せっかくなので、オリンピックの話。
そもそも、この人の「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長」としての支持率はどのくらいなんでしょうか。もしかしたら当時の内閣支持率と同じ「9%」くらいでしょうか。
森会長の発言要旨 「真央ちゃん、見事にひっくり返りました」
産経新聞
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の、講演でのフィギュアスケートに関する発言要旨は次の通り。
「頑張ってくれと見ていましたけど(浅田)真央ちゃん、(SPで)見事にひっくり返りました。あの子、大事なときには必ず転ぶんですね」
「日本は団体戦に出なければよかった。アイスダンスは日本にできる人がいない。(キャシー・リード、クリス・リードの)兄弟はアメリカに住んでいるんですよ。(米国代表として)オリンピックに出る実力がなかったから、帰化させて日本の選手団として出している」
「浅田さんが(団体戦に)出れば、3回転半をできる女性はいないから、成功すれば3位になれるかもとの淡い気持ちで出した。それで、見事にひっくり返ってしまった」
「その傷が残っていたとすれば、ものすごくかわいそうな話。負けると分かっている団体戦に、浅田さんを出して恥をかかせることはなかった」
「転んだ心の傷が残っているから、自分の本番の時には、何としても転んではいけないとの気持ちが強く出たのだと思いますね。勢いが強すぎて転んでしまいました」
肩書きが肩書きなだけにこの時期、講演会とかに呼ばれるとどうしてもこの話になりがちでしょうけども、内容はどうあれ思ってるであろうことをそのまま言う事もないとは思いますがいかがでしょう。
この人の今の肩書きってのは東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長。少なからず各競技委員会・競技連盟に影響は与える地位。実務的にはお飾り的なもんなんだろうけど、あんまり発言的には宜しくないんじゃないかなと思いますよ。
ただ、フィギュアスケートと言う競技自体が、浅田真央選手におんぶに抱っこ状態だった事も否めない。競技と関係ないワイドショー的スキャダルもいくつかあったし。そんなのでオリンピックと言うプレッシャーに加えて、多々心労が重なってショートプログラムの結果になってしまったんじゃないか。
ボロボロの状態でもトリプルアクセルにこだわりを見せ、高みを目指そうとする姿にみんな心を打たれる。それはそれでいいとは思うけど、「飛びます」の発言に周囲からの期待がプレッシャーとなって加わり「飛ばなければいけない」と言う、競技とはまた別の「使命」になってしまったような。
それこそ浅田真央選手が、かつての谷口浩美選手みたいに「途中で、こけちゃいました(笑)」みたいなキャラクター(でもないか)だったら、もう少し違った発言も出てきたんだろうとは思いますが。
クロスカントリースキー男子15kmクラシカル。最下位の87位でゴールしたペルーのロベルト カルセレン選手。それでも最後は拍手で迎えられ、自国の国旗を手にゴールした。30分以上も経過してたにもかかわらず、優勝したダリオ・コロニャ選手はロベルト カルセレン選手がゴールするまで待ってた。久しぶりに「参加することに意義がある」オリンピックの本質を見ましたよ。
それがいつの間にか、無駄に商業主義に走り利権が絡み、競技や選手とは関係ない所がドロドロどろどろしてしまっている。いつの間にか「参加だけでは許されぬ空気」がどの競技を見ても漂ってる。
純粋に競技として楽しめなくなってる所はあるけど、選手は一生懸命やってます。こうやって公私を使い分けられない人が組織委員会のトップにいることが情けないっちゅうたら情けない。
もっともこの発言が、今後少なからずバッシングを受けるであろう、日本フィギュアスケート陣への矛先を自分に向ける為の策だとしたら「これはなかなか」と思えるんですが、そうもいかんだろうなぁ。
その前に浅田真央選手って、そんなに「大事なときには必ず転」んでましたかね?
そしてこの発言。
「日本は団体戦に出なければよかった。アイスダンスは日本にできる人がいない。(キャシー・リード、クリス・リードの)兄弟はアメリカに住んでいるんですよ。(米国代表として)オリンピックに出る実力がなかったから、帰化させて日本の選手団として出している」
いくらおバカな私でも、この姉弟のお母さんが日本人で、ニコライ・モロゾフコーチの勧めで、日米の二重国籍から日本国籍を選択した事程度は知ってます。さすがに住所までは知りませんが。
こんな事を言うたら怒られるかも知れんけど、興味があろうとなかろうと、その人に関して発言するのであれば、必要最小限の、せめて出自程度は知っておいた方がいいと思うのは私だけではない筈。
つかこの発言、御本人らが聞かれたらどう思われるかな。そもそもそれが問題ですよ。「帰化させて」って、まるで自分がやったような言い草。それこそ「わしが育てた」みたいな感じ。
とにかく、何かいろいろと残念だなぁ。自分の肩書きがどれだけの影響を及ぼすものかわかってるんだろうか。即なくともこの先6年間、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」のスポークスマンを果たしていかなならん立場にある、と言うのは自覚出来てるんでしょうか。
この人が長洲未来を見たら「何でアメリカ人なんだ?」とか言いそうな。
しかしこう言う話を、簡単に表沙汰になるような「講演会」でやっちゃう所に、この人の馬鹿さ加減が見え隠れします。だから首相にもなれたんだろうし、今の地位にも就けたんだろうな、とも。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
そもそも、この人の「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長」としての支持率はどのくらいなんでしょうか。もしかしたら当時の内閣支持率と同じ「9%」くらいでしょうか。
森会長の発言要旨 「真央ちゃん、見事にひっくり返りました」
産経新聞
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の、講演でのフィギュアスケートに関する発言要旨は次の通り。
「頑張ってくれと見ていましたけど(浅田)真央ちゃん、(SPで)見事にひっくり返りました。あの子、大事なときには必ず転ぶんですね」
「日本は団体戦に出なければよかった。アイスダンスは日本にできる人がいない。(キャシー・リード、クリス・リードの)兄弟はアメリカに住んでいるんですよ。(米国代表として)オリンピックに出る実力がなかったから、帰化させて日本の選手団として出している」
「浅田さんが(団体戦に)出れば、3回転半をできる女性はいないから、成功すれば3位になれるかもとの淡い気持ちで出した。それで、見事にひっくり返ってしまった」
「その傷が残っていたとすれば、ものすごくかわいそうな話。負けると分かっている団体戦に、浅田さんを出して恥をかかせることはなかった」
「転んだ心の傷が残っているから、自分の本番の時には、何としても転んではいけないとの気持ちが強く出たのだと思いますね。勢いが強すぎて転んでしまいました」
肩書きが肩書きなだけにこの時期、講演会とかに呼ばれるとどうしてもこの話になりがちでしょうけども、内容はどうあれ思ってるであろうことをそのまま言う事もないとは思いますがいかがでしょう。
この人の今の肩書きってのは東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長。少なからず各競技委員会・競技連盟に影響は与える地位。実務的にはお飾り的なもんなんだろうけど、あんまり発言的には宜しくないんじゃないかなと思いますよ。
ただ、フィギュアスケートと言う競技自体が、浅田真央選手におんぶに抱っこ状態だった事も否めない。競技と関係ないワイドショー的スキャダルもいくつかあったし。そんなのでオリンピックと言うプレッシャーに加えて、多々心労が重なってショートプログラムの結果になってしまったんじゃないか。
ボロボロの状態でもトリプルアクセルにこだわりを見せ、高みを目指そうとする姿にみんな心を打たれる。それはそれでいいとは思うけど、「飛びます」の発言に周囲からの期待がプレッシャーとなって加わり「飛ばなければいけない」と言う、競技とはまた別の「使命」になってしまったような。
それこそ浅田真央選手が、かつての谷口浩美選手みたいに「途中で、こけちゃいました(笑)」みたいなキャラクター(でもないか)だったら、もう少し違った発言も出てきたんだろうとは思いますが。
クロスカントリースキー男子15kmクラシカル。最下位の87位でゴールしたペルーのロベルト カルセレン選手。それでも最後は拍手で迎えられ、自国の国旗を手にゴールした。30分以上も経過してたにもかかわらず、優勝したダリオ・コロニャ選手はロベルト カルセレン選手がゴールするまで待ってた。久しぶりに「参加することに意義がある」オリンピックの本質を見ましたよ。
それがいつの間にか、無駄に商業主義に走り利権が絡み、競技や選手とは関係ない所がドロドロどろどろしてしまっている。いつの間にか「参加だけでは許されぬ空気」がどの競技を見ても漂ってる。
純粋に競技として楽しめなくなってる所はあるけど、選手は一生懸命やってます。こうやって公私を使い分けられない人が組織委員会のトップにいることが情けないっちゅうたら情けない。
もっともこの発言が、今後少なからずバッシングを受けるであろう、日本フィギュアスケート陣への矛先を自分に向ける為の策だとしたら「これはなかなか」と思えるんですが、そうもいかんだろうなぁ。
その前に浅田真央選手って、そんなに「大事なときには必ず転」んでましたかね?
そしてこの発言。
「日本は団体戦に出なければよかった。アイスダンスは日本にできる人がいない。(キャシー・リード、クリス・リードの)兄弟はアメリカに住んでいるんですよ。(米国代表として)オリンピックに出る実力がなかったから、帰化させて日本の選手団として出している」
いくらおバカな私でも、この姉弟のお母さんが日本人で、ニコライ・モロゾフコーチの勧めで、日米の二重国籍から日本国籍を選択した事程度は知ってます。さすがに住所までは知りませんが。
こんな事を言うたら怒られるかも知れんけど、興味があろうとなかろうと、その人に関して発言するのであれば、必要最小限の、せめて出自程度は知っておいた方がいいと思うのは私だけではない筈。
つかこの発言、御本人らが聞かれたらどう思われるかな。そもそもそれが問題ですよ。「帰化させて」って、まるで自分がやったような言い草。それこそ「わしが育てた」みたいな感じ。
とにかく、何かいろいろと残念だなぁ。自分の肩書きがどれだけの影響を及ぼすものかわかってるんだろうか。即なくともこの先6年間、「東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会」のスポークスマンを果たしていかなならん立場にある、と言うのは自覚出来てるんでしょうか。
この人が長洲未来を見たら「何でアメリカ人なんだ?」とか言いそうな。
しかしこう言う話を、簡単に表沙汰になるような「講演会」でやっちゃう所に、この人の馬鹿さ加減が見え隠れします。だから首相にもなれたんだろうし、今の地位にも就けたんだろうな、とも。
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2014.02.21 / Top↑
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