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月日が経つのは早いもので、もう19回目。こんな事に「○回目」と使うのはどうかと思いますが。

東日本大震災が起こってから、地震その他に関する情報、と言うか用があるのかないのか分からないような知識が怒涛のように流されるようになりました。特に南海トラフに関する情報と言うか、南海トラフが引き起こすであろう地震と、それについてくる津波の被害に関する予報値の問題。

どこで誰が予測しているのかは分かりません。具体的に名前が出てくることはほとんどありませんが、予想されるたびに数値があがり、それこそ、最初の予想はなんだったのか、と言うくらいに被害を被る地域が広がっていってる。ただただ無駄に恐怖を煽ってるような感じもせんでもない。

被害予想の範囲を広げることによって、注意喚起してるつもりなんだろうけど、それに伴う避難準備、みたいなのは各自治体でなされているのか。「ここ危ないよ」というのは簡単だけども、「じゃあ何かあったらどうするの」みたいな堂々巡りが続いてるようにも思う。

とある番組でやってたけど、東京の品川駅・田町駅周辺が再開発されるとか。再開発の内容まではやってはなかったけど、この辺りの標高は2mから3m。それこそ東日本大震災レベルの津波が来たら一発でアウトのはず。それでも再開発予定地域内の住民に立ち退きをお願いしてるとか。

この辺りのつじつまの合わなさというか何と言うか。問題にされている、いずれは来るかも知れないなーと予想されている東南海地震での津波は、東京都港・江東・品川区などで、最大で2~3mのあくまでも予想。しかも、防潮堤や水門などで食い止められる、とも言ってるけど、実際そうだろうか。

岩手県田老町の、高さ10mの防潮堤があえなく破壊されている映像はショックでしたが、自然の驚異ってそんなもんなんですよ。何でもかんでも計算で済ませて「はい大丈夫」と言われたところで、誰にも信用されない。そんな名産をしてる暇があったら、緊急避難経路の確認をしたほうがいいし、食料やらその他、とまではいかんけど、当座の避難場所の確保くらいはしておく方がよっぽどいい。


それと、毎年気になってるのが「イルミネーション」。

いつ頃からですかね、あれだけどこもかしこも電球で明るく目立たすようにしたのは。

それこそイベントとして大々的に取り上げられるようになったのは「神戸ルミナリエ」が発祥のようにも思いますが、あれって最初は、余ってた資材を使用しての催し物だった。

それが全国に波及していった、のかどうかは分かりませんが、毎年11月くらいになると、○○イルミネーションと称して、どこもかしこもほとんどただの集客イベントになってしまっている。

それらを皆、神戸ルミナリエと繋げるにはあまりにも無理があります(東京ミレナリオには辟易しましたが)が、ただ電色で飾って人集めればいい、みたいなのが先走ってるようにも思える。

最近ではそれにぶら下がるように「イルミネーションデザイナー」とか「イルミネーションプロデューサー」なる職業(なのか?)もあるとかないとか。まぁこのあたりは「名乗った者勝ち」でしょうけど。

けど思うに、あれだけ「節電節電」と叫ばれてたのはなんだったのか。それこそ、喉元過ぎれば何とやら、なのか。最近では「LED照明使ってるから、エコだから、地球にやさしいから」などとこじつけて飾り立てもしてるけど、正直な話、街路樹に電球を吊るすのんって無用なんですよ。

LEDだろうかなんだろうか、電気を無駄に食ってることには代わりないんだから、撤去してしもうてもいいんですよね。無駄に電気を使ってることが、どこかの負担になることもありえる。

電気は貯められないものなんだし、一般家庭が何日も生活出来るだけのバッテリーの開発もまだ追いついてない。ならばいざという時に備えて、使わんでもいい電気は使わない、と言う考えをもっともっと徹底するべき。正直、スキー場のイルミネーションなんか無駄の境地じゃないですかね。

もっとも、平和な証拠、と言ってしまえばそれまでかも知れませんが、そんな平和な生活も、ちょっと地球がくしゃみをしただけで吹っ飛んでしまうんですよ。しょせんそんなもんだ。

色々着飾ったり、あちこち電飾で飾ったりするのもいいけども、ごく当たり前に飯を食い、ごく当たり前に怒り、笑い、泣く、と言うかそう言う事が出来てる生活を、もっともっとありがたく思わないと。

気の早い話ではありますが、来年で阪神・淡路大震災から20年。来年行われる神戸ルミナリエも20回目。観光地としての神戸市には、2012年に観光で訪れた人数が「神戸ポートピア博覧会」が開催された1981年(昭和56年)すらも上回ったとか。

要素はいろいろあるかと思いますが、企業からの協賛金の問題、周辺に出店される露店の問題などなど、規模が拡大するにつれて、そして年を追うごとに様々な問題が進出してきてます。

わざわざ設置されるイルミネーションよりも、ごく当たり前の神戸の人の生活の灯りで明るくなる方が、よっぽど神戸の街の未来のためになるんじゃないか、と思うのは決して間違いではないはず。

何だかんだ言いながらも来年、ひとつの節目を迎えようとしています。


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2014.01.17 / Top↑
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