前の記事の続きみたいなものです。ネタ的には一部重複します。



1巡目指名 大瀬良 大地(22) 投手 九州共立大学
2巡目指名 九里 亜蓮(22) 投手 亜細亜大学
3巡目指名 田中 広輔(24 内野手 JR東日本
4巡目指名 西原 圭大(25) 投手 ニチダイ
5巡目指名 中村 祐太(18) 投手  関東一高



今回のドラフト会議、球団首脳陣の入場こそ見られませんでしたが、ほぼ最初から見る事が出来ました。と言うか帰ってきてテレビをつけたら、田村恵スカウトがなぜかど真ん中に立ってるところ。

「本当に抽選させるんか」などと思って見てたら、封筒を開けて小さくガッツポーズ。その後にスワローズ小川淳司監督、タイガース和田温監督に向かって、深々とお辞儀(あれは「会釈」ではありません)する所は人柄か。そして、これまで地道に大瀬良大地を追いかけてきた実直さの勝鯉かな。

その田村恵スカウト、直前に「彼は投手で、僕は捕手。ミットを持つ左手と決めていた」そうですが、こんなかっこいい事、パッと思いつかんだろうし、なかなか実行に移せない。選手では花が完全に開かなんだまま終わった印象が強いけど、「適材適所」という所でしょうか。

桐光学園・松井裕樹投手の交渉権を獲得した楽天野球団・球団社長立花陽三氏の、封筒を開いたあとの「ドヤ顔」よりもよっぽど印象に残りましたよ。まぁ球団内の立場の問題かも知れませんが。


それにしてもカープとの交渉権が発生したと言う事は、他球団でもそうだけど「プロ野球選手への道が開けた」と言う事。もちろん今回のドラフト会議前に、プロ野球志望届を提出したのはいいけれど、どこにも指名される事なく、無念の臍をかんでいる選手の方が多いのも事実。

もっと言えば、そんな彼らは、これからプロ野球に挑もうか、交渉権の発生した選手に、自分が果たせなかった「プロ野球選手と言う夢」を託している選手も少なからずいてるはず。

これは毎年思うことではありますが、色々思うところはあろうけど、まず「プロ野球選手への道」が開けたのだから、まずは交渉の席には着いていただきたい。入りたくても入れない選手もいるんだし。


ドラフト会議数日前、一部スポーツ新聞等で「サウスポーが1人欲しい」だの「キャッチャーが云々」だのと言う報道があったようだけども、結局それらしい指名選手は全くなく、ほぼ、戦力外通告を行なった分の人数とポジションを補った形の指名になった。

指名せんでも、篠田純平をはじめ、サウスポーはいるし、まだまだ起用し足りぬ所もある。この辺りは個人個人、ホッとしようる場合ではなく「端っこに追いやられんで済んだ」くらいに考えた方がいい。

さらに言えば、イマイチ突き抜けない若手サウスポー陣に対して「期待してるんだぞ」みたいな、奮起を促す意味もあったのかも。起用方一つで、またはチーム首脳陣の考え方ひとつで、まだまだ化けようがある選手ばかりなんだし、首脳陣の我慢ひとつで成績が残せそうな選手ばかりのはず。

で、キャッチャーにしても、年齢、キャリア、リード、どれを加味しても個性的なキャッチャーばっかりでもある。しかも7人もおれば充分な人数だ。キャッチャーは経験が必要等とも言うが、増やすだけ増やして、アレコレ難癖をつけて外野を守らせたりする事自体に意味合いを見いだせない。

その事を考えたらやはりルーキーイヤーから試合に出場し続けている谷繁元信はやはり凄いな、としか言いようがないけど、増やすだけ増やして試合に出さないのなら、獲得する意味が無い。

ただ引っかかるのは、何か無難なドラフトに終始たような気がせんでもない。結局投手3人野手1人の戦力外通告、ドラフト指名は投手4人野手1人。今シーズン、チームが「野村謙二郎監督での最高成績」を残したことで「これでいい」とか考えているのかも知れんけどこれがどう出るか、かな。


そして、当然今回のドラフト会議で交渉権を獲得した選手は、戦力外通告をした選手以上のもの、と判断して指名してるんだろうから、かーぷとしては強くなってもらわないと困ります。新人選手獲得が目的ではありますが、それもまた「補強」の一環なんだし。

練習するなら練習するで、みっちり鍛えて欲しいし、成果を出したいなら定期的に試合に出すのもいい。指名の目的は多々あろうとは思いますが、最終目標は「戦力として機能させること」だ。

もちろん個人的には、1巡目指名だろうが5巡目指名だろうが分け隔てなく応援します。

由宇練習場にいようが神戸サブ球場にいようが、それこそテレビに出てようが、みんな支配下登録選手のつもりで指名したんだから、5人とも「戦力」なんだから、一軍であれ二軍であれ、どんどん試合に出してやって欲しい。そらぁ来シーズン「全員一軍勢ぞろい」とはならんでしょうけど。

ドラフト4巡目は二軍スタート、と決まってるわけでもなし、5巡目指名の選手が開幕スターティングメンバーをゲットしてもいい。まだ来シーズンの開幕まで半年近くある。何があるかわからない。

指名されたことで、そして仮契約を済ますことで、プロ野球選手としての意識も芽生えてこようし、どうせやるなら高望みしてもいい。むしろ高望みすべき、ですよ。やったらやっただけ「貰える」世界なんだし。まだまだマイナスのチームなんだから、付け入る隙はいくらでもあるはず。

入団さえしてしもうたら、指名順位なんざあってないようなもんですからね。

指名された各選手の、今後のご多幸をお祈りいたします。ぜひ広島へ来てつかぁさい。


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2013.10.25 / Top↑
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