もういろんな所でどころか、ファンの間のみならず、カープ球団首脳陣やらから大本営・中国新聞すらも「退団やむなし」の空気になってます。どうしたもんですかね。
大竹FA宣言、カープ退団へ 中国新聞
広島東洋カープの大竹寛投手(30)が12日、他球団への移籍を前提に、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。広島球団はFA宣言後の残留を認めているが、退団、移籍は確実な状況となった。
大竹は同日、球団と4度目の交渉をし、鈴木清明球団本部長にFA宣言する意思を伝えた。申請書類の提出を終え、「新たな世界を知りたい、挑戦したいという気持ちになった」と話した。
同選手はコミッショナー事務局から「FA宣言選手」として公示された後、15日から国内球団との交渉が解禁になる。2年連続2桁勝利を挙げた右腕には巨人、阪神、楽天など複数の球団が獲得に名乗りを上げるとみられる。広島からのFA宣言は米大リーグに移籍した2008年の高橋建投手(現野球解説者)以来、7人目。
中国新聞ウェブサイトのカープ記事が異常に少なくなり、詳細は携帯サイトで追うしか手段はありません。もっとも、この件に関してはいろんな記事が載ってるんで、なかなか読み応えありましたが。
中国新聞のみならず、どこの新聞にも鈴木清明球団本部長の「まさかひっくり返るとは思っていなかった」との言葉が載ってました。そして、13日付の「解説」を読む限り、条件面に関しては合意に達していたとか。ならば、条件面金銭面だけじゃない所で、なぜ「他球団の話を」に至ったのか。
一番考えられるのが球団の姿勢、と言うよりもオーナーの姿勢。
野村謙二郎監督就任1年目、「1年目 な ん だ か ら 、 すべてが経験。最下位になってもいいぐらいなんだ。」と曰われたあの方。この言葉はもちろん、可愛い可愛い野村謙二郎監督に向けての発言だったはずだけど、当然表沙汰になったんだから、選手やコーチも見てるはずだ。
現実にグラウンドでプレイしているのは野村謙二郎「選手」ではない。常日頃からどの選手も「勝ちたい」一心で試合に臨んでいるはずなのに、球団の一番上にいる人が、言い換えれば「監督が1年目だから負けてもしゃーない」みたいな発言をしたことについて、選手はどう考えていたか。
この件に関してはもちろん、選手へのインタビューを敢行した無謀なマスコミはさすがにおらんかったようだし、選手の反応自体もなかったように思う。けど実際の頭の中、心の奥底はどうだったろう。
今シーズン、セントラルリーグを制覇したジャイアンツの原監督。あれだけぶっちぎりで優勝したにもかかわらず、日本シリーズ敗退後には「途上のチームであるということ」と言う発言を残した。
あれだけ補強し、あれだけ選手を強化した、そしてあの成績でセントラルリーグを制し、クライマックスシリーズにも圧勝した。そして日本シリーズでは3勝4敗の言わば「僅差敗退」であっても、まだまだ手綱を緩めることをしないし、そういう姿勢も見られない。
チームを強くしようとしたら、どこかに「旗頭」みたいなのがいると思うんだけど、その旗頭役を見事に演じきっているし、チームを「締める」ことを怠ってない。そしてその姿勢は、ペナントレース開幕から、日本シリーズ最終戦まで全く変わらなかった、ように思えた。
その姿勢はもちろん、原監督やジャイアンツと言う野球チームだけじゃない、読売ジャイアンツと言う球団自体が「常勝」を義務付けられ、常日頃から選手の強化・補強に関して活発に動いている。
毎年毎年大物選手がフリーエージェントになれば「ジャイアンツが調査」と言う言葉が飛び交う。練習で選手を鍛え上げるのも確かに強化ではあるけども、それはチームがやること。それ以上に球団が補強に関して積極的に動かない事に、業を煮やしたのではないかな、とすら思えます。
そして、カープ。
3位だけど借金3、借金3だけど3位。世間がどう捉えたかは知ったこっちゃないし、私自身は「借金3なのに何故か3位になってしまった」くらいの考え方しか今だにできない。
けど、野村謙二郎監督はじめカープ球団周辺は、クライマックスシリーズ進出くらいでもう大騒ぎ。セントラルリーグ優勝でもしようもんならどないなるねん?ちゅうくらいの大騒ぎ。これでいいのかな、と思われた御仁も少なからずおられるはず。いないわけがないんですよ。
就任当初「優勝します」と大見得を切った監督が、それこそ勢いだけの3位入賞で「このマツダスタジアムに必ず帰ってきたいと思います。」なんだし。多少の「萎え」を感じたとしても不思議じゃない。
よく、高校野球とかで「名将」と呼ばれる監督の下で野球がしたい、ってんで野球留学をする生徒さんがいる。大竹寛が埼玉・浦和学院高校に入学した経緯までは知らないけど、それに近いものがあるんじゃないだろうか。浦和学院って私立の高校だし、どこからでも生徒は入学出来るし。
このあたりの「球団の目標意識」は、いくら大竹寛本人に金を積もうが「残ってくれ」と嘆願しようが関係ない。そこが見えなかったから、今の大竹寛と言う野球選手、そして投手への評価も含めて、「他球団の話を聞いてみたい」という桃あるんじゃないかな、とも思います。
けっして、金銭面で合意したから「はいそうですか」じゃない。そらぁ、目玉選手ですから、それなりの美辞麗句なり並べて攻めてくるでしょうけど、リリーフ時代にベイスターズのリリーフカーに載ってたお姉ちゃんをゲットした、顔に担わずしたたか者。色々と考えてるんじゃないでしょうかね。
何にしろ、一度しかない野球人生、悔いのない判断をしていただきたいと思います。
以下、どれでもクリックして頂ければ是幸い。これからの励みになります。
大竹FA宣言、カープ退団へ 中国新聞
広島東洋カープの大竹寛投手(30)が12日、他球団への移籍を前提に、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明した。広島球団はFA宣言後の残留を認めているが、退団、移籍は確実な状況となった。
大竹は同日、球団と4度目の交渉をし、鈴木清明球団本部長にFA宣言する意思を伝えた。申請書類の提出を終え、「新たな世界を知りたい、挑戦したいという気持ちになった」と話した。
同選手はコミッショナー事務局から「FA宣言選手」として公示された後、15日から国内球団との交渉が解禁になる。2年連続2桁勝利を挙げた右腕には巨人、阪神、楽天など複数の球団が獲得に名乗りを上げるとみられる。広島からのFA宣言は米大リーグに移籍した2008年の高橋建投手(現野球解説者)以来、7人目。
中国新聞ウェブサイトのカープ記事が異常に少なくなり、詳細は携帯サイトで追うしか手段はありません。もっとも、この件に関してはいろんな記事が載ってるんで、なかなか読み応えありましたが。
中国新聞のみならず、どこの新聞にも鈴木清明球団本部長の「まさかひっくり返るとは思っていなかった」との言葉が載ってました。そして、13日付の「解説」を読む限り、条件面に関しては合意に達していたとか。ならば、条件面金銭面だけじゃない所で、なぜ「他球団の話を」に至ったのか。
一番考えられるのが球団の姿勢、と言うよりもオーナーの姿勢。
野村謙二郎監督就任1年目、「1年目 な ん だ か ら 、 すべてが経験。最下位になってもいいぐらいなんだ。」と曰われたあの方。この言葉はもちろん、可愛い可愛い野村謙二郎監督に向けての発言だったはずだけど、当然表沙汰になったんだから、選手やコーチも見てるはずだ。
現実にグラウンドでプレイしているのは野村謙二郎「選手」ではない。常日頃からどの選手も「勝ちたい」一心で試合に臨んでいるはずなのに、球団の一番上にいる人が、言い換えれば「監督が1年目だから負けてもしゃーない」みたいな発言をしたことについて、選手はどう考えていたか。
この件に関してはもちろん、選手へのインタビューを敢行した無謀なマスコミはさすがにおらんかったようだし、選手の反応自体もなかったように思う。けど実際の頭の中、心の奥底はどうだったろう。
今シーズン、セントラルリーグを制覇したジャイアンツの原監督。あれだけぶっちぎりで優勝したにもかかわらず、日本シリーズ敗退後には「途上のチームであるということ」と言う発言を残した。
あれだけ補強し、あれだけ選手を強化した、そしてあの成績でセントラルリーグを制し、クライマックスシリーズにも圧勝した。そして日本シリーズでは3勝4敗の言わば「僅差敗退」であっても、まだまだ手綱を緩めることをしないし、そういう姿勢も見られない。
チームを強くしようとしたら、どこかに「旗頭」みたいなのがいると思うんだけど、その旗頭役を見事に演じきっているし、チームを「締める」ことを怠ってない。そしてその姿勢は、ペナントレース開幕から、日本シリーズ最終戦まで全く変わらなかった、ように思えた。
その姿勢はもちろん、原監督やジャイアンツと言う野球チームだけじゃない、読売ジャイアンツと言う球団自体が「常勝」を義務付けられ、常日頃から選手の強化・補強に関して活発に動いている。
毎年毎年大物選手がフリーエージェントになれば「ジャイアンツが調査」と言う言葉が飛び交う。練習で選手を鍛え上げるのも確かに強化ではあるけども、それはチームがやること。それ以上に球団が補強に関して積極的に動かない事に、業を煮やしたのではないかな、とすら思えます。
そして、カープ。
3位だけど借金3、借金3だけど3位。世間がどう捉えたかは知ったこっちゃないし、私自身は「借金3なのに何故か3位になってしまった」くらいの考え方しか今だにできない。
けど、野村謙二郎監督はじめカープ球団周辺は、クライマックスシリーズ進出くらいでもう大騒ぎ。セントラルリーグ優勝でもしようもんならどないなるねん?ちゅうくらいの大騒ぎ。これでいいのかな、と思われた御仁も少なからずおられるはず。いないわけがないんですよ。
就任当初「優勝します」と大見得を切った監督が、それこそ勢いだけの3位入賞で「このマツダスタジアムに必ず帰ってきたいと思います。」なんだし。多少の「萎え」を感じたとしても不思議じゃない。
よく、高校野球とかで「名将」と呼ばれる監督の下で野球がしたい、ってんで野球留学をする生徒さんがいる。大竹寛が埼玉・浦和学院高校に入学した経緯までは知らないけど、それに近いものがあるんじゃないだろうか。浦和学院って私立の高校だし、どこからでも生徒は入学出来るし。
このあたりの「球団の目標意識」は、いくら大竹寛本人に金を積もうが「残ってくれ」と嘆願しようが関係ない。そこが見えなかったから、今の大竹寛と言う野球選手、そして投手への評価も含めて、「他球団の話を聞いてみたい」という桃あるんじゃないかな、とも思います。
けっして、金銭面で合意したから「はいそうですか」じゃない。そらぁ、目玉選手ですから、それなりの美辞麗句なり並べて攻めてくるでしょうけど、リリーフ時代にベイスターズのリリーフカーに載ってたお姉ちゃんをゲットした、顔に担わずしたたか者。色々と考えてるんじゃないでしょうかね。
何にしろ、一度しかない野球人生、悔いのない判断をしていただきたいと思います。
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2013.11.15 / Top↑
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