事ある毎にネタにしてきた、読売新聞大阪版夕刊のスポーツコーナー。以前のように「スポーツアリーナ」と言う小見出しはつかなくなりましたが、今でもしっかり、記事は続いています。
そしてこの日は紙面半分のスポーツコーナーの大きな記事2つがいずれも「広島」の記事と相成っています。広島ネタをなかなか拾えない関西在住の人間にとってはありがたいことです。
ちなみに「左にカープ」とは、紙面向かって左側にカープネタが来てた、と言う事です。

プロ野球回顧2013 広島
つながる打線 「一発」も
広島にとって、歴史に残る一戦が待っていた。勝てば、球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出が決まる中日との直接対決。敵地・ナゴヤドームには多くの報道陣が押しかけていた。練習前、丸らがインタビューを求められるなど、いつもと違う雰囲気が漂っていた。ただ、その光景を見ていた「何かあったんですか」と報道陣に逆取材するなど、選手たちは落ち着いていた。
1点を争う厳しい試合展開にも、広島は先発バリントンが要所を締める投球を見せ、バックも堅い守りで支えた。両チーム無得点で迎えた八回。二死一塁からエルドレッドが左中間に特大の決勝2ランを放ち、念願のCS進出を実現させた。
この試合には、今季の快進撃を支えた要素が詰まっていた。昨季は周馬までCS進出争いをしながら、野村監督が「固まった」と振り返ったように、重圧に押しつぶされて打線が沈黙した。今季はキラが打線の軸に座り、「キラに回せば何とかなる」と言う意識が芽生え、つながりも生まれた。そして、試合を動かす「一発」の威力も実感した。
野村監督の采配も見逃せない。決勝弾を放ったエルドレッドは4月の骨折の影響もあって調子を崩し、二軍暮らしを続けていた。だが、8月下旬に投手のソコロビッチが右肩痛を訴えた時、周囲がルイスの昇格を進言する中、指揮官は「本塁打を打てる打者がキラしかいなかった。3三振してもいいから、4打席目でガツンと打てる選手が欲しかった」とエルドレッドの昇格を決断した。
リーグワーストの106失策を記録した守備陣も、この試合は無失策。試合後、野村監督は「新たな歴史を築き上げることが出来た」と言った。積み上げてきた自信が、確信に変わった試合だった。
とまぁいろいろと綺麗事が並んでますが、しっかりと「リーグワーストの106失策」と、今シーズンの弱点もしっかり書いてあるところに「あぁ、読売新聞だなぁ」と思ってしまいます。
さらに無駄に深読みしてしまえば、キラ・カアイフエ、ブラッド・エルドレッド、来シーズン残留するであろう(ブラッド・エルドレッドは来季契約大筋合意)両外国人選手を止めさえすれば、カープの息の根は止めれる、という事でもあるのかな、などと。
カープからしたらこの2人以外にも、ホームランを打てるバッターを早急に作り上げなければいけない、と言う事でもあります。栗原健太がえらく息巻いてるけども、それはそれでいいことでもあるし、それが松山竜平でもいいし、岩本貴裕でもいい。だからと言ってみんながみんな「3三振してもいいから、4打席目でガツンと打てる選手」になってもらっても困るんですけどね。
前にもどこぞで書きましたが、4番ってそんなんでいいんですよ。あれも打ちたいこれも打ちたい、これだけ成績も挙げたい、色々「欲」はあると思う。もちろん個人成績が上がれば年俸も上がるから、個人にとってはいいことであるけど、それがチームの勝ちにつながらなければ何の意味もない。
そこまでの打席でいずれもランナーなし、3三振。それでもいいんですよ。記事中にもあるように、0-0で8回裏ランアーがおるところでドカーンと景気よく売ってくれればそれでいいんですよ。
もちろん、そう言う場面で打てるようになるには、練習も必要ではあるけど「一球入魂」は必要ですよ。「一球入魂」は別にピッチャーだけのもんじゃない、バッターにも言えるこっちゃないですかね。
せっかくのチャンス、初球に得意なボールが来てもあっさりと見逃してしまう。よくある話ですよ。こんな場面を幾度となく見せられて、どれだけ落胆したか。それこそ「なぜ打てない」の世界。
これを払拭してくれたのがブラッド・エルドレッドじゃないかな、とすら思います。
たまに、外角の至極とんでもないボールを思い切りスイングして空振り三振して帰ってくる事もあった。ただそのスイングはそれこそ「タラレバ」。相手バッテリーはそのスイングを見せつけられて、一球たりともミスは許されない、と考えるはず。その緊張感が4打席目に出る、事もある。
失投は許されない、と言う緊張感の中とは言えやはり人間のする事。投げたあとに「やってもた!」と言う表情を見せるピッチャーがごくたまにいてますけど、その一球を仕留めるために「わがままな4番打者」は必要なんですよ。4番打者ははそれでいいと思うんですよ。
ただこれは、野村謙二郎監督の言う「新たな歴史」でも何でもない。たまたま3位になっただけ。よそが落ちただけ。ベイスターズに大勝ちしても、ジャイアンツに大敗食らってては意味がない。
長らく「4番候補」と言われてる皆さん、このオフ、イベントに出まくるのもいいけど、一度思い切り自分を本気で追い込んでみませんか。いつまでも外国人選手に頼ってる場合じゃないですよ。
もう2014年シーズンは、試合がないだけで、もう始まっています。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
そしてこの日は紙面半分のスポーツコーナーの大きな記事2つがいずれも「広島」の記事と相成っています。広島ネタをなかなか拾えない関西在住の人間にとってはありがたいことです。
ちなみに「左にカープ」とは、紙面向かって左側にカープネタが来てた、と言う事です。

つながる打線 「一発」も
広島にとって、歴史に残る一戦が待っていた。勝てば、球団初のクライマックスシリーズ(CS)進出が決まる中日との直接対決。敵地・ナゴヤドームには多くの報道陣が押しかけていた。練習前、丸らがインタビューを求められるなど、いつもと違う雰囲気が漂っていた。ただ、その光景を見ていた「何かあったんですか」と報道陣に逆取材するなど、選手たちは落ち着いていた。
1点を争う厳しい試合展開にも、広島は先発バリントンが要所を締める投球を見せ、バックも堅い守りで支えた。両チーム無得点で迎えた八回。二死一塁からエルドレッドが左中間に特大の決勝2ランを放ち、念願のCS進出を実現させた。
この試合には、今季の快進撃を支えた要素が詰まっていた。昨季は周馬までCS進出争いをしながら、野村監督が「固まった」と振り返ったように、重圧に押しつぶされて打線が沈黙した。今季はキラが打線の軸に座り、「キラに回せば何とかなる」と言う意識が芽生え、つながりも生まれた。そして、試合を動かす「一発」の威力も実感した。
野村監督の采配も見逃せない。決勝弾を放ったエルドレッドは4月の骨折の影響もあって調子を崩し、二軍暮らしを続けていた。だが、8月下旬に投手のソコロビッチが右肩痛を訴えた時、周囲がルイスの昇格を進言する中、指揮官は「本塁打を打てる打者がキラしかいなかった。3三振してもいいから、4打席目でガツンと打てる選手が欲しかった」とエルドレッドの昇格を決断した。
リーグワーストの106失策を記録した守備陣も、この試合は無失策。試合後、野村監督は「新たな歴史を築き上げることが出来た」と言った。積み上げてきた自信が、確信に変わった試合だった。
とまぁいろいろと綺麗事が並んでますが、しっかりと「リーグワーストの106失策」と、今シーズンの弱点もしっかり書いてあるところに「あぁ、読売新聞だなぁ」と思ってしまいます。
さらに無駄に深読みしてしまえば、キラ・カアイフエ、ブラッド・エルドレッド、来シーズン残留するであろう(ブラッド・エルドレッドは来季契約大筋合意)両外国人選手を止めさえすれば、カープの息の根は止めれる、という事でもあるのかな、などと。
カープからしたらこの2人以外にも、ホームランを打てるバッターを早急に作り上げなければいけない、と言う事でもあります。栗原健太がえらく息巻いてるけども、それはそれでいいことでもあるし、それが松山竜平でもいいし、岩本貴裕でもいい。だからと言ってみんながみんな「3三振してもいいから、4打席目でガツンと打てる選手」になってもらっても困るんですけどね。
前にもどこぞで書きましたが、4番ってそんなんでいいんですよ。あれも打ちたいこれも打ちたい、これだけ成績も挙げたい、色々「欲」はあると思う。もちろん個人成績が上がれば年俸も上がるから、個人にとってはいいことであるけど、それがチームの勝ちにつながらなければ何の意味もない。
そこまでの打席でいずれもランナーなし、3三振。それでもいいんですよ。記事中にもあるように、0-0で8回裏ランアーがおるところでドカーンと景気よく売ってくれればそれでいいんですよ。
もちろん、そう言う場面で打てるようになるには、練習も必要ではあるけど「一球入魂」は必要ですよ。「一球入魂」は別にピッチャーだけのもんじゃない、バッターにも言えるこっちゃないですかね。
せっかくのチャンス、初球に得意なボールが来てもあっさりと見逃してしまう。よくある話ですよ。こんな場面を幾度となく見せられて、どれだけ落胆したか。それこそ「なぜ打てない」の世界。
これを払拭してくれたのがブラッド・エルドレッドじゃないかな、とすら思います。
たまに、外角の至極とんでもないボールを思い切りスイングして空振り三振して帰ってくる事もあった。ただそのスイングはそれこそ「タラレバ」。相手バッテリーはそのスイングを見せつけられて、一球たりともミスは許されない、と考えるはず。その緊張感が4打席目に出る、事もある。
失投は許されない、と言う緊張感の中とは言えやはり人間のする事。投げたあとに「やってもた!」と言う表情を見せるピッチャーがごくたまにいてますけど、その一球を仕留めるために「わがままな4番打者」は必要なんですよ。4番打者ははそれでいいと思うんですよ。
ただこれは、野村謙二郎監督の言う「新たな歴史」でも何でもない。たまたま3位になっただけ。よそが落ちただけ。ベイスターズに大勝ちしても、ジャイアンツに大敗食らってては意味がない。
長らく「4番候補」と言われてる皆さん、このオフ、イベントに出まくるのもいいけど、一度思い切り自分を本気で追い込んでみませんか。いつまでも外国人選手に頼ってる場合じゃないですよ。
もう2014年シーズンは、試合がないだけで、もう始まっています。
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2013.12.12 / Top↑
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