投手の三塁への「偽投」は禁止に NHKスポーツニュース

野球でランナーを三塁に置いた場面でピッチャーがプレートを外さずに三塁に投げるふりをしてランナーをけん制することが、今シーズンから禁止されることになりました。

これは、プロ野球とアマチュア野球の担当者が10日都内で合同で開いた、野球のルールや規則について話し合う会議で決まりました。

それによりますと、ランナーを三塁に置いた場面でピッチャーがプレートを外さずに三塁に投げるふりをするけん制について、ボークかどうか判定が微妙な場合が多く、試合時間が長くなることにもつながるため今シーズンから禁止されることになりました。

現在は、主にランナー一塁三塁の場面で右ピッチャーが三塁に投げるふりをしてから一塁にけん制球を投げる場面が見られますが、今シーズンからは禁止され、もし行われた場合はボークとなります。

また、プロ野球で現在はホームラン判定の際だけに行われている「ビデオ判定」を、審判が必要と判断したときは外野フェンス際の打球でも行うことも決まりました。これで、フェンス際で外野手が打球を直接捕ったか、フェンスに当たってから捕球したか微妙な場合でも映像で確認できることになります。



どの記事を読もうか考えてたんですが、結局これになりました。

確かに「投げない牽制球」ってあんまり効果がないようにも思います。ランナーをそれこそ牽制してるんだろうけど、その前にランナーを出すなって話。ヒットで出たランナーならまだしも、フォアボールとかデッドボールとか、ピッチャーの制球が原因のランナーなんか、もうどうしようもないんだし。

そこで「フォアボール出しちゃった」ってな心境で牽制球なり、それらしい事をしても、相手ベンチに動揺を見透かされるだけだし、付け入るスキを与えるだけ。やっても無駄ですよ。

偽投するくらいなら、本気で牽制球でランナーを刺す練習、したほうがいいんじゃないか。見ててあれだけ痛快なもんはないですよ。カープで言えば横山竜士が上手だし、スコアラーに転身した岸本秀樹や、OBで言えば佐々岡真司あたりも牽制球は上手でした。皆あれくらいやらないと。

ランナーの動きを「牽制」するもんだから、手法はいろいろとあろうかと思いますが、それでアウトが一つ、稼げる可能性があるのなら、アウトを取りにかかったほうがいい。テレンコテレンコ投げるんか投げんのか分からんようなポーズを取られても「早う投げぇや!」につながりかねない。時間の無駄。

もっとも「時短」につながる事項ってのはもっとたくさんある。

バッターがほぼ一球ごとに、わざわざ打席を外すのもどうにかならんかね。何が不満なのか知らんが、いちいち打席を外して素振りを二度三度。そんなに素振りが足らんのやったら、ベンチ裏で死ぬほど振って来いって。わしらは球場に、選手の素振りを見に行ってるんじゃないんだ。

野球規則6.02にこういう項目がある。



■打者の義務
〔ペナルティ〕打者が本項に違反した際、投手が投球すれば、球審はその投球によってボールまたはストライクを宣告する。

【原注】打者は、思うままにバッタースボックスを出入りする自由は与えられていないから、打者がタイムを要求しないで、バッタースボックスをはずしたときに、ストライクゾーンに投球されれば、ストライクを宣告されてもやむを得ない。



かと言って、いちいちタイムを取られても困るし、ってんで球審は大目に見てるところもあるんだろうけど、その「大目」がだんだん「曖昧」になってきてる。もっと言えば「杜撰」ですよ。

キャッチャーがピッチャーにボールを返している間に、打席を外して素振りをするバッターも本当に多い。もっとひどいのが、ランナーがおる場面で、サインの確認だの何だので打席を外してるの。あれもかなり無駄な時間だと思う、サインが複雑になってるのも分かるけど、まずあれもどうにかならんか。

バッテリー間のサイン交換の時間の長さも気になる。打ち取りたいから、思案を重ねるのも良い事だとは思うけど、散々焦らされた挙げ句、サインが決まらんでプレートを外す」とか。ああ言うのも繰り返されるとさすがに辟易する。ボークを取れ、とまでは言わんけども、何らかの警告があってもいい。

そもそも、ランナーがいない時に、キャッチャーからピッチャーにボールが帰って来て、15秒以内に投げなければいけない「15秒ルール」ってのは本当に厳守されてきたのかすら疑問に思う。

時間を止めている、と言う意味で「デッドタイム 」と言う言葉が水球にあるそうですが、返球のほんの数秒の時間、バッテリー間のサイン交換の時間、いずれも試合時間から除外されているわけではない、つまりは違う意味での「デッドタイム」。それこそ「無駄な時間」ですよ。

あとはもうただただ「走ろう」。

どの守備位置であろうが、誰であろうがグラウンド内では全力疾走。ワールド・ベースボール・クラシックの時に、キューバ代表の話を書いたけど、監督であれコーチであれ、フィールド内にいる時くらいはしっかり走ろうよ。チンタラチンタラ走ってるのを見てるとたまにイライラしますよ(笑)。

スリーアウトを取って、ピンチを切り受けて、バッテリー間で話しておきたいこともあろうけども、そんなものはベンチに帰ってからでも充分出来よう。キャッチャーに打席が回るにしても、どうしてもその場で言っておかなければいかんようなこともなかろう。

いくらルールであれこれ決めても、現場にいる選手・監督・コーチが「自覚」を持たなければいけない。実際にユニフォームを着てる人間が動かなければ話にならない。


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2014.01.13 / Top↑
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