カープネタから遠ざかって久しいです(笑)。

もっとも、あれだけ社会人野球日本選手権を見に行くことになろうとも思わなんだし、そのほとぼりが冷めたと思ったら今度はトライアウト。色々内輪で練習試合みたいなのはしてるみたいですが、どことなく緊張感のなさは隠せない。あちらが良ければこちらが立たず、状態でアレコレ言えませんよ。

その事を考えたら「負けたら終わり」のトーナメントを見てる方が、厳しいけど面白いし、打たれるな抑えられるなのトライアウトの方が緊張感半端ない。もっとも、これは人の捉え方の問題でしょうけど。

ただ今年は、ちょっとだけ「ポストシーズン」があったので、「プロ野球シーズンオフネタに移行」するタイミングを見失ってし待ったような気もします。オフになれば「どこどこのテレビに誰それが出演」とか言うてキャーキャー、てな事もありますが、野球選手が普段着姿でプライベートを語ってもあんまりそそられない(笑)。もっとも、歳を食ったらそうなってしまうんでしょうけどね。

カープは秋季練習からもう日南秋季キャンプに突入してますが、まずはこれ。



広島 秋季キャンプで若手は複数ポジション守らせる スポニチ

仰天プランだ。広島の秋季日南キャンプは3日にスタート。次代を担う若ゴイが来春の1軍キャンプ帯同を懸け、21日までのサバイバル練習でアピール合戦を繰り広げる。この中で野村謙二郎監督(47)は野手陣について、複数ポジションを守らせる考えを披露。打撃向上に取り組む中でユーティリティー選手に挑戦し、チーム全体の底上げを図る構想だ。

野村監督は3日からの秋季キャンプに備え、ナインとともに2日夕方、宮崎・日南入り。ドミニカからの練習生1人を含む、15人の若手野手について、驚きの強化プランを口にした。

「複数のポジションを守らせようと思う。シーズンでそこを守るということじゃなく、面白いか無理か、トータルで見極めたい。打撃が生きる選手も出てくると思う」

例えば、今季1軍で打率・282をマークした松山は一、三塁と外野を守り、小窪は内野の4ポジション、安部は二、三塁とショート、外野に挑む。ルーキー・鈴木誠は三塁とショート、外野守備に、上本は二、三塁とショートに取り組む。

堂林も例外じゃない。「本人はサードでレギュラーをつかみたい思いがあるだろうけど、今季はケガがあったにせよ、思う打撃ができていなかった。三塁だけとなると苦しい」と指揮官。10月のフェニックスリーグでは既に一、三塁、遊撃、右翼を守っており、今秋キャンプでも一塁、右翼を継続挑戦させる意向だ。

定位置獲りを目指す若手に説いたユーティリティー化の勧め。打撃がレベルアップし、複数ポジションを守れるとなれば、個人の出場機会が増えるだけでなく、全体の底上げにもつながる。「打ってくれたら固定してみようということもある」。実際、今季は木村や小窪が万能ぶりを発揮し、終盤の快進撃に貢献した。

「今季、セーフティースクイズが何度か成功したのは、昨秋に練習していたから。それと同じで、この秋にある程度見極めができれば、使う我々にとってもよりどころになる」

1クールで1、2回の紅白戦を予定する今秋。西武との練習試合も2試合組まれている。実戦を数多くこなし、野手に複数ポジションを守らせる中で、首脳陣は来春キャンプへ向けた選定作業も進めることになる。

「何人が春のキャンプで1軍入りするか。終盤にはある程度絞っていくと思う。いいものをどれだけ見せてくれるか。サバイバルだね」

若ゴイにとっては濃密な19日間。野村監督はそう言って目を光らせた。



もう10日近く前の話なので、新鮮味もなんもあったもんじゃないんですが。

「複数ポジション守らせる」意味が分からないんですが。

そもそも複数ポジションって自分から望んでやらない限り、絶対に身につかないですよ。それこそ木村拓哉みたいに本気で他の人の二倍三倍の練習。けっして首脳陣がやらせるもんじゃない。

で、「やらせました、けど出来ませんでした、それどころか本職のポジションも危うくなってしまいました。」ともなると目も当てられない。こうなったらいったい誰が責任を取るのか。

但し、例外もあるかも知れません、と言うかあるでしょう。堂林翔太が、この秋季キャンプ・フェニックスリーグあたりから、ファーストや外野の守備に就く事も多くなっているとか。ただ本人は「4年間守ってきたポジション」として、かるーく拒否の姿勢をとってるそうです。

拒否するのもいいけども、ファームから一軍、4年守って何か明確な結果を出した選手なら、こだわりを見せてもいだろうけど、1年目.920、2年目.931、3年目は一軍で.924(失策29)、4年目は.936(失策19)。打てばいいとも言うけども、こっちも昨年と比較出来ぬ程さっぱり。

心底拒否しyたいのであれば、シーズンオフであろうが何であろうが、とことんまで練習してみてはどうかね。オフになったら即、大野練習場が閉鎖されるわけでもないんだし、コーチのノックを受けれないのであればチームメイト、それこそ梵英心やら木村昇吾に打ってもらうのも手ですよ。

ただ漫然と、チームのスケジュール通りに日々を過ごしてるだけじゃダメだと思いますよ。


しかしむしろここまでよくサードで起用し続けましたな。

ひとつのポジションすら「完成」してないのに、あっちこっち振り回すのもどうかね。投手転向組ですから「センスはある(んだろう)」とは言うものの、それが直接守備力につながる、とは限らないことを示した顕著な例なんじゃないでしょうか。センスだけで飯は食えませんよ。


それと「打ってくれたら固定してみよう」じゃなくて、逆じゃないですかね。

守備って、ただ捕って投げるだけ、じゃないでしょう、たまには変わった飛んで来方もするし、同じ方向に飛んでくるわけでもない、打球の強さも違うしストライクゾーンに来たボールを打てばいいバッティングとは違い、捕れそうなボールであれば捕らないとヒット、失点につながる恐れもある。

打って返せばいい、とは言うけども、そうそうホームランも打てるわけでもないんだし、前にランナーが出てない限り、打点なんかそうそうつかない。守備の失敗は打撃のそれよりもダメージは大きい。ひとつ、守備位置を決めてやれば、いらぬことを考えずに打つ事も出来るようになるだろうし。

タイガースも似たような事をしようとしてるけど、思えばこの両チームからもう何年も「守備の人」が出てきてないようにも思う。ゴールデングラブ賞を何回も獲ったとか、そう言う選手。カープなら4年連続の前田智徳、5年連続の緒方孝市、くらいかな。ファーストでは栗原健太が「該当者なし」を1年挟んで3年連続、ではあったけど、そのうち1年はなぜか新井貴浩と同時受賞。

そう言えば今シーズンのセントラルリーグのゴールデングラブ賞ファースト部門、ジャイアンツのホセ・ロペスが獲得しましたが、55票の「該当者なし」が出た。どこのチームも「打力優先」のポジションになりつつあるみたいだけど、ファーストも、ただ立たせてるだけのポジションではないはず。

そもそも、打力を生かすほど誰も打ててないんだから、まずは守備だけでもひとつ、多くてもふたつくらいのポジションをしっかり努め上げてくれればそれでいいです。3つはいらんです。


バッティングが生かせる守備位置なんかないんです。


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2013.11.12 / Top↑
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