ようやくセントラルリーグのペナントレース本番の日を迎えました。約半年間、自問自答と試行錯誤を繰り返し、ここの力を蓄え積み重ね、チームとして「結果」を出す日々が始まります。

シーズン開幕、とは言うけども、試合をするかしないかだけの話。2013年度のリーグ優勝が決まった時点で、2014年へのシーズンへの戦いがスタートしています。クライマックスシリーズがある、とは言うけど、正直あれはただ単に盛り上がる為だけの余興。暴言かも知れませんが。

個人的には順位予想も、ましてや戦力分析なんざするつもりはありません。人間のやることだし、始まる前から何もかもが決まってるわけでもない。それ以上にオープン戦を12球団全部見たわけじゃないんだから、よそのチームに言及なんか出来る訳がないししてもいけない。正気失礼ですよ。

予想してその通りになるのであれば、今頃カープは日本シリーズ20連覇してるだろうし、毎年20勝投手が出てきてる。一部には明らかにウケ狙いみたいな予想と解説をするOBもいてますが。人間同士があいまみえる戦いほど、予想のつかないものはない。だから面白いんですよ。


そしてもっと分からないのが「開幕一軍の重要性」。

シーズンオフからキャンプにかけて、選手は必ずと言っていいほど「まずは開幕一軍、そして一年間通して戦えるように」と判を押したようなコメントしか残さない。ピッチャーであれば「一年間ローテーションを守る」。目標を作ることは悪いことじゃない。悪いことじゃないけども、正直どうでもいい。

開幕一軍から外れたからと言って、悲観することもない。ウエスタンリーグ等でしっかり結果を残し続けたのであれば、自然と「お呼び」はかかるはず。開幕一軍選手だけで一年間戦うわけじゃないんだし。野村謙二郎監督自身も「一軍、二軍全員が戦力」て言ってるんだし(嘘だったら承知せん)。

そして、結果を出すべき場所はウエスタンリーグにもある。尤も、そこにも出場機会がなければ相当の重症、とは思いますけどね。もちろんウエスタン「リーグ」なんだからそこにも戦いはあるし試合はある。そして、課題を克服した者、力をつけただけが出場する権利があるし、結果を残す機会を得る。

144試合。みんながみんな「100%のパフォーマンス」を発揮できるわけじゃない。そんな事が出来る選手はそれこそ超人だと思う。ダルビッシュ有ですら、「昨年ほどひどくはない」とは言いつつ寝違えで開幕戦を棒に振っている。どんな選手でもアクシデントはあるし何があるかわからない。

――――あえて一人、誰かを「ヨイショ」するとしたら中田廉。

数年前、由宇練習場に行った時(もちろん午前中)、坂道ダッシュの途中なのに、汗だくになりながらも「おはようございます!」と声をかけて来た。多分あっちは覚えとらんだろうけど。是非良い成績を。


そして、負傷等でなくてもキャッチャーは頻繁に入れ替えていい。

石原慶幸が広島東洋カープ「正捕手」なんだろうけど、いい加減石原慶幸で限界も見えてきている。そもそも彼が正捕手扱いになってからでまだシーズンを勝ち越してないんだから当然の事。

石原慶幸・倉義和の他にも、上村和裕、白濱裕太、會澤翼。磯村嘉孝と支配下登録に6人もキャッチャーがいる。育成契約ではあるけど、中村亘佑も出場機会がぐんと増えてきている。支配下登録にしてもいい。キャッチャーだけでも7人いる(もっと多いチームもありますが)。

仮にピッチャーが5人いたとして、キャッチャー2人あら10通りの試合しか出来ない。それが3人なら15通り、4人なら20通りの試合運びが出来るはず。「何が何でもコイツと心中」ではいつまでたっても勝てない。それこそ「一軍も二軍も戦力」として戦わないと、現状打破なんざありえない。

そして選手も、開幕一軍に残れなんだと言って悲観することもない。もっとも、そんなメンタルの弱さでプロ野球選手なんか出来ないとは思いますが(笑)。

最後に笑えればいいんですよ。ピッチャーがたとえシーズン通して5試合しか投げれず、1勝で終わったとしても悲観することはない。その1勝は0.5ゲーム差。それだけ下位のチームに差を付けたことになる。それもまた(未だに違和感を感じる言葉ですが)チームへの貢献じゃないですかね。

そこまで割り切ることはなかあか難しかも知れないけどもその「1勝」を目指してウエスタンリーグで雌伏の時を送って欲しいし、練習に励んで欲しいと思います。ユニフォームを着ている限り、戦いは半永久的に続くものだと思っています。落胆している暇はないです。試合は始まりました。


今シーズン、広島東洋カープへの期待は尋常じゃないようにも思います。いろんなメディアで見た解説者の下馬評も、決して低いものではありません。むしろ喜ばしい事だとは思います。

ただ、昨年は順位的に「真ん中よりも上」におらしてもらっただけで、実際の数字は「マイナス3位」です。さらには野村謙二郎監督になってから、過去4シーズンで55ものマイナスを作っています。

しかしながら「借金」と呼ばれる以上、これは返していかなければいけない、とも考えます。

「誰に?」と言うわけではありませんが、就任前に「優勝します」と豪語した以上、それは野村謙二郎監督が自分で背負った責任とすら思います。理解出来てるかどうかは知りませんが。

監督自ら「集大成」と考えている以上は、明確な結果を残してもらわないと困ります。集大成と言う事は、今シーズンで一区切りとも考えてるんでしょう。昨シーズン限りで、と考えていたみたいですが、結局は周囲の説得に負けた形での留任。監督自身の本心としては、今シーズンに対する

開幕戦、勝った敗けたは二の次。それだけでシーズンが決するとは思いません。とはいえ開幕5連敗とかしようものならブチギレますが(笑)、それだけシーズンの戦いが苦しくなるだけのこと。そうそう5連勝とか出来るものでもなし。敗けたら敗けたで、そてだけシーズンへの負荷が高まるだけ。

その負荷は外に向かってのものじゃない。確実に自分たちに降りかかってくる。そういう風に出来てるし、過去4シーズン、そういう采配しかしてこなかった。だから失速を繰り返した。

今シーズンもペナントレースが始まった。今年もまた、昨年までと同じような事をしてもらっては先は見えている。それこそ「ぬるいんじゃ!」では済まされない。もう一年、あと一年、とは言うけども、ファンは待ってくれない。もう20年以上、カープの優勝を見てない人も多いんだから。

個人的には、これまでの野村謙二郎政権でのマイナスをすべてチャラにした上でのリーグ優勝。つまりは貯金55以上での優勝を望みます。それくらいやってもらわんと、いくら「転向組のファン」とは言え鬱憤なんざ晴れません。中には優勝を見たことがないファンもいるんだから。


ペナントレースの目標、ではなく目的は「優勝」ですよ。


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2014.03.28 / Top↑
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