昨日はほぼ終日雨でして。結局ナゴヤ球場で行われる予定だった教育リーグ・ドラゴンズ対ホークスの観戦も、天気予報が前日の時点で既に日中は「強雨」と言う事だったのでハナっから見送り。休暇にもかかわらず、ほとんど外に出ないまま一日を過ごしました。

京セラドーム大阪でのオープン戦でもいいか、とは思ったんですが、それ以上に雨が酷い。夜は夜でホークス対ドラゴンズのオープン戦をやってたんで、野球には不足してなかったんですが(笑)。

かと言ってここに記すほどのもんでもない、完全にシーズンオフ状態。しかしネタがないのも困る、ってんで先週金曜日に撮影した画像で適当にお茶濁し。思い切り鉄分満載ですご注意ください。


3月7日金曜日の山陽本線向洋駅。

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何と言ってもこの駅、駅構内福山方は絶妙なカープを描いてます。特に複々線になっており、内側の線路は、広島貨物ターミナル駅に到着する貨物列車専用になってるんですな。今ではそんなに貨物列車の本数は多くありませんが、今でも律儀に貨物列車の線路と旅客列車の線路が分けられています。

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JR西日本が2009年から勧めている、鋼製車両の塗装の単色化。特にJR西日本広島支社・岡山支社の電車は「黄色」に統一されつつあります。一部では「まっきいろ(末期色)」とも言われていますが、見慣れるとそうでもないもの。特に3編成のみ残されている103系電車は、短いながら総武線。

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そんな「まっきいろ」でも、さすがに8両揃うと壮観ではあります。そもそもJR西日本管内、特に山陽本線で、113系・115系の8両編成もなかなか見られなくなりました。

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一番左、クリーム色に青帯の「瀬戸内色」も、新広島色と呼ばれたアイボリー地に窓まわりブラウンの塗装も、そして大阪近郊で見られた113系更新改造車塗装も、かなり減ってきました。

普通電車ばっかり撮っててもアレなので、貨物列車に目を向けてみます。ある程度の下調べはして行ったんですが、どうもどこかで何かあったのか何なのか、所定の時刻に来ない。この辺り、東京まで線路がつながっていることを実感させられますが、待っている方はもう我慢のしどおし。

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それでもやっぱり、長大編成の貨物列車が来ると、なんとなくワクワクします。しかしながら向洋駅の午前中は、下り列車を撮影するにはやや逆光になるのでいろいろと難儀します。

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後追い(ピント合わせづらいですが)もなかなか哀愁漂います。

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なぜEF200の前面はこんなに汚れているんでしょうか。もっとも、運用によっては夜を徹して山陽本線から東海道本線を走り続ける列車もあるので、綺麗なままではいかんでしょうけどね。

で、この区間で撮っておかなければいけない機関車が1台。それはいきなりやってきました。

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EF67 1号機

1982年、それまでのEF59に代わって山陽本線八本松~瀬野間の大山峠越え、いわゆる「セノハチ」専用補助機関車として登場。EF60からの改造で登場した0番台が3両、EF65からの改造で登場した100番台が5両登場しましたが、2013年にEF210‐30番台が3両配置になり、初期改造車の2号機3号機は既に廃車、残る1号機も3月15日のダイヤ改正を最後に退役するとか。

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広島貨物ターミナル駅を出発して暫らくは、貨物列車の最後部にぶら下がっているだけですが、この機関車のチカラの見せ所は瀬野駅を過ぎてから。ノッチ(アクセル)全開で貨物列車の先頭で牽引する機関車と息を合わせ、西条駅まで思い切り後押し。これがこの機関車のお仕事。

で、これが峠を目指して登っていった、って事はいずれ戻ってくる。どうせ時間はある。ならばいっその事広島車両所へ戻ってくるところまで待とう、と言う事で、いつ戻ってくるか分からない機関車を待つことに。正直、調べてきた時刻表があっているのかいないのかすら分からんかったんですが。

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待っている間に、午前中「糸崎行」として山陽本線を東上していった瀬戸内色115系が帰還。そして221系の顔にステンレスボディ、そしてキハ187系の足回りを持つキヤ141が通過。

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そして待つ事約1時間30分。調べてきた時刻とは全く違う時間にEF67はいきなり帰ってきました。しかもかなりのスピードだったのでまともに追えず、満足に撮影出来た下関側の運転台はこれのみ。こちら側は改造前のEF60の面影をよく残しています。いかにも国鉄型の電気機関車顔。

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東京方、つまりは貨物列車と連結する側の運転台。下関側とはうって変わって貫通扉に作業用デッキがついた、どことなくいかつい顔つき。2002年までは、八本松駅手前で走行しながから貨物列車解放されるような運用が組まれていたため、連結器周りもにもその面影が見られます。

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広島(初期車は瀬野機関区、後に広島機関区・現在の広島車両所に統合)にのみ配属されていたEF67。碓氷峠のEF63がなくなって以降、区間専用補機としては唯一無二の存在でもあったEF67。後継機でもあるEF210‐300番台が登場し、0番台は撤退することになりました。

わざわざ広島県の県花でもある「もみじ色」に塗装されたEF67。青色基調だった直流機関車の中ではまさに「異色の存在」ではありますが、こうやって徐々に数を減らしつつあります。

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(昨年12月13日撮影)ちなみにEF210‐300番台は一部が吹田機関区所属なので、必ずしも「セノハチ専用」というわけではないようです。と言う事は少なくとも吹田~広島貨物ターミナル駅間の貨物列車で観れる、と言う事ではありますが、残念ながらまだ見たことはありません。

EF67も、いずれ全機引退と相成るとは思いますが、広島ゆかりの電気機関車として、1両くらいはJR貨物広島車両所(芸備線矢賀駅の北西側にあります)で保存していただきたいものです。

明日はJR全社のダイヤ改正当日。ごく当たり前だった風景もこうやって少しずつ、過去のものになっていきます。いかに「ごくごく日常のひとコマ」が大事かを痛感させられます。


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2014.03.14 / Top↑
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