
合宿6日 すそ野広げ質向上狙う
日本野球機構(NPB)が設立した審判学校「アンパイア・スクール」が開講し、18日からさいたま市内で講習会が開かれた。プロ野球審判員を養成する、初の本格的なプログラムだ。
スクールにはプロを目指すアマチュア審判員など、10歳代から50歳代までの52人(女性1人を含む)が参加。日米のプロ審判員が講師を務め位置取りや判定のコールの実技、夜間のルール講習など6日間お合宿形式で行われた。
NPB審判員採用は従来、欠員が出たときに一般公募やアマチュアからの抜てきなどで行われてきたが、今後はすそ野からトップまでの一貫した育成システムの流れの中に位置づけられる。すでに制度が確立りしている米国では、マイナーから始めて最終的にメジャーにはい上がれる人数の割合は5%にも満たない。日本も野球先進国を手本に「すそ野が広いほど審判の質が上がって試合の質も高まる(NPB関係者)との期待を込めている。
佛教大4年の岩谷勇一郎さんは大学2部リーグで審判をしているが、「基本に忠実にというところはアマもプロも一緒だが、プロはそこを突き詰めていて、すごい」と感想を語る。修了者の中で優秀と認められれば、来春の12球団キャンプを経て正審判員への道が開かれる。
さすがにこれは「応募しようか」とは軽く思いましたが(笑)。
とは言うものの、記事中には50歳代の方も参加されてる、とありますが、ぶっちゃけ「完全ど素人」おn出て行く場でもなかろうな、と。プロ野球の入打テストならそれこそ「記念」の人もいてますが、プロ野球の審判ともなると、安易な考えで出て行くもんでもないでしょうしね。
それよりも何よりも、とにかく人数は増やしていただきたいものですよ。
いつぞやの「ウエスタンリーグ公式戦」で、セカンドとサードの審判がいない。そして何故かウインドブレーカーみたいなのを着た人が二人立ってる。相手チームの球団スタッフ、だったんですな。
球審・一塁・三塁と、3人しかいてないのはウエスタンリーグ公式戦でもごく当たり前に見ますが、プロ審判員が2人しかいないってのは初めて見ました。と言うか、生活のかかってる場で、審判がろくにいてないってのもどうかな、とは思いますけどね。練習試合や紅白戦じゃあるまいし。
昨年撮影して編集した、たった13秒の動画。ホントあっという間の動画ですが、この中にも現在の「プロ野球審判」の抱える問題がたくさん含まれているようにも思います。
この日の球審が誰かは記録してないのでアレですが、キャッチャーは石原慶幸。キャッチャーがハーフスイングの判定を三塁塁審に求める場面はよく見られますが、本来これはやっちゃいかん事、のはず。ストライクかボールか、スイングかそうでないかは球審が判定するんだし。
そもそもこれを誰がやりだしたのかは分かりませんが、ぶっちゃけ一軍であろうが二軍であろうが常態化してしまってる。下手したら高校野球でも見かける。何のつもりかは知りませんが。ちなみに個人的には「肩が入ったら負け」と思ってます。その時点で手首も動かないわけがないんだし。
特にこの試合は、キャッチャーが、一軍経験の多い石原慶幸だから「慣例」として三塁塁審にリクエストしたんだろうけど、残念ながらこの場面、ファーストにランナーがおるから、内野ゴロフォースアウトに備えて、三塁塁審はセカンドベースの前にいる。だから三塁を指しても誰もいないのは当たり前。
そして球審も困ったことに、バッターのほぼ真正面にいる審判にハーフスイングの判定を求めてる。確認なんだろうけど、こんな位置でバットが回ったか回ってないか、なんざ判定出来るわけがない。むしろ、何を思ってセカンドの前にいる三塁塁審に聞いたのか。
これって、キャリアの長短に関係なく、日頃から選手が審判に対して不信感を抱いてる。のと同時に、普段から審判が自分のジャッジに対して自信を持ってない証拠、のようにも思える。
そのストライク、そのアウトで、選手の生活が大きく左右される事もある。緊張感もあろうけど、審判もそれで糊口している以上は、アウトならアウト、ストライクならストライクと毅然たる態度でジャッジを下して欲しいんです。そのほうが見てる方も気持ちいい。いちいち抗議されてるようでは心許ない。
よく「審判は石ころ扱い」みたいな表記を見ますが、その石ころは、試合進行に大きく関わってくる、どころか試合進行お腹で重要なポジションを占めてる。もっと言えば「プロの石ころ」。
ストライクコールのポーズが個性的なのもいいけど、まず大きな声ではっきりと「ストライク、ボール」のコールを。そして球場のどの位置から誰が見ても判定が分かるコールのポーズを希望します。
イニングの表裏、試合中はグラウンドに出ずっぱりで大変だとは思いますが、試合の中では一番目立つ存在でもあるともいます。ルールは分からなければ後からでも確認出来ますが、アウトやセーフ、ストライクやボールは後から判定、というわけにはいきません。
ルール丸暗記もいいですが、それと同時に「選毅然たる態度」も忘れて欲しくないです。
それと、揉め事の元になりますから、投げられたボールが、バットに当たった音なのか、肘のレガースに当たった音なのか、くらいはグラウンドに立つまでに聞き分けられるようになってくださいね。
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2013.12.26 / Top↑
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