広島東洋カープ・松田元オーナー、4季連続の「厳命」です。



松田オーナーが開幕ダッシュ厳命 デイリースポーツ12月28日

広島・松田オーナーが来季の開幕ダッシュを厳命した。球団納めとなった27日、今季を振り返りながら「今年はAクラスに入ったことが重要。ここから上がっていってほしい」と話した。

そして「開幕ダッシュをしないと。4、5月で貯金10。それくらいの気持ちでやらないと上にはいけない」とゲキを飛ばした。

ちなみに2013年シーズン
松田オーナー初CSへ開幕ダッシュ厳命
デイリースポーツ2013年1月16日

広島の松田元オーナー(61)が15日、シーズンのスタートダッシュを厳命した。22年ぶりの優勝や初のCS進出のためには、“先行逃げ切り策”しかないと断言。開幕からの9試合を6勝3敗で乗り切り、6月中旬までには貯金を「10」にすることをノルマに設定した。(以下省略)

2012年シーズン
広島オーナー 開幕ダッシュと貯金10厳命
スポニチ 2012年1月6日

広島は松田元オーナーが開幕ダッシュと交流戦までの貯金10を厳命した。

野村政権3年目の今季。2位に躍進した昨季のヤクルトを例に挙げ「弱かったチームは開幕ダッシュし、交流戦が終わるまでに10に持っていき、粘るしかない」。開幕は3月30日からの中日3連戦(ナゴヤドーム)で、4月3日からの巨人3連戦を本拠地開幕を迎える。いずれも難敵だが「戦力ダウンした中日を先に叩き、地元で巨人をどれだけ叩くか。出足をくじかないといけない」と力強く言った。

2011年シーズン
広島松田オーナー「開幕ダッシュ」厳命
日刊スポーツ 2010年12月28日

来季こそロケットスタートでV争い!! 広島が27日、広島市内の球団事務所で仕事納めした。松田元オーナー(59)は2011年の「開幕ダッシュ」を指令。今季はシーズン2戦目から7連敗を喫し、早々とペナントレースから脱落しただけに、同じ失敗は禁物だ。投手陣の奮闘による“貯金生活”を要望し、観客動員数でも、160~170万人到達を大目標に挙げた。(以下省略)



ちなみに2010年シーズンは「(野村謙二郎監督は)就任1年目なんだから、すべてが経験。最下位になってもいいぐらい」のシーズンだったので、残念ながら厳命はしてないようです(笑)。

ここまで同じようなことを毎年毎年言ってる球団幹部もそうそういてないと思います。しかもことごとくだだ滑りとか目も当てられない。野球をよく知ってるオーナー、とは言われてますけどね。

もっとも、開幕ダッシュを果たしたところで、4月5月で貯金10だのを作ったところで、それを維持する方が大変なんですよ。よく「あとは5割でもいい」と簡単に言うけども、個人競技じゃないんだから、相手がいるスポーツなんだから「5割でいい」どころか「貯金10」なんざ簡単なことではない。

ゴルフで言うところの「パーセーブ」でいい、と思ってる頃に、すでに首位は独走状態、ってのもよくある。今シーズンが特にそうだった。5割すら満足に維持出来ないチームが続出、そんな中ジャイアンツは雲の上みたいな存在。ペナントレースとは名ばかりの、ただの3位決定戦。

例年のカープって、前半がいいか後半がいいか、極端なチームになってしまってる。それこそ昔のパシフィックリーグみたいな「前期後期制」であれば、どこかでシーズン制覇の目もあったろうとは思いますけど(今のクライマックスシリーズを考えるなら、こっちの方がいい、とも考えます)。

開幕ダッシュが動向もいいけども、チームの調子に波を作らないチーム作りが求められます。

昨年まであった「先発ピッチャーにいいのんが出てきませんでした、残ったピッチャーの感覚を詰めました、結果みな潰れてしまいました」ではお話にならない。今シーズン後半は、キラ・カアイフエとブラッド・エルドレッドの打棒で、何とか勝ってきたけどの、先発ピッチャー起用は昨年と何ら変化ない。

第一コーナーめがけてダッシュするか、第四コーナーから追い込みをかけるか、どっちが得策なのかは分からんけども、シーズン通して安定した数字を残せる選手なんかそうそういない。カープの先発ピッチャーで言えば、それこそ前田健太、野村祐輔、ブライアン・バリントンの3人しかいない。

その3人ですらも人間。どんなアクシデントに見舞われるか分からない。そんな時の為に、先発ピッチャーは10人でも15人でも用意しとけばいい、用意しておいて損はない。

ここ暫らくの二軍でよくあったのが「リリーフピッチャーは打者の左右関係なく対処出来るように」名目で先発を任される事があったけど、一軍に上がったらワンポイントでしか使ってもらえないんだから、こんな制度はやめてしまっていい。ただでさえ試合間隔があくことが多いんだから無駄ですよ。

むしろ二軍で先発6イニングさせて結果を出したなら、そのまま先発で使えって。先発ピッチャーの間隔を空けれることに越したことはないし、その分リリーフピッチャーへの負担も減るんだし。

つかどうしてもピッチャーの話になってしまうのは何でか、自分でも分からんのですが(笑)。

15勝投手はチームに1人か2人しか出てこないし、それくらいしかおらんだろうけど、6~8勝させようと思えばできるピッチャーはうちにはたくさん居てるはず。その彼らに常にいい準備をさせるためにも、一軍であろうが二軍であろうが、先発を任したら長いイニングを投げさせるべきなんだ。

たまたま打線が爆発して勝てることもあろうし、相手がさっぱり打てんで6回2失点で勝ち投手が転がり込んでくるかも知れない。転がり込んで、は語弊があるかも知れんけど、それはそれで選手の自信にもなるし、チームの白星にもなる。勝てば気分が悪いはずもないだろうし。

とにかく投にしろ打にしろ、そして一軍であれ二軍であれ、常に選手が「いつでも試合に出場できるような状態」に¥であるべき、これにはそれこそ「考えた練習」しかないと思いますよ。


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2013.12.31 / Top↑
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