
2007年2月11日 広島東洋カープ日南キャンプにて
何のこっちゃ、と思われるかも知れませんが「彼」が入団して最初の日南キャンプ。投手陣のノックを担当してた朝山東洋コーチから「お前赤鉛筆みたいじゃのぉ」と言われてた彼の体重のお話。

体重増は成功の証し 読売新聞3月4日夕刊すぽプロ
広島のエース、前田健太投手(25)は、ある数値が低く見られることに長く不満を抱いてきた。スタイルの良さを求める女性にとってはもったいない話だが、強靭な肉体が資本のプロ野球選手には当てはまらないらしい。
今年1月の自主トレ期間中のこと。取材で集まった報道陣に「あの数値は、そろそろ変えてもらいたいんですよね」と注文した。
入団間もない頃、73キロと細身だった体は今、81キロになった。広島や阪神で活躍し、1482試合フルイニング出場の世界記録を樹立した金本知憲さんや、米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュも日々の鍛錬で体を大きくしたことがプラスに働いた。前田にとって、体重増は沢村賞を獲得するなど生き馬の目を抜くプロ野球の世界で成功を収めた証しでもある。
キャンプでは、選手の名前や出身校が書かれたメンバー表が球団から配布されていた。そこに掲載された前田の体重が2月中旬になって、「73」から「81」に変更。数字がようやく本人に追いついた。
前田は、既にポスティング制度による米大リーグ移籍の意思を球団側に伝えている。見た目のたくましさだけでなく、重みのある投球でファンを喜ばせられるよう、8年目のシーズンを全力で駆け抜ける覚悟はできている。
これを読んでてまず思ったのが、NPBの各球団って「健康診断」みたいなのは実施してないのかな。
年々選手の体重は増えていくだろうし、それこそ身長が伸びる選手もいてるだろうし。身長体重だけでなく、レントゲン写真を撮影したりの、ごく一般的に行われれている健康診断。もっとも、プロ野球選手は言わば「個人事業主」ですからやるやらないは個人の意思かとは思いますけどね。
メジャーリーグでは仮契約の時には当然、健康診断があって、本契約の前にもよく言われるメディカルチェックがありその後でようやく記者会見、という段取りを踏んでいるとかいないとか。
NPBでもやればいいのにな、とは思いますね。
先日、ようやく今年度のプロ野球選手名鑑を購入したんですが、それによると前田健太の身長ならびに体重は「182・73」。ちょっと待て●刊スポーツ、こんなんじゃダメじゃないか日●スポーツ(笑)。
しかしカープの選手って、何が良いのか悪いのか、高卒で入団してきた選手の大半は、なかなか体が大きくならない。トレーニングの方法なのか食生活なのか、理由は定かではありませんが、2~3年目まではホント、高校生のままのような体型の選手がホント多いです。
しかしそんな選手でも、4~5年目あたりでポンと大きくなったりする。申成鉉(今シーズンから韓国独立球団・高陽ワンダーズ)がそうだったし、庄司隼人もようやく高校生体型から抜け出しつつある。
以前は野球で使う筋肉は野球の練習で、みたいな風潮もありました。しかしながら最近は筋力トレーニングが進化して、バットスイングその他、野球の練習だけでは鍛えられない筋肉も鍛えられるようになりました。自主トレーニングに他のスポーツを取り入れる選手も増えました。良い事ですよ。
もっとプロ野球選手は、体を大きくすることに貪欲になってもいいと思います。
一年間試合に出続けるだけのスタミナ・持久力、140km/hを越えるボールを投げ続けることが出来るだけの瞬発力。それに耐え、100m向こうまで打ち返すだけの筋力、考えれば考えるほど、プロ野球選手に必要な「チカラ」ってのは枚挙に暇がないと思います。
長く野球で飯を食っていくには、まず一年間、体作りをやってもおかしくない、と思うのは申成鉉や庄司隼人の体を見てて感じます。試合に出ながらだとなかなか難しい。本気でプロ野球施主として大成させたい、大成して欲しいと思うのであれば、試合に出さないことも大切、ではないでしょうか。
難しい話だとは思いますが。
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