社会人野球:ワイテックが廃部
毎日新聞 2013年10月15日

社会人野球のワイテック(広島県海田町)が15日、日本野球連盟の県連盟に廃部届を出した。山本鋼材として1970年に創部。都市対抗、日本選手権の2大大会への出場はならなかった。「会社活性化のために作られた野球部は一定の役割を終えた」としている。



三菱重工三原 今夏の都市対抗限りで解散へ
毎日新聞 2014年2月14日

社会人野球の三菱重工三原(広島県三原市)は13日、今夏の都市対抗野球大会限りでの解散を決めた。日本野球連盟県連盟総会で報告した。1946年創部で、都市対抗は5回、日本選手権は2回出場。出身のプロ選手に簑田浩二(元阪急、巨人)らがいる。2001年からクラブチームとして活動を続けていたが、部員確保が難しくなった。



昨年10月に上記記事、ワイテックが廃部になった話は少し前に引用しましたが、今度は三菱重工三原硬式野球部が「解散」することとなりました。

この時期、NPBの試合日程もひと通り発表が終わり、あとは社会人チームとの練習試合なりの日程を漁るべく、強豪チームの公式サイトのスケジュールを見るのが半ば日課になっています。プロチームの公式発表の方が遅かったりもしますんで、こっちの方が早いかな、とも。

三菱重工広島の方は、強化合宿なり練習試合なりの日程がこまめに入っているんですが、三菱重工三原に関してはスケジュールは全くの白紙の状態。3月下旬に行われる第62回JABA松本滝蔵旗野球大会の参加は決まってますが、8月に行われるJABA広島大会にも参加予定がない。

廃部になったワイテックの代わりにJR西日本硬式野球部が参加するのはまだ理解出来るんですが、毎年参加している三菱重工三原の名前が無い。その代わりに参加するのが光シーガルズ。

「何かあるのかな」と思ってたら「解散」の報。


「部員確保が難しくなった」ってのはやはり切実。歴史あるチームとは言え、ちょっと東に行けば、と言うか同じ「備三地区」にはJFE西日本野球部がある。山を越えて安芸地区には、三菱重工広島製作所がある。三原と言う土地に魅力がないわけではないんでしょうけど、多少不利に働いたか。

一時は「三菱三原硬式野球クラブ」と、クラブチームになってしまってましたが、2009年に晴れて「三菱重工三原」と企業チームに復帰、とまぁここまでは良かったように見えるんですけどね。

廃部・解散ともなると、系列の野球部(言わば広島製作所やら横浜製作所)に移籍(転勤)する選手が出てくるかも知れませんが、出来ることなら野球を続けていただきたいものです。

ただ、またクラブチームから再出発、って手段もあるんですよね。

日産自動車九州硬式野球部の無期限休部に伴って発足した苅田ビクトリーズベースボールクラブ、新日鉄光硬式野球部廃部に伴って発足した光シーガルズ、新日本製鐵室蘭硬式野球部休部に伴い発足した室蘭シャークス(現在は新日鐵住金室蘭シャークス)などなど。

一旦クラブチームになったり、広域複合企業チームになったりと、存続しする手段は多々あります。その最たるものが、昨年の全日本選手権を制した新日鐵住金かずさマジックなんですが。


存続への道、ないのかな。


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2014.02.19 / Top↑
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