どうしても、外国人選手は6人いてないと気がすまないようです。



エルド来季もカープ!現場から強い要望 デイリースポーツ

広島がブラッド・エルドレッド内野手(33)との来季契約が大筋で合意に達したことが25日、分かった。

エルドレッドは4月末に死球を受け、右手を骨折し長期離脱。6月に復帰したが、実戦不足から不振で再び2軍落ち。だが再昇格した9月以降は23試合で主に4番を務め、打率・329、7本塁打、16打点と大暴れした。

9月25日の中日戦(ナゴヤドーム)ではチーム初のCS進出を決める13号決勝2ラン。10月13日の阪神とのCSファーストS第2戦(甲子園)でも決勝打を放ち、ファイナルS進出の立役者となった。

球団は当初、今季限りで契約を打ち切る方針だったが、終盤戦の大爆発により再考。野村監督をはじめ「現場からの要望も強かった」と球団首脳。残留交渉を続け、この日までに条件面で折り合いが付いた。

一方、去就が流動的だったルイスは退団が決まった。広島の来季の助っ人はバリントン、ミコライオ、キラの残留方針はすでに決定。新外国人左腕・フィリップス(マーリンズをFA)と合わせ、広島の来季外国人陣容は5人が固まった。今後、球団は右打ちの野手に関しても調査しており、6人目の外国人選手獲得を目指す。



ブラッド・エルドレッド、キラ・カアイフエ、ブライアン・バリントン、この3人の残留はもういいでしょう。特にブライアン・バリントンなんかは2年契約ですからね。

しかし相変わらず「安もの外国人漁り」はお得意なようで。どうしてその情熱を国内の選手、今カープにいる選手に向けられんかね、とは思いますが。

今シーズンのカープは最終的に、支配下登録選手は総勢69人。そしてその中からニック・スタビノアがシーズン途中で自由契約公示、フレッド・ルイスとミゲル・ソコロビッチ退団、そして支配下登録選手の戦力外通告が5人(伊東昴大は引退)、前田智徳が引退で、計8つの枠が空く事になりました。

そこへ今回のドラフト会議で5人指名。2巡目指名の九里亜蓮との入団交渉は12月に入ってからだそうですが、おそらく彼も入団するでしょう。これでマイナス8からマイナス3、支配下登録70人枠を考えるとマイナス4になる、と考えていいんでしょう。

そこにさらに調査中?の新外国人選手を入れるとマイナス3。育成選手がごっそり切られたカープ。相変わらず支配下登録への道は狭き門、と言えますが、育成契約選手が減ったので、今シーズンほどのそれでは無くなるかも知れません。よく言えば「支配下を目指せる選手に絞った」か。

ただカープの場合、支配下登録してもなかなか一軍の試合に起用しない、と言うのが現状。昨シーズン途中に育成契約選手から支配下登録なった中村憲も、今だに一軍での打席はなし。

カープ球団としては「段階を踏んでいるつもり」なんだろうけども、そして中村憲がプロ入りしばらく経ってからの打者転向だった、と言うのもあるんだろうけど、チームの戦力として使える、と見て支配下登録したんであれば、なぜ即一軍登録、くらいのことをやらないのか。

そこに無駄に時間をかけてしまってるから、次から次へと外国人選手を補填しにかかる。けっして補って強くする「補強」ではなく、あくまで補うだけの「補填」。落ちた所がもとに戻ってるだけ。

「現場から強い要望」とは言うけども、その現場でもウエスタンリーグ終盤から秋季キャンプにかけて、カープアカデミーからの9年振りの野手の練習生、ライネル・ロサリオが来てた。せっかく「いい」と言う事で来日させてるんだから、いっその事日本で鍛え上げてみてはどうか。

「調査・調査」もいいけれど、同じ外国人選手登録にするのであれば、今手が届く所にいる選手でどうにかするのも手段ではないか。そう言う「選手活用法」がカープはもっと上手だったはずなのに。

正直、外国人選手が6人ってやっぱり異常ですよ。

優勝したジャイアンツには、ホセ・ロペスとジョン・ボウカーと、野手登録の外国人選手が2人いる。しかし実際、この2人が常に揃って出場してた、と言う印象があまりない。

特にジョン・ボウカーなんか。それでもあれだけの圧倒的な成績を残してセントラルリーグ優勝をしたのは、、その他の選手がしっかり力をつけていると言う事、じゃないでしょうかね。そんな外国人選手と、中井大介や矢野謙次、橋本到らの中堅若手を駆使しながらシーズンを乗り切った。

かたやカープ。毎年のようにシーズン途中での外国人補填。まるっきり外国人枠は使わないと損、みたいな。しかも当たり外れ、好不調の波が激しいともなると、中長期的なチーム作りが出来ない。

そんな中で、若い選手をしっかり作り上げているか、と言えば決してそうでもない。

理想は「全員国産選手」だと思うんですよ。よくカープは「現有戦力の底上げが急務」とも言われるけど、実際出来てないのが現状、故に外国人選手に頼りたくなるのも分かるけど、、いつの間にか外国人選手が「主」になってしまって、その他が疎かになってしまってる。

実際、リーグで一軍の試合に出場した選手が一番少ないのはカープだし、今シーズンの戦力外通告選手の中にも「一軍で全く起用されないままの選手」が2人もいる。戦力かどうかも見極めてないのに戦力外通告って、これは異常を通り越して狂気の沙汰、頭がおかしいとしか思えない。

それもこれも、事ある毎に一軍と二軍を分けたがる現首脳陣が一番問題ですよ。これが「レベルアップ」を妨げてる最大の要因じゃないですかね。二軍が二軍だけで練習するんはシーズン中だけでいい。本気で全体のレベルアップを図るのであれば、全員「せーの」で練習をさせることだ。

来春のキャンプは今年同様、全員が集まって日南で行う。天福球場と東光寺球場の差はあれど、全員が同じ場所に集まる。沖縄以上に選手の動きを活発に出来るはず。もっと言えば天福球場は野手、東光寺球場は投手、位に分けてもいい。一軍二軍の区別は必要ない。徹底的に鍛えるべき。

外国人選手、いらないとは言わない。けど、それを凌駕するだけの選手を作らないといけない。でないといつまで経っても現状からは脱却出来んだろうし、「うちは選手育成が主体」とはおこがましくて言えやせん。今の一軍選手を見ても、本気で叩き上げ、って丸佳浩くらいしかいてないんだし。

主力外国人選手(多分)残留で喜んでいる場合ではない。彼らはいずれ母国に帰るんだ。それこそ「いつ帰ってもらってもいいよ」くらいのチームをいい加減作らないとえらい目にあうよ。


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2013.11.30 / Top↑
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