですかね。セットアッパーというにはまだまだ出てくるイニングは早いですが(笑)。

今シーズンの中田廉、自身のコントロールに絶対の自信を持っているフシも見られる。とにかくマウンド上での一挙手一投足にブレが見られない。多少くさい球をボール判定されたところで動揺する気配もない。どっちかと言えば「じゃあもう一球」的なところも見受けられる。

それよりも何よりも、どんな場面でも常に胸を張ってる。多少ボールと判定されても「だから?」みたいな表情でキャッチャーからのボールを待つ。ぶっちゃけ同様はしてるんだろうけど、ホント表情に「負」を一切出さなくなった。これだけでもピッチャーとして相当の成長ではないでしょうか。

そしてバッターを見逃し三振に斬って取った時の「ドヤ顔」。スリーアウト目が見逃し三振だった時の、小さくジャンプしてベンチに帰る姿なんざ惚れ惚れしますよ。多分、今カープ投手陣の中で。、マウンドに上がるのが一番楽しいピッチャーではないでしょうかね。

リリーフピッチャーをよく「中継ぎ」と言う言い方をしますが「継ぎ」どころか今や「中締め」みたいな存在。横浜スタジアムでのベイスターズ戦なんか、それこそ馬鹿試合になる事もありますが、そこをビシッと占める役割を担ってる。ビビリながら先発をしてた二軍の頃の面影はもうない。

未だ今村猛が精気の抜けたような顔で投げているのとは対照的なマウンド。おそらく今シーズンのオールスターゲーム、このまま行くとカープのリリーフピッチャーとしてノミネートされることは確実。と言うか、まだ4月ですが、短いイニングの積み重ねなので、そうそう大崩れもないでしょう。

あとは首脳陣が「疲れ時」をどう見極めるか。「調子いいから、調子良かったから」でどんどん投げさせる時期でもない。特に今シーズンは今のところ、リリーフピッチャーはうまく回してくれている。

あとは点差をつけたとき、つけられた時に投げるピッチャーがもう一人欲しい。それこそ、出場選手登録の10日間をフルに使って、いろんなピッチャーを試すのもいいと思うんですよ。

幸い、二軍もそんなに無残な数字をたたき出しているピッチャーは見当たらない。それこそ、今シーズンから支配下弄得選手にした、池ノ内亮介とかを試してみてもいいかと思う。二軍からの推薦も必要だろうとは思うけど、戦力になると踏んで支配下登録選手にしたんだから、起用しないと損。

昨日勝って、14年ぶりの7つ勝ち越しとか。この時期の勝ち越しにも順位にも、何の意味もないけども、数字的に余裕があるってのは決して悪いことではない。じゃあ、その余裕のあるうちに、試しておけることは皆試しておこうよ。「一軍二軍全員が戦力」と考えているのであれば。

ただ問題は、14年前の7つ勝ち越しは、いつの間にか借金5になってシーズンが終わっている事。「貯金の使い方」がわからなかったんだろうな。これが毎度のことながら最大の失敗なんですが。

奇しくもその当時の選手が今、監督やコーチとしてベンチに入っている。その当時「何が良くて何がダメだったか」を身をもって体感出来ているはず。それが「経験になってないはずがない。

勝って兜の、とは言わんけど、手綱を締めっぱなしではいずれ心身ともに疲弊してくる。今のうちに「来るべき時にし萎えての戦力」をしっかり見極めておくことも必要ではないか、と思います。

勝ってイケイケ、もいいけれど、それでもすることはたくさんある。カープはまだまだ弱いんだ。


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2014.04.19 / Top↑
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