おそらくこれは、人ぞれぞれ考え方はバラバラのような気がします。
【広島】FA大竹ファン感謝祭に飛び入り 日刊スポーツ
広島からFA宣言し、巨人入団が決定的となっている大竹寛投手(30)が23日、マツダスタジアムで行われたファン感謝デーに飛び入り参加した。
前日22日までは不参加の予定だっただけに、「サプライズ登場」した形。「もともと荷物とかもあったので球団(施設)には来ようと思っていたんですが、みんなと話している中でベンチをのぞこうかな、顔を出そうかなと思って。楽しかったです」と説明し、イベント途中で球場を後にした。
実際、グラウンドに大竹寛が姿を見せたのはいつ頃か分かりませんでしたし、どの辺にいたのかは最初は把握出来ませんでした。ただ、最後のクイズの途中、一塁側スタンドにサインボールを一つ放り込んで、ベンチ裏に下がっていったのだけは、一塁側スカイシートから見てました。
色々と勘ぐられるようなアレだとは思いますが、実際大竹寛だけでなく、シーズンオフなんだから遅かれ早かれ、誰しもがロッカーの整理には来んといかんわけであって。それがたまたま、出ないと言ったファ感謝デーの日だった、と言う考え方は間違ってるでしょうかね。
それはさて置き
金曜日にNPB12球団合同トライアウト、土曜日にはカープファン感謝デー。よその球団のファン感謝デーがいつごろ行われてるかまでは把握出来てませんが、少なくとも23日にはカープの他に、スワローズとホークス、そしてタイガース、ベイスターズ、ライオンズがやってたようです。
もちろん「ファンへの感謝の集い」ですから、全選手が参加する形、にはなっていますが、その中にフリーエージェント宣言をした選手、または戦力外通告を受けた選手は参加していいのかどうか。
プロ野球12球団が、選手に対して年俸を支払う期間は、例年2月1日から11月30日までの10ヶ月間となっています。話はちょっとだけ逸れますが、ドラゴンズが11月中に契約更改を終えようとしているのは、これに基づいているんだと思います。
だとすればまだ11月中は、戦力外通告を受けた選手であれ、フリーエージェントの手続きをして、他球団との交渉に入ってる選手であれ、(元の)所属球団のファン感謝デーには「参加して当たり前」と思うんですがどうでしょう。個人事業主でありながら、チームに所属と言う複雑な関係ですが。
FA涌井 ファン感でサプライズ登板 スポニチ
その、埼玉西武ライオンズでは、フリーエージェント宣言をして「千葉ロッテオリオンズ移籍確実」とも言われてる涌井秀章が、ごく当たり前に「ストラックアウト対決」に出場してたとか。
ソフトバンクを戦力外 金沢、今後「分からない」 スポニチ
ホークスでは、戦力外通告を受けた金澤健人が「ファンの集い(ホークスではこう言うらしい)」で胴上げまでされた。おそらく突然戦力外通告を言い渡した、ホークス球団の配慮かも知れませんが。
二例とも、すごく特殊な例かも知れません。しかしライオンズは以前、シーズン途中でタイガースにトレードされることになった水田圭介を、胴上げして送り出した実績があります。渡辺久信監督の配慮でもあり、ものすごく異例なことかも知れませんが、それが出来るのがライオンズの強さかな、と。
戦力外通告で退団することになった選手も、引退することになった選手も、ユニフォームを脱ぐ事には変わりないし、チームを離れる事には変わりない。フリーエージェント宣言をした選手でも、11月末まではそのチームの選手なんだし、それこそ入団してからずっと応援し続けた人もいるだろう。
大抵は「フリーエージェント宣言して、ほぼ確実に出ていくだろうからもう応援せん。」みたいな人が多いけど、選手自らが、それまで応援してもらったことに対して、感謝の意を伝えるべく、ファン感謝デーに参加する事に何をためらうことがあるんだろうか。
特にフリーエージェントは「選手が努力した結果」なんだから、胸を張って宣言していいんだし、ましては大竹寛や涌井秀章なんぞは、色々と行き先が報道で先行し、「もうほぼ決定」みたいな報道とかもあったけど、23日のn時点では「まだ正式に決まってない」状態だったんですよね。
よく、移籍決定後の記者会見等で報道陣から「ファンの方に一言ありますか?」と問われる場合がある。けど、その一言で、それまで在籍したチームへの「けじめ」になるのかどうか。そしてもっと思うのは、心の中では決めてても、正式に決まってないのなら出てもいいんじゃないか、とも。
戦力外通告の選手なんかもっとそう。チームに在籍してた期間がどうであれ、そのチームにいたのは間違いないんだから、ましてやそのチームがどんな形であれ、在籍「させてたんだ」から、しかもトレードでも何でも「入団記者会見」はやってるんだから、退団の時にも区切りがあってもいい。
どんな形であろうが、チームを支えてくれた選手に変わりはない。そんな選手に対して、最後にファンと接する機会があってもいいんじゃないか。しつこいようではあるけど、11月末まではそのチームの選手なんだ。戦力外通告、つまり戦力じゃないのは「来シーズンの話」だ。
先代オーナー松田耕平翁は「広島の選手はみんな息子みたいなもんだ」と言う言葉を残したけど、今のオーナーにその精神は受け継がれているかな。「仕事だから、ビジネスだから」と言われればそれまでだけど、チームってのはやはり「人とのつながり」でまず成り立ってるもんなんだし。

最後のユニフォーム姿がトライアウトって寂しいよ。皆縁あって広島東洋カープに集まったんだし。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
【広島】FA大竹ファン感謝祭に飛び入り 日刊スポーツ
広島からFA宣言し、巨人入団が決定的となっている大竹寛投手(30)が23日、マツダスタジアムで行われたファン感謝デーに飛び入り参加した。
前日22日までは不参加の予定だっただけに、「サプライズ登場」した形。「もともと荷物とかもあったので球団(施設)には来ようと思っていたんですが、みんなと話している中でベンチをのぞこうかな、顔を出そうかなと思って。楽しかったです」と説明し、イベント途中で球場を後にした。
実際、グラウンドに大竹寛が姿を見せたのはいつ頃か分かりませんでしたし、どの辺にいたのかは最初は把握出来ませんでした。ただ、最後のクイズの途中、一塁側スタンドにサインボールを一つ放り込んで、ベンチ裏に下がっていったのだけは、一塁側スカイシートから見てました。
色々と勘ぐられるようなアレだとは思いますが、実際大竹寛だけでなく、シーズンオフなんだから遅かれ早かれ、誰しもがロッカーの整理には来んといかんわけであって。それがたまたま、出ないと言ったファ感謝デーの日だった、と言う考え方は間違ってるでしょうかね。
それはさて置き
金曜日にNPB12球団合同トライアウト、土曜日にはカープファン感謝デー。よその球団のファン感謝デーがいつごろ行われてるかまでは把握出来てませんが、少なくとも23日にはカープの他に、スワローズとホークス、そしてタイガース、ベイスターズ、ライオンズがやってたようです。
もちろん「ファンへの感謝の集い」ですから、全選手が参加する形、にはなっていますが、その中にフリーエージェント宣言をした選手、または戦力外通告を受けた選手は参加していいのかどうか。
プロ野球12球団が、選手に対して年俸を支払う期間は、例年2月1日から11月30日までの10ヶ月間となっています。話はちょっとだけ逸れますが、ドラゴンズが11月中に契約更改を終えようとしているのは、これに基づいているんだと思います。
だとすればまだ11月中は、戦力外通告を受けた選手であれ、フリーエージェントの手続きをして、他球団との交渉に入ってる選手であれ、(元の)所属球団のファン感謝デーには「参加して当たり前」と思うんですがどうでしょう。個人事業主でありながら、チームに所属と言う複雑な関係ですが。
FA涌井 ファン感でサプライズ登板 スポニチ
その、埼玉西武ライオンズでは、フリーエージェント宣言をして「千葉ロッテオリオンズ移籍確実」とも言われてる涌井秀章が、ごく当たり前に「ストラックアウト対決」に出場してたとか。
ソフトバンクを戦力外 金沢、今後「分からない」 スポニチ
ホークスでは、戦力外通告を受けた金澤健人が「ファンの集い(ホークスではこう言うらしい)」で胴上げまでされた。おそらく突然戦力外通告を言い渡した、ホークス球団の配慮かも知れませんが。
二例とも、すごく特殊な例かも知れません。しかしライオンズは以前、シーズン途中でタイガースにトレードされることになった水田圭介を、胴上げして送り出した実績があります。渡辺久信監督の配慮でもあり、ものすごく異例なことかも知れませんが、それが出来るのがライオンズの強さかな、と。
戦力外通告で退団することになった選手も、引退することになった選手も、ユニフォームを脱ぐ事には変わりないし、チームを離れる事には変わりない。フリーエージェント宣言をした選手でも、11月末まではそのチームの選手なんだし、それこそ入団してからずっと応援し続けた人もいるだろう。
大抵は「フリーエージェント宣言して、ほぼ確実に出ていくだろうからもう応援せん。」みたいな人が多いけど、選手自らが、それまで応援してもらったことに対して、感謝の意を伝えるべく、ファン感謝デーに参加する事に何をためらうことがあるんだろうか。
特にフリーエージェントは「選手が努力した結果」なんだから、胸を張って宣言していいんだし、ましては大竹寛や涌井秀章なんぞは、色々と行き先が報道で先行し、「もうほぼ決定」みたいな報道とかもあったけど、23日のn時点では「まだ正式に決まってない」状態だったんですよね。
よく、移籍決定後の記者会見等で報道陣から「ファンの方に一言ありますか?」と問われる場合がある。けど、その一言で、それまで在籍したチームへの「けじめ」になるのかどうか。そしてもっと思うのは、心の中では決めてても、正式に決まってないのなら出てもいいんじゃないか、とも。
戦力外通告の選手なんかもっとそう。チームに在籍してた期間がどうであれ、そのチームにいたのは間違いないんだから、ましてやそのチームがどんな形であれ、在籍「させてたんだ」から、しかもトレードでも何でも「入団記者会見」はやってるんだから、退団の時にも区切りがあってもいい。
どんな形であろうが、チームを支えてくれた選手に変わりはない。そんな選手に対して、最後にファンと接する機会があってもいいんじゃないか。しつこいようではあるけど、11月末まではそのチームの選手なんだ。戦力外通告、つまり戦力じゃないのは「来シーズンの話」だ。
先代オーナー松田耕平翁は「広島の選手はみんな息子みたいなもんだ」と言う言葉を残したけど、今のオーナーにその精神は受け継がれているかな。「仕事だから、ビジネスだから」と言われればそれまでだけど、チームってのはやはり「人とのつながり」でまず成り立ってるもんなんだし。


最後のユニフォーム姿がトライアウトって寂しいよ。皆縁あって広島東洋カープに集まったんだし。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。


2013.11.26 / Top↑
| Home |