まぁものの見事に「ボッコボコ」の試合でしたな。尤も、相手チームがセ・パ交流戦まで当たる事のない千葉ロッテマリーンズ だ か ら 良かったようなものの、てな感じでしょうか。
誰しもがオープン戦からペナントレース終了まで防御率ゼロで通せるわけがないんだし、たまには打たれることもあるわいな、とは思いますよ。バッターも手ぶらで打席にたってるわけじゃないんだし。
とは言うもののブライアン・バリントン。これが来週(日曜日に登板するかなぁ)も続けばちょっと考えもの。実績がものを言う先発ローテーション、とは言いますが、さすがに2試合続けて、ともなるとね。打たれて覚える実績のないピッチャーでもあるまいし。今のうちに打たれてよかった、てな所。
そう言えば昨日の教育リーグもボッコボコにどつかれたとか。九里亜蓮が打ち込まれたみたいではあるけど、ルーキーは打たれていいんですよ。まだ右も左も分からない。ましてやプロ野球生活はまだ始まって3ヶ月かそこら。よく「プロの洗礼」とも言われるけど、洗礼は早く受けたほうがいい。
大学ナンバー1、と言われたピッチャーでも、社会人ナンバー1と言われるピッチャーでも、いわばアマチュアレベルでの実績。やってる種目は一緒、とは言っても練習のレベルその他はやっぱり違う。
とは言え、常に上のレベルを目指してる選手ってのは、時間のない中でも濃密な練習をしてる。それがレベルアップにつながる。練習時間って、長ければいいてもんでもありませんしねぇ。
ただ、ずっと気になっているのが、オープン戦での指名打者制。
この試合でのカープのスタメン指名打者は松山竜平。途中からブラッド・エルドレッドがつとめてたけど、ぶっちゃけこの二人、打つのもアレですが試合に出る以上、しっかり守ってもらわないといけないポジションのはず。ファーストとの兼任、という考えもあるけど、基本は外野手なんですよ。
より実践に近いものを求めるのであれば、セントラルリーグのチームはオープン戦とは言え指名打者制はいらないんじゃないかと考えます。もちろん空いた分、守備重視の選手を入れる事も出来るとは思いますが、試合序盤にいざピッチャーに打席が回ってきたときにどうするか、と言うのも策の一つ。
ランナーがいるのに漠然と空振り三振をさせるのもアリだとは思いますが、送りバントと言う策が取れる場面もあろう。ただバットを振り回しているだけではどうしようもない部分もあるはず。
セ・リーグの野球って、ピッチャーも含めた9人の野球であり9人の打線なんだから、ピッチャーを外して打線をを考えるわけにはいかないし、ピッチャーに打席が回るたびに代打を送っておれない。
ごくたまに試合終盤になって指名打者を放棄する場合もあるし、両チーム指名打者制ってのはオープン戦特有のルールかも知れんけど、両チームが協議して、指名打者を最初っから外す事は出来まいか。
「競争、競争」と無駄に煽ってバッティングを向上させるのは悪い事ではないけど、守備が疎かになっては困る。打って返せばいいとは言うけども、必要最小限の守備はコアしていただかないと困る。
特に強風で有名な千葉マリンスタジアム(おい)。守備の人を入れたくなる気持ちも理解出来ますが、何も強風が吹くのは千葉マリンスタジアムに限ったことではない。マツダスタジアムでも吹くだろうし、阪神甲子園球場でも吹くだろう。屋外球場である限り条件は同じなんだし。
しかしその「守備の人」がやらかしてもらっても困るなぁ、と。
9回、角中和也の打球はセンターオーバー。赤松真人はクッションボールの処理に手間取ってスリーベースヒット。ここまではいい。そして内野への返球がショートバウンド。これもまぁ良しとしましょ。贅沢を言えば
問題はその後。中継に入った木村昇吾(かな)がショートバウンドをキャッチ出来ず後逸。カバーに入った小窪哲也(かな)もバックホームするもこれまたショートバウンド+悪送球。
バッターランナーの動きが気になったんだろう、とは思いますが、キャッチ出来ないまでも、とにかく止めておればホーム突入はなかったろう。しかしながら捕る前に体がサードに向いてしまった(ように見えた)。オープン戦なのにそんなに焦ることはなかったと思うがいかがでしょう。
そして最後の最後に「ファースト守備の重要性」を垣間見た。
清田育宏のショート深い所への打球。木村昇吾はよく撮ったとは思うけど、ファーストに回ってた岩本貴裕がショートバウンドを捕れずにこれまたエラー。サードやショートからのショートバウンドの送球をキャッチするのは、言わばファーストの「見せ場」のはずなのにものの見事に外しよった。
これが「ファースト専任の重要さ」をまざまざと見せつけたプレイですよ。
岩本貴裕を試合後半にファーストに回す意味合いは分からない。むしろあのプレイは木村昇吾にとっては「なぜ捕れぬ」レベルの送球ではなかろうか。あれを捕れない事には守備固めではない。
そして改めてじっくり見てみると、岩本貴裕が無駄に体を伸ばし過ぎのような気がするんですよ。無理に前で捕りに行って、もっと楽な位置で捕れるであろうバウンドのボールを、わざわざ自分で難しくしてるように思える。しかもあれだけ逸してしまったら、下手したらバッターランナーはセカンドだ。
ファーストの土の部分の広さは、スタジアムごとに違ってるかも知れんけど、この辺でバウンドするとこの高さで捕れる、みたいな感覚がまだまだ足りてないのではないか。
その前に、本気で誰かを「ファースト専任」でイチから鍛え直す気はないか。
栗原健太がオープン戦20打数2安打2打点で一軍帯同から外されたけど、少なくともファースト守備は安心して見ておれる。せめて、とは言わない。キラ・カアイフエ、ブラッド・エルドレッドがいるうちにもうひとり、ファースト専任選手を作り上げるべき。
試合後半は助っ人さんはお役御免もいいけれど、それに伴って守備破綻~失点では話にならない。
オープン戦は残り5試合もある、と首脳陣は考えているかも知れない。しかし見てる方からしたら「もう5試合しかない」。ファーストってのはキャッチャーの次にボールを受ける機会の多いポジション。しかも「バッターアウト」の締めを担うポジション。多少でも失敗は許されない。
どれだけ他の野手が難しい打球をワンバウンド処理しようとも、ファーストがしっかり捕ってやらなければその選手の「送球エラー」になってしまう。けど傍目から見るとファーストのエラーに見える。
グラウンドに立っている以上、選手は皆繋がってる。だから「連携プレイ」と言うんですよ。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
誰しもがオープン戦からペナントレース終了まで防御率ゼロで通せるわけがないんだし、たまには打たれることもあるわいな、とは思いますよ。バッターも手ぶらで打席にたってるわけじゃないんだし。
とは言うもののブライアン・バリントン。これが来週(日曜日に登板するかなぁ)も続けばちょっと考えもの。実績がものを言う先発ローテーション、とは言いますが、さすがに2試合続けて、ともなるとね。打たれて覚える実績のないピッチャーでもあるまいし。今のうちに打たれてよかった、てな所。
そう言えば昨日の教育リーグもボッコボコにどつかれたとか。九里亜蓮が打ち込まれたみたいではあるけど、ルーキーは打たれていいんですよ。まだ右も左も分からない。ましてやプロ野球生活はまだ始まって3ヶ月かそこら。よく「プロの洗礼」とも言われるけど、洗礼は早く受けたほうがいい。
大学ナンバー1、と言われたピッチャーでも、社会人ナンバー1と言われるピッチャーでも、いわばアマチュアレベルでの実績。やってる種目は一緒、とは言っても練習のレベルその他はやっぱり違う。
とは言え、常に上のレベルを目指してる選手ってのは、時間のない中でも濃密な練習をしてる。それがレベルアップにつながる。練習時間って、長ければいいてもんでもありませんしねぇ。
ただ、ずっと気になっているのが、オープン戦での指名打者制。
この試合でのカープのスタメン指名打者は松山竜平。途中からブラッド・エルドレッドがつとめてたけど、ぶっちゃけこの二人、打つのもアレですが試合に出る以上、しっかり守ってもらわないといけないポジションのはず。ファーストとの兼任、という考えもあるけど、基本は外野手なんですよ。
より実践に近いものを求めるのであれば、セントラルリーグのチームはオープン戦とは言え指名打者制はいらないんじゃないかと考えます。もちろん空いた分、守備重視の選手を入れる事も出来るとは思いますが、試合序盤にいざピッチャーに打席が回ってきたときにどうするか、と言うのも策の一つ。
ランナーがいるのに漠然と空振り三振をさせるのもアリだとは思いますが、送りバントと言う策が取れる場面もあろう。ただバットを振り回しているだけではどうしようもない部分もあるはず。
セ・リーグの野球って、ピッチャーも含めた9人の野球であり9人の打線なんだから、ピッチャーを外して打線をを考えるわけにはいかないし、ピッチャーに打席が回るたびに代打を送っておれない。
ごくたまに試合終盤になって指名打者を放棄する場合もあるし、両チーム指名打者制ってのはオープン戦特有のルールかも知れんけど、両チームが協議して、指名打者を最初っから外す事は出来まいか。
「競争、競争」と無駄に煽ってバッティングを向上させるのは悪い事ではないけど、守備が疎かになっては困る。打って返せばいいとは言うけども、必要最小限の守備はコアしていただかないと困る。
特に強風で有名な千葉マリンスタジアム(おい)。守備の人を入れたくなる気持ちも理解出来ますが、何も強風が吹くのは千葉マリンスタジアムに限ったことではない。マツダスタジアムでも吹くだろうし、阪神甲子園球場でも吹くだろう。屋外球場である限り条件は同じなんだし。
しかしその「守備の人」がやらかしてもらっても困るなぁ、と。
9回、角中和也の打球はセンターオーバー。赤松真人はクッションボールの処理に手間取ってスリーベースヒット。ここまではいい。そして内野への返球がショートバウンド。これもまぁ良しとしましょ。贅沢を言えば
問題はその後。中継に入った木村昇吾(かな)がショートバウンドをキャッチ出来ず後逸。カバーに入った小窪哲也(かな)もバックホームするもこれまたショートバウンド+悪送球。
バッターランナーの動きが気になったんだろう、とは思いますが、キャッチ出来ないまでも、とにかく止めておればホーム突入はなかったろう。しかしながら捕る前に体がサードに向いてしまった(ように見えた)。オープン戦なのにそんなに焦ることはなかったと思うがいかがでしょう。
そして最後の最後に「ファースト守備の重要性」を垣間見た。
清田育宏のショート深い所への打球。木村昇吾はよく撮ったとは思うけど、ファーストに回ってた岩本貴裕がショートバウンドを捕れずにこれまたエラー。サードやショートからのショートバウンドの送球をキャッチするのは、言わばファーストの「見せ場」のはずなのにものの見事に外しよった。
これが「ファースト専任の重要さ」をまざまざと見せつけたプレイですよ。
岩本貴裕を試合後半にファーストに回す意味合いは分からない。むしろあのプレイは木村昇吾にとっては「なぜ捕れぬ」レベルの送球ではなかろうか。あれを捕れない事には守備固めではない。
そして改めてじっくり見てみると、岩本貴裕が無駄に体を伸ばし過ぎのような気がするんですよ。無理に前で捕りに行って、もっと楽な位置で捕れるであろうバウンドのボールを、わざわざ自分で難しくしてるように思える。しかもあれだけ逸してしまったら、下手したらバッターランナーはセカンドだ。
ファーストの土の部分の広さは、スタジアムごとに違ってるかも知れんけど、この辺でバウンドするとこの高さで捕れる、みたいな感覚がまだまだ足りてないのではないか。
その前に、本気で誰かを「ファースト専任」でイチから鍛え直す気はないか。
栗原健太がオープン戦20打数2安打2打点で一軍帯同から外されたけど、少なくともファースト守備は安心して見ておれる。せめて、とは言わない。キラ・カアイフエ、ブラッド・エルドレッドがいるうちにもうひとり、ファースト専任選手を作り上げるべき。
試合後半は助っ人さんはお役御免もいいけれど、それに伴って守備破綻~失点では話にならない。
オープン戦は残り5試合もある、と首脳陣は考えているかも知れない。しかし見てる方からしたら「もう5試合しかない」。ファーストってのはキャッチャーの次にボールを受ける機会の多いポジション。しかも「バッターアウト」の締めを担うポジション。多少でも失敗は許されない。
どれだけ他の野手が難しい打球をワンバウンド処理しようとも、ファーストがしっかり捕ってやらなければその選手の「送球エラー」になってしまう。けど傍目から見るとファーストのエラーに見える。
グラウンドに立っている以上、選手は皆繋がってる。だから「連携プレイ」と言うんですよ。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。


2014.03.17 / Top↑
| Home |