読売新聞大阪本社には、先日の夕刊の大瀬良大地に関する記事を書いたZ氏と、以前からカープ記事を書いておられるM氏と2人「カープ担当」がおられるものと推測されます(笑)。
実際の所は分かりませんが、このおふた方のお陰で、シーズンオフも、読売新聞購読にもかかわらず、比較的カープネタには困らずにいます。特に、誰某が何処其処の番組に出た、とかに興味のない(と言うか今シーズンのは足を聞いてもあまり面白くないし)私にとってはありがたいことです。

球景2013
広島旋風 敵地も赤く
球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出を果たした広島。その快進撃とともにクローズアップされたのが、ファンの熱烈な応援ぶりだった。阪神とのCSファーストステージでは、甲子園球場の三塁側アルプス席から左翼席にかけて広島ファンで赤く染まるなど、本拠地以外でもその姿は多く見られた。
今季に限らず、もともと広島ファンは関東などにも多かった。テレビでも「カープ芸人」の企画や、若い女性ファンに焦点を当てた「カープ女子」の特集が組まれるなど注目を集めた。巨人の大塚淳弘・営業企画部長は「広島ファンが増えていのは、パッと見た限りでも間違いない」と話し、ヤクルトの黒石誠治・営業部課長も「確かによく入った」と振り返った。
球団も関東のファンクラブ向けに、神宮球場と横浜スタジアムで山崎隆造氏ら球団OBの生解説付きの観戦を実施するなど、ファンサービスに努めた。広島の山口康弘・営業企画課長は「個人的には広島出身の人が里心で応援しているのかと思っていたが、カープの戦い方に共感していただいているのかなと思う」と話すように、広島出身者以外にも応援の輪は広がっていると感じている。
そんなビジター球場での盛り上がりの一方で、本拠地マツダスタジアムの観客動員は苦戦している。今季の主催試合の観客動員数(地方開催2試合を含む)は、156万6698人と、昨年から2万4000人程度減少。同スタジアム初年度の2009年と比べると約30万人も落ち込んでいる。山口課長は「ビジターが増えて嬉しいし、ありがたいが、関東のファンを呼び込む企画も考えたい。ブームで終わらせないようにしたい」と本拠地での観客動員に直結させたい考えを明かす。
巨人の大塚部長は「将来の野球界の発展を考えても、地方での主催試合やビジターで観客を増やすことは大切。広島の姿勢は非常に参考になるし、巨人軍としても一層、強く取り組んでいかなければならないと思う」。ファン層のさらなる拡大と言う課題へ、広島旋風にはヒントが隠されている。
実際、マツダスタジアムが開場して以来、どこかの席を、何かの形でいじってたりします。レフト上段の席はいつの間にかテーブルと椅子が並んでたり。あんな遠い吹きさらしの席で、テーブルと椅子もなかろうよ、とは思いますが、今シーズンの回転率はどうだったんでしょうかね。
この辺を見る限りでも、球団関係者はそれこそ広島市が、とにかくお客さんを飽きさせぬよう、と言う工夫と試行錯誤を重ねているように思えます。特に(相方に聞いたんですが)広島の人は熱しやすく冷めやすいと言う事で、色々知恵を絞ってるんでしょうが、肝心要のカープの成績がいただけない。
どこの記事を見ても、クライマックスシリーズ「進出」。勝ち取ったような表現にはなっていますが、実際よそが落ちてきただけのクライマックスシリーズ、レギュラーシーズンマイナス3で出て行ったのはいいけれど、そして落ち目のタイガースを叩いたまでは良かったけど、ジャイアンツには案の定。
来シーズンはある程度の期待を込めて、それなりに観客動員の増加は見られるかも知れんけど、途中から失速、てな事になると「やっぱりな」と手のひらを返される可能性もある。勝つ可能性もあるんだろうけど、今の所を見ると補強らしい補強もしてない。これでいいのかな。
「ファンサービスを」とカープ球団は躍起になってるみたいだけど、結局ファンが見に行くのは「カープが勝つところ」なのであって、負け続きではおは足にならない。特に親会社のないかーぷにとっては、公式戦そのものが商品なのであって、その商品がどうしょうもなければお客さんは来ない。
事ある毎に「関東が、関東が」とよく言われる。確かに神宮球場や横浜スタジアムのレフトスタンドはよく入ってる。ただそれは相手球団の観客動員数に反映されるし、売上も相手球団のものになる。球界のためにはなるだろうけど、表現はまずいかもしれませんが、カープのためにはならない。
マツダスタジアムでの企画も考えておられるようですが、とにかく「試合で勝たないと」お客さんは来てもらえないし。「○○面白かったね」「けど試合、負けたよね」では話にならんし、いつまでも、マツダスタジアムでの観戦を「遠征」と言われるし、マツダスタジアムを「聖地」と言う人も減らない。
※ちなみにこの表現、私は大嫌いです、マツダスタジアムは広島東洋カープの本拠地なんだし。
とにかくレギュラーシーズン、よそでお客さんが増えてもしゃーないし、ファンクラブがどうこう言われても、結局そのファンクラブ自体に人数制限を設けておるようでは(この理由で入会しないのもあります)先行き行き詰まるだけだし、ここ数年で増えたであろうファンを、まずは定着させる事が先決。
「カープ女子」なるワケの分からない言葉が巷に流れ出し、それに乗ったテレビ局が「カープ芸人」なるものを推しだした。「ブームで終わらせないようにしたい」とは言っても、そんなメディア戦略に乗せられてしまっては元も子もない。むしろ乗ってはいかんとすら思う。
数日前、マクドナルドの経常利益が大幅に減った、みたいな記事を読んだ。その中で気になった文章。「これ以外の定番メニューは全体的によくなかった」。手を替え品を替え、メニューを変え接客の仕方を替え「その時々のお客様のニーズに合わせて」来たつもりなんだろうけど、結局は失敗。
まずしなければいかん事って、まず自分達の商品がいかに素晴らしいかを、お客さんに伝えるのを忘れてる。その結果が「定番メニューが良くなかった」んだから、まずは根本を見直すべきなんですよ。そうそうマクドに行くわけじゃないから、アレコレ言うのも何ですけど。
カープもそうだと思います。いろいろ観戦メニューだの、ファンクラブ特典だの考えても、チームが勝たなければ誰もお金は落としてくれない。株式会社広島東洋カープは、株式会社であると同時に、野球チーム運営会社だと思う。だから野球で強くならないと何やっても「迷走」の域を出ない。
企画云々もいいけど、まずチームを強くしないとダメ。カープは広告代理店でもないし、イベント企画会社でもない。だからと言って「チームを維持さえしてればお客さんは来てくれる」わけでもない。オーナーが松田元に代わってから、これらの項目だけが独り歩きしてる。もっとも、松田元もアレなんですが。
今年からファンになりました、20年来のファンです、初優勝からのファンです、球団が出来た頃からのファンです。形はいろいろあろうけども、皆カープファンであることに変わりはない。それぞれのファンの、カープへの思い入れはいろいろあるし、どれもこれもお互い否定し合うものではない。
ただみんなが思っていることは「試合に勝つカープが見たい」んだ。弱いから応援する、みたいな理由でカープファンになった人も少なからずおるけども、そんな哀れみに頼ってても、チームが勝たない限りそう言う人は、カープの良さを見いだせないまま他のチームに「移籍」してしまうだろう。
まず試合に勝とうよ。シーズンを勝って終わろうよ。プラスで終わろうよ。優勝しようよ。
ここ数年、どっかで聞いたことあるようなキャッチフレーズばっかりになってるけど、シーズンを勝って終わらない限り、ただの言葉遊びにしかならない。いっその事「勝つ!」だけでもいいんですよ。
そして、勝たないとお客さんは来てくれません。現場にいるユニフォーム組全員が野球チーム・広島東洋カープの選手、監督、コーチその他であり、全員が株式会社広島東洋カープの営業社員なんだ。自分で自分を高め、最高のパフォーマンスを発揮させる事が、チームの成績につながるんだから。
そして「カープはマツダスタジアムで見たい」と、誰しもが思わせるようなチームにならないと。「広島は 遠きにありて 思ふもの」ではないんですからね。
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実際の所は分かりませんが、このおふた方のお陰で、シーズンオフも、読売新聞購読にもかかわらず、比較的カープネタには困らずにいます。特に、誰某が何処其処の番組に出た、とかに興味のない(と言うか今シーズンのは足を聞いてもあまり面白くないし)私にとってはありがたいことです。

広島旋風 敵地も赤く
球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出を果たした広島。その快進撃とともにクローズアップされたのが、ファンの熱烈な応援ぶりだった。阪神とのCSファーストステージでは、甲子園球場の三塁側アルプス席から左翼席にかけて広島ファンで赤く染まるなど、本拠地以外でもその姿は多く見られた。
今季に限らず、もともと広島ファンは関東などにも多かった。テレビでも「カープ芸人」の企画や、若い女性ファンに焦点を当てた「カープ女子」の特集が組まれるなど注目を集めた。巨人の大塚淳弘・営業企画部長は「広島ファンが増えていのは、パッと見た限りでも間違いない」と話し、ヤクルトの黒石誠治・営業部課長も「確かによく入った」と振り返った。
球団も関東のファンクラブ向けに、神宮球場と横浜スタジアムで山崎隆造氏ら球団OBの生解説付きの観戦を実施するなど、ファンサービスに努めた。広島の山口康弘・営業企画課長は「個人的には広島出身の人が里心で応援しているのかと思っていたが、カープの戦い方に共感していただいているのかなと思う」と話すように、広島出身者以外にも応援の輪は広がっていると感じている。
そんなビジター球場での盛り上がりの一方で、本拠地マツダスタジアムの観客動員は苦戦している。今季の主催試合の観客動員数(地方開催2試合を含む)は、156万6698人と、昨年から2万4000人程度減少。同スタジアム初年度の2009年と比べると約30万人も落ち込んでいる。山口課長は「ビジターが増えて嬉しいし、ありがたいが、関東のファンを呼び込む企画も考えたい。ブームで終わらせないようにしたい」と本拠地での観客動員に直結させたい考えを明かす。
巨人の大塚部長は「将来の野球界の発展を考えても、地方での主催試合やビジターで観客を増やすことは大切。広島の姿勢は非常に参考になるし、巨人軍としても一層、強く取り組んでいかなければならないと思う」。ファン層のさらなる拡大と言う課題へ、広島旋風にはヒントが隠されている。
実際、マツダスタジアムが開場して以来、どこかの席を、何かの形でいじってたりします。レフト上段の席はいつの間にかテーブルと椅子が並んでたり。あんな遠い吹きさらしの席で、テーブルと椅子もなかろうよ、とは思いますが、今シーズンの回転率はどうだったんでしょうかね。
この辺を見る限りでも、球団関係者はそれこそ広島市が、とにかくお客さんを飽きさせぬよう、と言う工夫と試行錯誤を重ねているように思えます。特に(相方に聞いたんですが)広島の人は熱しやすく冷めやすいと言う事で、色々知恵を絞ってるんでしょうが、肝心要のカープの成績がいただけない。
どこの記事を見ても、クライマックスシリーズ「進出」。勝ち取ったような表現にはなっていますが、実際よそが落ちてきただけのクライマックスシリーズ、レギュラーシーズンマイナス3で出て行ったのはいいけれど、そして落ち目のタイガースを叩いたまでは良かったけど、ジャイアンツには案の定。
来シーズンはある程度の期待を込めて、それなりに観客動員の増加は見られるかも知れんけど、途中から失速、てな事になると「やっぱりな」と手のひらを返される可能性もある。勝つ可能性もあるんだろうけど、今の所を見ると補強らしい補強もしてない。これでいいのかな。
「ファンサービスを」とカープ球団は躍起になってるみたいだけど、結局ファンが見に行くのは「カープが勝つところ」なのであって、負け続きではおは足にならない。特に親会社のないかーぷにとっては、公式戦そのものが商品なのであって、その商品がどうしょうもなければお客さんは来ない。
事ある毎に「関東が、関東が」とよく言われる。確かに神宮球場や横浜スタジアムのレフトスタンドはよく入ってる。ただそれは相手球団の観客動員数に反映されるし、売上も相手球団のものになる。球界のためにはなるだろうけど、表現はまずいかもしれませんが、カープのためにはならない。
マツダスタジアムでの企画も考えておられるようですが、とにかく「試合で勝たないと」お客さんは来てもらえないし。「○○面白かったね」「けど試合、負けたよね」では話にならんし、いつまでも、マツダスタジアムでの観戦を「遠征」と言われるし、マツダスタジアムを「聖地」と言う人も減らない。
※ちなみにこの表現、私は大嫌いです、マツダスタジアムは広島東洋カープの本拠地なんだし。
とにかくレギュラーシーズン、よそでお客さんが増えてもしゃーないし、ファンクラブがどうこう言われても、結局そのファンクラブ自体に人数制限を設けておるようでは(この理由で入会しないのもあります)先行き行き詰まるだけだし、ここ数年で増えたであろうファンを、まずは定着させる事が先決。
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カープもそうだと思います。いろいろ観戦メニューだの、ファンクラブ特典だの考えても、チームが勝たなければ誰もお金は落としてくれない。株式会社広島東洋カープは、株式会社であると同時に、野球チーム運営会社だと思う。だから野球で強くならないと何やっても「迷走」の域を出ない。
企画云々もいいけど、まずチームを強くしないとダメ。カープは広告代理店でもないし、イベント企画会社でもない。だからと言って「チームを維持さえしてればお客さんは来てくれる」わけでもない。オーナーが松田元に代わってから、これらの項目だけが独り歩きしてる。もっとも、松田元もアレなんですが。
今年からファンになりました、20年来のファンです、初優勝からのファンです、球団が出来た頃からのファンです。形はいろいろあろうけども、皆カープファンであることに変わりはない。それぞれのファンの、カープへの思い入れはいろいろあるし、どれもこれもお互い否定し合うものではない。
ただみんなが思っていることは「試合に勝つカープが見たい」んだ。弱いから応援する、みたいな理由でカープファンになった人も少なからずおるけども、そんな哀れみに頼ってても、チームが勝たない限りそう言う人は、カープの良さを見いだせないまま他のチームに「移籍」してしまうだろう。
まず試合に勝とうよ。シーズンを勝って終わろうよ。プラスで終わろうよ。優勝しようよ。
ここ数年、どっかで聞いたことあるようなキャッチフレーズばっかりになってるけど、シーズンを勝って終わらない限り、ただの言葉遊びにしかならない。いっその事「勝つ!」だけでもいいんですよ。
そして、勝たないとお客さんは来てくれません。現場にいるユニフォーム組全員が野球チーム・広島東洋カープの選手、監督、コーチその他であり、全員が株式会社広島東洋カープの営業社員なんだ。自分で自分を高め、最高のパフォーマンスを発揮させる事が、チームの成績につながるんだから。
そして「カープはマツダスタジアムで見たい」と、誰しもが思わせるようなチームにならないと。「広島は 遠きにありて 思ふもの」ではないんですからね。
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