春季キャンプも中盤戦。ぼちぼち紅白戦どころか練習試合も始まりそうな勢い、ではあります。16日には石垣島で今シーズン初のオープン戦が行われ、色々と新聞記事も慌ただしくなってきます。

とは言うものの、まだまだネタとしては少ないので、この時期は暇さえあればNPB12球団のみならず、四国アイランドリーグやら北信越BCリーグ、社会人硬式野球部のサイトから、各地方新聞のスポーツコーナーやらで、練習し合いやら何やらの情報を仕入れようとしてます。

もちろんその中には、ちょっと遅れて見つけるものもありますが。

で、昨シーズン限りで横浜DeNAベイスターズを退団したアレックス・ラミレス選手が、驚きビックリ、群馬ダイヤモンドペガサスに入団する事になりました。



ラミレスがペガサス入団 上毛新聞社

(前略)

ベネズエラ出身のラミレスは2001年、ヤクルトに入団。03年に打点王、本塁打王、ベストナインなどに輝いた、試合中にコミカルなパフォーマンスを披露する姿も人気を呼び「ラミちゃん」の愛称で親しまれた。

07年には外国人選手史上初のシーズン200安打を達成。08年い巨人へ移籍し、4番に定着した09年には初の首位打者を獲得した。12年からDeNAに所属していたが、昨年戦力外通告を受け退団、次の移籍先を探していた。

ペガサスにベネズエラ出身が多い関係から、ラミレスの代理人を通じ移籍話が浮上。BCリーグでプレーしながらNPB復帰を目指したいラミレス側と、チームの活性化を図りたい球団の思惑が一致した。またラミレスの住居や経営する移植店が都内にあることから、BCリーグ内でも東京に近い群馬のチームを選んだという。

ペガサスの糸井丈之会長は「ラミレスの入団で打撃力を向上させたい。NPBで培ったプロ意識を若手にも還元してもらえれば」と期待を寄せている。

ホーム戦ではラミレスを主体としたイベントの開催も予定しており、集客アップを図る。復活を懸け、群馬を新天地に選んだラミレス人ペガサスの救世主として期待がかかる。



「どこのラミレスだよ」と思ったら、あのラミレスでした、と言うオチ(笑)。

群馬県とベネズエラ、ひいては中南米と言えば、太田市にスバル富士重工業群馬製作所本工場があり、ブラジル人の方々大奥生活しているとか。太田市の隣、邑楽郡大泉町には「ブラジルタウン」があり、「大泉カルナバル」と称したサンバカーニバルも行われているそうで。

で、群馬ダイヤモンドペガサス。

最近ではバファローズにいたフランシスコ・カラバイヨ(昨年再びダイヤモンドペガサスへ)や、昨年まで阪神タイガースにいたロバート・ザラテらの名前が「産出外国人選手」として挙がります。

ここ数年来、NPBから戦力外通告もしくは退団を余儀なくされた選手の受け皿的存在として、独立リーグ、特に北信越BCリーグの存在感がかなり大きくなっているような気もします。

現在のBCリーグ各チームにも、NPB経験者が日本人選手、外国次選手を問わず在籍しています。

信濃グランセローズには大塚晶文(監督兼投手)、元バファローズの甲斐拓哉、新潟アルビレックスBCには青木智史(元カープ)、石川ミリオンスターズには木田優夫(ゼネラルマネージャー兼投手)森慎二(監督兼投手)、富山サンダーバーズには野原祐也(元タイガース・コーチ兼任外野手)福井ミラクルエレファンツには、元カープの育成選手松田翔太、などなど。

過去の履歴等を調べても、育成選手でドラフト指名されたり、て下位ながらも本指名を受ける選手もボチボチ出てきています。ただいずれも、まだ一軍でバリバリ、というわけではないですが。

アレックス・ラミレスみたいに、一時的に在籍して、再びNPBへ、と言う経歴を辿った選手としてはまず正田樹が挙げられますが、けっして「もう一度花を」とまではいきませんでした。ただ、例としてシーズン途中でBCリーグからNPBへ、と言うのはいくつかありますからね。

しかしながら、名球会入りまでした選手が「独立リーグでもう一度」ってのは高津臣吾以来。

年俸ってどうなるんでしょうかね、と突っ込みたいところではありますが、おそらく彼の頭の中では「年俸云々よりもまず現役選手で野球を続けること」が大前提なんでしょう。そして記事中にもあるように、現役続行の意思があることを独立リーグチームにも伝えた代理人氏の手腕と言うか。そして「群馬に行く」と決めたアレックス・ラミレスの「野望」のたまもの、なのかな。

今シーズンもNPB12球団に「新外国人選手」が多数来日してますが、もしかしたらその「新外国人選手」が全く使えなかった、もしくは諸事情で退団を余儀なくされた、と言う時の為に、それこそ「満を持する為」「雌伏の時を過ごす為」の独立リーグ入りなのかも知れません。

ましてやアレックス・ラミレスは既に外国人選手の枠を外れての日本人選手扱い。外国人選手枠に囚われる事なく起用が出来る筈。ただ日本人選手(扱い)がシーズン途中で入団、となると手続きはどうなるんでしょうか、と言う疑問も起きてきますが、これだけは結果が出ないと分かりません。

退団の形式としては「自由契約」なので、NPBもよそのチームに入団する上での障害は何一つありませんが、見た目「復帰」ともなるとどう言うワザが駆使されるのか見てみたい気もします。

住居その他を考慮しての群馬入り。都内から高崎市内までは新幹線で1時間弱。高崎市内ばっかりで試合があるわけではないですが、いざとなったら1時間そこそこで家にも帰れます(笑)。

そして、スワローズ末期からジャイアンツ、ベイスターズでの活躍を見る限り、外野守備ははっきり言って心許ない。シーズン途中で指名打者制のあるパ・リーグ、西武ライオンズやら千葉ロッテマリーンズあたりでのNPB復帰を見据えているのかも知れません。

ライオンズ入団に関しては、飛ばしレベルで一時新聞記事にもなりましたが、ライオンズの支配下登録選手は現在65人。育成選手は4人。育成選手を全員支配下登録しても一人分余裕があります。もしかしたらライオンズあたりが後ろで何かと操作してるのかも、などと。

さて、赤城おろしとともにNPB復帰があり得るのかどうか。


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2014.02.14 / Top↑
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