尤も、これまでも、鷹の本拠地のはずなのに「雁」の巣だったんですけどね。

ファーム新本拠 筑後市最有力 年内にも決定
12月1日付西日本新聞

「筑後市」と具体的な都市名が挙がったところで、筑後市の公式サイトはどういう反応か。



福岡ソフトバンクホークス・ファーム本拠地を筑後市に!

私たちは、福岡ソフトバンクホークスとともに、日本一のファーム本拠地をつくることを強く願っています。

筑後市は、九州新幹線筑後船小屋駅をはじめ、JR鹿児島本線、九州自動車道八女インターチェンジなど、交通利便性に恵まれ、選手の皆さんの移動に伴う負担を軽減するとともに、九州全体からの集客が見込まれます。

候補地は、県内最大規模の面積を有する筑後広域公園に隣接しており、体育館や野球場、テニスコート、多目的グラウンドなど、年間約50万人が利用するスポーツゾーンと一体となった活用が期待できる素晴らしい立地条件を備えています。また、体育館の北側には、充実した設備を誇るプールを建設中で、完成すれば、若手選手のトレーニングやリハビリなどにも効果的に活用できます。

また、候補地の周辺には、全国有数の炭酸含有量を誇る船小屋温泉や、川の駅船小屋恋ぼたるなどがあり、試合やトレーニングの後に入浴することによって、疲労回復効果を高めることができます。

さらに筑後市は、市内9つの小学校に少年野球チームがあるほか、中学生の硬式野球チームが4チームあるなど、非常に野球が盛んなまちです。福岡ソフトバンクホークスの誘致が決まれば、野球に打ち込む子どもたちに、夢と希望を与えることができます。

福岡ソフトバンクホークス・ファーム本拠地の誘致が実現すれば、全国有数のスポーツゾーンとなり、全国に誇るホークスタウンが誕生します。



私が初めて九州。筑後市にある「船小屋駅(現在の筑後船小屋駅)」に降り立ったのは2004年1月3日。駅の計画はあったものの、まだ九州新幹線の工事すら始まっておらず、ぶっちゃけ「こんな所に新幹線の駅を作ってどないすんねん」と思った記憶があります。下2枚は当時の駅です。

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尤も、現在の筑後船小屋駅は、この当時の船小屋駅から500mほど南に建設されているので、船小屋駅とは全く別の駅、と考えた方が良いのかも知れません。もしかしたら「廃駅跡」があるのかな。


で、ですよ。

基本的に「二軍専用機」の私としては由々しき問題です。また遠くなるって勘弁してよ(笑)。そもそも「(福岡県)小郡市野球場」すらまだ行ったことがないのに、それより向こうに本拠地が移転してしまうってのは困ったもんです。大分在住の戦友は大喜び、かも知れませんが。

問題はこれをどう乗り切るか。

「九州新幹線乗りんさいや」と言われてしまえばそれまでですが、2013年12月2日現在、山陽新幹線06:00発の「みずほ601号」は筑後船小屋駅は通過。ゆえに博多駅で後続の「つばめ335号」に乗り換えて筑後船小屋駅到着は09:04。予定地画像では、駅前に球場その他施設が出来そうですから、開門時間(通常09:00)には間に合わぬものの、開門直後に駅到着と相成るわけですが。

しかし費用が半端ない。乗車券9690円に特急券等が5930円。しめて15620円。往復30000円オーバー。いわゆる新球場が入場無料なのか有料なのかまでは分かりませんが、プロ野球とは言え、ファームの試合にさすがに交通費だけで30000円は無理(笑)。

で、そうなると空路、つまりは関西国際空港から「ピーチアビエーション」と相成るわけですが、現時点での福岡空港到着朝一番の便は08:25。博多駅への移動その他を考えると、先の「つばめ335号」にすら間に合わない可能性もあります。と言うか、いろいろと間に合わないと考えるべき。

で、安さで考えるとやっぱり「夜行バス」となるんですが、残念ながら「高速路線バス」は現時点では大阪から筑後地方に向かうバスは皆無。いわゆる「ツアーバス」となると、熊本行の一部の便が、西鉄久留米駅前に停車しますが、ぶっちゃけ西鉄久留米駅前に寄ってくれても意味がない。

筑後船小屋駅から一番近い西鉄の駅ってどこ?となると、一番便利が良さげなのは柳川駅みたいですが、それでもバスは1時間に1本。そんなバスに合わせて予定なんか立てれんって(笑)。

一番いいのは、大阪から博多駅交通センターまでバスに乗って、そこから在来線ですな。在来線だとタイミングが良ければ快速電車で筑後船小屋駅まで約50分。乗車券のみ1080円。

普通はそうなりますよね(笑)。


そして、選手の移動が半端なくなりますね。

どのチームでも多少なりとも、移動時間は延びるわけでして。宿舎も福岡市内、って訳にはいかんようになる。少なくとも久留米市内か柳川市内。筑後市内・羽犬塚駅周辺にもいくつかホテルがありますが、そう言ったホテルでの「プロ野球選手受け入れ態勢」も整えなければいけない。

もうこれはホークス二軍移転と同等の「事業」にもなる可能性。無論それを見込んでの「歓迎」なのかも知れません。まぁその辺はホークスが手を打ってくれると思いますけどね。受け入れ側なんだし。


ホークスが大阪から飛び去って25年。若鷹はさらに遠くなりにけり。

ソォレ!


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2013.12.03 / Top↑
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